2016年 02月 22日
刑事フォイルのテーマ曲 |
NHKで毎週日曜日の夜、BSで放送されているイギリスの刑事物の番組を見ています。イギリスらしい話の展開で、裏切りや、陰謀ばかりの陰鬱な時代の暗い話が多く、時として見ているのが辛くなります。それと、貴族・官僚・軍隊等の階級制度の弊害もテーマの一つですね。その意味で、典型的なイギリス映画でもあるのです。同じNHKで放送されている、貴族の館の陰謀的な暗い話とはちがいますが、嫉妬心も交えたイギリス製作の典型ですね。人々の裏表は、ヒッチコックの映画にフレンジーを思い出します。
この映画で救いは、狂言回しが決して美人とは思えないけど明るい性格のサムというなの女性ドライバーの存在でしょう。彼女がいなければ、恐らくかなりくらい映画になります。私の気に入っているのは、彼女の明るい役回りです。どこか犬のパピー的な雰囲気を感じるのは、少し下がった目なんか、制帽の下のヘアースタイルなのか知れません。そして主人公は、切れ者だけど、息子を兵役に取られて、最愛の奥さんは10年前に失っている、けっしてハンサムとは言えない、中高年のフォイル刑事のキャラクターでしょう。
そのキャラクターと、この映画の雰囲気を雄弁に語っているのが、番組の冒頭に出てくるメインテーマです。イングリッシュホルンと思われる暗い音色の楽器に、その旋律が通奏低音の数字の様に作用して、ベースが弾かれています。しっとりとした感じで、良い音だな〜と何時も感じます。
どこかで聴いた感じなのですが、先日、ブルックナーを聴いていて不意に思い出しました。ブルックナーの交響曲第5番の二楽章の冒頭のオーボエのテーマとコード進行も似ています。懐かしい感じもよく似ています。早速、聴いてみました。演奏家のスタイルによって、曲の感じは随分変わるのですが、アバドとベルリンフィルの演奏が、テンポと言い、曲の感じが似ています。他の指揮者では、まったく違う曲にも聞こえます。その後は、更に手持ちのブルックナーの5番の聞き比べをしたのはいうまでもありません。探すと随分あるのには、いつもの事ながら驚きます。
先週見逃した、エピソード3の3の後半を探して、イギリス版を見ていました。英語の勉強にはなりますが、難しい単語や言い回しが出て来て、何回も聴いて少しづつ進んだので、気がついたら、深夜を大分回っていました。NHKではエピソード4ぐらいまでしか放送されない様です。その後、エピソード8まで進んでいるDVDを買うか悩んでいます。DVDプレーヤーはOPPOなので、リージョンフリーで見れるのですが・・・・
Series 1 2002 May–August 1940
(1) "The German Woman"
(2) "The White Feather"
(3) "A Lesson in Murder"
(4) "Eagle Day"
Series 2 2003 September–October 1940
(5) "Fifty Ships"
(6) "Among the Few"
(7) "War Games"
(8) "The Funk Hole"
Series 3 2004 February–June 1941
(9) "The French Drop"
(10) "Enemy Fire"
(11) "They Fought in the Fields"
(12) "A War of Nerves"
Series 4 Part 1 2006 March–August 1942
(13) "Invasion"
(14) "Bad Blood"
Series 4 Part 2 2007 December 1942 – March 1943
(15) "Bleak Midwinter"
(16) "Casualties of War"
Series 5 2008 April 1944 – May 1945
(17) "Plan of Attack"
(18) "Broken Souls"
(19) "All Clear"
Series 6 2010 June–August 1945
(20) "The Russian House"
(21) "Killing Time"
(22) "The Hide"
Series 7 2013 August–September 1946
(23) "The Eternity Ring"
(24) "The Cage"
(25) "Sunflower"
Series 8 2015 October 1946 - January 1947
(26) "High Castle"
(27) "Trespass"
(28) "Elise"
シリーズ7からは、戦後になり、刑事ではなくなるようです。
この映画で救いは、狂言回しが決して美人とは思えないけど明るい性格のサムというなの女性ドライバーの存在でしょう。彼女がいなければ、恐らくかなりくらい映画になります。私の気に入っているのは、彼女の明るい役回りです。どこか犬のパピー的な雰囲気を感じるのは、少し下がった目なんか、制帽の下のヘアースタイルなのか知れません。そして主人公は、切れ者だけど、息子を兵役に取られて、最愛の奥さんは10年前に失っている、けっしてハンサムとは言えない、中高年のフォイル刑事のキャラクターでしょう。
そのキャラクターと、この映画の雰囲気を雄弁に語っているのが、番組の冒頭に出てくるメインテーマです。イングリッシュホルンと思われる暗い音色の楽器に、その旋律が通奏低音の数字の様に作用して、ベースが弾かれています。しっとりとした感じで、良い音だな〜と何時も感じます。
どこかで聴いた感じなのですが、先日、ブルックナーを聴いていて不意に思い出しました。ブルックナーの交響曲第5番の二楽章の冒頭のオーボエのテーマとコード進行も似ています。懐かしい感じもよく似ています。早速、聴いてみました。演奏家のスタイルによって、曲の感じは随分変わるのですが、アバドとベルリンフィルの演奏が、テンポと言い、曲の感じが似ています。他の指揮者では、まったく違う曲にも聞こえます。その後は、更に手持ちのブルックナーの5番の聞き比べをしたのはいうまでもありません。探すと随分あるのには、いつもの事ながら驚きます。
先週見逃した、エピソード3の3の後半を探して、イギリス版を見ていました。英語の勉強にはなりますが、難しい単語や言い回しが出て来て、何回も聴いて少しづつ進んだので、気がついたら、深夜を大分回っていました。NHKではエピソード4ぐらいまでしか放送されない様です。その後、エピソード8まで進んでいるDVDを買うか悩んでいます。DVDプレーヤーはOPPOなので、リージョンフリーで見れるのですが・・・・
Series 1 2002 May–August 1940
(1) "The German Woman"
(2) "The White Feather"
(3) "A Lesson in Murder"
(4) "Eagle Day"
Series 2 2003 September–October 1940
(5) "Fifty Ships"
(6) "Among the Few"
(7) "War Games"
(8) "The Funk Hole"
Series 3 2004 February–June 1941
(9) "The French Drop"
(10) "Enemy Fire"
(11) "They Fought in the Fields"
(12) "A War of Nerves"
Series 4 Part 1 2006 March–August 1942
(13) "Invasion"
(14) "Bad Blood"
Series 4 Part 2 2007 December 1942 – March 1943
(15) "Bleak Midwinter"
(16) "Casualties of War"
Series 5 2008 April 1944 – May 1945
(17) "Plan of Attack"
(18) "Broken Souls"
(19) "All Clear"
Series 6 2010 June–August 1945
(20) "The Russian House"
(21) "Killing Time"
(22) "The Hide"
Series 7 2013 August–September 1946
(23) "The Eternity Ring"
(24) "The Cage"
(25) "Sunflower"
Series 8 2015 October 1946 - January 1947
(26) "High Castle"
(27) "Trespass"
(28) "Elise"
シリーズ7からは、戦後になり、刑事ではなくなるようです。
by TANNOY-GRF
| 2016-02-22 07:18
| よしなしごと
|
Comments(6)
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GRF
at 2016-02-23 09:34
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ebay等で、探したら、山ほど出ていました。向こうでは大人気のシリーズなんですね。価格も、4倍程差があります。ヨーロッパ仕様のリージョン2だとPAL仕様なので、アメリカ用のDVD-1仕様にしました。19枚セットです。アメリカからは運賃が高いので、普段は買わないのですが、トータルでは安く買えました。記事の中のDVDセットはヨーロッパ仕様です。
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Bellwood
at 2016-02-23 10:35
x
「刑事フォイル」はわが家でちょっとしたブームなんです。「下町ロケット」なんかそっちのけで初回からずっと見ています。本国では一昨年の1月か2月かに終了しているそうですが、人気があったようです。でも相当に辛口ですね。戦争に逡巡する1940年当時のイギリスの世相の内実をえぐり出していていろいろな発見があります。日本のドラマはその点でまだまだですね。
冒頭のテーマのソロは、イングリッシュホルンで間違いないですね。音楽もなかなかのヒットだったようでCDも出ています。
冒頭のテーマのソロは、イングリッシュホルンで間違いないですね。音楽もなかなかのヒットだったようでCDも出ています。
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TANNOY-GRF at 2016-02-23 16:01
Bellwoodさん 私も初回から録画して見ていたのですが、どういうわけか、録画して、ディスクに移すと、原語が聞こえなくなります。レコーダーの設定が間違っているのか、再生の方法が違うのか,困っていました。日本語では、辻褄が合わないときがあります。それと時間が合わず、カットされている時もあるようです。そんなときにはと思っていました。2002年から始まり何回かの中断を経て、去年まで続いていました。主人公のフォイルもサムも当初の頃から比べると随分と歳を取っています。
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by
n/n
at 2023-05-28 23:35
x
こんにちは。
刑事フォイルが大好きで、特にテーマ曲が気に入ってパソコンで検索後にこちらの記事にたどり着きました。
【2016年 02月 22日刑事フォイルのテーマ曲】
すると、刑事フォイルのテーマ曲のCDが販売されていると書かれていました。
是非購入したいのですが、どちらで買えますか?
お教えくださいませ。
よろしくお願いいたします。
刑事フォイルが大好きで、特にテーマ曲が気に入ってパソコンで検索後にこちらの記事にたどり着きました。
【2016年 02月 22日刑事フォイルのテーマ曲】
すると、刑事フォイルのテーマ曲のCDが販売されていると書かれていました。
是非購入したいのですが、どちらで買えますか?
お教えくださいませ。
よろしくお願いいたします。
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by
GRF
at 2023-05-28 23:37
x
n/n さん 懐かしいですね。この記事を書いたのは、2016年ですからもう7年も経っています。私が購入したのはDVDでした。海外のamazonだった気がします。
テーマ曲のリンクを貼り直しましたので、上の画面をクリックするとテーマ曲は聴けると思います。
テーマ曲のリンクを貼り直しましたので、上の画面をクリックするとテーマ曲は聴けると思います。
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n/n
at 2023-05-29 00:23
x
早速のお返事とテーマ曲をありがとうございました。
お気にいりに入れましたので、これで聞くことができます。
この曲を聴くと、心が洗われ何故か手を伸ばして、忘れてしまった何かをつかもうとする自分がいます。
本当にありがとうございました。
お気にいりに入れましたので、これで聞くことができます。
この曲を聴くと、心が洗われ何故か手を伸ばして、忘れてしまった何かをつかもうとする自分がいます。
本当にありがとうございました。