2013年 05月 05日
あっという間の一週間 |
例年、この時期は万を満たして訪問される方々で、千客万来の時期なのですが、今年は、ちょうどその時期にお見送りをしたので、ほとんどの約束が先送りになりました。ようやく、土曜日になって懸案の調整に入ったのですが、疲れが出てきてすぐ寝てしまう始末。T4の事を書いていた2008年頃の記事を読み返して、5年間の月日の重さを実感しています。
折角、T4を出して鳴らし始めたので、聴取位置が少し変わった影響から、よりしっくりするポイントを探し始めました。床に定規で線を引き、各ポイントを試して見ます。最初は20センチ単位ぐらいで移動をして、その三分の一ぐらいに狭め、最後はミリ単位で追っていきます。これは、モノラルの録音を使うとある程度の範囲まではすぐに調整が出来ます。間隔が離れすぎても行けないし、くっつきすぎても音場が窮屈になります。左右の間隔が適正になると、空間がしっかりと出て来ます。離れすぎていると音が希薄になるのです。密度が高まる少し手前が聴きやすいようです。
そのあたりだと目星を付けて追い込むのですが、そこからは精神の集中が必要です。あたまではなく身体が感じるので、体調の具合でも微妙に音が変わります。今日の体力だとこんなところでしょう。しっかりとピントが合ってくると、小さな音の定位もよくなり音が動き始めます。ポイントがずれていると、音に活気が出ません。音楽がどう聞こえるかで身体のバロメーターにもなります。
入力側の音の調整も大事です。特にテーブル等に乗せる場合は、しっかりと振動を遮断しないと固有の音色が付くようになります。そうなると、低域の動きが鈍くなるのですぐ解りますね。CDプレーヤーとアンプは特に振動対策が大事です。
この部屋の音場を活かすCDはPhilipsやDGGがよく合います。今日はダニエル・ハーディングとウィーン・フィルの演奏で、マーラーの交響曲第10番を掛けてみました。三楽章の終わりや終楽章の大太鼓や低弦の響きが、スケール大きく再現されればSPの間隔は合っています。こじんまりとなるようだとまだ間隔が狭いか、遠くに行きすぎています。目一杯拡げて、なるべく前の方に持ってくるのが鳴らし方のコツですね。
折角、T4を出して鳴らし始めたので、聴取位置が少し変わった影響から、よりしっくりするポイントを探し始めました。床に定規で線を引き、各ポイントを試して見ます。最初は20センチ単位ぐらいで移動をして、その三分の一ぐらいに狭め、最後はミリ単位で追っていきます。これは、モノラルの録音を使うとある程度の範囲まではすぐに調整が出来ます。間隔が離れすぎても行けないし、くっつきすぎても音場が窮屈になります。左右の間隔が適正になると、空間がしっかりと出て来ます。離れすぎていると音が希薄になるのです。密度が高まる少し手前が聴きやすいようです。
そのあたりだと目星を付けて追い込むのですが、そこからは精神の集中が必要です。あたまではなく身体が感じるので、体調の具合でも微妙に音が変わります。今日の体力だとこんなところでしょう。しっかりとピントが合ってくると、小さな音の定位もよくなり音が動き始めます。ポイントがずれていると、音に活気が出ません。音楽がどう聞こえるかで身体のバロメーターにもなります。
入力側の音の調整も大事です。特にテーブル等に乗せる場合は、しっかりと振動を遮断しないと固有の音色が付くようになります。そうなると、低域の動きが鈍くなるのですぐ解りますね。CDプレーヤーとアンプは特に振動対策が大事です。
by TANNOY-GRF
| 2013-05-05 22:22
| オーディオ雑感
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Comments(10)
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seibo
at 2013-05-05 23:54
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ダニエル・ハーデイングは昔本物を聞いたことがありますが、指揮台から落ちそうなほどとび跳ねて元気いっぱいでした。彼のマーラですけど
実は最近僕も彼のマーラーの4番を良く聞いているのです。マーラらしくないといえばそうかもしれませんが、さらっとしていて少しもおどろおどろしい所のない素直な演奏でとても好きです。録音もとても良い気がしました。まさかGRFさんもハーデイングのマーラーを聞いているとは思いませんでした!
実は最近僕も彼のマーラーの4番を良く聞いているのです。マーラらしくないといえばそうかもしれませんが、さらっとしていて少しもおどろおどろしい所のない素直な演奏でとても好きです。録音もとても良い気がしました。まさかGRFさんもハーデイングのマーラーを聞いているとは思いませんでした!
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GRF
at 2013-05-06 18:48
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>まさかGRFさんもハーデイングのマーラーを聞いているとは思いませんでした!
まさかとはどういう意味なのでしょう?GRFさんみたいな旧い演奏ばかり聴いているひとが、最新の演奏を聴くとは思わなかったという意味でしょうか(爆)?
まさかとはどういう意味なのでしょう?GRFさんみたいな旧い演奏ばかり聴いているひとが、最新の演奏を聴くとは思わなかったという意味でしょうか(爆)?
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GRF
at 2013-05-06 18:50
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seiboさん そうだとしたら、そのままseiboさんにお返しします(笑)ティルソン・トーマスも愛聴していますよ。全集は高いからまだ買っていないけど・・・
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GRF
at 2013-05-06 20:41
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連休最終日の夕方、Oさんが寄ってくれましたので、早速、このハーディングをT4で聴いていただきました。久しぶりのT4の音に、やはりビックリ。私の家のSPの中でも、一番意外性のある音だと言われました。本当にそうですね。
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(Y)
at 2013-05-06 22:08
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T4を写真の中央の位置のスツール、というかオットマンと言うか、に座って聴かせて頂いたことを思い出しました。突然自分の周りをサラウンドのように音が取り囲んで、オーケストラの真ん中に放り込まれた感じがしました。ああいう経験と言うか、ああいう聞き方はもちろん普通ではないですが、T4とSD05の組み合わせの音場の広さ・深さは特別ですね。しかし、もう随分昔の話になってしまったのですね。この5年の歳月は色々あり過ぎです。
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GRF
at 2013-05-06 22:19
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(Y)さん >この5年の歳月は色々あり過ぎです。
全くおっしゃるとおり、いろいろ有りすぎですね。でも、今日もあの5年前の驚きを再確認できました。また、T4も5年の間に熟成してますます音場が自然になってきましたね。この様な聴き方をしている人が、いまだに少ないのは残念なことですが、SD05の孤高性を考えると仕方がないのかもしれません。唯一無二のアンプですから。
全くおっしゃるとおり、いろいろ有りすぎですね。でも、今日もあの5年前の驚きを再確認できました。また、T4も5年の間に熟成してますます音場が自然になってきましたね。この様な聴き方をしている人が、いまだに少ないのは残念なことですが、SD05の孤高性を考えると仕方がないのかもしれません。唯一無二のアンプですから。
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(Y)
at 2013-05-06 22:36
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>T4も5年の間に熟成してますます音場が自然になってきましたね。
人生の先輩に対して失礼な物言いになってしまいますが、T4のというよりも、GRFさんのますますの熟成がもたらしているのではないでしょうか? あれがあってこれがあってのポジティブなフィードバックが、T4を動かしているのでしょう。
そうそう、このGWに松本で真空管ラジオを手に入れてきました。General社製(富士通ゼネラルの前身)の昭和31〜2年生まれの6球スーパー(5球+マジックアイ)です。これからメンテに出します。これがまたデザインが良いんです。
人生の先輩に対して失礼な物言いになってしまいますが、T4のというよりも、GRFさんのますますの熟成がもたらしているのではないでしょうか? あれがあってこれがあってのポジティブなフィードバックが、T4を動かしているのでしょう。
そうそう、このGWに松本で真空管ラジオを手に入れてきました。General社製(富士通ゼネラルの前身)の昭和31〜2年生まれの6球スーパー(5球+マジックアイ)です。これからメンテに出します。これがまたデザインが良いんです。
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GRF
at 2013-05-06 22:48
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>T4のというよりも、GRFさんのますますの熟成がもたらしているのではないでしょうか?
恐縮です。しかし、重量級に熟成するのではなく、年代物のウイスキーのように、まろやかにかつ抜けるような軽さも出てくればいいのですが、実態はどんどん重くなる一方ですね(爆)
六球スーパーですか?この頃はこのスーパーの意味も解らなくなってきましたね。高性能ですが、都会より田舎の方が性能を発揮しやすい方式でした。
恐縮です。しかし、重量級に熟成するのではなく、年代物のウイスキーのように、まろやかにかつ抜けるような軽さも出てくればいいのですが、実態はどんどん重くなる一方ですね(爆)
六球スーパーですか?この頃はこのスーパーの意味も解らなくなってきましたね。高性能ですが、都会より田舎の方が性能を発揮しやすい方式でした。
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KT88
at 2013-05-07 12:45
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平行法を実践させていただいてます。最近、ケーブルや球を変えたりして少し音に広がりが無く、何か詰まった感じがしていたのでSPを更に前進させてみました。
オーラムカンタスVOLLAと云う小型2wayですが、スケールの超えた音が出て突き板の仕上げも美しいので、非常に気にいっているSPです。
後方の壁より1m50cmは離れています。音は奥行きはそのままで、広がりが向上しましたし音に躍動感を覚えます!ベースの音のピントがボケ気味なんで左右の間隔をアジャストしてみようと思ってます。
危うくアクセサリーに走るところでしたが、お金もかからず実験していても楽しいです。
オーラムカンタスVOLLAと云う小型2wayですが、スケールの超えた音が出て突き板の仕上げも美しいので、非常に気にいっているSPです。
後方の壁より1m50cmは離れています。音は奥行きはそのままで、広がりが向上しましたし音に躍動感を覚えます!ベースの音のピントがボケ気味なんで左右の間隔をアジャストしてみようと思ってます。
危うくアクセサリーに走るところでしたが、お金もかからず実験していても楽しいです。
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GRF
at 2013-05-08 05:16
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KT88さん はじめまして。お金を掛けずに楽しめるのが良いですね(笑)。部屋の大きさが解りませんが、位置を部屋の半分までは前に出ても大丈夫です。ぜひ、試して見てください。