2011年 02月 18日
今週は寒い中 |
雪が降った今週は寒波が残り、晴れてからの放射冷却で朝はとても冷えました。水曜日は、茅野に前泊して朝から関西方面に出張に出ました。朝寒いと思って車の温度計を見たら、マイナス10度を示していました。車の温度計は、2度程外気より高く表示されますから、実際の温度はマイナス12度前後でしょう。しかし、風はないので体感上はそんなに寒くは感じないのですが、息は真っ白ですね。同じ朝、飛騨の高山では放射冷却でマイナス20度をこえて、ダイアモンドダストが見られたそうです。
快晴で回りの山々はこれ以上は見えないという程くっきりと見えています。風がない移動性高気圧だから明日は雨でしょう。 前の晩、冷えきった家の中でも、早速QUADの音を聴きました。何回聞いてもいい音で鳴っています。GRFの部屋で鳴ってた時よりいい響きです。このESL57は音場型のSPではありません。45度の交差法でも平行法でも音場は出ないのです。音場型のコンデンサーSPは後年開発されたESL63です。ESL63は、ユニットを同心円上に配置して、少しずつ音をずらして同軸型のSPのイメージで音がなります。交差法に配置すれば音が飛び出してきて音の前後の確認が出来る様になりました。PHILIPS のモニターSPとして活躍しています。80年代のPHILIPSの素晴らしい録音はこのSP無しには語れません。
しかし、ESL57は平面波しか出しませんから、仮想的な音場を構築できず、演奏会場の空間にドアが開いてそこを通る音が出てくるというイメージです。音質はすごくいいのですが、再生する側がある程度広くないとかぶりつきでは音のイメージが揃いません。三点接地の足も大変重要で材質や高さも、熟慮して決められています。その下にインシュレーターやスパイクを履いている方も多いですが、ESL57の場合は、オリジナルの仕様を重視していただきたいですね。後ろの足が少し短く、15度ぐらい仰角になっています。平面波の特徴で遠くに行ってもエネルギーが落ちないので、数メーター後方でも近くと同じ様に聴こえます。いえ、近くにいるより音がまとまると感じています。
この部屋は、8畳が二つくっついた16畳の居間です。小さな音量でも部屋中を音が満たします。マーラーの三番の二楽章や三楽章の静かな楽章を聞いていても音が遠くまで浸透してくるのがわかります。そして、突如としてオーケストラが立ち上がる時も音のフォルムが崩れません。コントラバスのしっかりとした基音や金管のブラス音も鮮やかに再現するのです。
QUADは長い間、同じモデルが大量に出回っている為に、安価で求められます。44+405+ESL57の組み合わせは、少し広めの部屋をお持ちの方には是非お勧めします。
長野地方の温度の予報は恐ろしい気温を示しています。北海道の道東と同じような気温ですね。諏訪と茅野と原村の温度差はそのまま標高差ですね。
しかし、ESL57は平面波しか出しませんから、仮想的な音場を構築できず、演奏会場の空間にドアが開いてそこを通る音が出てくるというイメージです。音質はすごくいいのですが、再生する側がある程度広くないとかぶりつきでは音のイメージが揃いません。三点接地の足も大変重要で材質や高さも、熟慮して決められています。その下にインシュレーターやスパイクを履いている方も多いですが、ESL57の場合は、オリジナルの仕様を重視していただきたいですね。後ろの足が少し短く、15度ぐらい仰角になっています。平面波の特徴で遠くに行ってもエネルギーが落ちないので、数メーター後方でも近くと同じ様に聴こえます。いえ、近くにいるより音がまとまると感じています。
QUADは長い間、同じモデルが大量に出回っている為に、安価で求められます。44+405+ESL57の組み合わせは、少し広めの部屋をお持ちの方には是非お勧めします。
by TANNOY-GRF
| 2011-02-18 08:35
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