2016年 04月 30日
この連休は・・・ |
五月の連休が始まりましたが、今年の「行ったり来たり」はほとんどありません。実験は終わってしまったし、訪問予定も一回だけなので気が楽です。溜まっているCDの全集版を片っ端から聴いています。まずは、アバドのRCAとSONYレーベルの全集です。これが皆音が良いのです。DGとは違った音作りで、スケールのおおきな録音スタイルです。84年頃から91年頃までのシカゴでの録音ですね。
実験が終わってしまったので、CDを聴く場合のメインの装置は、和室のユニコーンです。今までも、「GRFのある部屋」では、コンサートを聴きに行くような特別な気合を入れていました。普段は、和室のユニコーンで聴いています。そのユニコーンは、最近、1センチほど後ろに下げて、低域のバランスを良くして、縦型での特別感を少なくしました。いま、音が面白くなくて、5mm程戻しましたが(笑)、部屋が狭いので、そのくらいの差でも大きな変化が有ります。しかし、音量は大きな部屋とは違い、小さいですから、ブログを書いていても気にならない範囲の音です。でも、いまの5mmの変化で音が立ちはじめましたので、音楽の方に惹かれます。
今聴いているのは、客演指揮者だったシカゴとのチャイコフスキーの交響曲1〜6番です。チャイコフスキーは、ほとんど場合、4〜6番が一般的ですが、このアバドやハイティンク、そしてプレヴィンなどの名演で、1〜3番は知られています。私がレコードを集め出していた頃、70年代の後半から80年代はまだ、プレヴィンやハイティンクはコレクターが少なく、今では考えられないほどの価格で手に入れられました。そのハイティンクも全集を買ってありましたので、二人を聴き比べながら聴いております。音は、どちらも素晴らしいですね。演奏もシカゴとコンセルトヘボウの特徴が良く出ていると思います。
聴き比べると、ヨーロッパとアメリカのオーケストラのピッチの差が解ります。アメリカのオーケストラは、440Hzですが、ヨーロッパのオーケストラは442~445Hzが多いいようです。ベルリンやウィーンは高く音の「切れ」を強調しています。アメリカのオーケストラは、基準の440を守っており、特にシカゴの低弦は深く重い音で定評があります。その差が、聞こえて、お天気の差の様に音楽の色調が違って聞こえます。
しかし、これらの全集の価格は信じられないほど安いのです。中古レコード屋さんの店頭のバーゲン品より安いのですから、愛好家としては助かりますが、レコード会社としては二番煎じ、三番煎じのつもりなおでしょう。実際は10番煎じ以上でしょうが。著作権などはどの様に決めているのでしょう?不思議なのは、普通の再版盤と違って音が安定していることです。マスターリングが同じなので、違いが気にならないからでしょうか?だからといって、オリジナルを探してきて、聴き比べるような自らを不幸にすることはありません。
全集は30〜40枚ありますから、一日、聞き続けても何週間も掛かります。そのような全集が三組あれば、何ヶ月もかかるでしょう。必然的に聴かない、聴けない曲も出て来ます。聴いている時間は、ブログの記事を書いている状態でも、装置の前にいるわけですから、時間との競争にもなります。オーディオで音楽を聴く行為は、ほとんどが一人ですから、極めて私的だけど、孤独な作業です。それが良いのかもしれません。誰も来ない連休には特に実感します・・・
本ブログを書き始めて、10年目の四月が終わります。ブログを書く切っ掛けとなった、石田さんも2013年の夏に亡くなられて、はや、三年が過ぎようとしています。5月の28日には、那須で最後のファンクラブの例会も開かれます。会自体は継続されますが、那須での例会は終了致します。ご縁のあった方は、是非ご出席下さい。参加のお申込は、ファンクラブまで。また、石田さんにご依頼されてファンクラブで行ってきたSD05の修理のサービスも、5月いっぱいで終了されます。こちらは、お預かりしてきた部品がそろそろ尽きるからです。
十年一日の様ですが、時は歩みを止めず、徐々に姿を変えていきます。ブログを書くペースも少しずつ落ちていくでしょうが、どこまで続けられるか、今少しお付き合いください。
実験が終わってしまったので、CDを聴く場合のメインの装置は、和室のユニコーンです。今までも、「GRFのある部屋」では、コンサートを聴きに行くような特別な気合を入れていました。普段は、和室のユニコーンで聴いています。そのユニコーンは、最近、1センチほど後ろに下げて、低域のバランスを良くして、縦型での特別感を少なくしました。いま、音が面白くなくて、5mm程戻しましたが(笑)、部屋が狭いので、そのくらいの差でも大きな変化が有ります。しかし、音量は大きな部屋とは違い、小さいですから、ブログを書いていても気にならない範囲の音です。でも、いまの5mmの変化で音が立ちはじめましたので、音楽の方に惹かれます。
今聴いているのは、客演指揮者だったシカゴとのチャイコフスキーの交響曲1〜6番です。チャイコフスキーは、ほとんど場合、4〜6番が一般的ですが、このアバドやハイティンク、そしてプレヴィンなどの名演で、1〜3番は知られています。私がレコードを集め出していた頃、70年代の後半から80年代はまだ、プレヴィンやハイティンクはコレクターが少なく、今では考えられないほどの価格で手に入れられました。そのハイティンクも全集を買ってありましたので、二人を聴き比べながら聴いております。音は、どちらも素晴らしいですね。演奏もシカゴとコンセルトヘボウの特徴が良く出ていると思います。
聴き比べると、ヨーロッパとアメリカのオーケストラのピッチの差が解ります。アメリカのオーケストラは、440Hzですが、ヨーロッパのオーケストラは442~445Hzが多いいようです。ベルリンやウィーンは高く音の「切れ」を強調しています。アメリカのオーケストラは、基準の440を守っており、特にシカゴの低弦は深く重い音で定評があります。その差が、聞こえて、お天気の差の様に音楽の色調が違って聞こえます。
しかし、これらの全集の価格は信じられないほど安いのです。中古レコード屋さんの店頭のバーゲン品より安いのですから、愛好家としては助かりますが、レコード会社としては二番煎じ、三番煎じのつもりなおでしょう。実際は10番煎じ以上でしょうが。著作権などはどの様に決めているのでしょう?不思議なのは、普通の再版盤と違って音が安定していることです。マスターリングが同じなので、違いが気にならないからでしょうか?だからといって、オリジナルを探してきて、聴き比べるような自らを不幸にすることはありません。
全集は30〜40枚ありますから、一日、聞き続けても何週間も掛かります。そのような全集が三組あれば、何ヶ月もかかるでしょう。必然的に聴かない、聴けない曲も出て来ます。聴いている時間は、ブログの記事を書いている状態でも、装置の前にいるわけですから、時間との競争にもなります。オーディオで音楽を聴く行為は、ほとんどが一人ですから、極めて私的だけど、孤独な作業です。それが良いのかもしれません。誰も来ない連休には特に実感します・・・
本ブログを書き始めて、10年目の四月が終わります。ブログを書く切っ掛けとなった、石田さんも2013年の夏に亡くなられて、はや、三年が過ぎようとしています。5月の28日には、那須で最後のファンクラブの例会も開かれます。会自体は継続されますが、那須での例会は終了致します。ご縁のあった方は、是非ご出席下さい。参加のお申込は、ファンクラブまで。また、石田さんにご依頼されてファンクラブで行ってきたSD05の修理のサービスも、5月いっぱいで終了されます。こちらは、お預かりしてきた部品がそろそろ尽きるからです。
十年一日の様ですが、時は歩みを止めず、徐々に姿を変えていきます。ブログを書くペースも少しずつ落ちていくでしょうが、どこまで続けられるか、今少しお付き合いください。
by TANNOY-GRF
| 2016-04-30 07:14
| 来たり
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