2011年 09月 28日
ユニコーンは? |
夏の間、締め切ってクーラーばかり掛けていた和室は、真空管アンプをつける気にはならず、和室の音は、しばらくご無沙汰でした。音楽は、しっかりと空調が効いている「GRFのある部屋」にこもって聴いていました。
ようやく涼しくなってきた、今週になってようやくアンプに火を通しました。ちょうど到着したばかりの、ブラームスのリーベスリーダーを聴いてみました。1981年に録音された、マチス、ファースベンダー、シュライアー、フィッシャーディスカウの四人とピアノはエンゲルとサバリッシュの連弾という豪華なメンバーです。好きな歌手ばっかりのアルバムですね。
夏の間はずーっと聴かなかったのに、SPの位置はぴったりと合っていて、ステージの上に4人が展開します。CD34改は電源を入れっぱなしだったので、順調です。冴え冴えとした音を奏でます。狭い部屋ですから、SPの間隔、1860ミリで聴いています。聴いている場所も正三角形の頂点ですから、左右のSPからの距離も同じ1.9mぐらいです。その至近距離をまったく感じさせないのが、360度に放射する、このユニットの不思議です。
どうしてこのSPが普及しなかったのか、輸入代理店と販売店の販売方法を工夫すれば良かったと思うのですが、やはり、専用の空間と質の高い入力ソースが必要ですね。価格も少しこなれていればと思います。製造メーカーの強気の姿勢や自信が裏目に出たのではと思います。それでも、限られた専門の販売スタッフの努力により、いいお客さんに恵まれたのではと思います。単体であるユニコーンがこの形で継続されていたらと、思うのは私ばかりではないはずです。
先日、 Dolonさんのところで、素晴らしい音を奏でていた、バーンスタインのマーラー全集も、昔の価格からは考えられない数千円で買えました。これで、バーンスタインのマーラーは三種類になるのでしょうか?特に最後の演奏の全集は気合いが入っています。ただし、この全集は、曲がバラバラに入っており、HDDで取り込んで順番を並べ替えないと扱いにくいですね。
NYフィルとの3番の終楽章の迫力ある演奏をユニコーンはコンサートホールにいるように聴かせてくれます。後ろの壁が消え、部屋の中にぽっかりと空間が開き、演奏会場が見えるのです。大オーケストラの壮大な響きををスケールを損なうことなく、SPの間の空間に出現させるのが、UNICORNなのです。不思議ですね。
ようやく涼しくなってきた、今週になってようやくアンプに火を通しました。ちょうど到着したばかりの、ブラームスのリーベスリーダーを聴いてみました。1981年に録音された、マチス、ファースベンダー、シュライアー、フィッシャーディスカウの四人とピアノはエンゲルとサバリッシュの連弾という豪華なメンバーです。好きな歌手ばっかりのアルバムですね。
夏の間はずーっと聴かなかったのに、SPの位置はぴったりと合っていて、ステージの上に4人が展開します。CD34改は電源を入れっぱなしだったので、順調です。冴え冴えとした音を奏でます。狭い部屋ですから、SPの間隔、1860ミリで聴いています。聴いている場所も正三角形の頂点ですから、左右のSPからの距離も同じ1.9mぐらいです。その至近距離をまったく感じさせないのが、360度に放射する、このユニットの不思議です。
どうしてこのSPが普及しなかったのか、輸入代理店と販売店の販売方法を工夫すれば良かったと思うのですが、やはり、専用の空間と質の高い入力ソースが必要ですね。価格も少しこなれていればと思います。製造メーカーの強気の姿勢や自信が裏目に出たのではと思います。それでも、限られた専門の販売スタッフの努力により、いいお客さんに恵まれたのではと思います。単体であるユニコーンがこの形で継続されていたらと、思うのは私ばかりではないはずです。
先日、 Dolonさんのところで、素晴らしい音を奏でていた、バーンスタインのマーラー全集も、昔の価格からは考えられない数千円で買えました。これで、バーンスタインのマーラーは三種類になるのでしょうか?特に最後の演奏の全集は気合いが入っています。ただし、この全集は、曲がバラバラに入っており、HDDで取り込んで順番を並べ替えないと扱いにくいですね。
NYフィルとの3番の終楽章の迫力ある演奏をユニコーンはコンサートホールにいるように聴かせてくれます。後ろの壁が消え、部屋の中にぽっかりと空間が開き、演奏会場が見えるのです。大オーケストラの壮大な響きををスケールを損なうことなく、SPの間の空間に出現させるのが、UNICORNなのです。不思議ですね。
by TANNOY-GRF
| 2011-09-28 05:23
| ユニコーン
|
Comments(9)
CD34は、初めて購入したCDPでした。
ベルギーで生産された、フィリップスのスウィングアーム搭載機器で、CDP価格を一気に普及価格帯に引き下げた戦略機器でしたね。
小生はピックアップの読み取り不良が原因で8年ほどで買い替えしましたが、今でも現役とは恐れ入ります。
ベルギーで生産された、フィリップスのスウィングアーム搭載機器で、CDP価格を一気に普及価格帯に引き下げた戦略機器でしたね。
小生はピックアップの読み取り不良が原因で8年ほどで買い替えしましたが、今でも現役とは恐れ入ります。
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GRFの部屋
at 2011-09-28 13:39
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椀方さん
コメントありがとうございます。私のCD34は、ケースやメカはCd34ですが、電源はアナログ・デジタル別電源ですし、中の回路はまったく別にディスクリートで組み直ししています。
数万円の本体に、二桁違う費用が掛かっています。工藤さんの手になるレーシングマシーンですね。
コメントありがとうございます。私のCD34は、ケースやメカはCd34ですが、電源はアナログ・デジタル別電源ですし、中の回路はまったく別にディスクリートで組み直ししています。
数万円の本体に、二桁違う費用が掛かっています。工藤さんの手になるレーシングマシーンですね。
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SEIBO
at 2011-09-28 18:13
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HMVでクレンペラーのマーラーの2,4,7、9、大地の歌、歌曲集の6枚セットCDが1,757円で出ていました。このうち3枚は持っているのでどうしようかなと悩んでます。しかしすごい時代になったものです。悩むような値段ではないですね!しかもこういうセット廉価盤のほうがマスタリングがよくて音がよかったりするのですから!!
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GRFの部屋
at 2011-09-28 20:26
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これは黙って行ってください!これは安すぎです。
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UNICORN
at 2011-09-30 06:38
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確かに持ちあげてくれるAudio評論家の存在は貴重だったのですが、
限られた音楽分野に限定していたのが致命的だったと思います。
あの値段(実際に所有すると安いぐらいですが)で音楽分野限定とも
とれる絶賛方法では購入に二の足をふむのは当然だったのでは・・・?
でもその御蔭でOne&Onlyな再生空間を独占できるのですからユニコーン
User冥利につきますね!!
限られた音楽分野に限定していたのが致命的だったと思います。
あの値段(実際に所有すると安いぐらいですが)で音楽分野限定とも
とれる絶賛方法では購入に二の足をふむのは当然だったのでは・・・?
でもその御蔭でOne&Onlyな再生空間を独占できるのですからユニコーン
User冥利につきますね!!
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GRFの部屋
at 2011-09-30 07:59
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UNICORNさん、限られた音楽分野とは何だったんですか?
こんなにオールマイティなSPもめずらしいぐらいですが、、、。
こんなにオールマイティなSPもめずらしいぐらいですが、、、。
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UNICORN
at 2011-09-30 10:58
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>限られた音楽分野とは何だったんですか・・・・・・
当時数名の評論家が共通してコメントしていた表現が;
*これで聴くVocalは最高、でもこのSpeakerでJazzとかBigBand
を聴こうとする人は居ないでしょうね・・・
残念ながら、どなたもオールマイテイな潜在能力に気がつこうともせず
、更に代理店を含め、試聴する機会が極端に少なかったことがそれに
輪をかけたのでしょう。
残念な(恐ろしい)ことです!!
当時数名の評論家が共通してコメントしていた表現が;
*これで聴くVocalは最高、でもこのSpeakerでJazzとかBigBand
を聴こうとする人は居ないでしょうね・・・
残念ながら、どなたもオールマイテイな潜在能力に気がつこうともせず
、更に代理店を含め、試聴する機会が極端に少なかったことがそれに
輪をかけたのでしょう。
残念な(恐ろしい)ことです!!
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(Y)
at 2011-09-30 17:00
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ユニコーンに限らず、雑誌などからの風評でイメージ付けされた機器は数知れずですね。そんなことをしてきたから、オーディオ業界は…なんてことは言いますまい。
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by
GRFの部屋
at 2011-10-02 21:33
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UNICORNさん
私が、お宅にはじめてお伺いしたとき、掛けていただき、またびっくりしたのは、ToddさんにろくおんしていただいたBIGBANDJAZZの楽器の生々しさでした。驚き、全国探して、ようやく見つけたときは、嬉しかったです。 現在は和室に置いているので、一番聴いているSPになりました。
私が、お宅にはじめてお伺いしたとき、掛けていただき、またびっくりしたのは、ToddさんにろくおんしていただいたBIGBANDJAZZの楽器の生々しさでした。驚き、全国探して、ようやく見つけたときは、嬉しかったです。 現在は和室に置いているので、一番聴いているSPになりました。