2014年 09月 17日
マスターテープをファイル化した音 |
前回、38/2トラのテープをワンビット5.6mHzでファイル化するお知らせをしましたが、一体全体そのマスターテープグレードの音はどの様な音だと言われる方も多いと思われます。家に来ていただいた方でも、実際にマスターテープのダブを聴かれた方は少なく、音が良いと言われても、その差をなかなか想像がつかないと思います。
私自身、50年以上、一生懸命やってきたオーディオの歴史を、いっぺんに覆されるとは、思いもしませんでした。それほど圧倒的な音の差です。市販のCDの中では、マスターテープの音を忠実に変換しているのは、RCAのLIVING STEREOシリーズの音です。それも、後から豪華版で出された全集や、SACDになっている盤は、もうデジタルマスターが違い、元の音ではなくなっています。最初に出されたバラのCDがいいですね。元のテープの音はとても暖かい音です。
ワンビットの5.6MHzでは、そのアナログテープ本来の柔らかさ、暖かさが再現されます。SACD規格の2.8MHzでは、高域のピークを感じて音が幾分硬質になります。それをクリアー感として感じる装置では、CDより音が良いと言われる所以でしょう。従来は、そのワンビットの音を直接DA変換して聴く手段が限られていましたが、最近はDSDを変換するコンバーターが大分普及してきました。
ワンビットの音をPCMに変換して聴くと、そこにPCM特有の音が加わるのが分かります。よく言えば、メリハリのある、HiFi調な音です。音そのものを聴く、スタジオ録音や、コンソール上で合成され作られた人工的な録音には、大変効果があります。44.1kHz→88.2kHz→176.4kHzと音が繊細になり高解像に聞こえます。但し、昔のテープ速度のように9.5cm→19.5cm→38cm→76cmと高域は伸びていきますが、逆に低域は、薄くなって聞こえます。スーパーツイーターを付けられる方々はCDフォーマットの上限20kHzの再生音では、十全ではないと思われる方の嗜好に合っているのでしょう。
私は、幸いにもまだ高域が聞こえるので、音楽には不要な高域の再生を押さえるようにしています。ほとんどの場合、2ウェイスピーカーの範囲で音楽は充分楽しめるからです。家のSPの中で、スーパーツィターが付いているのは"Consequence"だけです。2ウェイのSPには、88.2KHzのアップサンプリングぐらいが丁度良いのではと思っています。また、44.1KHzと48KHzの間には、20,000Hzのゾーンを越えた余裕があるのか、DATの規格の方が音が自然に聞こえます。もっとも、DATはテープですから、CDの光学サーボ特有の音から逃れられ、その差を感じる所為かもしれません。DATが録音の現場で、38/2トラの代わりに使われたのは、やはり理由があります。90年頃のスタジオでマスターとして使われていたDATを聴くと、これ以上何が必要なのかと思うからです。
そのDATと38/2トラの差は、例えて言うと高性能な、電気機関車と蒸気機関車の差とも言い換えられます。電気モーターの性能と蒸気機関のトルクフルなパワーとの差ですね。一台の大型の機関車で引っ張るより、各車両に分散したモーターで駆動する方が、よりスムーズに力を伝達できるので、乗り心地を考えて電車化していった歴史とどこか似通っています。大排気量の大型蒸気機関車が、長い車両を引っ張り、大陸を疾走するそんなイメージがあります。4トラックは狭軌の列車、2トラックは標準軌の線路とも言えましょう。安定性がまったく違うからです。
その、38/2トラで収録された元の音に限りなく近いマスターダブの音は、ダイナミイクレンジ、音の変化のスピード、低音域の余裕と豊かさが、通常のメディアを圧倒します。最初の音が出た瞬間から、これはダメだ!と思わされるのです。それはクラシックばかりではありません。例えば、ナット・キング・コールのあの低音は一声聴いただけで、だれもが圧倒されるでしょう。
その音を、若干きれいになりますが、ほぼ同じ音で収録できるのが、5.6MHzのDSDです。もちろん、収音より、再生の方が難しいのはどのメディアも同じです。余分な動作をしない、最低限のソフトだけに限定して、電源を余裕を持たせ、演算速度の早い、メモリーを大きく持った専用PCで、再生すると、どんどん音はよくなってい来ます。
アナログレコードの時代は、ダイナミックレンジがないレコードの溝にどの様に、イコライジングして収録するかを競いました。SPからLPに替わったばかりの時代の音は、圧倒的な迫力で、33回転のレコードでも、収納できたという証拠です。でも、それも、モノラルの溝の時です。45/45方式のステレオレコードからは、その迫力有る音はなかなか聴けないようになりました。
しかし、元のテープには、圧倒的な迫力のまま、安定したステレオで収録されています。あたかも、新幹線の車両で、100キロ以下で流しているような余裕が感じられるのです。そのまま、300キロまでスムーズに加速できるからです。以前も書きましたが、日本のJRはいまだに狭軌のままの線路を頑なに使い続けています。福知山の脱線事故が起こっても、本質的な改善はしないまま、誤魔化そうとしています。標準軌なら、あのような急カーブは作らないだろうし、昔の規格のままのその線路を130キロという狂気のスピードでは突っ込まないはずです。
先日、神戸・三宮から大阪に戻るとき、阪急電車の特急に乗りました。踏切の間をノンストップで飛ばしていくのは怖いですが、その乗り心地、左右のブレの無さ、安定性は、JRとは格段に違っていました。首都圏では京浜急行のスピードです。その時、思いました。新快速の右や左に身体を揺らしながら高速で走るのと違って、とても安定感がある、まるで38/2トラみたいな乗り心地だと!先頭に車両にいましたから、次から次へと並んでいる踏切には恐怖を感じましたが、、。
脱線しました。
話を元に戻すと、その蒸気機関車の迫力有る、トルクフルな走りから、走行音を取り除いたのがファイル化したマスターテープの音だという説明で、お解りでしょうか?二階建ての車両に乗り、線路の騒音を無くした、静かで心安らぐ音なのです。メカ的な音から逃れ音に浸れる快感があります。38センチの速度で、大きなリールが回っているのは、まるで蒸気機関車の動輪の動きを見ているようですが、実際には、煙や燃えかすを飛ばし、窓を開けていた人達の眼や鼻に入ります。昔、蒸気機関車が全盛だった頃、停車駅には、大きな水道の洗面台がホームの真ん中にありました。車両の中の人達の顔を洗うためです。テープの状態にも寄りますが、テープの磁性体がとび、程度のよくないテープですと、各楽章ごとに止めて、ヘッドや走行系を掃除しなければなりません。そして、確実にヘッドは摩耗していきます。
しかし、5.6MHzにファイル化された音は、力強さと早さを残して、完全空調されたパノラマ席へと替わるのです。空調のよく効いた、豪華な二階席で、線路のつなぎ目の音も聞こえず、次々と景色が変わっていく、大パノラマ席ですね。
私自身、50年以上、一生懸命やってきたオーディオの歴史を、いっぺんに覆されるとは、思いもしませんでした。それほど圧倒的な音の差です。市販のCDの中では、マスターテープの音を忠実に変換しているのは、RCAのLIVING STEREOシリーズの音です。それも、後から豪華版で出された全集や、SACDになっている盤は、もうデジタルマスターが違い、元の音ではなくなっています。最初に出されたバラのCDがいいですね。元のテープの音はとても暖かい音です。
ワンビットの5.6MHzでは、そのアナログテープ本来の柔らかさ、暖かさが再現されます。SACD規格の2.8MHzでは、高域のピークを感じて音が幾分硬質になります。それをクリアー感として感じる装置では、CDより音が良いと言われる所以でしょう。従来は、そのワンビットの音を直接DA変換して聴く手段が限られていましたが、最近はDSDを変換するコンバーターが大分普及してきました。
ワンビットの音をPCMに変換して聴くと、そこにPCM特有の音が加わるのが分かります。よく言えば、メリハリのある、HiFi調な音です。音そのものを聴く、スタジオ録音や、コンソール上で合成され作られた人工的な録音には、大変効果があります。44.1kHz→88.2kHz→176.4kHzと音が繊細になり高解像に聞こえます。但し、昔のテープ速度のように9.5cm→19.5cm→38cm→76cmと高域は伸びていきますが、逆に低域は、薄くなって聞こえます。スーパーツイーターを付けられる方々はCDフォーマットの上限20kHzの再生音では、十全ではないと思われる方の嗜好に合っているのでしょう。
私は、幸いにもまだ高域が聞こえるので、音楽には不要な高域の再生を押さえるようにしています。ほとんどの場合、2ウェイスピーカーの範囲で音楽は充分楽しめるからです。家のSPの中で、スーパーツィターが付いているのは"Consequence"だけです。2ウェイのSPには、88.2KHzのアップサンプリングぐらいが丁度良いのではと思っています。また、44.1KHzと48KHzの間には、20,000Hzのゾーンを越えた余裕があるのか、DATの規格の方が音が自然に聞こえます。もっとも、DATはテープですから、CDの光学サーボ特有の音から逃れられ、その差を感じる所為かもしれません。DATが録音の現場で、38/2トラの代わりに使われたのは、やはり理由があります。90年頃のスタジオでマスターとして使われていたDATを聴くと、これ以上何が必要なのかと思うからです。
そのDATと38/2トラの差は、例えて言うと高性能な、電気機関車と蒸気機関車の差とも言い換えられます。電気モーターの性能と蒸気機関のトルクフルなパワーとの差ですね。一台の大型の機関車で引っ張るより、各車両に分散したモーターで駆動する方が、よりスムーズに力を伝達できるので、乗り心地を考えて電車化していった歴史とどこか似通っています。大排気量の大型蒸気機関車が、長い車両を引っ張り、大陸を疾走するそんなイメージがあります。4トラックは狭軌の列車、2トラックは標準軌の線路とも言えましょう。安定性がまったく違うからです。
その、38/2トラで収録された元の音に限りなく近いマスターダブの音は、ダイナミイクレンジ、音の変化のスピード、低音域の余裕と豊かさが、通常のメディアを圧倒します。最初の音が出た瞬間から、これはダメだ!と思わされるのです。それはクラシックばかりではありません。例えば、ナット・キング・コールのあの低音は一声聴いただけで、だれもが圧倒されるでしょう。
その音を、若干きれいになりますが、ほぼ同じ音で収録できるのが、5.6MHzのDSDです。もちろん、収音より、再生の方が難しいのはどのメディアも同じです。余分な動作をしない、最低限のソフトだけに限定して、電源を余裕を持たせ、演算速度の早い、メモリーを大きく持った専用PCで、再生すると、どんどん音はよくなってい来ます。
アナログレコードの時代は、ダイナミックレンジがないレコードの溝にどの様に、イコライジングして収録するかを競いました。SPからLPに替わったばかりの時代の音は、圧倒的な迫力で、33回転のレコードでも、収納できたという証拠です。でも、それも、モノラルの溝の時です。45/45方式のステレオレコードからは、その迫力有る音はなかなか聴けないようになりました。
しかし、元のテープには、圧倒的な迫力のまま、安定したステレオで収録されています。あたかも、新幹線の車両で、100キロ以下で流しているような余裕が感じられるのです。そのまま、300キロまでスムーズに加速できるからです。以前も書きましたが、日本のJRはいまだに狭軌のままの線路を頑なに使い続けています。福知山の脱線事故が起こっても、本質的な改善はしないまま、誤魔化そうとしています。標準軌なら、あのような急カーブは作らないだろうし、昔の規格のままのその線路を130キロという狂気のスピードでは突っ込まないはずです。
先日、神戸・三宮から大阪に戻るとき、阪急電車の特急に乗りました。踏切の間をノンストップで飛ばしていくのは怖いですが、その乗り心地、左右のブレの無さ、安定性は、JRとは格段に違っていました。首都圏では京浜急行のスピードです。その時、思いました。新快速の右や左に身体を揺らしながら高速で走るのと違って、とても安定感がある、まるで38/2トラみたいな乗り心地だと!先頭に車両にいましたから、次から次へと並んでいる踏切には恐怖を感じましたが、、。
脱線しました。
話を元に戻すと、その蒸気機関車の迫力有る、トルクフルな走りから、走行音を取り除いたのがファイル化したマスターテープの音だという説明で、お解りでしょうか?二階建ての車両に乗り、線路の騒音を無くした、静かで心安らぐ音なのです。メカ的な音から逃れ音に浸れる快感があります。38センチの速度で、大きなリールが回っているのは、まるで蒸気機関車の動輪の動きを見ているようですが、実際には、煙や燃えかすを飛ばし、窓を開けていた人達の眼や鼻に入ります。昔、蒸気機関車が全盛だった頃、停車駅には、大きな水道の洗面台がホームの真ん中にありました。車両の中の人達の顔を洗うためです。テープの状態にも寄りますが、テープの磁性体がとび、程度のよくないテープですと、各楽章ごとに止めて、ヘッドや走行系を掃除しなければなりません。そして、確実にヘッドは摩耗していきます。
しかし、5.6MHzにファイル化された音は、力強さと早さを残して、完全空調されたパノラマ席へと替わるのです。空調のよく効いた、豪華な二階席で、線路のつなぎ目の音も聞こえず、次々と景色が変わっていく、大パノラマ席ですね。
by TANNOY-GRF
| 2014-09-17 20:22
| 好きなテープ
|
Comments(7)
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C
at 2014-09-18 15:21
x
GRFさんの巧みな比喩には参りました。
わが家の貧相な装置といい加減なセッティングのC級オーディオでも2Tr38からDSD化したソースを入れると2回りくらいスケールが大きくなり、スピーカーからあふれる広大な音場と空気感に満たされます。
入力ソースがアンプやスピーカーをドライブするわけでもないのに不思議な現象です。
私見では、DSD化することでワウフラや変調ノイズなどテープ特有の雑味が「ピュア」になり、テープのコピージェネレーションが一世代上がり、マスターに近くなったように聴こえます。4トラテープのDSD化では、オリジナルよりも音に安定感が増すようです。
鉄軌道の標準軌化は急ぐべきですね。国内すべての鉄軌道が標準軌になれば物流も含めた飛躍的なインフラ整備となるでしょうね。もう一つ、電源周波数の統一化もぜひとも必要でしょう。この二つがもたらす経済的・技術的メリットはこれに伴う雇用や地域の活性化とあわせ計り知れないものがあるでしょう。目先ではなく数十年を見通して実現してほしいものです。
わが家の貧相な装置といい加減なセッティングのC級オーディオでも2Tr38からDSD化したソースを入れると2回りくらいスケールが大きくなり、スピーカーからあふれる広大な音場と空気感に満たされます。
入力ソースがアンプやスピーカーをドライブするわけでもないのに不思議な現象です。
私見では、DSD化することでワウフラや変調ノイズなどテープ特有の雑味が「ピュア」になり、テープのコピージェネレーションが一世代上がり、マスターに近くなったように聴こえます。4トラテープのDSD化では、オリジナルよりも音に安定感が増すようです。
鉄軌道の標準軌化は急ぐべきですね。国内すべての鉄軌道が標準軌になれば物流も含めた飛躍的なインフラ整備となるでしょうね。もう一つ、電源周波数の統一化もぜひとも必要でしょう。この二つがもたらす経済的・技術的メリットはこれに伴う雇用や地域の活性化とあわせ計り知れないものがあるでしょう。目先ではなく数十年を見通して実現してほしいものです。
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by
M.A
at 2014-09-19 17:27
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いつもブログを楽しく拝見させております。RCAのLIVING STEREO,全集物ですが、それでも、安定感が有り、厚みの有る中域が、若いころ聴いた、テープの音を思い出させてくれます。ある程度のオーディオ装置であれば、今は、かなりの性能が有ると思うのです。質の良いソースを、供給さえ出来れば、、、自分の装置をきっと見直すのでしょうね。GRFさんのワンビットのファイル化は、貴重な物になりますね。
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GRF
at 2014-09-20 08:39
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Cさん いつもありがとうございます。お宅のごく普通のステレオ装置が、2Tr38を入力すると、まったく違うスケールになるのは、何時も驚いています。
一体何が違うのでしょう?考えられるのは、やはり低音の余裕と量でしょうね。蒸気機関車の例でお話ししましたが、車で言うと国産の自動車と、以前の6000ccのベンツやロールスロイスとの差だと言えば、解っていただけるでしょうか。
余裕と瞬間的な対応力の差なんでしょうか?車に詳しい方はご存じでしょうが、トルクカーブが変わると、乗り心地やハンドリングも大きく変わります。それとおなじような現象が起こっています。
通常のレコードやCDでは、水深の浅い流れみたいです。どんなに早くても、水量がなければ怖くありません。反対にゆっくり流れていても、用水路のように沢山の水が流れていると、いっぺんに流されますね。
やはり量が大事なのではないでしょうか?その意味で、DAコンバーターの電源の大きさが、そのトルク感を決めているとも言えます。電源の重要性も気づかされます。
一体何が違うのでしょう?考えられるのは、やはり低音の余裕と量でしょうね。蒸気機関車の例でお話ししましたが、車で言うと国産の自動車と、以前の6000ccのベンツやロールスロイスとの差だと言えば、解っていただけるでしょうか。
余裕と瞬間的な対応力の差なんでしょうか?車に詳しい方はご存じでしょうが、トルクカーブが変わると、乗り心地やハンドリングも大きく変わります。それとおなじような現象が起こっています。
通常のレコードやCDでは、水深の浅い流れみたいです。どんなに早くても、水量がなければ怖くありません。反対にゆっくり流れていても、用水路のように沢山の水が流れていると、いっぺんに流されますね。
やはり量が大事なのではないでしょうか?その意味で、DAコンバーターの電源の大きさが、そのトルク感を決めているとも言えます。電源の重要性も気づかされます。
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GRF
at 2014-09-20 08:41
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マスターテープのクオリティが優れているのは、分かりやすいのですが、4トラックテープの音があれほど向上するとは、思いませんでした。50年前のテープが鮮やかに、皆生き返りましたね。50年以上経ってパブリックドメインになっているテープは、皆さんにも聴いていただきたいと願っています。
毎日、ヘッドがすり減るほど、DSDファイル化をしていただいているCさんい感謝しています。当方は、その音源集めにもっと力を注いでいきますね。
毎日、ヘッドがすり減るほど、DSDファイル化をしていただいているCさんい感謝しています。当方は、その音源集めにもっと力を注いでいきますね。
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by
GRF
at 2014-09-20 08:46
x
M.Aさん ご無沙汰しています。なかなか遊びに行けず申し訳ありません。おかげさまで、貴重なソースのファイル化が進んできました。アナログ音源に忠実に収録できるのが、DSDの強みです。DSD64でも、128でもPCMに変換せず、直接DA変換をすると、PCM特有のデジタル音が無くなり、聴きやすくなります。アナログレコードも同じで、家では、実際にアナログレコードを掛けているのと、一旦DSDに収録したものを、AB比較してもどちらがどっちだか分かりません。その音も一度お聴き下さい。オリジナル盤のブルーシルバーの音がすぐ解ります。
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by
C
at 2014-09-20 10:45
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アンプやスピーカーに投資をせずに済んだのはテープソフトにこだわってきたおかげかもしれません。もっともテープデッキにはかなりつぎ込んでしまいましたが・・・
テープ間のダビングや、音質でやや不満のあるPCM録音に比べてDSDは圧倒的に優位で、ヘッドを含めた入力機器の良し悪しやマシンの調整具合がすぐに音に反映されますね。
2Tr38で残された優れた演奏のDSD化は現在聴きうる最良のソフトでしょう。また、絶滅した4トラミュージックテープのDSD化は文字通りの「アーカイブ」と思っています。これからもせっせと自炊しますよ。
テープ間のダビングや、音質でやや不満のあるPCM録音に比べてDSDは圧倒的に優位で、ヘッドを含めた入力機器の良し悪しやマシンの調整具合がすぐに音に反映されますね。
2Tr38で残された優れた演奏のDSD化は現在聴きうる最良のソフトでしょう。また、絶滅した4トラミュージックテープのDSD化は文字通りの「アーカイブ」と思っています。これからもせっせと自炊しますよ。
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by
MI
at 2015-12-11 23:50
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面白い記事をありがとうございます。
釈迦に説法となってしまうのかもしれませんが、
https://www.youtube.com/watch?v=EdU37xSwa4s
この動画で説明されているようにテープを掃除してから再生すればヘッドの摩耗は軽減できるのではないでしょうか?
とてもいちいち掃除していられる程の量ではないのかもしれませんが。。。
釈迦に説法となってしまうのかもしれませんが、
https://www.youtube.com/watch?v=EdU37xSwa4s
この動画で説明されているようにテープを掃除してから再生すればヘッドの摩耗は軽減できるのではないでしょうか?
とてもいちいち掃除していられる程の量ではないのかもしれませんが。。。