2011年 05月 05日
大型連休 第五日目 Oさん |
大型連休ですが・・・と、本来は心配な放射能や余震も忘れて、連日お客様が来られて『ハートレーのある部屋」は大変盛り上がっています。昨日は音楽愛好家の集まりでしたが、今日は真空管アンプの鳴き比べというまったくオーディオマニア的な日になりました。岡山の是枝さんを紹介していただいたOさんと旧友のM君とで、ハートレーをいろいろ聞き比べる試みです。プリはサウンドパーツ社のLCR型を使用しています。
1. サウンドパーツ 6550PP アモルファス・トランス (これが標準です)
私はかなり気に入っています
2. サウンドパーツ 6550PP カットコア・トランス
Aさん曰く、マッキンの音みたい。そうですね、辛口な音ですね。
3. 是枝アンプ 5933PP(ユニコーン用に調整依頼)KMS-59
ユニコーン用に少しハイを延ばしてきれいにしてもらいました。
4. Sound Design SD05 50W (クロックは未改造)No.044
黙って聞いて、石のアンプだとは判らないでしょう。
5. 是枝アンプ EL-37 キット (O氏製作)KMS-41
柔らかな音ですが、ハートレーには少し馬力不足かも知れません。
6. 是枝アンプ EL-34 先端付きSIEMENS キット(O氏製作)KMS-41
しっかりとした音になります。EL-34では無いような音ですが
7. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット(O氏製作)KMS-41
これが一番マッチしています。低域も馬力も充分あります。是枝さんのオリジナルはこれでしょうか?
プリを是枝アンプキット (O氏製作)に変えて
8. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット (O氏製作)KMS-41
がらりと印象が変わります。増幅度の低いインピーダンス高めがこのEL34PPには合うようです。
プリを是枝アンプキット (O氏製作)の電源を真空管整流に変えて
9. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット (O氏製作)KMS-41
これまた、電源が変わるとこうも変わるのか、柔らかく奥行きのある音になります。
10. 是枝アンプ 5933PP(ユニコーン用に調整依頼)KMS-59
こちらもまったく印象が変わります。これでもう少し力があればいう事ありません。
簡単に言うと、一番最初の標準と最後のユニコーン用に電源を真空管に変えたプリの最後の組み合わせが良かったですね。
間に入れたSD05もブラインドテストでしたら判らないと思われます。デジタル入力をしないで、HDDプレーヤーから、プリンアンプ、そしてアナログ端子から、入力してAD変換をするわけですから、三段階遠回りしているのですが。音を判断するとき、見た目や先入観がどれほど左右しているのが判りますね。
また、ユニコーン用に製作してもらった5933PPは、当初線が細かったのですが、プリを変えてからは、性格が変わり、おおらかに鳴り始めます。ユニコーン用にどこを調整されたのかをOさんと二人で確認したのですが、見かけ上違っているのは、初段のプレート抵抗が英ARCOL社のカーボン抵抗から変わっている点だけでした。
是枝さんのポリシーに統一された美しい配線は見ているだけでも飽きません。ビスからリード線まで非磁性体に統一されています。
簡単に書いていますが、真空管を三種類差し替えるだけでも、持てるぐらいまで温度を下げなければ抜けませんから、緊張する時間です。
実験で判ったのは、パワーアンプの性格により、プリも大きく性格を変えなければいけません。その意味では、プリとメインを統一するのは意味があります。
比較テストは、二時間ぐらいで終わりました。あとは、M君持参のアルザス地方のマスカットのワインと私からは、イタリア北部のヴェネト州の Corte Marzago Bardolino "La Morara" を、ブルゴーニュスタイルのすっきりした赤です。昨日フランコさんに出したのは、エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州の州境にあるCastello di Luzzano 社のBonarda"Carlino"(DOC Oltrepo Pavese)でした。タンニンがしっかりとしたフルボディタイプです。開栓したときの濃厚な香りが素晴らしいですね。
あとは、音楽を聴いているのか、ワインを味わっているのか判らない夜になっていきました。
連休のイベントも、残すところあと一日になりました。最後の日はどのようになりますでしょうか?
連休明けからは、また厳しい現実に戻って東奔西走の日々が始まります。
1. サウンドパーツ 6550PP アモルファス・トランス (これが標準です)
私はかなり気に入っています
2. サウンドパーツ 6550PP カットコア・トランス
Aさん曰く、マッキンの音みたい。そうですね、辛口な音ですね。
3. 是枝アンプ 5933PP(ユニコーン用に調整依頼)KMS-59
ユニコーン用に少しハイを延ばしてきれいにしてもらいました。
4. Sound Design SD05 50W (クロックは未改造)No.044
黙って聞いて、石のアンプだとは判らないでしょう。
5. 是枝アンプ EL-37 キット (O氏製作)KMS-41
柔らかな音ですが、ハートレーには少し馬力不足かも知れません。
6. 是枝アンプ EL-34 先端付きSIEMENS キット(O氏製作)KMS-41
しっかりとした音になります。EL-34では無いような音ですが
7. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット(O氏製作)KMS-41
これが一番マッチしています。低域も馬力も充分あります。是枝さんのオリジナルはこれでしょうか?
プリを是枝アンプキット (O氏製作)に変えて
8. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット (O氏製作)KMS-41
がらりと印象が変わります。増幅度の低いインピーダンス高めがこのEL34PPには合うようです。
プリを是枝アンプキット (O氏製作)の電源を真空管整流に変えて
9. 是枝アンプ EL-34 SIEMENS キット (O氏製作)KMS-41
これまた、電源が変わるとこうも変わるのか、柔らかく奥行きのある音になります。
10. 是枝アンプ 5933PP(ユニコーン用に調整依頼)KMS-59
こちらもまったく印象が変わります。これでもう少し力があればいう事ありません。
簡単に言うと、一番最初の標準と最後のユニコーン用に電源を真空管に変えたプリの最後の組み合わせが良かったですね。
間に入れたSD05もブラインドテストでしたら判らないと思われます。デジタル入力をしないで、HDDプレーヤーから、プリンアンプ、そしてアナログ端子から、入力してAD変換をするわけですから、三段階遠回りしているのですが。音を判断するとき、見た目や先入観がどれほど左右しているのが判りますね。
また、ユニコーン用に製作してもらった5933PPは、当初線が細かったのですが、プリを変えてからは、性格が変わり、おおらかに鳴り始めます。ユニコーン用にどこを調整されたのかをOさんと二人で確認したのですが、見かけ上違っているのは、初段のプレート抵抗が英ARCOL社のカーボン抵抗から変わっている点だけでした。
簡単に書いていますが、真空管を三種類差し替えるだけでも、持てるぐらいまで温度を下げなければ抜けませんから、緊張する時間です。
比較テストは、二時間ぐらいで終わりました。あとは、M君持参のアルザス地方のマスカットのワインと私からは、イタリア北部のヴェネト州の Corte Marzago Bardolino "La Morara" を、ブルゴーニュスタイルのすっきりした赤です。昨日フランコさんに出したのは、エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州の州境にあるCastello di Luzzano 社のBonarda"Carlino"(DOC Oltrepo Pavese)でした。タンニンがしっかりとしたフルボディタイプです。開栓したときの濃厚な香りが素晴らしいですね。
あとは、音楽を聴いているのか、ワインを味わっているのか判らない夜になっていきました。
連休のイベントも、残すところあと一日になりました。最後の日はどのようになりますでしょうか?
連休明けからは、また厳しい現実に戻って東奔西走の日々が始まります。
by TANNOY-GRF
| 2011-05-05 06:39
| 来たり
|
Comments(4)
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by
seibo
at 2011-05-05 19:33
x
なかなか充実しているGWですね。楽しそう!10種類の聞き比べとは雑誌よりすごい!僕のつたない経験ではプリによる音の変化が一番大きかったように思いますが?とかいいながら今はCDはプリを通さずパワー直結で聞いてますけど。HD-1直結で例のボリュームボックスを使って今回のアンプを聞いてみるのも興味深かいですね。また違った結果になるのでしょうか?
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TANNOY-GRF at 2011-05-06 04:14
ことしのGWは本当に充実していました。seiboさんも来られれば良かったのに!
やはり音の変化は、プリが一番大きいです。今回はパワーアンプの聞き比べ、真空管の違いを聴きました。簡単に描いていますが、音の変化は大変大きい物でした。
HD-1専用ならヴォリュームボックスもいいのですが、レコードとの整合性もあったので、現状での比較にしました。
ハートレーはそれほど能率は良くないので、やはりアンプには余裕が必要ですね。
やはり音の変化は、プリが一番大きいです。今回はパワーアンプの聞き比べ、真空管の違いを聴きました。簡単に描いていますが、音の変化は大変大きい物でした。
HD-1専用ならヴォリュームボックスもいいのですが、レコードとの整合性もあったので、現状での比較にしました。
ハートレーはそれほど能率は良くないので、やはりアンプには余裕が必要ですね。
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by
UNICORN
at 2011-05-06 17:00
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アンプの調整ですが、小生の想像(KT88シングルを製作して頂い
た時の遣り取りから)ですが、部品以外にもエポキシ基盤のHold
&溜め具合を調整していると思われます、小生の場合はそれ以外
にも左右の入出力関係の配置を変更されています。
た時の遣り取りから)ですが、部品以外にもエポキシ基盤のHold
&溜め具合を調整していると思われます、小生の場合はそれ以外
にも左右の入出力関係の配置を変更されています。
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TANNOY-GRF at 2011-05-06 17:08
おう!微妙なところまでされているのですね。確かに、基盤の締め具合は音に直結しますから。
昨日は、一週間のうちで一番凄い音がしていました。一番静かな音と言い換えた方が正しいのですが。
充実したGWでした。これで、放射能が無ければ最高だったのですが、、、。
昨日は、一週間のうちで一番凄い音がしていました。一番静かな音と言い換えた方が正しいのですが。
充実したGWでした。これで、放射能が無ければ最高だったのですが、、、。