2006年 06月 29日
スピーカーの遍歴 |
先日来、いろいろオーディオで相談を受けている友人から、いつものように質問が来ました。彼はとても多趣味な人で、美術にも詳しく、いろいろなことに子供のような興味を持っています。オーディオはこの頃の趣味ですが、周囲の先輩たちを巻き込み、王道をひた走りに追ってきています。ですが、40年以上のキャリアの差は、にわかには追いつきません。ですが、50歳になろうというところから始めた心意気に惚れて、先輩たちが親切にアドバイスをしています。そこは、人生のキビをわきまえた年代ですから、単なるビギナーとは違って、質問も大変的を得ています。
いろいろな紆余曲折を経て、はやりのインターネットのオークションを上手に使いこなし、器用な人ですから、沢山の機器を短時間に乗りこなしてきました。まるで、レポレロが、女遊びを始めたように、カタログに載っている美女を制覇してきました。
行くついたところが、ローサーです。友人たちの好意のアンプを取っ替え引っ替え楽しんでいます。6BQ5のシングルから、300Bまで枚挙のいとまがありません。石も金田式から、各種自作アンプまで、私から見ると、早回しのテープレコーダー見たく、どんどんと追いついてきます。
インターネット上のやり取りも、仕事柄大変丁寧で、気の利いたやり取りで、本人曰く、ほとんど損をすること無く、様々な経験をしています。尤も、その点が、長くなけなしのお金をやりくりしてきた、友人たちは嫉妬しつつも、心配している点です。身銭を切らなくてどうして身につまされるのかと、結果の解った昨日のサッカーの試合のテープを、翌日早回しで見るようなものだと、うそぶいています。でも、彼は一向に気にしません。
そんな憎めない彼から、愛用のローサーにツィーターをつけるべきか、つけない方が良いかのご本人には悩ましい問題の相談を受けました。私の経験では、多少高音の伸びがなくとも、低音が出なくても、あのナローだけど熱い音が信条だと思っていますから、ツィーターなど邪道だとはねつけました。そうしたら、日頃タンノイやDYNAUDIOを聴いている人に、シングルコーン(ダブルコーン)の良さが解るのですか!?、、と云われました。何をこちとらは、やせても枯れても、40年以上もオーディオやっているんだい!一昨日きやがれ〜!と今まで使ってきたSPを列挙して書き送りました。曰く、、、、
ナショナルの8PーW1から始まり,,パイオニアのPE-16,ダイアトーンのP-610、フォスターの103シグマシリーズ、JBLのLE-8T,あとからSimens,そしてタンノイの3LZ,HPD-385,モニターゴールド、と主立ったところを思い出しました。
その他に、友人たちのSPを入れれば、ほとんどのSPを聴いていたのです。その中には、アルテックやJBL、そしてYL音響やゴトーユニットの4way,5wayもありました。コンクリートホーン作りさえ手伝ったことがありました。そうした先輩たちが、精魂を込めて作り上げてきた歴史もあります。現在は、欧米のSPシステムが、主流ですが、それらのSPが高くて買えなかった長い時代が、なんだかこの頃、忘れ去られているのも残念です。こうやって書いていると、それだけで昔の音が甦ってきます。そして、その時代のアンプの音と部屋の音を勿論聴いていた訳です。
思い出の中にしか鳴らない音が、多ければ、多いほど現在の音の中に、それらの記憶もともなって鳴っているのだと思います。
好奇心旺盛な、50の手習いの友人が、どこまで飛んでいけるかが、とても楽しみです。
いろいろな紆余曲折を経て、はやりのインターネットのオークションを上手に使いこなし、器用な人ですから、沢山の機器を短時間に乗りこなしてきました。まるで、レポレロが、女遊びを始めたように、カタログに載っている美女を制覇してきました。
行くついたところが、ローサーです。友人たちの好意のアンプを取っ替え引っ替え楽しんでいます。6BQ5のシングルから、300Bまで枚挙のいとまがありません。石も金田式から、各種自作アンプまで、私から見ると、早回しのテープレコーダー見たく、どんどんと追いついてきます。
インターネット上のやり取りも、仕事柄大変丁寧で、気の利いたやり取りで、本人曰く、ほとんど損をすること無く、様々な経験をしています。尤も、その点が、長くなけなしのお金をやりくりしてきた、友人たちは嫉妬しつつも、心配している点です。身銭を切らなくてどうして身につまされるのかと、結果の解った昨日のサッカーの試合のテープを、翌日早回しで見るようなものだと、うそぶいています。でも、彼は一向に気にしません。
そんな憎めない彼から、愛用のローサーにツィーターをつけるべきか、つけない方が良いかのご本人には悩ましい問題の相談を受けました。私の経験では、多少高音の伸びがなくとも、低音が出なくても、あのナローだけど熱い音が信条だと思っていますから、ツィーターなど邪道だとはねつけました。そうしたら、日頃タンノイやDYNAUDIOを聴いている人に、シングルコーン(ダブルコーン)の良さが解るのですか!?、、と云われました。何をこちとらは、やせても枯れても、40年以上もオーディオやっているんだい!一昨日きやがれ〜!と今まで使ってきたSPを列挙して書き送りました。曰く、、、、
ナショナルの8PーW1から始まり,,パイオニアのPE-16,ダイアトーンのP-610、フォスターの103シグマシリーズ、JBLのLE-8T,あとからSimens,そしてタンノイの3LZ,HPD-385,モニターゴールド、と主立ったところを思い出しました。
その他に、友人たちのSPを入れれば、ほとんどのSPを聴いていたのです。その中には、アルテックやJBL、そしてYL音響やゴトーユニットの4way,5wayもありました。コンクリートホーン作りさえ手伝ったことがありました。そうした先輩たちが、精魂を込めて作り上げてきた歴史もあります。現在は、欧米のSPシステムが、主流ですが、それらのSPが高くて買えなかった長い時代が、なんだかこの頃、忘れ去られているのも残念です。こうやって書いていると、それだけで昔の音が甦ってきます。そして、その時代のアンプの音と部屋の音を勿論聴いていた訳です。
思い出の中にしか鳴らない音が、多ければ、多いほど現在の音の中に、それらの記憶もともなって鳴っているのだと思います。
好奇心旺盛な、50の手習いの友人が、どこまで飛んでいけるかが、とても楽しみです。
by tannoy-grf
| 2006-06-29 21:49
| オーディオ雑感
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