2011年 05月 07日
大型連休 4月29日の感想 |
「GRFもある部屋」さま
連休の初日にお招きいただきありがとう御座いました。「QUADを聴く会」のMで御座います。GRFやESLを通じて運命的な出会を感じておりましたが、今回はハートレーコンサートマスターVIの導入にまさかと驚きました。
是枝さんのオーデイオ・マエストロをO氏と訪れた事は知っておりましたが、まさか「GRFのある部屋」にハートレーの224MS搭載のシステムがやってくるとは、これもやはり運命だったでしょうか、千葉の「QUADを聴く会」の前身は「HARTLEYを聴く会」だったのです。
写真も送らせていただきましたが、当時は約1年以上かけたでしょうか、61cmのウーファー224MSを平面バッフルに取り付けて、コンサートマスターJRやDECCAロンドンエンクロジャー、英国モニター系のSPなどと組み合わせた3Dの実験を毎夜のようにしておりました。
今回、お聞かせいただいたコンサートマスターVIには完成度は及びませんが、HARTLEYのユニットを取りそろえ、その低音の魅力に先にはまったのはK氏や千葉のオーディオ仲間かもしれません。何故3Dだったかは、224MSユニットが1本しか手に入らかったことが理由ですが、平面バッフルに取り付けたのは、それだけで信じられないクオリティーが実現したからです。背面音との壁からの跳ね返りを調節すると、ハイスピードな切れ込みと豊かな余韻が両立して、むしろ箱に入れたらこの良さが失われると思いました。
数年前の楽しい思い出ですが、平面バッフルの実験は200坪の空間を提供して下さった工場の移転と共に、終わってしまいました。普通サイズになった現在の音響空間では224MSは生かし切れなかったのです。むしろESLだけの方が簡単に空間を理想のバランスで満たしたのです。
話は今回のコンサートマスターに戻りますが、コントラバスの鳴りが最高でした。アコーステック楽器がホールの中で鳴り渡る感じが実に良い。情報を分析するタイプの現代スピーカーでは出せない別世界です。他のSPでは決して出ない音です。60年代のなんの変哲もないソフトが音に包まれる感じで実在感を持って鳴り渡る再生は独壇場でした。
後面開放箱が俊敏なユニットを生かし、良い意味で楽器的です。同じ意味でGRFは同軸の、ユニコーンはフルレンジのバックロードホーン方式で背面の音も生かしている事に気付きます。そしてESLにいたっては平面バッフルどころかフレームに膜の振動板が在るだけで前後に音を出ます。GRFの部屋の主に選ばれたスピーカー達は共通点をもっていました。
音響とは誠に不思議な現象でセッテングが決まると、部屋からスピーカーが消えて音楽だけが鳴り響きます。さらに部屋が良く調整されると録音空間が現れそこが異次元になったように錯覚して、マニアは狂喜するのですが、普通はなかなか訪れません。でも、GRFの部屋ではそんな音が鳴っております。この部屋の主に選ばれたスピーカー達は自分がガンガン鳴るのでなく、音楽だけが鳴って存在は消えてしまいたい。そんな再生表現の為に登場した名機達ではないでしょうか。
最後に先日は午後から夜の阿佐ヶ谷まで本当に有意義なひと時をありとうございました。
いやーあ、おどろきました。「QUADを聴く会」の前身が「HARTLEYを聴く会」だったなんて、話はお伺いしましたが、この写真を見るとほとんど名高い英国系のSPは揃っていますね。この時参加したかったな〜。
お二方には先日は喜んでいただきました。いわれるようにGRFもESLもDynaudioも同じ路線を歩いてきたように思えます。そして、今回、遇うべきしてあったのですね。世の中には偶然はない、あるのは必然だけだといわれますが、長いオーディオ人生の最終コーナーでようやく出会えたような気がします。
また、遊びに来てください。次回も英国製SP達を聴きに!
連休の初日にお招きいただきありがとう御座いました。「QUADを聴く会」のMで御座います。GRFやESLを通じて運命的な出会を感じておりましたが、今回はハートレーコンサートマスターVIの導入にまさかと驚きました。
是枝さんのオーデイオ・マエストロをO氏と訪れた事は知っておりましたが、まさか「GRFのある部屋」にハートレーの224MS搭載のシステムがやってくるとは、これもやはり運命だったでしょうか、千葉の「QUADを聴く会」の前身は「HARTLEYを聴く会」だったのです。
今回、お聞かせいただいたコンサートマスターVIには完成度は及びませんが、HARTLEYのユニットを取りそろえ、その低音の魅力に先にはまったのはK氏や千葉のオーディオ仲間かもしれません。何故3Dだったかは、224MSユニットが1本しか手に入らかったことが理由ですが、平面バッフルに取り付けたのは、それだけで信じられないクオリティーが実現したからです。背面音との壁からの跳ね返りを調節すると、ハイスピードな切れ込みと豊かな余韻が両立して、むしろ箱に入れたらこの良さが失われると思いました。
数年前の楽しい思い出ですが、平面バッフルの実験は200坪の空間を提供して下さった工場の移転と共に、終わってしまいました。普通サイズになった現在の音響空間では224MSは生かし切れなかったのです。むしろESLだけの方が簡単に空間を理想のバランスで満たしたのです。
話は今回のコンサートマスターに戻りますが、コントラバスの鳴りが最高でした。アコーステック楽器がホールの中で鳴り渡る感じが実に良い。情報を分析するタイプの現代スピーカーでは出せない別世界です。他のSPでは決して出ない音です。60年代のなんの変哲もないソフトが音に包まれる感じで実在感を持って鳴り渡る再生は独壇場でした。
後面開放箱が俊敏なユニットを生かし、良い意味で楽器的です。同じ意味でGRFは同軸の、ユニコーンはフルレンジのバックロードホーン方式で背面の音も生かしている事に気付きます。そしてESLにいたっては平面バッフルどころかフレームに膜の振動板が在るだけで前後に音を出ます。GRFの部屋の主に選ばれたスピーカー達は共通点をもっていました。
音響とは誠に不思議な現象でセッテングが決まると、部屋からスピーカーが消えて音楽だけが鳴り響きます。さらに部屋が良く調整されると録音空間が現れそこが異次元になったように錯覚して、マニアは狂喜するのですが、普通はなかなか訪れません。でも、GRFの部屋ではそんな音が鳴っております。この部屋の主に選ばれたスピーカー達は自分がガンガン鳴るのでなく、音楽だけが鳴って存在は消えてしまいたい。そんな再生表現の為に登場した名機達ではないでしょうか。
最後に先日は午後から夜の阿佐ヶ谷まで本当に有意義なひと時をありとうございました。
いやーあ、おどろきました。「QUADを聴く会」の前身が「HARTLEYを聴く会」だったなんて、話はお伺いしましたが、この写真を見るとほとんど名高い英国系のSPは揃っていますね。この時参加したかったな〜。
お二方には先日は喜んでいただきました。いわれるようにGRFもESLもDynaudioも同じ路線を歩いてきたように思えます。そして、今回、遇うべきしてあったのですね。世の中には偶然はない、あるのは必然だけだといわれますが、長いオーディオ人生の最終コーナーでようやく出会えたような気がします。
また、遊びに来てください。次回も英国製SP達を聴きに!
by TANNOY-GRF
| 2011-05-07 04:44
| 来たり
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