2015年 03月 21日
羽田への新しい道と河村尚子アンサンブル |
首都高速道路の新しい道、中央環状の品川線が3月7日に開通しました。羽田へ行く時間が短縮されたとの事。早速使って見ました。時間帯によっては混みそうですが、今までは、4号新宿線を永福町で乗って三宅坂まで行き、環状線を一号まで走り、レインボーブリッジをまたぎ、大井の海底トンネルをくぐり、到達していた大井ジャンクションまで、一気に到達します。結果的には、20分以上早く、家から羽田空港まで、一時間以上掛かっていたのが、40分を切ってきました。
首都高速だけだと、20分ぐらいですから、これは随分と早くなりました。これで、羽田に行くのにわざわざ霞ヶ関を回ることが、50年振りになくなったのです。山手通りの下ですから、大崎のあたりは、曲がりくねっていますが、東名を右に見てどんどん行きますから、距離も大変短く、大変な進歩ですね。全線トンネルですから、事故や自然渋滞が無いように祈るしか有りませんが。羽田に早く着きすぎて、一本前の飛行機に乗れたぐらいです。
金曜の帰りは、大手町の読売ホールで開かれた、河村尚子さんと読響のメンバーによる、アンサンブルの夕べです。読売新聞には余り縁がありませんから、大手町ホールに行くのも初めてです。車なので、どこに駐めるのかを事前に研究していったのですが、入り口がなかなか見つからず、二回程周回して、新しくできた銀行の地下に車を止めたのは、まだ開演一時間半前でした。このあたりの変わりようもすごいので、社会見学を行いました。新しいビルと旧いビルが交互になっていて、丸の内・大手町の境が無くなっているようです。
警備員が目を光らせている新聞社?を横目に、長いエスカレータを登り四階のロビーへ。今日は売店で珈琲とハムサンドをお腹に入れて、開演を待ちます。演奏会の案内では、読響のメンバーとシューベルトの鱒を演奏するとしか書いてありません。それだけでは余りにも短いと思っていたら、前半は、その読響のメンバーとヴィオラの演奏とヴァイオリンソナタが組まれていました。私としては、前半は河村さんだけの演奏にして、合奏は鱒だけの方が良いのにと思いました。
ロビーで時間を潰していたら、知り合いのレコード会社のプロデューサーとバッタリ。お互いに奇遇に驚きましたが、消去法で考えると合うのは必然の感じまします。幕間に感想を聞くと、私と全く同じ答えが返ってきました。前半は、河村さんのピアノだけをすればいいと!オリンピックレベルの選手が、国体レヴェルの試合に出て切るような物だと!同感です。
読響は、破綻のないプロの集団であることは間違い有りません。しかし、何時聴いても、その破綻の無い演奏が、足かせになっている様な気がします。音楽は、もっとスリリングなところもあっても良いと思うのです。読響の演奏を聴いていると、崖っぷちまでは決していかず、勝敗より完走することを目指している長距離ランナーみたいな演奏です。その意味では、つまらない指揮者のN響よりはマシかもしれませんが、、、。
第二部の「鱒」も、同じです。コントラバスが入っている曲に聞こえません。いつもは第二ヴァイオリンの首席のヴァイオリニストも、河村さんが欲求不満になるほど、安全運転でした。ヴィオラの人の楽器は、音が硬い感じもしましたが、デッドなホールの所為かもしれません。全体にステージ上の配置も引き気味で、あと、1メートルぐらい前に出て来ても、問題ないほど控えめな配置も気になりました。いずれにしても、長いエスカレーターで三階まで登らせる入り口も気持ち悪いし、あのガードマンの威嚇的な態度も見たくないので、このホールには、二度と足を向けないでしょう。
せっかく、河村さんを聴きに飛行機で掛け参じたのに、残念な晩になりました。
首都高速だけだと、20分ぐらいですから、これは随分と早くなりました。これで、羽田に行くのにわざわざ霞ヶ関を回ることが、50年振りになくなったのです。山手通りの下ですから、大崎のあたりは、曲がりくねっていますが、東名を右に見てどんどん行きますから、距離も大変短く、大変な進歩ですね。全線トンネルですから、事故や自然渋滞が無いように祈るしか有りませんが。羽田に早く着きすぎて、一本前の飛行機に乗れたぐらいです。
金曜の帰りは、大手町の読売ホールで開かれた、河村尚子さんと読響のメンバーによる、アンサンブルの夕べです。読売新聞には余り縁がありませんから、大手町ホールに行くのも初めてです。車なので、どこに駐めるのかを事前に研究していったのですが、入り口がなかなか見つからず、二回程周回して、新しくできた銀行の地下に車を止めたのは、まだ開演一時間半前でした。このあたりの変わりようもすごいので、社会見学を行いました。新しいビルと旧いビルが交互になっていて、丸の内・大手町の境が無くなっているようです。
警備員が目を光らせている新聞社?を横目に、長いエスカレータを登り四階のロビーへ。今日は売店で珈琲とハムサンドをお腹に入れて、開演を待ちます。演奏会の案内では、読響のメンバーとシューベルトの鱒を演奏するとしか書いてありません。それだけでは余りにも短いと思っていたら、前半は、その読響のメンバーとヴィオラの演奏とヴァイオリンソナタが組まれていました。私としては、前半は河村さんだけの演奏にして、合奏は鱒だけの方が良いのにと思いました。
ロビーで時間を潰していたら、知り合いのレコード会社のプロデューサーとバッタリ。お互いに奇遇に驚きましたが、消去法で考えると合うのは必然の感じまします。幕間に感想を聞くと、私と全く同じ答えが返ってきました。前半は、河村さんのピアノだけをすればいいと!オリンピックレベルの選手が、国体レヴェルの試合に出て切るような物だと!同感です。
読響は、破綻のないプロの集団であることは間違い有りません。しかし、何時聴いても、その破綻の無い演奏が、足かせになっている様な気がします。音楽は、もっとスリリングなところもあっても良いと思うのです。読響の演奏を聴いていると、崖っぷちまでは決していかず、勝敗より完走することを目指している長距離ランナーみたいな演奏です。その意味では、つまらない指揮者のN響よりはマシかもしれませんが、、、。
第二部の「鱒」も、同じです。コントラバスが入っている曲に聞こえません。いつもは第二ヴァイオリンの首席のヴァイオリニストも、河村さんが欲求不満になるほど、安全運転でした。ヴィオラの人の楽器は、音が硬い感じもしましたが、デッドなホールの所為かもしれません。全体にステージ上の配置も引き気味で、あと、1メートルぐらい前に出て来ても、問題ないほど控えめな配置も気になりました。いずれにしても、長いエスカレーターで三階まで登らせる入り口も気持ち悪いし、あのガードマンの威嚇的な態度も見たくないので、このホールには、二度と足を向けないでしょう。
せっかく、河村さんを聴きに飛行機で掛け参じたのに、残念な晩になりました。
by TANNOY-GRF
| 2015-03-21 14:25
| 旅の空
|
Comments(4)
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デーンちゃん
at 2015-03-22 12:01
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>長いエスカレーターで三階まで登らせる入り口も気持ち悪いし、あのガードマンの威嚇的な態度も見たくないので、このホールには、二度と足を向けないでしょう。
あはは、以前リサイタルに行った時と全く同じ感想です(笑)
尚子嬢がピアノを選んだと聞いて聴きに行ったのですが、そつのないどんなピアニストが弾いてもそこそこパフォーマンスを発揮できそうな感じでした(当たり前と言えば当たり前ですがw)
あのガードマン嫌だし、そもそも読売ってだけでアタシもダメです(爆)
あはは、以前リサイタルに行った時と全く同じ感想です(笑)
尚子嬢がピアノを選んだと聞いて聴きに行ったのですが、そつのないどんなピアニストが弾いてもそこそこパフォーマンスを発揮できそうな感じでした(当たり前と言えば当たり前ですがw)
あのガードマン嫌だし、そもそも読売ってだけでアタシもダメです(爆)
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TANNOY-GRF at 2015-03-22 16:48
あっはは!で〜んちゃんも同じ感想ですか!あの権威主義的なつくりと態勢には驚きましたね。
それとは関係無いのですが、最近若い男の人達のパンパンと空気の入った拍手に参っています。そういうひとこそ、盛大に拍手しますが、本人には、聞こえにくいのですが、隣の人の鼓膜には、バンバンと響きます。そちら側の耳を塞いでいたので、じぶんは拍手できず、少し苛つきました。
それとは関係無いのですが、最近若い男の人達のパンパンと空気の入った拍手に参っています。そういうひとこそ、盛大に拍手しますが、本人には、聞こえにくいのですが、隣の人の鼓膜には、バンバンと響きます。そちら側の耳を塞いでいたので、じぶんは拍手できず、少し苛つきました。
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Bellwood
at 2015-03-23 08:40
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「パン、パン」拍手はライブ録音に時々入っていますね。どこか気障りなものがあります。
大昔の話しで恐縮ですが、NHKホールがまだ内幸町にあったころ、テレビの公開番組の収録にでかけたことがあります(「お笑い三人組」だったかな?)。事前にADさんが、拍手の練習をするんですね。合図の種類や合わせ方とか。その中で、よい拍手vs悪い拍手というのがあって、よい拍手とは、できるだけ細かく早く手を打つことだと教わりました。音がきれいで熱がこもって聞こえるので拍手されるほうもうれしくなるのだと…。私はいまだにそういう拍手を心がけています。
大昔の話しで恐縮ですが、NHKホールがまだ内幸町にあったころ、テレビの公開番組の収録にでかけたことがあります(「お笑い三人組」だったかな?)。事前にADさんが、拍手の練習をするんですね。合図の種類や合わせ方とか。その中で、よい拍手vs悪い拍手というのがあって、よい拍手とは、できるだけ細かく早く手を打つことだと教わりました。音がきれいで熱がこもって聞こえるので拍手されるほうもうれしくなるのだと…。私はいまだにそういう拍手を心がけています。
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TANNOY-GRF at 2015-03-23 10:37
「パン、パン」拍手をする人は、自己中心的人なんでしょう。マニアに多いのが難点です。周りの人にどれだけ迷惑を掛けているのか、本人は永久に解らないでしょう。静かな感動を与えてくれた演奏に、水を差すような雷鳴では、困ります。