2017年 12月 30日
友の会 第二回例会 ⑥ 夜香さんのご感想 |
12/23はGRFさん主催のGPTKに参加。
会場は言わずと知れたル・サロン。今回は娘もぜひとお声がけいただき、二人で出かけてみた。ランチはAionさんと合流して中華街。本来ならば迷わず京華楼に向かうところなのだが、前回のランチの印象があまりにも悪かったので、別の店を選んでみた。
「福満園」というお店。加賀警察署の近くにある。初見の店でありネットの評判だけで入ってみたが、このお店はとても良かった。オーダーは麻婆豆腐と豚足の醤油煮、カニと玉子炒めと青椒肉絲焼麺。少し道をあやまり、だいぶ遠回りしたこともあってビールが旨かった。
ただ、もっとも美味しかった時の京華楼の麻婆に比べると、甘みとコクが足りない。で、思った。せっかく、週イチには石川町を通り過ぎるのだから、これから毎回中華街で麻婆豆腐を極めてみようと。
娘が山下公園で幻ポケモンをゲットしたいというので、それに付き合う。Aionさんにもおつきあい頂いた(笑)運良く、ゲットに成功したらしく、それだけでも横浜に来た甲斐があると大喜びの娘。
ル・サロンに到着するとすでに何名かの方が玄関前で待っていた。時間を過ぎても開く様子がなく、あらま、どうしたのだろうと思っていたら横浜のMさんの奥方が出てきてくれた。なんのことはない、単にドアが重くて鍵がかかっているとこちらが思っていだけらしい。
一年ぶりに訪れるル・サロン、相変わらずの素晴らしい空間であったが、テーブルの上にこれまた見事な花が飾ってあり、しばし見とれていた。
今回はOさんが試聴室で使っているトロバドール40システムを運び込んだということで、初見のスピーカとなる。
これまで何種類かのバリエーションを拝見してきたが、今回のシステムのチャーミングな外観にはやられた。しかも、すこぶる音が良い。聞けば、18cmの対抗型ダブルウーファということで歴代最小口径のウーファとなる。ところが、超低域までもレスポンスがあり、一切の曇とか淀みのないクリアな低域再生は、非常に好感が持てた。
GRFさんからUSBケーブルを持ってきてほしいと打診があり、到着後すぐに交換して聴いてみた。
いやあ、びっくりした。我が家でもそれなりの変化はあったが、この日のルサロンでは違う曲か?くらいに違いがあった。GRFさんは「最初のはプリンター用のケーブルだから、違って当たり前」と言ったが、いやいや、我が家だってプリンター用、しかも5mもあるやつから交換したが、これほどの差にはならなかった。USBケーブルはおそろかにしてはいけないようだ。
その後、同一音源による市販CD、マスターCD-R、5.6MDSDファイル再生などの出し物があり、こうやって聴き比べるとDSDの優位性はあきらかで、しかし、市販CDとマスターCD-Rの音質の違いには愕然とした。CDの音だって悪いとは感じなかったが、CD-Rとは全く違う。
娘に違いがわかるか?と聞いたら「CDは長く聴いていたくない音、CD-Rの方はずっと聴いていても良い音、DSDのはずっと聴き続けたい音」と妙に的確に言い表した。
ハイレゾは柔らかいのである。
私はビールをいただきながら、いつもの方々と楽しい話に花を咲かせ、GRFさんは粛々と珠玉の音楽を演奏してくれた。
途中、マルチアンプからシングルドライブで鳴らしてもらったが、これがまた愕然とするほどの差になってしまった。パッシブ方式とはいえ、マルチアンプの優位性は明らかであった。
美味しいおつまみが振る舞われ、いよいよ夜の部に突入する前に、横浜のMさんのパラゴンを少し聴かせていただけることになった。思い出してみると、私がオリンパスを導入後、初めて聴かせていただく久々のパラゴンだった。
横浜のMさんが「全然、いじる時間がなくて調整できてないのよ」とあんまり前置きするものだから、「そうなんだ、じゃあ調子良くないのかな?」なんて油断していた。
やられた。
調整していないどころではない、これまで聴かせていただい中でも屈指のパフォーマンスである。特に075の鳴らし方には感銘をうけた。これだ、これなんだよ、075は!と最近少しゆるくなっていた我が家のサウンドを思い知らされた。パワーアンプがSIT-1だったこともあるだろう、しかし、どうもCatbossさんに魂を吹き込まれたマランツ7の超能力も確実に感じた。時間の関係で二曲だけのお披露目であったが、非常に大きな刺激を受けた。
部屋を出る時にGRFさんが「音場感は537-500を入れる前に夜香さんのオリンパスに近いよね。あれが537-500だとああ変わるんだから、ほんと不思議だよ」とおっしゃっていたが、まさにそのとおり。なんかオリジナルオリンパスの音を思い出した。鮮度はちょっと敵わなかったけど。。。
JBLを堪能した後は再びルサロンにもどり、素敵なディナーの始まり。
布施明やテレサ・テンなども登場し、さながらディナーショーの様相。料理、お酒、空間、装置、演奏の腕、そして語らい。すべて極上の時間を過ごさせていただいた。
贅沢というのはこういうことなんだと思う。
我が家にとっては一日早いクリスマスプレゼントであった。
GRFさん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。最高に楽しかったです。
by TANNOY-GRF
| 2017-12-30 01:53
| 友の会
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