2008年 07月 04日
ユニコーンの不思議 |
まだ、German PhysiksのUnicornの調整は続いています。やればやるほど不思議なスピーカーです。現在出ているのUnicorn MkIIは、低音の放射が片側だけです。故に幅が広い方が必然的に正面を向きます。しかし、初期型のUnicornは両側に放射するように造られています。幅の広い方を正面に向けると、前後方向の低音が放射される形になります。その時の音は、まるで平面型のスピーカーのようです。アポジーやQUADの静電型スピーカーの様な音場が出てきます。すなわち正面を向いているときは音はスピーカーの位置で平面的に定位し、ハの字にして内側に向けると音場は手前に、逆にすると音場は向こう側に拡がります。部屋の中央に置いた場合は、こちら側と向こう側で全く逆の音場が展開しているのが解ります。
バッグロードホーンの放射ばかりでではなく、キャビネット振動も音として出ているからそのように聞こえるのでしょう。内側に向けて45度にすると、極めてGRFに近い音が出て驚かせます。壁を背負っていない分低音は軽いので違いは解りますが、コーナーに置いた場合は極めて似た様な音になるのではないでしょうか。
いろいろ試した結果、現在では15度ほど内側に向けた位置で聞き始めました。一番いろいろな音が聞こえてくるからです。だからといって分析的な音にはなりません。宙に浮いたようなまか不思議な音が漂っています。この配置で、MA RECORDINGSの一連の録音の聴くと異境の空間をさまよっている感じがして極めてエキゾチックです。世界中を旅して自分の感性を追い求めている制作者の想いが伝わってきます。
バッグロードホーンの放射ばかりでではなく、キャビネット振動も音として出ているからそのように聞こえるのでしょう。内側に向けて45度にすると、極めてGRFに近い音が出て驚かせます。壁を背負っていない分低音は軽いので違いは解りますが、コーナーに置いた場合は極めて似た様な音になるのではないでしょうか。
いろいろ試した結果、現在では15度ほど内側に向けた位置で聞き始めました。一番いろいろな音が聞こえてくるからです。だからといって分析的な音にはなりません。宙に浮いたようなまか不思議な音が漂っています。この配置で、MA RECORDINGSの一連の録音の聴くと異境の空間をさまよっている感じがして極めてエキゾチックです。世界中を旅して自分の感性を追い求めている制作者の想いが伝わってきます。
by TANNOY-GRF
| 2008-07-04 12:42
| ユニコーン
|
Comments(2)
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UNICORN
at 2008-07-06 17:34
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GRFさん、昨夕は晩飯をSkipさせてお付き合いいただき有難う御座いました、小生にとっては非常に楽しく、かつ色々考えさせられることが多い貴重な時間でした。今回GRFさんのデモで本当にUNICORNは無限の可能性を秘めたこの世界には稀な存在であることを確信すると同時に、その可能性を確信し、執念で入手されたことに同士愛にも似た感情を持ってしまいました、後は、このシステムを多大の可能性を持った存在から、ある種の制限の中(両雄を分け隔てなく、あの美しい部屋で共存させる)で可能性を追求されていくことに期待しています。今回GRFさんの部屋でUNICORNの類稀なストレスの無い音が空中に放射され結果としてすばらしい音像と音場を体験できたことに改めて感謝します。
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TANNOY-GRF at 2008-07-07 14:35
Unicornさん、Taoさん楽しい夜をありがとうございました。Unicornに出会えた縁を深く感じた夜になりました。でも調整次第で音をあれほど変えるSPもめずらしいですね。大変奥の深いSPで、その見事な仕上げにふさわしい部屋づくりも行っていくつもりです。
同時に聴いていただいたSD05の試聴用アンプも、マスタークロックのバージョンアップがなされていて、今までの音とは比べ物にならないほどの進化を遂げていました。ようやくデジタルの束縛から解かれて音楽の大海に漕ぎ出したようでした。やわらかなコンサートホールの響きがとても素敵です。
音楽を聴く器としては、CD規格で充分なのがようやく証明された感がします。CDの音を一旦ハードディスクに丁寧に呼び込むことこそ必要な作業だったのかも知れません。実質14〜15bitしか聞こえていなかったCDの音が16bitを正確に再現し始めたからでその発展があったからこそ今回のマスタークロックのバージョンアップが出来たようです。
同時に聴いていただいたSD05の試聴用アンプも、マスタークロックのバージョンアップがなされていて、今までの音とは比べ物にならないほどの進化を遂げていました。ようやくデジタルの束縛から解かれて音楽の大海に漕ぎ出したようでした。やわらかなコンサートホールの響きがとても素敵です。
音楽を聴く器としては、CD規格で充分なのがようやく証明された感がします。CDの音を一旦ハードディスクに丁寧に呼び込むことこそ必要な作業だったのかも知れません。実質14〜15bitしか聞こえていなかったCDの音が16bitを正確に再現し始めたからでその発展があったからこそ今回のマスタークロックのバージョンアップが出来たようです。