2012年 07月 01日
久しぶりの千客万来(1) |
いよいよ、今日は、新しくなったユニコーンの音を聴きに、沢山の方が来られます。朝早く連絡が来て、横浜のMさんが一番手で来られることになりました。その後、ご近所のAZさん、たくみ深川さん、Taoさん、そしていつものOさんもまだ、新しいユニットの音を聴かれていないので今日来られる予定です。凄いことになりそうです。この狭い和室では、交通整理が必要ですね。ここは定員3名ですから、時間差攻撃ですね。部屋に入り切らなくなったら、いよいよ、GRFの部屋も聴けるようにしておかなければなりません。大掃除で大わらわです(苦笑)。
まず第一陣は、横浜のMさんです。ご感想は?訊くまでもありませんね。この表情がすべてを物語っています(笑)。
新しい地平線を開いたのではとも言われました。従来の音は。クラシックのファンから見たジャズでありヴォーカルだったのが、ジャズその物が眼前でなるようになったと言うことです。クラシックの大オーケストラもしかり、演奏に入る前の会場の緊張した気配が伝わってきます。すなわち会場の暗騒音が再現できたのですね。ユニット交換前とはまったく違うスピーカーになったそうです。Mさんにそこまで褒めて頂くと嬉しいですね。先日、横浜に伺ったときの私の余裕ある態度が理解されたそうです(笑)。
Mさんは的確に変わったところを分析してくれました。音楽の基本である300Hz~400Hzの再現が巧くできていると。部屋の影響もあり、ほとんどのお宅で、そのあたりの音が薄くなっているそうです。その基音がでているので、音に実在感があると。それと、チタンの振動板から出てくる、シンバルや鈴の音の実在感も音楽を楽しくしているとと。従来の音は、静かに音楽を聴く、いわば草食系の音だとすれば、今回は、Jazzも生々しくきける肉食系の音も出てきたと言われました。ただ低音が出てきただけではなく、車の表現で言えば、カムに乗った音だとも、切れ味が良く、音の伸びがありトルク感が気持ちが良いと。嬉しいですね。昔のスタックスのSR-3の音の低音を分厚くしたような音であると、巧い表現です。
是枝さんのアンプも大変効果が上げています。新しく仕上がってきたサウンドパーツのプリも、低いところまで伸びて、迫力が増しました。アンプの負荷を8Ωから4Ωに変えると、かなり柔らかくなりクラシックは聴きやすくなりますが、迫力は薄れます。中間の6Ωあたりが良いかもしれません。是枝さんにお訊きすると、6Ωのタップもでているので、16・8・4の組み合わせを8・6・4にして頂こうと思っています。いつものショスタコヴィッチの15番の切れ味も増したようです。
先日、横浜で聴かせていただいた、イタリア人のトランペッターFabrizio Bossonoのフリューゲルホーンの様な響きや、シカゴのヴォーカルでピアニストのPatricai Barberの濃い音も、Walter Davis Jr.の迫力有るピアノなども次々と聴いていただきました。これに、とろみが加われば出来上がりだと、お褒めを頂きました。先日の横浜のゴージャズな音の後でもそれほど、引け目を感じないのは、自分でも驚きでした。ただ、この様な狭い部屋では、音の飽和が始まると低音過剰になるので、ほんの少しだけ最低音を絞ると良いのではと指摘されました。
チタンドライバー本来のシンバルの音が聞こえます。これは360度放射される球面波だからでしょう。シンバルや鈴の音は、独壇場ですね。最後に菅野先生を尊敬されているMさんは「お元気だったら菅野先生に聴いていただきたかった音ですね。」と言われました。私も、DDDドライバー一本で、全音域をカバーするこの音を聴いて貰っていたら、このドライバーの評価もだいぶ変わっていたのでは思いますね。
最後は、二人が大好きなアズナブールの1994年の録音を聴いていただきました。コンサートの最後で必ず歌うLes Bons Momentsです。我々の愛聴盤の厚生年金会館でも最後に歌っていました素晴らしいコンサートのエンディングを飾る音です。パリコングレのホールとアズナブールの実演特有の高音がしっかりとしたクリアな音が楽しめました。満足した我々は、近くのいつものおそばやさんに繰り出し、Mさんから今後の展開等の貴重なアドヴァイスを頂きました。
まず第一陣は、横浜のMさんです。ご感想は?訊くまでもありませんね。この表情がすべてを物語っています(笑)。
新しい地平線を開いたのではとも言われました。従来の音は。クラシックのファンから見たジャズでありヴォーカルだったのが、ジャズその物が眼前でなるようになったと言うことです。クラシックの大オーケストラもしかり、演奏に入る前の会場の緊張した気配が伝わってきます。すなわち会場の暗騒音が再現できたのですね。ユニット交換前とはまったく違うスピーカーになったそうです。Mさんにそこまで褒めて頂くと嬉しいですね。先日、横浜に伺ったときの私の余裕ある態度が理解されたそうです(笑)。
Mさんは的確に変わったところを分析してくれました。音楽の基本である300Hz~400Hzの再現が巧くできていると。部屋の影響もあり、ほとんどのお宅で、そのあたりの音が薄くなっているそうです。その基音がでているので、音に実在感があると。それと、チタンの振動板から出てくる、シンバルや鈴の音の実在感も音楽を楽しくしているとと。従来の音は、静かに音楽を聴く、いわば草食系の音だとすれば、今回は、Jazzも生々しくきける肉食系の音も出てきたと言われました。ただ低音が出てきただけではなく、車の表現で言えば、カムに乗った音だとも、切れ味が良く、音の伸びがありトルク感が気持ちが良いと。嬉しいですね。昔のスタックスのSR-3の音の低音を分厚くしたような音であると、巧い表現です。
是枝さんのアンプも大変効果が上げています。新しく仕上がってきたサウンドパーツのプリも、低いところまで伸びて、迫力が増しました。アンプの負荷を8Ωから4Ωに変えると、かなり柔らかくなりクラシックは聴きやすくなりますが、迫力は薄れます。中間の6Ωあたりが良いかもしれません。是枝さんにお訊きすると、6Ωのタップもでているので、16・8・4の組み合わせを8・6・4にして頂こうと思っています。いつものショスタコヴィッチの15番の切れ味も増したようです。
先日、横浜で聴かせていただいた、イタリア人のトランペッターFabrizio Bossonoのフリューゲルホーンの様な響きや、シカゴのヴォーカルでピアニストのPatricai Barberの濃い音も、Walter Davis Jr.の迫力有るピアノなども次々と聴いていただきました。これに、とろみが加われば出来上がりだと、お褒めを頂きました。先日の横浜のゴージャズな音の後でもそれほど、引け目を感じないのは、自分でも驚きでした。ただ、この様な狭い部屋では、音の飽和が始まると低音過剰になるので、ほんの少しだけ最低音を絞ると良いのではと指摘されました。
チタンドライバー本来のシンバルの音が聞こえます。これは360度放射される球面波だからでしょう。シンバルや鈴の音は、独壇場ですね。最後に菅野先生を尊敬されているMさんは「お元気だったら菅野先生に聴いていただきたかった音ですね。」と言われました。私も、DDDドライバー一本で、全音域をカバーするこの音を聴いて貰っていたら、このドライバーの評価もだいぶ変わっていたのでは思いますね。
最後は、二人が大好きなアズナブールの1994年の録音を聴いていただきました。コンサートの最後で必ず歌うLes Bons Momentsです。我々の愛聴盤の厚生年金会館でも最後に歌っていました素晴らしいコンサートのエンディングを飾る音です。パリコングレのホールとアズナブールの実演特有の高音がしっかりとしたクリアな音が楽しめました。満足した我々は、近くのいつものおそばやさんに繰り出し、Mさんから今後の展開等の貴重なアドヴァイスを頂きました。
by TANNOY-GRF
| 2012-07-01 21:49
| 来たり
|
Comments(7)
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横浜のM
at 2012-07-02 15:43
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横浜のMです。ほとんどの感想はブログにアップされているので 補足をかきます。
久々にGRFさん「ならでは」の音を堪能しました。ユニットが寿命で交換した偶然の産物ではありますが、これまでの経緯からこの成果が必然であることがわかります。今までの全ての経験、自らの行動から結果を引き寄せたといえましょう。
GRFさんマジックサウンドは、あのGRFのある部屋ならではの、しっかりした花梨の床と、音響的に高い天井、そしてあの部屋のエアボリュームから来ているとおもっていました。それを今回はごくありふれた和室6畳で実現してみせてくれたことが驚きでした。それも高価なハイエンド機器をちりばめての成果ではなく、一般的な努力で手に入れることが出来る常識的な価格の機材でこの結果を得たことが素晴らしいですね。オーディオにかけている驚き、気迫、可能性が伝わってくるGRFさんならではの音でした。
久々にGRFさん「ならでは」の音を堪能しました。ユニットが寿命で交換した偶然の産物ではありますが、これまでの経緯からこの成果が必然であることがわかります。今までの全ての経験、自らの行動から結果を引き寄せたといえましょう。
GRFさんマジックサウンドは、あのGRFのある部屋ならではの、しっかりした花梨の床と、音響的に高い天井、そしてあの部屋のエアボリュームから来ているとおもっていました。それを今回はごくありふれた和室6畳で実現してみせてくれたことが驚きでした。それも高価なハイエンド機器をちりばめての成果ではなく、一般的な努力で手に入れることが出来る常識的な価格の機材でこの結果を得たことが素晴らしいですね。オーディオにかけている驚き、気迫、可能性が伝わってくるGRFさんならではの音でした。
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横浜のM
at 2012-07-02 15:44
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ここがスタートですから、今後のならしこみ次第で大変な高みにのぼる可能性がある音といえましょう。これから期待される要素としては陰影、渋みといったところでしょうか。
最後に聴かせていただいた、1994年のアズナブールは素晴らしかったです。観衆の熱狂、感動の嵐が存分に伝わってきて胸が熱くなりました。
最後に聴かせていただいた、1994年のアズナブールは素晴らしかったです。観衆の熱狂、感動の嵐が存分に伝わってきて胸が熱くなりました。
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GRF
at 2012-07-02 15:51
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Mさん ありがとうございました。あの後から来られた皆さんの驚きも、嬉しい結果となりました。ご指摘のとおりこの音に渋味や陰影が加わってきたら、本当に素晴らしい音になるでしょう。これからも精進します。
最後に聴いた、アズナブール、最近では私の一番好きな実況録音盤ですが、聴衆の熱気が伝わってきて感動しましたね。
最後に聴いた、アズナブール、最近では私の一番好きな実況録音盤ですが、聴衆の熱気が伝わってきて感動しましたね。
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UNICORN
at 2012-07-02 19:09
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>従来の音は。クラシックのファンから見たジャズでありヴォーカル・・・・
正に、この逆のパターンが我家のUnicornによる再生音楽でもあり、5年程前にGRF邸でのGRFの再生音を聴いて以来如何にClassicファンから見て違和感の無い音に仕上げるか?が小生の長・・・い、葛藤でも有った訳です。
最近のUnicornによる、両者の歩み寄りを未経験のGRFさん、また全く未経験のMさんにも近々その辺りの率直な意見を御聞きしたいところです!?
正に、この逆のパターンが我家のUnicornによる再生音楽でもあり、5年程前にGRF邸でのGRFの再生音を聴いて以来如何にClassicファンから見て違和感の無い音に仕上げるか?が小生の長・・・い、葛藤でも有った訳です。
最近のUnicornによる、両者の歩み寄りを未経験のGRFさん、また全く未経験のMさんにも近々その辺りの率直な意見を御聞きしたいところです!?
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GRF
at 2012-07-02 19:20
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UNICORNさん 何はともあれ、いろいろありがとうございます。何しろお宅に伺わなければ、この音に巡り会うことも無かったわけですから。人は出会いと、そこからの努力ですね。
あとは、家のCDプレヤーやMさんのお宅のSACDプレーヤーのレベルに、UNICORNさんも上げなければならないでしょう。お互い切磋琢磨で頑張りたいですね。
あとは、家のCDプレヤーやMさんのお宅のSACDプレーヤーのレベルに、UNICORNさんも上げなければならないでしょう。お互い切磋琢磨で頑張りたいですね。
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UNICORN
at 2012-07-02 20:42
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>UNICORNさんも上げなければならないでしょう・・・・・・
この辺りは当面<上げる>事はないでしょう・・・・、その代りまだ世間では試行錯誤中のPC/FileAudioに行く可能性はあるかも・・・!?
この辺りは当面<上げる>事はないでしょう・・・・、その代りまだ世間では試行錯誤中のPC/FileAudioに行く可能性はあるかも・・・!?
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GRF
at 2012-07-02 20:53
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>世間では試行錯誤中のPC/FileAudioに行く可能性はあるかも・・・!?
UNICORNさんの専門ですからね。しかし、結局アナログ回路の強化が音に直結するのは、どこでも同じです。
UNICORNさんの専門ですからね。しかし、結局アナログ回路の強化が音に直結するのは、どこでも同じです。