2012年 07月 02日
久しぶりの千客万来(2) |
Mさんが上機嫌にお帰りになったあと、私は少しだけお蕎麦やさんで頂いた王禄で、気持ちよくなってきました。Mさんにあのぐらい気に入っていただければ本望です。
ニコニコしている内に、近所のAZさんが来られました。オリジナルGRFシルバーをお使いのA氏は、勿論音にもご自分の考えを徹底されています。しばらく聴かれたあと、この音は、いい音だけど、普通の良いスピーカーになったのでは、厳しいご指摘でした。以前の方が、ユニコーン特有の音が浮いてくる感じが良かったと、確かにその差はありますが、まだエージングの途中なので、多少硬い音が捨ているのは事実ですね。以前のドライバーの音は、空間に浮く感じが秀逸でした。今回のようにバックロードが掛かっていなかったので、音のバランスがだいぶ違います。それでも、音量を昔のドライバーを聴いていたときまで下げると、音の鮮明度が上がります。やはりある程度音量を上げすぎると、狭い部屋では音が飽和するようです。エージングも必要だし、まだまだ、いろいろと改善していかなければならないと感じました。
そこに、たくみ@深川君が来られました。朝から開催されていたゲートボール大会から直行してくれたのです。久しぶりに見るたくみさんは、ゲートボールでしっかりと日焼けしてとても元気そうでした。
早速聴いていただくことにしました。先ほどのMさんの時にも聴いていただいたトニー・ベネットのPlaying with Friendsから一曲目のDaina Krall とデュエットしているAlright Okay You winです。掛けた瞬間に、たくみさんの顔色が変わりました。驚きが目に現れています。A氏の方は、幾分懐疑的ではありますが、足はリズムを刻んでいましたから、まあまあなのではないでしょうか(笑)。GRFをお使いのA氏からみれば、音がうるさすぎると感じられることでしょう。それは仕方がないことです。まだ鳴り始めてから一週間ですから。聴きながら思いました、この音は私のGRFとは対極に有る音だと。音場や空間を出すのではなくこれ自体が音源になるタイプのSPです。その意味では、球面波と平面波の差はありますが、ESLの57と同じSP自体が楽器になるタイプの音だからです。平行法や交差法で出来る音場はありません。音その物が楽しいのです。
GRFは音が出ている空間を再現します。UNICORNは球面波で音を出してきますから、それ自体が音源となり極めて精緻な音を出しているのです。音の上下方向には極めて敏感で、マイクから見た音の遠近感をはっきりと出すのです。この二つのアプローチから同じ音楽を聴くという贅沢を味わっていることになります。たくみさんは、クラシックからヘビーメタルまで何でも聴かれる幅広い方なので、6畳間でシングルコーン一つで、ここまで再現できるスケール感と低音に驚かれていました。トニーベネットの後は、カプラン・ウィーンフィルのマーラーの二番、そしてこの頃の定番になった、ハイティンク・ロイヤルコンセルトヘボーのショスタコヴィッチの15番です。その変身したUNICORNを楽しんで頂いているところに、Taoさんがロードをこなしてきたすっきりとした顔で来られました。
狭い部屋に4人も入るのを想定していませんでしたので、いそぎ、隣の部屋からソファのオットマンを持ってきました。引き続き、4人体制でそのままショスタコヴィッチを試聴です。Taoさんご持参のパンをみんなで頬張りながら、真剣にショスタコヴィッチを聴くのは面白い光景でした(笑)。皆さん食べる間も惜しんでの試聴ですから。そのあとは今一度、トニーベネットをTaoさんに聴いていただき、先に帰られるAZさんには、ピリスのモーツアルトの23番の協奏曲を聴いていただきました。
さすがに、この狭い部屋に四人はいると音が変わります。我々の身体が吸音材になるのと、部屋の空気の量が少なくなるのですね。隣のGRFのある部屋でも、四人はいると変わりますから、無理はありません。定員は3名ですね。皆さん、一様に以前との音の違いは、はっきりと認識していただきました。それと、7畳ぐらいの部屋でどうしてこの様なスケールの大きな低音が出るのかが不思議だと言われました。でも鳴っているのはたしかにSPなのですが、どの様な音楽が鳴っているかの方が重要ですね。でも鳴っている音の話ではなく、演奏されている音楽の話へ話題が移れば、いい音がしている証です。
AZさんが帰られてから、しばらくしてOさんが来られました。何時も来ていただいているOさんも、このユニットに変わってからははじめてです。やはり、余りの変わりように驚かれていました。朝から、ずーと起きいている私の耳には、音がだいぶ変化してきたのが解りました。どんどん柔らかくなっていくのです。気がつくと夜八時。近所のイタリアンで、ワインとジュースで乾杯したあとも、話はどんどん拡がっていきました。
Taoさんはそれから戻られて、感想記を書いていただきました。いつものように着眼点がユニークでウィットとに富んだ文章で、反応の早さに驚きました。たくみさんの感想記が楽しみですね。皆さんありがとうございました。
ニコニコしている内に、近所のAZさんが来られました。オリジナルGRFシルバーをお使いのA氏は、勿論音にもご自分の考えを徹底されています。しばらく聴かれたあと、この音は、いい音だけど、普通の良いスピーカーになったのでは、厳しいご指摘でした。以前の方が、ユニコーン特有の音が浮いてくる感じが良かったと、確かにその差はありますが、まだエージングの途中なので、多少硬い音が捨ているのは事実ですね。以前のドライバーの音は、空間に浮く感じが秀逸でした。今回のようにバックロードが掛かっていなかったので、音のバランスがだいぶ違います。それでも、音量を昔のドライバーを聴いていたときまで下げると、音の鮮明度が上がります。やはりある程度音量を上げすぎると、狭い部屋では音が飽和するようです。エージングも必要だし、まだまだ、いろいろと改善していかなければならないと感じました。
そこに、たくみ@深川君が来られました。朝から開催されていたゲートボール大会から直行してくれたのです。久しぶりに見るたくみさんは、ゲートボールでしっかりと日焼けしてとても元気そうでした。
早速聴いていただくことにしました。先ほどのMさんの時にも聴いていただいたトニー・ベネットのPlaying with Friendsから一曲目のDaina Krall とデュエットしているAlright Okay You winです。掛けた瞬間に、たくみさんの顔色が変わりました。驚きが目に現れています。A氏の方は、幾分懐疑的ではありますが、足はリズムを刻んでいましたから、まあまあなのではないでしょうか(笑)。GRFをお使いのA氏からみれば、音がうるさすぎると感じられることでしょう。それは仕方がないことです。まだ鳴り始めてから一週間ですから。聴きながら思いました、この音は私のGRFとは対極に有る音だと。音場や空間を出すのではなくこれ自体が音源になるタイプのSPです。その意味では、球面波と平面波の差はありますが、ESLの57と同じSP自体が楽器になるタイプの音だからです。平行法や交差法で出来る音場はありません。音その物が楽しいのです。
GRFは音が出ている空間を再現します。UNICORNは球面波で音を出してきますから、それ自体が音源となり極めて精緻な音を出しているのです。音の上下方向には極めて敏感で、マイクから見た音の遠近感をはっきりと出すのです。この二つのアプローチから同じ音楽を聴くという贅沢を味わっていることになります。たくみさんは、クラシックからヘビーメタルまで何でも聴かれる幅広い方なので、6畳間でシングルコーン一つで、ここまで再現できるスケール感と低音に驚かれていました。トニーベネットの後は、カプラン・ウィーンフィルのマーラーの二番、そしてこの頃の定番になった、ハイティンク・ロイヤルコンセルトヘボーのショスタコヴィッチの15番です。その変身したUNICORNを楽しんで頂いているところに、Taoさんがロードをこなしてきたすっきりとした顔で来られました。
狭い部屋に4人も入るのを想定していませんでしたので、いそぎ、隣の部屋からソファのオットマンを持ってきました。引き続き、4人体制でそのままショスタコヴィッチを試聴です。Taoさんご持参のパンをみんなで頬張りながら、真剣にショスタコヴィッチを聴くのは面白い光景でした(笑)。皆さん食べる間も惜しんでの試聴ですから。そのあとは今一度、トニーベネットをTaoさんに聴いていただき、先に帰られるAZさんには、ピリスのモーツアルトの23番の協奏曲を聴いていただきました。
さすがに、この狭い部屋に四人はいると音が変わります。我々の身体が吸音材になるのと、部屋の空気の量が少なくなるのですね。隣のGRFのある部屋でも、四人はいると変わりますから、無理はありません。定員は3名ですね。皆さん、一様に以前との音の違いは、はっきりと認識していただきました。それと、7畳ぐらいの部屋でどうしてこの様なスケールの大きな低音が出るのかが不思議だと言われました。でも鳴っているのはたしかにSPなのですが、どの様な音楽が鳴っているかの方が重要ですね。でも鳴っている音の話ではなく、演奏されている音楽の話へ話題が移れば、いい音がしている証です。
AZさんが帰られてから、しばらくしてOさんが来られました。何時も来ていただいているOさんも、このユニットに変わってからははじめてです。やはり、余りの変わりように驚かれていました。朝から、ずーと起きいている私の耳には、音がだいぶ変化してきたのが解りました。どんどん柔らかくなっていくのです。気がつくと夜八時。近所のイタリアンで、ワインとジュースで乾杯したあとも、話はどんどん拡がっていきました。
Taoさんはそれから戻られて、感想記を書いていただきました。いつものように着眼点がユニークでウィットとに富んだ文章で、反応の早さに驚きました。たくみさんの感想記が楽しみですね。皆さんありがとうございました。
by TANNOY-GRF
| 2012-07-02 23:12
| 来たり
|
Comments(0)