2012年 03月 01日
新型プリの調整 |
GRFの部屋で鳴っている、真空管を換えたLive Fiveのプリと比べると、今度の新型プリは、幾分柔らかな音がしています。電源の差は出ますから、音の静かさやダイナミックレンジ、そして真空管の差による音の品位などは、やはり相応の差が出ています。
しかし、今回の新型プリと比較することによって、10年間使ってきたMullardのECC82もそれなりに劣化してきているのが解りました。蛍光灯と同じで、付いている限り明るさの変化には気づきにくい物です。しかし、日々徐々に変化をしているのは確かです。今回、新しいプリと比べてその差が解ったのです。思えば、前日のOさんが来られたときの音も、冴えがありませんでした。しばらく使わなかったからも有りますが、経年劣化もあったのでしょう。
いろいろ差し替えて、やはりオリジナルのMullard が一日の長がありました。この真空管を基準に作られているプリですから、いい音がするのは当然なのですが。そうなると、今度は新型プリの方も、今少し品のある音を目指したいと思うのは、当然の親心?です(笑)。
(この丁寧な絡み配線が音質を決めているのです。とても、10万円台の価格のアンプには見えませんね。)
水谷さんに相談した結果、超低域のカットオフを換えてみることにしました。大型のトランスを使用しているので、それに伴い超低域も拡大してあるのですが、逆に幾分すっきりさせることで、Love Fiveのような音の品位を上げるのに、効果があると思います。
また、幾分、カットオフのコンデンサーが小さくなる分、より高性能なコンデンサーにも変えることが出来ます。同時に一段増幅の真空管の負荷を変えて、トランスの負荷を少し下げてみることにしました。
夕方茅野に行く足を少しのばして、松本の水谷さんの工房を訪ねました。事情をお話しして、私用のモディファイをお願いしてみました。二人で音を聞き比べて、水谷さんに納得して頂き、変更して頂くことになりました。
この手が、数多くのアンプを世に送り出してきたのですね。ヨーロッパにも輸出されているそうです。イギリスで高い評価を得ているのも当然ですね。
水谷さんのアンプは、それぞれがユニークでこだわりがありますが、出てきた音は、安曇野の清冽なわき水のように、無味無臭です。でも、いろいろなミネラルを含んでいて、味わいもあるのですね。無理矢理、SPをねじ伏せることはしません。その意味では、能率のよい、自然なSPを鳴らすと、本当の真価がでてきます。私の家でも、Hartleyを導入してから、ようやく真価が見えてきました。
今回の新型プリには、入力と出力にバランス受けを付けて頂きました。オープンリールのデッキから、DSDのファイルにダビングする用途に使うからです。CDとオープンリールが二種類、そしてワンビットの録再のモニターが出来る優れものですね。
今年の安曇野の寒さも、あちらに引っ越してきて20年近く経つそうですが、初めての寒さだったそうです。私の茅野の家のお隣さんも、同じ事を言われました。現在、日本中の原発がほとんど停まっています。50基以上の原発が出してきた熱は、一台で大河の温度を数度上げるほどの熱量でした。それがすべて停まった今年の冬。昔の、本来の冬が戻ってきたようです。
しかし、今回の新型プリと比較することによって、10年間使ってきたMullardのECC82もそれなりに劣化してきているのが解りました。蛍光灯と同じで、付いている限り明るさの変化には気づきにくい物です。しかし、日々徐々に変化をしているのは確かです。今回、新しいプリと比べてその差が解ったのです。思えば、前日のOさんが来られたときの音も、冴えがありませんでした。しばらく使わなかったからも有りますが、経年劣化もあったのでしょう。
いろいろ差し替えて、やはりオリジナルのMullard が一日の長がありました。この真空管を基準に作られているプリですから、いい音がするのは当然なのですが。そうなると、今度は新型プリの方も、今少し品のある音を目指したいと思うのは、当然の親心?です(笑)。
水谷さんに相談した結果、超低域のカットオフを換えてみることにしました。大型のトランスを使用しているので、それに伴い超低域も拡大してあるのですが、逆に幾分すっきりさせることで、Love Fiveのような音の品位を上げるのに、効果があると思います。
また、幾分、カットオフのコンデンサーが小さくなる分、より高性能なコンデンサーにも変えることが出来ます。同時に一段増幅の真空管の負荷を変えて、トランスの負荷を少し下げてみることにしました。
夕方茅野に行く足を少しのばして、松本の水谷さんの工房を訪ねました。事情をお話しして、私用のモディファイをお願いしてみました。二人で音を聞き比べて、水谷さんに納得して頂き、変更して頂くことになりました。
この手が、数多くのアンプを世に送り出してきたのですね。ヨーロッパにも輸出されているそうです。イギリスで高い評価を得ているのも当然ですね。
水谷さんのアンプは、それぞれがユニークでこだわりがありますが、出てきた音は、安曇野の清冽なわき水のように、無味無臭です。でも、いろいろなミネラルを含んでいて、味わいもあるのですね。無理矢理、SPをねじ伏せることはしません。その意味では、能率のよい、自然なSPを鳴らすと、本当の真価がでてきます。私の家でも、Hartleyを導入してから、ようやく真価が見えてきました。
今回の新型プリには、入力と出力にバランス受けを付けて頂きました。オープンリールのデッキから、DSDのファイルにダビングする用途に使うからです。CDとオープンリールが二種類、そしてワンビットの録再のモニターが出来る優れものですね。
今年の安曇野の寒さも、あちらに引っ越してきて20年近く経つそうですが、初めての寒さだったそうです。私の茅野の家のお隣さんも、同じ事を言われました。現在、日本中の原発がほとんど停まっています。50基以上の原発が出してきた熱は、一台で大河の温度を数度上げるほどの熱量でした。それがすべて停まった今年の冬。昔の、本来の冬が戻ってきたようです。
by TANNOY-GRF
| 2012-03-01 08:09
| オーディオ雑感
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