2013年 12月 12日
神々のご降臨を願って |
十五目並べのように、身動き取れない状態の部屋を模様替えするには、一夜では出来ません。大きなSPを移動するには、まず、その空間を作らなければならないからです。R.GRFは、茅野へ持っていったので、部屋の中は状態は、去年の段階まで戻りました。溢れかえっているのは、テープ類と去年からまた大量に増えたCDです。CDは、隣の和室に一時避難させることが出来ても、やはり重いテープを整理しないと身動き取れないのです。
和室のユニコーンの稼働率が上がるに付け、なかなかこの部屋で聞く機会が減ってきました。この大量に集結したテープを片付けていくためにも、ダビングの作業を行いやすくする必要もありますので、その場所も確保しなければ行けないのです。12月の末からお正月に掛けては、お客様も来られます。出来るかぎり部屋をすっきりと使いたい!その為の第一歩を踏み出しました。
民族の大移動を行い、最終目的地は "Consequence" の登場ですが、同時にHartleyの再演も狙っています。要するに、あれもこれもやるためには、部屋の空間を確保しつつ、有効活用する訳です。キャンピングカーみたいな発想ですが。
1.部屋を横使いにする → 部屋の空間を有効利用するため
2.Hartleyを目一杯拡げて大空間を作る → マルチSPの為、空間再現力に弱いから
3.その内側に "Consequence"を並べたい → 聴く方を前にする
4.いつでもGRFを聴ける状態にする → アナログレコードを聴くため
5.テープ聴きのコーナーを確保したい → ダビング作業の円滑化
6.デコラに壁を背負わせたい → ステージの出現と音のバランス
その第一歩が、T-Audioの移動から始まりました。各々キャスターを履いていますから、一番移動が楽なのです。そこに、大きなソファーを移動すると、仕舞ってあったSPが移動できるようになり、反対側に空間が生まれます。掃除機も大活躍です。
まずはHartleyを所定の位置に戻します。部屋を目一杯使って、左右を拡げます。この間に舞台が出来るのです。実物大のステージが。
この時点で、ようやく第二段階です。並べるだけでは、面白くありません。各段階で味見をし無くては!早速、簡単に繋いで見ました。Hartleyは、去年の3月から寝ていました。まずは大きく背伸びさせなくてはいけません。それも徐々にです。小さな音量で音出しして、各ユニットに異常がないか調べます。水平に並んだユニットに耳を付けてその音を確かめるのです。直前に行くとようやく各ユニットが別の音を出しているのに気がつくのです。大丈夫そうです。まずは、モノのリタシュトライヒを掛けて、左右の大まかな位置を決めます。前後と、左右の間隔です。いずれもかなりシビアで、少し動かしただけで、バランスやステージが大きく変わります。
HD-1を出してきて、SD05に繋いで調整をしている内に、ステージが狭いことに気がつきました。ひょっとするとと後ろを見ると、左側のSPの後ろにRightと書かれていました。そう、左右反対に置いてしまったのです。ツイーターの位置が、内側に来るか、外側かで大きく違うのです。元に戻して聴くとようやく落ち着きました。
早速、先日来、聴き比べている春の祭典を、ゲルギエフ・ラトル・ヤンソンスのHD-1に移して聴いてみました。大振幅をいっぺんに入れるのは酷なので、少しづつ慣らしていきます。だんだん眼が醒めてきました。そうだ!と思いついて亡くなられた石田さんが最後に改造された、新しいアイデアでクロックアップをした今一台のHD-1と聴き比べて見ようと思いました。同じ、ソフトを入れて、AB比較です。すると、音の切れ味、ステージ感が大分違うのに気がつきました。生前にご連絡できなくて、申し訳なく思いました。あまりに急な展開だったので。
気持ちは、少ししんみりしましたが、音の方は、眼が醒めたように鳴り始めました。今一台の方も、SD05のサービスセンターに出して、改造して貰おうと思いました。サービスセンターの技術者も石田さんのご指導と専用の調整用機器や治具をお預かりして、整備の指導を受けました。修理や改造も問題なく出来ています。SD05のユーザーはご安心下さい。その彼が、石田さんの方向のもう一歩先を目指して、新しい工夫をしたHD-1が出来たようです。早速、古い方のHD-1の改造をお願いするつもりです。
Hartleyの音が良くなってきて、ステージが出始めると安心してソファーに横になってしまったようです。続きは、週末にでも・・・・zzz
和室のユニコーンの稼働率が上がるに付け、なかなかこの部屋で聞く機会が減ってきました。この大量に集結したテープを片付けていくためにも、ダビングの作業を行いやすくする必要もありますので、その場所も確保しなければ行けないのです。12月の末からお正月に掛けては、お客様も来られます。出来るかぎり部屋をすっきりと使いたい!その為の第一歩を踏み出しました。
民族の大移動を行い、最終目的地は "Consequence" の登場ですが、同時にHartleyの再演も狙っています。要するに、あれもこれもやるためには、部屋の空間を確保しつつ、有効活用する訳です。キャンピングカーみたいな発想ですが。
1.部屋を横使いにする → 部屋の空間を有効利用するため
2.Hartleyを目一杯拡げて大空間を作る → マルチSPの為、空間再現力に弱いから
3.その内側に "Consequence"を並べたい → 聴く方を前にする
4.いつでもGRFを聴ける状態にする → アナログレコードを聴くため
5.テープ聴きのコーナーを確保したい → ダビング作業の円滑化
6.デコラに壁を背負わせたい → ステージの出現と音のバランス
その第一歩が、T-Audioの移動から始まりました。各々キャスターを履いていますから、一番移動が楽なのです。そこに、大きなソファーを移動すると、仕舞ってあったSPが移動できるようになり、反対側に空間が生まれます。掃除機も大活躍です。
まずはHartleyを所定の位置に戻します。部屋を目一杯使って、左右を拡げます。この間に舞台が出来るのです。実物大のステージが。
この時点で、ようやく第二段階です。並べるだけでは、面白くありません。各段階で味見をし無くては!早速、簡単に繋いで見ました。Hartleyは、去年の3月から寝ていました。まずは大きく背伸びさせなくてはいけません。それも徐々にです。小さな音量で音出しして、各ユニットに異常がないか調べます。水平に並んだユニットに耳を付けてその音を確かめるのです。直前に行くとようやく各ユニットが別の音を出しているのに気がつくのです。大丈夫そうです。まずは、モノのリタシュトライヒを掛けて、左右の大まかな位置を決めます。前後と、左右の間隔です。いずれもかなりシビアで、少し動かしただけで、バランスやステージが大きく変わります。
HD-1を出してきて、SD05に繋いで調整をしている内に、ステージが狭いことに気がつきました。ひょっとするとと後ろを見ると、左側のSPの後ろにRightと書かれていました。そう、左右反対に置いてしまったのです。ツイーターの位置が、内側に来るか、外側かで大きく違うのです。元に戻して聴くとようやく落ち着きました。
早速、先日来、聴き比べている春の祭典を、ゲルギエフ・ラトル・ヤンソンスのHD-1に移して聴いてみました。大振幅をいっぺんに入れるのは酷なので、少しづつ慣らしていきます。だんだん眼が醒めてきました。そうだ!と思いついて亡くなられた石田さんが最後に改造された、新しいアイデアでクロックアップをした今一台のHD-1と聴き比べて見ようと思いました。同じ、ソフトを入れて、AB比較です。すると、音の切れ味、ステージ感が大分違うのに気がつきました。生前にご連絡できなくて、申し訳なく思いました。あまりに急な展開だったので。
気持ちは、少ししんみりしましたが、音の方は、眼が醒めたように鳴り始めました。今一台の方も、SD05のサービスセンターに出して、改造して貰おうと思いました。サービスセンターの技術者も石田さんのご指導と専用の調整用機器や治具をお預かりして、整備の指導を受けました。修理や改造も問題なく出来ています。SD05のユーザーはご安心下さい。その彼が、石田さんの方向のもう一歩先を目指して、新しい工夫をしたHD-1が出来たようです。早速、古い方のHD-1の改造をお願いするつもりです。
Hartleyの音が良くなってきて、ステージが出始めると安心してソファーに横になってしまったようです。続きは、週末にでも・・・・zzz
by TANNOY-GRF
| 2013-12-12 06:18
| オーディオ雑感
|
Comments(5)
Commented
by
SEIBO
at 2013-12-12 17:34
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期待大ですね!僕が聴かせていただいた時のハートレーは調整に今一歩の感があったようなので、今度は完璧なハートレーとあの神の音?をぜひお聞かせください。それにしてもそんなに素晴らしい音のオンパレードになってしまったらその後がっくり来てしまいませんか?
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by
GRF
at 2013-12-12 23:00
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SEIBOさん それは大丈夫です。まだまだやることが目白押しですから。Hartleyもなかなか鳴らすのが、難しいSPです。位置の調整だった、一番クリチカルかもしれません。昨日、今日でだいぶ音がこなれてきました。最初の中央定位だけでもとても難しいSPです。
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tao
at 2013-12-13 01:35
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Hartley・・・また機会がありましたら聴かせてください。以前聴かせていただいたのはもう1年以上前のことだったと記憶しています。
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椀方
at 2013-12-13 08:08
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ハートレーで、並行法のレクチャーを受けた頃の事を思い出します。
あれだけ左右の間隔を開けていても、ツウィーターが内側に来るだけでイメージが変わるのですね。
あれだけ左右の間隔を開けていても、ツウィーターが内側に来るだけでイメージが変わるのですね。
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GRF
at 2013-12-14 12:03
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今回は、当初鳴らしていなかったので、高域の伸びが悪く、実験で幾分内側にも向けてみました。するとあのステージ感が消えて、モニタースピーカーみたいな音になりました。これはこれで、面白いのですが、元に戻すと視界が開けた様に、会場の中にワープします。今の間隔は4300mmです。コーナーのGRFとほぼ同じ間隔です。違いは、平行法の場合は外側にも拡がっていくことです。