2017年 03月 01日
和室の音も三次元に |
土曜日に、S.TさんとOさんが来られたとき、最初は和室の音を聴いていただきました。一年半前に来ていただいたときは、和室の方にemmと工藤さんプリアンプがなっていましたので、「壷中の天」と言う望外なお褒めを頂きました。去年の夏前には、追求していた三次元の音がTroubadour80+TW3で出て来ましたので、和室の方は奥行きもないので二次元の音の追求に戻していました。OさんのDACの特徴を活かして、左右上下の壁一面が鳴り響く音の路線です。特に低域の厚みを第一目標にしてきました。それが功を奏し、分厚い音が成るようになりました。
和室の音をじっくり聴くのは久し振りでした。しかし、一緒に聴いていると低域は迫力有るのですが、やはり音が平面的だと思いました。特に「壷中の天」と評されたときの音に比べると、音場感が無いと感じました。二次元的な展開だけでは、やはり物足りなく感じました。横置きのSP配置だけではなく、より立体的にするには考えました。以前の縦配置にすると、畳み一枚分ぐらい前に出て来ます。六畳間の短辺を使っている配置方法だと、聴取範囲が狭くなるようです。
そこで、横と縦の中間と言う事で、45度の交差法的な配置にしてみました。この位置は和室にユニコーンを持って来た時にいろいろとは位置を変えて聴いたとき以来でした。交差法的な配置ですから、音は前に出て来ます。そして低域はコーナーに放射されますから、GRF的な響きも出て来て、なかなかいい感じです。ユニコーンをお持ちの椀方さんや、Oさんにも追実験をして貰いましょう。この音も正面で聴くより斜めの位置で聴いた方が部屋を広く使えて良いですね。いつも上の写真を取った位置あたりから聴いています。
このセッティングで聴いているのは、キタエンコとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのコンビで、ショスタコヴィッチとプロコイエフの交響曲全集を片っ端から聴いています。音質的には、いろいろな録音が収録されていますが、演奏が厚くスケールの大きな音楽が展開されます。45度配置になるとSPの向こう側がコンサートホールになりますね。とくにコントラバスの音が素敵です。このオーケストラは、ケルンの歌劇場のオーケストラですね。ギュンター・ヴァンドが鍛えたとあります。非常に重厚な響きです。それに、ショスタコヴィッチは、12枚組のSACD盤ですが、SACDと思えないほどの安さです。本来は、こうあるべきですね。
そして、今晩はOさんがDACの調整をするためにDACを取りに来られました。新しい45度配置も聴いていただき、さっそく45度配置を試して見るそうです。いろいろな可能性を試して見なければ分かりません。
OさんのDACの代わりには、久し振りにMSBのPlatinum DACを出してきました。46Bit/384KHzのDACです。44.1KHzのCD信号を、3倍の130.2KHzまでアップサンプリングするタイプです。その頃、P-0sと組み合わせて使っていました。4倍速の176KHzのタイプも聴きましたが、低域の安定性でこちらをキープしてありました。でも、SD05が来てからはほとんど出番はなく音を鳴らすのはほぼ10年振りです。
まったく問題なくなります。バランスのAESよりも同軸のRCAタイプの入力の方が、音の冴えがあります。OさんのDSDのDACに比べると音の解像力では負けますが、音の安定性という点では、引けをとりませんね。OさんのDACが帰ってくるまで、留守を預かれるようです。
そして、今晩はOさんがDACの調整をするためにDACを取りに来られました。新しい45度配置も聴いていただき、さっそく45度配置を試して見るそうです。いろいろな可能性を試して見なければ分かりません。
OさんのDACの代わりには、久し振りにMSBのPlatinum DACを出してきました。46Bit/384KHzのDACです。44.1KHzのCD信号を、3倍の130.2KHzまでアップサンプリングするタイプです。その頃、P-0sと組み合わせて使っていました。4倍速の176KHzのタイプも聴きましたが、低域の安定性でこちらをキープしてありました。でも、SD05が来てからはほとんど出番はなく音を鳴らすのはほぼ10年振りです。
まったく問題なくなります。バランスのAESよりも同軸のRCAタイプの入力の方が、音の冴えがあります。OさんのDSDのDACに比べると音の解像力では負けますが、音の安定性という点では、引けをとりませんね。OさんのDACが帰ってくるまで、留守を預かれるようです。
by TANNOY-GRF
| 2017-03-01 07:41
| ユニコーン
|
Comments(1)
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by
TANNOY-GRF at 2017-03-02 10:55
いつも大変忙しいOさんが、DACを取りに来られたのは、夜の九時半を回っていました。二人で、45度配置の音を聞き、今更のように是枝アンプのすごさに感心しました。特筆すべきはその低域特性の見事さです。オーケストラの最低域を鳴らす楽器の再現性がずば抜けています。入手困難のトランスをまとめて発注して作って貰い本当に良かったと思います。
360度に放射するDDDユニットの良さがしみじみと感じられます。それぞれ、マイナーな機器ですが、50年以上の旅路の果てに巡り会ったのも何かの縁だと思っています。そして、同じく50年以上の旅をしてきたレコードのたちに巡り会うのも、やはり縁としか言い様がありません。
360度に放射するDDDユニットの良さがしみじみと感じられます。それぞれ、マイナーな機器ですが、50年以上の旅路の果てに巡り会ったのも何かの縁だと思っています。そして、同じく50年以上の旅をしてきたレコードのたちに巡り会うのも、やはり縁としか言い様がありません。