2011年 08月 25日
鳴らし込んでいくと |
先週は、週初めに二軒のお宅にお邪魔してからは、その後は一週間どこにも行かずに家でオーディオ三昧していました。酷暑から一転して10度も温度が下がったりして、風邪をこじらせ、まだ、咳き込んだりしています。本当は放射能の影響では?と疑っていますが、、、。
結果として、GRFもハートレーもよく鳴らし込まれました。段々いい音になっていくのが解ります。やはりSPは、鳴らしてなんぼだと思いました。また、YKさんが言われたとおり、歌が上手いSPとはよく言ったものです。その通りですね。いいSPとそうでもないSPの差は、楽々と歌を歌うか、歌わないかですぐに分かるのかも知れません。GRFもハートレーも名歌手です。特に、ハートレーの歌声は、リートからオペラ、はたまたカントリー・ウェスタンまで何でもこなして、とても楽しい音を出します。楽々と出る声の伸びが、素晴らしいのです。昔のウェスタン見たく、屈託のない音がします。下は15Hzから上は20Khzまで、超ワイドレンジで、普通のSPの出せない領域まで軽々とまた楽々とならしていきます。皆さんもその音の気持ちよさにびっくりですね。
そんな中、久しぶりに旧友の「我が輩は猫である」の当主が来ました。この頃は、もっぱら、ドイツテレフンケン盤を聴いているそうです。主にカイルベルトですね。上のジャケットのドヴォルザークは、とくに稀少盤で、現在は、とんでも無い価格で取引されています。黒レーベルに銀のマークです。金のマークだとすこし、新しくなります。それでも、その隣にある歌劇場の写真のレコードは、金レーベルですが、オリジナルなので、こちらも相当な価格が付いてきました。2版以降とはまったく音が違うのですから、コレクターには堪りません。身体と懐に悪いのは承知で、禁断のレコードに手を出してしまうのです。
彼のオートグラフでも、モーツアルトを聴かせてもらいましたが、旋律を歌わせるのがとても上手いと思いました。少し硬質な独テレフンケン盤もそれに拍車を掛けます。Ortofon SPU-Aをカーボン削り出しのシェルに入れて使っています。ところが、だんだん、中身のSP-Uのいいのが少なくなってきたそうです。以前はプレーヤーのまわりにごろごろしていたように思うのですが。
その彼が、夜になって久しぶりに家にあそびに来ました。現用のハートレーの迫力のある音は、オートグラフを使用している彼にも、充分響くのではと思いました。クレンペラーも好きな彼のために、マーラーの7番を掛けました。音が云々より、演奏の力が凄いのですが、その演奏に引き込まれるにはやはりしっかりした音が出ていないとだめです。このハートレーは、それらしい音では無く、その物の音がする希有なスピーカーですから、とても気に入ってもらえたようです。その後、カラヤンのベートーヴェンとブラームス。ハイティンクのマーラーも聴いてもらいました。
レコード好きの彼には、セルのレコードも、ホルスト・シュタインとウイーンフィルや同じ演奏で、グルダのベートーヴェン4番のピアノ協奏曲も楽しんで貰いました。レコード好きの彼にしては、めずらしく、HDDに取り込まれた音の方が良いと言っていました。もっともカートリッジがSPUでは有りませんから、それと比べたらという意味だったのでしょうか?高域の響きが、HDDの方がいいともいっていましたから、めずらしいことです。
最後に、例のベルリンフィルコンサートを見て貰いました。現代の演奏家には余り興味がない彼ですが、居ながらにしてベルリンに移動できる今回の試みには、そうとう驚き、時代が変わったともつぶやいていました。彼にしては、めずらしく長時間いましたから、よほどハートレーのサウンドが気に入っていただいたのでは、と思っています。
今晩は、すこし、ぎっくり腰気味なので、車には乗らず歩いて来たそうです。おそるおそる歩いて帰るので、いっぺんに年寄りじみた姿をみて、人から見れば、自分も同じ年なのだと、今更のように気がつきました。
結果として、GRFもハートレーもよく鳴らし込まれました。段々いい音になっていくのが解ります。やはりSPは、鳴らしてなんぼだと思いました。また、YKさんが言われたとおり、歌が上手いSPとはよく言ったものです。その通りですね。いいSPとそうでもないSPの差は、楽々と歌を歌うか、歌わないかですぐに分かるのかも知れません。GRFもハートレーも名歌手です。特に、ハートレーの歌声は、リートからオペラ、はたまたカントリー・ウェスタンまで何でもこなして、とても楽しい音を出します。楽々と出る声の伸びが、素晴らしいのです。昔のウェスタン見たく、屈託のない音がします。下は15Hzから上は20Khzまで、超ワイドレンジで、普通のSPの出せない領域まで軽々とまた楽々とならしていきます。皆さんもその音の気持ちよさにびっくりですね。
そんな中、久しぶりに旧友の「我が輩は猫である」の当主が来ました。この頃は、もっぱら、ドイツテレフンケン盤を聴いているそうです。主にカイルベルトですね。上のジャケットのドヴォルザークは、とくに稀少盤で、現在は、とんでも無い価格で取引されています。黒レーベルに銀のマークです。金のマークだとすこし、新しくなります。それでも、その隣にある歌劇場の写真のレコードは、金レーベルですが、オリジナルなので、こちらも相当な価格が付いてきました。2版以降とはまったく音が違うのですから、コレクターには堪りません。身体と懐に悪いのは承知で、禁断のレコードに手を出してしまうのです。
彼のオートグラフでも、モーツアルトを聴かせてもらいましたが、旋律を歌わせるのがとても上手いと思いました。少し硬質な独テレフンケン盤もそれに拍車を掛けます。Ortofon SPU-Aをカーボン削り出しのシェルに入れて使っています。ところが、だんだん、中身のSP-Uのいいのが少なくなってきたそうです。以前はプレーヤーのまわりにごろごろしていたように思うのですが。
その彼が、夜になって久しぶりに家にあそびに来ました。現用のハートレーの迫力のある音は、オートグラフを使用している彼にも、充分響くのではと思いました。クレンペラーも好きな彼のために、マーラーの7番を掛けました。音が云々より、演奏の力が凄いのですが、その演奏に引き込まれるにはやはりしっかりした音が出ていないとだめです。このハートレーは、それらしい音では無く、その物の音がする希有なスピーカーですから、とても気に入ってもらえたようです。その後、カラヤンのベートーヴェンとブラームス。ハイティンクのマーラーも聴いてもらいました。
レコード好きの彼には、セルのレコードも、ホルスト・シュタインとウイーンフィルや同じ演奏で、グルダのベートーヴェン4番のピアノ協奏曲も楽しんで貰いました。レコード好きの彼にしては、めずらしく、HDDに取り込まれた音の方が良いと言っていました。もっともカートリッジがSPUでは有りませんから、それと比べたらという意味だったのでしょうか?高域の響きが、HDDの方がいいともいっていましたから、めずらしいことです。
最後に、例のベルリンフィルコンサートを見て貰いました。現代の演奏家には余り興味がない彼ですが、居ながらにしてベルリンに移動できる今回の試みには、そうとう驚き、時代が変わったともつぶやいていました。彼にしては、めずらしく長時間いましたから、よほどハートレーのサウンドが気に入っていただいたのでは、と思っています。
今晩は、すこし、ぎっくり腰気味なので、車には乗らず歩いて来たそうです。おそるおそる歩いて帰るので、いっぺんに年寄りじみた姿をみて、人から見れば、自分も同じ年なのだと、今更のように気がつきました。
by TANNOY-GRF
| 2011-08-25 05:14
| オーディオ雑感
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