2011年 10月 11日
Belafonte at Carnegie Hall |
50年近く前、はじめてステレオに触れたときに聴いたレコードの中に、このベラフォンテのカーネギーホールでのコンサートがありました。以来、半世紀にもわたって聴き続けてきたことになります。音のいいレコードで、今聴いても、ほれぼれする録音です。ほとんどぶっつけ本番で録音されたとは信じられません。1959年4月19日と20日の録音からベラフォンテ自身によって選ばれていますが、曲の編集や再録も行っていないそうです。ありのままに録られた記録(レコード)なのです。
私がいまだに、ライブ録音にこだわるのは、このアルバムが原風景としてあるからかも知れません。1959年の春のNYの空気が、そのまま再現されてくるからです。この後に出た「Return to Carnegie Hall」も優れた録音ですが、内容がこのアルバムに比べると落ちます。その後のGreek Therter でのコンサートは、残響がつきすぎでした。要するにこのアルバムが、空前絶後なのです。
4トラックテープが聴けるようになって最初に購入したのもこのアルバムでした。先日、まとめて購入したテープの中にもありました。都合で4巻も揃ったので、Nagra ウイルスを感染させてしまったOさんに、カンフル剤としてプレゼントしました(笑)。テープ自身も50年近く経っているので、状態がいいのが少ないのですが、程度の良いテープからワンビットのファイルを起こしましたから、もう心配いりません。
(しっかりと探したら、もう一巻ありました。Oさんに差し上げても、まだ4巻もあったのです。程度は、ピンキリです。写真を見ても程度が解りますね)
この音を、ユニコーンで聴くとほとんどの方が、余りの音質の良さにびっくります。演奏家の人は、バックのオーケストラのレベルの高さに二度驚きます。素晴らしいアルバムですね。これを収録したワンビット5.6MHzのファイルのボリュームは、なんと8.2Gにもなります。USBメモリーにも入らない大きさになります。このアルバムを、96KHz/24BitのPCMに変換して、曲間を入れて編集してみます。それを、そのままハイレゾとCDフォーマットに焼いたモノを比較してみようと思います。
このアルバムのCDは、一度出たきっりで、現在プレミアが付いています。アメリカから取り寄せても見ましたが、Return to Carnegie Hallと違って、レコード盤のようなキレがいまいちでした。しかし、この4トラックテープから起こしたCD-Rは、昔のままのフレッシュさを保っています。レコードでは聞けない音の躍動感や安定感もあります。
このアルバムは、出版が51年前の1960年でした。ということは、、、。
リウーさんのご質問にお答えして、、、
こちらはめずらしい、モノラル盤です。
私がいまだに、ライブ録音にこだわるのは、このアルバムが原風景としてあるからかも知れません。1959年の春のNYの空気が、そのまま再現されてくるからです。この後に出た「Return to Carnegie Hall」も優れた録音ですが、内容がこのアルバムに比べると落ちます。その後のGreek Therter でのコンサートは、残響がつきすぎでした。要するにこのアルバムが、空前絶後なのです。
4トラックテープが聴けるようになって最初に購入したのもこのアルバムでした。先日、まとめて購入したテープの中にもありました。都合で4巻も揃ったので、Nagra ウイルスを感染させてしまったOさんに、カンフル剤としてプレゼントしました(笑)。テープ自身も50年近く経っているので、状態がいいのが少ないのですが、程度の良いテープからワンビットのファイルを起こしましたから、もう心配いりません。
(しっかりと探したら、もう一巻ありました。Oさんに差し上げても、まだ4巻もあったのです。程度は、ピンキリです。写真を見ても程度が解りますね)
この音を、ユニコーンで聴くとほとんどの方が、余りの音質の良さにびっくります。演奏家の人は、バックのオーケストラのレベルの高さに二度驚きます。素晴らしいアルバムですね。これを収録したワンビット5.6MHzのファイルのボリュームは、なんと8.2Gにもなります。USBメモリーにも入らない大きさになります。このアルバムを、96KHz/24BitのPCMに変換して、曲間を入れて編集してみます。それを、そのままハイレゾとCDフォーマットに焼いたモノを比較してみようと思います。
このアルバムのCDは、一度出たきっりで、現在プレミアが付いています。アメリカから取り寄せても見ましたが、Return to Carnegie Hallと違って、レコード盤のようなキレがいまいちでした。しかし、この4トラックテープから起こしたCD-Rは、昔のままのフレッシュさを保っています。レコードでは聞けない音の躍動感や安定感もあります。
このアルバムは、出版が51年前の1960年でした。ということは、、、。
by TANNOY-GRF
| 2011-10-11 18:00
| 好きなテープ
|
Comments(8)
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リウー
at 2011-10-12 21:26
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これって、管球王国なんかでリファレンスなっているものですか?
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GRFの部屋
at 2011-10-12 22:22
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管球王国は、是枝さんのアンプの所だけしか見ていないので、解りません(笑い)。どうなんでしょうか?
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リウー
at 2011-10-12 23:07
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エクセルサウンド/RCAビクターLSO6006というものです。
写真が似ているのですが、こちらは、全景が写っているみたいです。
あ、CDではなく、レコードです。
写真が似ているのですが、こちらは、全景が写っているみたいです。
あ、CDではなく、レコードです。
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TANNOY-GRF at 2011-10-12 23:30
上に載せたのがレコードのジャケットです。
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リウー
at 2011-10-12 23:35
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ありがとうございます。
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太郎
at 2011-10-14 10:17
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初めて投稿いたします。
いつも貴ブログを興味深く拝読しています。オーディオに関する情報への関心から読み始めたのですが、最近は同世代を生きてきた共通体験、共感により惹かれる気がします。
ベラフォンテが初めて来日公演をしたのは、’60年でカーネギーホールコンサートの翌年でした、産経ホールでのコンサートをTVで見た記憶があります。ベラフォンテは律儀にオリジナルの脚本通りコンサートを進行させて、マチルダの聴衆との掛け合いもカーネギーホールと同じようにやるのですが、当時の日本人は今ほども英語が理解できなくて、なんとも中途半端な結果でした。無理だったんですね。その代り「さくらさくら」を歌いましたっけ。
当時このLPは憧れでしたが、もちろん自宅にはステレオなどなく、友人がたまたま所有する国内版のLPを喫茶店にもちこんで聴いたものでした。今でも、このコンサートのダニーボーイはあらゆる歌の中でも最も素晴らしい歌であり演奏の一つだと確信しています。
当時のテープで聴いたら素晴らしいでしょうね、高校生の頃の自分に戻れるかな。
いつも貴ブログを興味深く拝読しています。オーディオに関する情報への関心から読み始めたのですが、最近は同世代を生きてきた共通体験、共感により惹かれる気がします。
ベラフォンテが初めて来日公演をしたのは、’60年でカーネギーホールコンサートの翌年でした、産経ホールでのコンサートをTVで見た記憶があります。ベラフォンテは律儀にオリジナルの脚本通りコンサートを進行させて、マチルダの聴衆との掛け合いもカーネギーホールと同じようにやるのですが、当時の日本人は今ほども英語が理解できなくて、なんとも中途半端な結果でした。無理だったんですね。その代り「さくらさくら」を歌いましたっけ。
当時このLPは憧れでしたが、もちろん自宅にはステレオなどなく、友人がたまたま所有する国内版のLPを喫茶店にもちこんで聴いたものでした。今でも、このコンサートのダニーボーイはあらゆる歌の中でも最も素晴らしい歌であり演奏の一つだと確信しています。
当時のテープで聴いたら素晴らしいでしょうね、高校生の頃の自分に戻れるかな。
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TANNOY-GRF at 2011-10-14 10:27
太郎さん
コメントありがとうございます。確かに、「このコンサートで歌われたダニーボーイはあらゆる歌の中でも最も素晴らしい歌であり演奏の一つ」ですね。
どれほど聴いたか、分かりません。このテープの音は本当に素晴らしく、テープから起こしたCDもレコードとは一線を画しています。一瞬のうちに高校生の時代にワープしますね(笑)。
コメントありがとうございます。確かに、「このコンサートで歌われたダニーボーイはあらゆる歌の中でも最も素晴らしい歌であり演奏の一つ」ですね。
どれほど聴いたか、分かりません。このテープの音は本当に素晴らしく、テープから起こしたCDもレコードとは一線を画しています。一瞬のうちに高校生の時代にワープしますね(笑)。
こんばんは
このレコードは国内盤だと思うのですが父が持っていました。
オープンリールについても昔はよく父が使っていて、エアチェック
していた姿を思い出します。
今もあるのかなぁ。ちょっと当時の父の姿を思い出しちゃいました。
このレコードは国内盤だと思うのですが父が持っていました。
オープンリールについても昔はよく父が使っていて、エアチェック
していた姿を思い出します。
今もあるのかなぁ。ちょっと当時の父の姿を思い出しちゃいました。