2011年 03月 21日
ハートレーの実験 |
3号機への放水が終わって、少し安心しましたが、海水を投入している限り腐食や化学変化は予想も付かない展開になる恐れもあり予断は許せません。しかし、昨日までの得も言われぬ不安感が幾分和らいだのは事実です。そこで夕方から思っていた実験を始めました。
先月訪れた岡山の是枝さんの試聴室で、ハートレーを聴かせていただいたのですが、ほぼ私のところと同じぐらいの部屋を横長に使われていました。そのため左右のSPの間は6m以上離れていました。しかし、まったく中抜け感はなく左右のSP間に音が散りばめられます。中央に定位するばかりではなく、その少し右とか左の奥とか全体が音で埋まるのです。それが小さくまとまるのではなく、音楽会場の前の方の席に座った感じになりました。
内側の白いネットのコンサートマスターJrでも内側で4mほど間隔が開いています。芯芯で4m以上を取るとなると12畳の部屋の長辺を使って、コーナー近くに置かなければならない距離です。普通そのように配置するとどうしても中抜けします。GRFやオートグラフ、ハーツフィールドなどの大型SPを鳴らさないと低音が薄くなります。
午後、熱いシャワーを浴びて気合いを入れ直し、その大移動の実験を開始しました。家は堅い床なので、SP等の移動は簡単です。下にインシュレーターは使っていないのですぐに移動できます。 取り敢えずこんな様な感じです。左右に開きすぎていて広角のカメラでも入り切りません(笑)まず第一声を聴いてみました。むむむ〜良いようですよ。平行にしたり、幾分内ぶりにしたりいろいろやってみました。長い間、使わなかった、松本のサウンドパーツさんの真空管アンプ6550p.p.につなぎ、プリ・メインとも純正の組み合わせにしてみました。この組み合わせで、GRFを鳴らすと少し音が濃すぎた覚えがありました。部屋の短辺のコーナーを使った鳴らし方だと、EL-34 p.pぐらいの方が良いようです。
そんなわけで、長い間休眠していた6550が息を吹き返しました。私は少し派手目なKT-88より、控えめな6550の方が好きですが、両方とも大排気量であることは違いなく、このような使い方をしても音がやせません。それどころか、いままで聴いたことの無いような音もしています。そこでレコードの針圧の再調整とインサイドフォースの微調整を行ってみました。音ががらがら変わります!
何よりもダイナミックな音が今までとはまったく違う世界を現出させます。この音なら、宮崎のEさんも横浜のMさんも納得でしょう。越路吹雪の実況録音ですとリズムがはっきりと出てきて思わずダンスを踊りたくなるぐらいです。この私がですよ!
追伸
雨の朝は気持ちが落ち着きます。放射能の雨と思うとがっかりですが。そういえば昔は水爆の実験等で相当放射能雨にあたった様な気もします。今はその結果でしょうか?元気のある内に部屋の掃除と大移動開始です。途中で息切れがしました。ニュースを見に行ったついでに、録画してあった大好きな『吉田類の酒場放浪記』を見てしまい、まだ三時前だというのに、ビール缶を開けてしまいました。そんなわけで片付けは終わっていませんが、ざっとこんな感じです。 だいぶ雰囲気が変わったでしょう!?
先月訪れた岡山の是枝さんの試聴室で、ハートレーを聴かせていただいたのですが、ほぼ私のところと同じぐらいの部屋を横長に使われていました。そのため左右のSPの間は6m以上離れていました。しかし、まったく中抜け感はなく左右のSP間に音が散りばめられます。中央に定位するばかりではなく、その少し右とか左の奥とか全体が音で埋まるのです。それが小さくまとまるのではなく、音楽会場の前の方の席に座った感じになりました。
内側の白いネットのコンサートマスターJrでも内側で4mほど間隔が開いています。芯芯で4m以上を取るとなると12畳の部屋の長辺を使って、コーナー近くに置かなければならない距離です。普通そのように配置するとどうしても中抜けします。GRFやオートグラフ、ハーツフィールドなどの大型SPを鳴らさないと低音が薄くなります。
午後、熱いシャワーを浴びて気合いを入れ直し、その大移動の実験を開始しました。家は堅い床なので、SP等の移動は簡単です。下にインシュレーターは使っていないのですぐに移動できます。
そんなわけで、長い間休眠していた6550が息を吹き返しました。私は少し派手目なKT-88より、控えめな6550の方が好きですが、両方とも大排気量であることは違いなく、このような使い方をしても音がやせません。それどころか、いままで聴いたことの無いような音もしています。そこでレコードの針圧の再調整とインサイドフォースの微調整を行ってみました。音ががらがら変わります!
何よりもダイナミックな音が今までとはまったく違う世界を現出させます。この音なら、宮崎のEさんも横浜のMさんも納得でしょう。越路吹雪の実況録音ですとリズムがはっきりと出てきて思わずダンスを踊りたくなるぐらいです。この私がですよ!
追伸
雨の朝は気持ちが落ち着きます。放射能の雨と思うとがっかりですが。そういえば昔は水爆の実験等で相当放射能雨にあたった様な気もします。今はその結果でしょうか?元気のある内に部屋の掃除と大移動開始です。途中で息切れがしました。ニュースを見に行ったついでに、録画してあった大好きな『吉田類の酒場放浪記』を見てしまい、まだ三時前だというのに、ビール缶を開けてしまいました。そんなわけで片付けは終わっていませんが、ざっとこんな感じです。
by TANNOY-GRF
| 2011-03-21 07:17
| ハートレー
|
Comments(8)
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SEIBO
at 2011-03-21 16:32
x
なるほど、部屋を横に使って配置してあるのですね。3LZが余っているように見えますけど?もったいない!それはさておき僕のSPも後面解放に挑んでみました。レベルも違うのに怖いもの知らず!ものすごく迫力は増し、低音の不足も感じられませんが
ちょっと野放図に鳴りすぎて取りとめのない感じもします。
特にピアノのタッチとか厚みが拡散されて、響きが強調されすぎて繊細さに欠けるかも知れません。ただし70年代のソウル、アーロンネビルとか聞くと大変良いのですがね。もうしばらくこれで聞いてみますが良い点もあり悪い点もあるということでしょうかね、それにしても、その変化の大きさには驚きますけど!
ボリュームにして2目盛りくらい音量がちがってしまうのですから、密閉にすると随分とエネルギーがどこかに食われているのですね。
GRFさんとはまったく比較にならないレベルの話で申し訳ありません。それでもいろいろと楽しめるところがオーデイオの奥の深さですね。ありがたいことです。
ちょっと野放図に鳴りすぎて取りとめのない感じもします。
特にピアノのタッチとか厚みが拡散されて、響きが強調されすぎて繊細さに欠けるかも知れません。ただし70年代のソウル、アーロンネビルとか聞くと大変良いのですがね。もうしばらくこれで聞いてみますが良い点もあり悪い点もあるということでしょうかね、それにしても、その変化の大きさには驚きますけど!
ボリュームにして2目盛りくらい音量がちがってしまうのですから、密閉にすると随分とエネルギーがどこかに食われているのですね。
GRFさんとはまったく比較にならないレベルの話で申し訳ありません。それでもいろいろと楽しめるところがオーデイオの奥の深さですね。ありがたいことです。
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TANNOY-GRF at 2011-03-21 17:45
>3LZが余っているように見えますけど?もったいない!
余っているわけではないのですが、、、。それはさておき、後面開放ではなく、解放なんですね。ボリュームにして2目盛りも違ったんですね。さぞ音が窮屈だったのでしょう。
>密閉にすると随分とエネルギーがどこかに食われているのですね。
高圧線の損失、6割以上!に比べれば小さい方でしょう(笑)そのストレスが密閉箱独特のストイックな響きになっているのでしょうね。
余っているわけではないのですが、、、。それはさておき、後面開放ではなく、解放なんですね。ボリュームにして2目盛りも違ったんですね。さぞ音が窮屈だったのでしょう。
>密閉にすると随分とエネルギーがどこかに食われているのですね。
高圧線の損失、6割以上!に比べれば小さい方でしょう(笑)そのストレスが密閉箱独特のストイックな響きになっているのでしょうね。
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(Y)
at 2011-03-21 20:35
x
あの部屋を横手に使うのですか?! なんとも贅沢な(笑)。
そして模様替え後の写真が新鮮に目に映ります。
しかしハートレーは思いのほか背が低いのですね。というか小振りですね。
ただ、GRFと違って四角柱だから実際の体積は大きいのでしょうが。
大型スピーカー・ファンとしてはぜひ一度拝みたいものです。
そして模様替え後の写真が新鮮に目に映ります。
しかしハートレーは思いのほか背が低いのですね。というか小振りですね。
ただ、GRFと違って四角柱だから実際の体積は大きいのでしょうが。
大型スピーカー・ファンとしてはぜひ一度拝みたいものです。
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GRFもある部屋?
at 2011-03-22 05:55
x
しばらく、ハートレーの実験に専念しますので、思い切って横方向の配置にしました。移動をしてみると思いの外空間が大きいのに驚いています。今までの縦位置では奥行きを追っていたことが解りますね。
写真では、若干内振りですが、最終的には平行配置になりました。内振りにするとお互いの干渉が起き始め、周波数特性がまだら模様のようになるようです。
写真では、若干内振りですが、最終的には平行配置になりました。内振りにするとお互いの干渉が起き始め、周波数特性がまだら模様のようになるようです。
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TANNOY-GRF at 2011-03-22 13:04
(Y)さん
そうなんです。とてもコンパクトに作られています。ユニットが入る最低限の大きさといった方が良いかもしれません。後面開放型なので、キャビネットの大きさが重要ではないからです。SPのフレームといった方が正確かも知れません。
エレボイとの一番大きなさは、高音がホーン型では無いということです。17センチのコーン型のツイーターが音の秘密ですね。
そうなんです。とてもコンパクトに作られています。ユニットが入る最低限の大きさといった方が良いかもしれません。後面開放型なので、キャビネットの大きさが重要ではないからです。SPのフレームといった方が正確かも知れません。
エレボイとの一番大きなさは、高音がホーン型では無いということです。17センチのコーン型のツイーターが音の秘密ですね。
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SEIBO
at 2011-03-22 16:30
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本日は雨だったので近所のオーデイオ好きの方に来て頂き、補強した裏蓋ありの密閉と後面解放との比較をしてみました。後者の伸び伸びとした解放感は捨てがたいのですが、ピアノの音や声は前者のほうが閉まります。どちらかに決めかねていたところ最後に裏ぶたを半分立てかけて半開き状態にしてみたところ、これが
ぴったりなのです!見た目はどうも中途半端で耐えがたいものがありますけど、音としてはまさしく両方の良さ合わせたような抜群の良さです!フィンランドバーチで補強した裏ぶたの反射が聞いているのでしょう!ただ解放にするよりずっと締まりが出てしかもエネルギー感は失われません。
しかし立てかけてあるだけなのでずっとそうしているわけにはいきません。そのうち衝立のような足でも作成して取りつけるしかないでしょう。しかし吸音材の量や裏ぶたの厚さ、密閉と解放、
それぞれ思った以上に音が変化するのには驚きます。こんなに激しく変化するのですからスピーカーの設計者は大変ですね。
しかしけがの功名で今まで聞いたことのないような素晴らしく伸び伸びする音が出るようになりました。
ぴったりなのです!見た目はどうも中途半端で耐えがたいものがありますけど、音としてはまさしく両方の良さ合わせたような抜群の良さです!フィンランドバーチで補強した裏ぶたの反射が聞いているのでしょう!ただ解放にするよりずっと締まりが出てしかもエネルギー感は失われません。
しかし立てかけてあるだけなのでずっとそうしているわけにはいきません。そのうち衝立のような足でも作成して取りつけるしかないでしょう。しかし吸音材の量や裏ぶたの厚さ、密閉と解放、
それぞれ思った以上に音が変化するのには驚きます。こんなに激しく変化するのですからスピーカーの設計者は大変ですね。
しかしけがの功名で今まで聞いたことのないような素晴らしく伸び伸びする音が出るようになりました。
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GRFも? ある部屋
at 2011-03-22 17:16
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なんだか楽しそうですね。両方の良いどころ取りですね。
ところで雨でないと、放射能が来ても自転車の日だったのですか?
ところで雨でないと、放射能が来ても自転車の日だったのですか?
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SEIBO
at 2011-03-22 19:45
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そうなりますね。放射能情報はツイターの早野龍吾教授の情報と
原子力の教授ではありませんが、こちらのサイトを参考にしてます。http://takedanet.com/
家に一日いると気が滅入るのでせいぜい運動しないと!
自転車とトレーニングの時間がどんどん増えてしまいます。困ったものですね。今更筋肉つけてもしょうがない!
原子力の教授ではありませんが、こちらのサイトを参考にしてます。http://takedanet.com/
家に一日いると気が滅入るのでせいぜい運動しないと!
自転車とトレーニングの時間がどんどん増えてしまいます。困ったものですね。今更筋肉つけてもしょうがない!