2011年 09月 20日
交差法の感想が |
土曜日の晩遅く、何かとお忙しいOさんが、DSDファイルをそのままアナログ変換する自作機を持ち込んで、大いに盛り上がったのは、楽しい土曜日に書きましたが、その時の感想がOさんから送られてきました。
GRFさんが平行にハートレーを置くとテープ音源では音が中抜けするとのことで、交差セッティングを試したと伺い、早速聴きに伺いました。せっかくですから、DSDをネイティブでアナログ変換するDAコンバーターを持ち込み、GRFさんがお持ちの貴重なテープから起こしたDSDファイルの再生テストも兼ねて持ち込みました。
既にフローティングボードを敷いたハートレーは平行セッティングでは聴いていたので、交差セッティングではどんな感じで鳴るか、とても楽しみにしておりましたが、早速CD音源で試すと、あら不思議、以前のセッティングよりも音の密度が上がり、奥行き感を伴ってステージが前に出てきます。
ハートレーのすごさの一つに、どんなにボリュームを絞っても音が痩せないことがありますが、そのメリットが更に出ている感じがします。どんどん絞っていっても、かわいいステージが目の前に展開します。もともとハートレーが持っている深々とダブつかず軽く出る低音や、ワイドレンジ且つ音が薄まらない特徴はそのままです。
また交差セッティングなので本来であれば、リスニングポジションはかなりピンポイントのはずですが、そのスウィートスポットがかなり広い感じがします。事実、デュアルコンセントリックのコーナー型タンノイでは本当にシビアなはずです。
GRFさんが「ではここで聴いて」と、正確なリスニングポジションに誘われると、これまたびっくりです。全身が音に包まれ、その音の拡がりの中に身を置く快感度が増しました。
その後もテープ起こしのDSDファイルを聴き、最後は珠玉のファーストプレスレコード集を種々聴きました。そのあたりになるとオーディオのことを忘れ、ただひたすら時を忘れて音楽という甘美なる芸術空間にひたり続け、気がつくと深夜になっておりました。
私の自作DAコンバーターは、まあそこそこの感じではありましたが、まだ色々と詰める必要があると感じました。テープから起こしたDSDファイルといえども、まだまだテープそのものの再生音にはほど遠いのが実感です。ここをもう少し近づけないと、まだまだ満足のいくところには届かないでしょう。とはいえ、自作マニアには有難い話です。こんなに素晴らしい音をモチーフに色々と自作のテストを出来るのですから、なんと幸せなことでしょうか!聴いていない音を出すことは出来ないとつくづく思います。
帰りのタクシーの中で、交差セッティングと平行セッティングについて、記憶しているイメージを比較してました。交差セッティングでは密度の高い音で、ぐっとステージが前に出てきます。平行セッティングですと、ステージがもう少し後ろ側に定位するのですが、個人的には前の音のイメージも捨てがたいところがあります。見た目も平行セッティングの方が自然だと感じるからかもしれません。
気持ちよく回ったアルコールのお陰か、答えのない妄想にしばし浸っておりました。
Oさん、ありがとうございます。
交差法でのハートレーは、GRFの存在を脅かすほどの魅力的な音でした。特に、音の軸が交差するポイントのあたりで聴いたときは、音に包まれる感じが魅力的で、レコードの再生には大変効果的でした。しかし、昨日のDolonさん宅の平行法でのAvalonの音は大変なインパクトでした。帰り道の、渋滞の首都高速でも、帰ったら、すぐこうしてみようというアイデアで頭がいっぱいになっていました。このような驚きと感激はこの頃はあまりなかったので、とても楽しかったのです。
帰って、交差法のハートレーを聴いてみると、音が浮き出す交差法の面白さはあるのですが、ピントが甘いまま密度だけが上がったようで、レコード再生にはメリットがあるのですが、ワンビット録音の細かい音がすこし、柔らかくなりすぎているようにも感じました。Dolonさんの音を聴いた後には、やはり以前の精緻な音に戻そうと思いました。
いろいろ試行錯誤して、夜の11時頃になって、ようやく満足のいく音が出始めました。その位置はConsequenceやESL57が一番良く鳴った所だったのです。面白いですね。SPが変わっても、その部屋で良くなるポイントは同じなのです。
Oさんに、感想を送っていただいたお礼と、折角送っていただいたのに元に戻したことをお詫びしました。いろいろなことが起こった、楽しい連休でした。
GRFさんが平行にハートレーを置くとテープ音源では音が中抜けするとのことで、交差セッティングを試したと伺い、早速聴きに伺いました。せっかくですから、DSDをネイティブでアナログ変換するDAコンバーターを持ち込み、GRFさんがお持ちの貴重なテープから起こしたDSDファイルの再生テストも兼ねて持ち込みました。
既にフローティングボードを敷いたハートレーは平行セッティングでは聴いていたので、交差セッティングではどんな感じで鳴るか、とても楽しみにしておりましたが、早速CD音源で試すと、あら不思議、以前のセッティングよりも音の密度が上がり、奥行き感を伴ってステージが前に出てきます。
ハートレーのすごさの一つに、どんなにボリュームを絞っても音が痩せないことがありますが、そのメリットが更に出ている感じがします。どんどん絞っていっても、かわいいステージが目の前に展開します。もともとハートレーが持っている深々とダブつかず軽く出る低音や、ワイドレンジ且つ音が薄まらない特徴はそのままです。
また交差セッティングなので本来であれば、リスニングポジションはかなりピンポイントのはずですが、そのスウィートスポットがかなり広い感じがします。事実、デュアルコンセントリックのコーナー型タンノイでは本当にシビアなはずです。
GRFさんが「ではここで聴いて」と、正確なリスニングポジションに誘われると、これまたびっくりです。全身が音に包まれ、その音の拡がりの中に身を置く快感度が増しました。
その後もテープ起こしのDSDファイルを聴き、最後は珠玉のファーストプレスレコード集を種々聴きました。そのあたりになるとオーディオのことを忘れ、ただひたすら時を忘れて音楽という甘美なる芸術空間にひたり続け、気がつくと深夜になっておりました。
私の自作DAコンバーターは、まあそこそこの感じではありましたが、まだ色々と詰める必要があると感じました。テープから起こしたDSDファイルといえども、まだまだテープそのものの再生音にはほど遠いのが実感です。ここをもう少し近づけないと、まだまだ満足のいくところには届かないでしょう。とはいえ、自作マニアには有難い話です。こんなに素晴らしい音をモチーフに色々と自作のテストを出来るのですから、なんと幸せなことでしょうか!聴いていない音を出すことは出来ないとつくづく思います。
帰りのタクシーの中で、交差セッティングと平行セッティングについて、記憶しているイメージを比較してました。交差セッティングでは密度の高い音で、ぐっとステージが前に出てきます。平行セッティングですと、ステージがもう少し後ろ側に定位するのですが、個人的には前の音のイメージも捨てがたいところがあります。見た目も平行セッティングの方が自然だと感じるからかもしれません。
気持ちよく回ったアルコールのお陰か、答えのない妄想にしばし浸っておりました。
Oさん、ありがとうございます。
交差法でのハートレーは、GRFの存在を脅かすほどの魅力的な音でした。特に、音の軸が交差するポイントのあたりで聴いたときは、音に包まれる感じが魅力的で、レコードの再生には大変効果的でした。しかし、昨日のDolonさん宅の平行法でのAvalonの音は大変なインパクトでした。帰り道の、渋滞の首都高速でも、帰ったら、すぐこうしてみようというアイデアで頭がいっぱいになっていました。このような驚きと感激はこの頃はあまりなかったので、とても楽しかったのです。
帰って、交差法のハートレーを聴いてみると、音が浮き出す交差法の面白さはあるのですが、ピントが甘いまま密度だけが上がったようで、レコード再生にはメリットがあるのですが、ワンビット録音の細かい音がすこし、柔らかくなりすぎているようにも感じました。Dolonさんの音を聴いた後には、やはり以前の精緻な音に戻そうと思いました。
いろいろ試行錯誤して、夜の11時頃になって、ようやく満足のいく音が出始めました。その位置はConsequenceやESL57が一番良く鳴った所だったのです。面白いですね。SPが変わっても、その部屋で良くなるポイントは同じなのです。
Oさんに、感想を送っていただいたお礼と、折角送っていただいたのに元に戻したことをお詫びしました。いろいろなことが起こった、楽しい連休でした。
by TANNOY-GRF
| 2011-09-20 23:14
| 来たり
|
Comments(3)
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O
at 2011-09-21 09:22
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やはり平行設置復活ですね。スピーカー回りのアクセサリーは、難しいですね。
テープ遊びとDSDいじりがメインになってきました。今後ともアドバイスを宜しくお願い致します。
あと阿佐谷の焼き鳥も今度是非!!お願いします。
テープ遊びとDSDいじりがメインになってきました。今後ともアドバイスを宜しくお願い致します。
あと阿佐谷の焼き鳥も今度是非!!お願いします。
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GRFの部屋
at 2011-09-21 09:32
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Oさん 折角、感想を送って頂いたのに、申し訳有りませんでした。でも実験の一環と言うことで、あれはあれで楽しめましたね。秋の本命は、やはりテープからDSDへの変換です。これは大プロジェクトですから。
阿佐谷の焼鳥屋さんは、いつでも!先日もチューバホーンさんをご案内しました。大変喜んで頂きました。
阿佐谷の焼鳥屋さんは、いつでも!先日もチューバホーンさんをご案内しました。大変喜んで頂きました。
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GRFの部屋
at 2011-09-21 10:47
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11月頃になり、空気が乾いてきたら、去年と同じように、神様のご降臨を祈願して、Consequenceの出番かなとも思っています。ほんとうはその頃が、一番GRFも良く鳴り始める季節なのですが、、、