2011年 01月 11日
今日は寒いです |
全国的に寒波に覆われていますが、今朝は一段と寒かったですね。電話は便利なモノで、お話をすると居ながらにして全国の寒さが分かります。北海道はさすがに寒く、マイナス10度以下のところも多かったそうです。札幌でもマイナス6度に下がったそうです。長野も寒くなり、茅野の気温は午前三時にマイナス13度でした。このぐらいになると部屋の中の流しの中のパイプが凍ります。心配です。東京以外はみなマイナスの気温でした。東京だって、杉並とか練馬はマイナス2度でした。都心の気象庁のあたりだけが暖かいのではないでしょうか?
昨日は、旧友のS君が、の『神様が舞い降りた』音を聴きに来ました。本当は、年末恒例の忘年会で聞けたのですが、めずらしく風邪でダウン。正月は静養してのようやくの来宅でした。同じようにクラシック音楽を聴かれるS君もSD05のオーナーです。私の家でT4がよく鳴ったのを確認して、導入しました。二階まで吹き抜けの広い空間に広大なオーケストラが出現します。以前はTANNOYのレキュタングラーヨークを使用していましたが、小さなT4の方が、オーケストラの響きを雄大に再現しています。実際に聞いてみても不思議ですね。
一時は、この部屋にグランドピアノを入れて、バッハを弾いていました。彼はグレン・グールドの長年のファンです。グールドのバッハは全て聴いています。この家を造る前から、ピアノを習っていた彼は、グランドピアノの音がこもらない吹き抜けの部屋を造っていたのです。数年前にグランドピアノを出して、その吹き抜けの部屋でタンノイを聴いていました。
彼と一緒に、いつもの音楽を聴き始めて思いました。11月に偶然『神様が舞い降り』てから一体何名の方々に、この音を聴いていただいたのでしょう。
最初に遭遇したOさん、余りの変化に驚いて急ぎ来ていただいたMさん、画廊を経営されているiさんも来られましたね。良い悪いがすぐ分かられる阿佐ヶ谷のH.Iさん、神奈川から出て来られたM.Aさん、このコンシーケンスの修理をしていただいたPSDの大山さん、東京に出てきた時、ちょうど羽田に帰ってきたばかりの私を捕まえたseiboさん、声楽ファンで電源の大ベテランの伊藤さん、SATORIアンプやPCオーディオで有名な石田さん、声楽ファンのアポジーDIVAをお使いの松本さん、定点観測をされているご常連の大阪の(Y)さんのご感想、SD05仲間のSugarさんとハンコックさんまでが11月中に来てくれました。
師走に入ると、大阪から来た友人のM君、IIILZを取りに来られたTaoさん、GRF愛用のご近所のAZさん、北京から戻られたYさん、そして年末に満を持してのUNICORNさん、旧友の4名も忘年会を兼ねて年末に来ました。そして、年が明けてからは、Nagraウイルスに感染されに来られた淡路島のTさん、そして今回のS君です。回数にすると20回もありました。
あの忙しいスケジュールの合間に、二ヶ月間で良く聴いていただけたと、我ながら感心しています。もっとも、ご近所の方々が半分以上で、それも平日の夜に来られましたからなんとか可能だったのですね。でも、関西から来られた方も3名、横浜・湘南方面が4名もおられます。皆さん、音のためだと暖房を止めた寒い部屋で、寒さをこらえながら、あの音を聴いていただきました。
S君はそれらの経緯を私のブログでしっかりと読んできているので、詳細は承知です。さっそく、定番の白井光子さんのドイツリートから入りました。この曲は、毎回掛けますから、もう十数回も聴いているのですが、何遍聴いても驚かされます。白井光子さんとヘルさんの醸し出すブラームスの心の荒野の中に放り出されるのです。音量の設定によって変わるのは、演奏会場の何番目の席で聴いているかの違いです。いつもは、オーケストラのボリュームよりは幾分絞った音量で聴き始めるのですが、オーケストラを聴くボリュームで始めたとしても、席が前になっただけで、白井さんの声が大きくなってはいないのです。同じホールでオーケストラが鳴れば、当然音量は変わりますね。そのような違いであって、録音されている楽器が大きくなったり、歌っている人の口の大きさが変わるようなことはありません。等身大の大きさで再現されます。
オーケストラを聴いていただいたら、一言「想像通りの音がしている」と、すなわち、演奏会場に行っているのと同じだと。いや、演奏会場では絶対聴けない指揮者の後方の空間で聴いている感じだと言われました。それがマイクロフォンの位置なのでしょう。理想的なバランスで鳴っているわけです。音の善し悪しではなく、演奏の善し悪しがそのまま聞こえてきますね。
寒い部屋で、マフラーをしながら聴いていただくのも、おかしな事ですが、やはり音は寒い方が良いようですね。でも、足下を暖めすぎると音楽にストレスがないので、すぐ寝てしまうのが問題かも知れません(笑)。最後は、やはりグレン・グールドのゴールドベルグになりました。聞き始めると、すぐにグールドの世界に入り込めます。しっかりとリズムを刻む左手の動きと、旋律を奏でる右手の細やかな動きが手に取るように分かります。グールドの歌声もはっきりと聞こえ、副旋律のように聞こえます。何十年ぶりにゴールドベルグを通して聴きました。いつもは前半とか後半とか部分的に聴いています。最初の録音と比べると、時間は12分も長くなっています。部分的な繰り返しもありますが、何よりもテンポの変化が大きいですね。最後のアリアが弾かれる頃には、バッハの音楽の展開に驚き、感動していました。
S君は、これから寒い山梨のお宅に行くそうです。今日はマイナス五度以下に冷え込んでいることでしょう。でも、いく間も彼の心の中にはグールドの演奏が鳴り響いていることでしょう。
昨日は、旧友のS君が、の『神様が舞い降りた』音を聴きに来ました。本当は、年末恒例の忘年会で聞けたのですが、めずらしく風邪でダウン。正月は静養してのようやくの来宅でした。同じようにクラシック音楽を聴かれるS君もSD05のオーナーです。私の家でT4がよく鳴ったのを確認して、導入しました。二階まで吹き抜けの広い空間に広大なオーケストラが出現します。以前はTANNOYのレキュタングラーヨークを使用していましたが、小さなT4の方が、オーケストラの響きを雄大に再現しています。実際に聞いてみても不思議ですね。
一時は、この部屋にグランドピアノを入れて、バッハを弾いていました。彼はグレン・グールドの長年のファンです。グールドのバッハは全て聴いています。この家を造る前から、ピアノを習っていた彼は、グランドピアノの音がこもらない吹き抜けの部屋を造っていたのです。数年前にグランドピアノを出して、その吹き抜けの部屋でタンノイを聴いていました。
彼と一緒に、いつもの音楽を聴き始めて思いました。11月に偶然『神様が舞い降り』てから一体何名の方々に、この音を聴いていただいたのでしょう。
最初に遭遇したOさん、余りの変化に驚いて急ぎ来ていただいたMさん、画廊を経営されているiさんも来られましたね。良い悪いがすぐ分かられる阿佐ヶ谷のH.Iさん、神奈川から出て来られたM.Aさん、このコンシーケンスの修理をしていただいたPSDの大山さん、東京に出てきた時、ちょうど羽田に帰ってきたばかりの私を捕まえたseiboさん、声楽ファンで電源の大ベテランの伊藤さん、SATORIアンプやPCオーディオで有名な石田さん、声楽ファンのアポジーDIVAをお使いの松本さん、定点観測をされているご常連の大阪の(Y)さんのご感想、SD05仲間のSugarさんとハンコックさんまでが11月中に来てくれました。
師走に入ると、大阪から来た友人のM君、IIILZを取りに来られたTaoさん、GRF愛用のご近所のAZさん、北京から戻られたYさん、そして年末に満を持してのUNICORNさん、旧友の4名も忘年会を兼ねて年末に来ました。そして、年が明けてからは、Nagraウイルスに感染されに来られた淡路島のTさん、そして今回のS君です。回数にすると20回もありました。
あの忙しいスケジュールの合間に、二ヶ月間で良く聴いていただけたと、我ながら感心しています。もっとも、ご近所の方々が半分以上で、それも平日の夜に来られましたからなんとか可能だったのですね。でも、関西から来られた方も3名、横浜・湘南方面が4名もおられます。皆さん、音のためだと暖房を止めた寒い部屋で、寒さをこらえながら、あの音を聴いていただきました。
S君はそれらの経緯を私のブログでしっかりと読んできているので、詳細は承知です。さっそく、定番の白井光子さんのドイツリートから入りました。この曲は、毎回掛けますから、もう十数回も聴いているのですが、何遍聴いても驚かされます。白井光子さんとヘルさんの醸し出すブラームスの心の荒野の中に放り出されるのです。音量の設定によって変わるのは、演奏会場の何番目の席で聴いているかの違いです。いつもは、オーケストラのボリュームよりは幾分絞った音量で聴き始めるのですが、オーケストラを聴くボリュームで始めたとしても、席が前になっただけで、白井さんの声が大きくなってはいないのです。同じホールでオーケストラが鳴れば、当然音量は変わりますね。そのような違いであって、録音されている楽器が大きくなったり、歌っている人の口の大きさが変わるようなことはありません。等身大の大きさで再現されます。
オーケストラを聴いていただいたら、一言「想像通りの音がしている」と、すなわち、演奏会場に行っているのと同じだと。いや、演奏会場では絶対聴けない指揮者の後方の空間で聴いている感じだと言われました。それがマイクロフォンの位置なのでしょう。理想的なバランスで鳴っているわけです。音の善し悪しではなく、演奏の善し悪しがそのまま聞こえてきますね。
寒い部屋で、マフラーをしながら聴いていただくのも、おかしな事ですが、やはり音は寒い方が良いようですね。でも、足下を暖めすぎると音楽にストレスがないので、すぐ寝てしまうのが問題かも知れません(笑)。最後は、やはりグレン・グールドのゴールドベルグになりました。聞き始めると、すぐにグールドの世界に入り込めます。しっかりとリズムを刻む左手の動きと、旋律を奏でる右手の細やかな動きが手に取るように分かります。グールドの歌声もはっきりと聞こえ、副旋律のように聞こえます。何十年ぶりにゴールドベルグを通して聴きました。いつもは前半とか後半とか部分的に聴いています。最初の録音と比べると、時間は12分も長くなっています。部分的な繰り返しもありますが、何よりもテンポの変化が大きいですね。最後のアリアが弾かれる頃には、バッハの音楽の展開に驚き、感動していました。
S君は、これから寒い山梨のお宅に行くそうです。今日はマイナス五度以下に冷え込んでいることでしょう。でも、いく間も彼の心の中にはグールドの演奏が鳴り響いていることでしょう。
by TANNOY-GRF
| 2011-01-11 15:55
| オーディオ雑感
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