2016年 01月 16日
シューベルト ピアノソナタ 第21番 |
水戸でのツィメルマンのシューベルトの演奏は見事でした。大ホールでは幾分固く聴こえる彼のピアノは、水戸の会場の柔らかな響きに包まれて、彼の細かなタッチの差もしっかりと聞けて大変素晴らしいピアノの音を聞くことが出来ました。その音色のコントロールは、タッチだけではなく、極めて繊細なペダルコントロールから出されていること見て驚き感心いたしました。延ばした音をペダルで、リズムをつくりコントロールをするのです。その様子が、ピアノの下から見ることが出来ました。ペダルの影に隠れて左足の動きははっきりとは見えませんが、そちらも細かく動いているようです。
やはり、このリヒテルの演奏が、衝撃的でした。今回の演奏会で、ようやくその呪縛から解かれたようです。Ⓟ1972
今一方のスタンダードが、やはりケンプの演奏です。これはレコードですが、CD盤も良く聞いていました。Ⓟ1967
若かりし頃のエッシャンバッハです。フィッシャー・ディスカウや、エディット・マティスとのシューマンのリート集やモーツァルトの演奏と同時期のレコードです。Ⓟ1974
正統的というか、重厚な演奏が、アラウの真骨頂です。いつもの様に違う楽器のように聞こえます。Ⓟ1980
CD時代に入ると、このブレンデルの演奏が一番多く掛かっていました。ツィメルマンを聞いてきた後も、ケンプとブレンデルは違いの検証のために聞いています。Ⓟ1989
こちらは、レコードと同じリヒテルの演奏です。1972年のサルツブルグでの録音ですね。
ピリスは、モーツァルトやショパンのようには行かないようです。しかし感心するのは、グラモフォンのピアノ録音の素晴らしさです。二楽章の見事さは例えようもありません。Ⓟ2013
内田光子は、私には合わないようです。Ⓟ1998
こちらは、田部京子の1993年の録音です。私は、この頃のDENONの録音には少し不満があります。
肝心のツィメルマンのCDは出ていないようです。今回の演奏会からの録音でも出れば良いのですが、協奏曲以外の録音は本当に少ない演奏家です。今回の演奏を聴くと、水戸で録音されると良いですね。
追記 2016.2.3
あの後、まだ持っていないD.960を探してみました。ブレンデルの自選のライブ盤と、2008年引退公演のライブです。いずれも、D.960が選ばれています。ライブ盤は、1985年と2000年の公演です。D.960はロンドンのフェスティバルホールで収録ですね。回りの聴衆がうるさいのですが、委細構わずシューベルトの世界に入っていきます。
こちらは、2008年のハノーバーでの公演と、モーツァルトの第九番のピアノ協奏曲をマッケラス・ウィーンフィルで演奏しています。このウィーンフィルは良いですね。
日本の公演でもしみじみとした演奏を聴かせてくれるシフの盤もありました。これはシューベルトの時代のピアノフォルテを使用しています。ひなびた感じで、シューベルトのイメージに近いのかも知れませんが、現代の我々には、物足りなくなっているのも事実です。
オペラシティーで,素晴らしいベートーヴェンをマーラー室内楽団と聞かせてくれた、アンスネスの演奏が、その思いを満たしてくれました。これは良い演奏です。この盤は、ワーナー製ですので、以前のEMI盤を手に入れないとなら無いかも知れません。微妙に音が変わっているからです。
やはり、このリヒテルの演奏が、衝撃的でした。今回の演奏会で、ようやくその呪縛から解かれたようです。Ⓟ1972
今一方のスタンダードが、やはりケンプの演奏です。これはレコードですが、CD盤も良く聞いていました。Ⓟ1967
若かりし頃のエッシャンバッハです。フィッシャー・ディスカウや、エディット・マティスとのシューマンのリート集やモーツァルトの演奏と同時期のレコードです。Ⓟ1974
正統的というか、重厚な演奏が、アラウの真骨頂です。いつもの様に違う楽器のように聞こえます。Ⓟ1980
CD時代に入ると、このブレンデルの演奏が一番多く掛かっていました。ツィメルマンを聞いてきた後も、ケンプとブレンデルは違いの検証のために聞いています。Ⓟ1989
こちらは、レコードと同じリヒテルの演奏です。1972年のサルツブルグでの録音ですね。
ピリスは、モーツァルトやショパンのようには行かないようです。しかし感心するのは、グラモフォンのピアノ録音の素晴らしさです。二楽章の見事さは例えようもありません。Ⓟ2013
内田光子は、私には合わないようです。Ⓟ1998
こちらは、田部京子の1993年の録音です。私は、この頃のDENONの録音には少し不満があります。
肝心のツィメルマンのCDは出ていないようです。今回の演奏会からの録音でも出れば良いのですが、協奏曲以外の録音は本当に少ない演奏家です。今回の演奏を聴くと、水戸で録音されると良いですね。
追記 2016.2.3
あの後、まだ持っていないD.960を探してみました。ブレンデルの自選のライブ盤と、2008年引退公演のライブです。いずれも、D.960が選ばれています。ライブ盤は、1985年と2000年の公演です。D.960はロンドンのフェスティバルホールで収録ですね。回りの聴衆がうるさいのですが、委細構わずシューベルトの世界に入っていきます。
こちらは、2008年のハノーバーでの公演と、モーツァルトの第九番のピアノ協奏曲をマッケラス・ウィーンフィルで演奏しています。このウィーンフィルは良いですね。
日本の公演でもしみじみとした演奏を聴かせてくれるシフの盤もありました。これはシューベルトの時代のピアノフォルテを使用しています。ひなびた感じで、シューベルトのイメージに近いのかも知れませんが、現代の我々には、物足りなくなっているのも事実です。
オペラシティーで,素晴らしいベートーヴェンをマーラー室内楽団と聞かせてくれた、アンスネスの演奏が、その思いを満たしてくれました。これは良い演奏です。この盤は、ワーナー製ですので、以前のEMI盤を手に入れないとなら無いかも知れません。微妙に音が変わっているからです。
by TANNOY-GRF
| 2016-01-16 14:59
| 好きなレコード
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