2006年 08月 06日
サスペルにて |
南仏の観光地、カンヌやニースが知られていますが、お隣のモナコは、意味合いが少し異なり、カジノや高級ホテル、ヨットハーバーの華やかな一面と、香港と同じような自由貿易都市として、様々な産業が行われています。しかし工場の場所が少ないので、ビルの中で作られる特殊な製品が多くなります。EUが拡大して、東欧の安価な労働力が手に入る現状では、税制上の優遇だけが、収入源です。もっとも、隣り合わせのフランス人は、優遇が受けられず、近い将来、反対側のイタリア人も優遇が受けられなくなります。狭くても生産ができ、大規模な工場を必要としない、特殊な製品か比較的高価な物がモナコの産業となります。日本と同じような累進課税が高い国々、ベルギーや北欧の国々の人が、税引き前の役員収入という恩恵をうけられますが、最近はロシア人の姿をよくみかけるようになりました。
モナコの東側、イタリアの国境に面しているのが、モントンという街です。モナコのとなりですから、海岸線には高級コンドミニアムや、別荘が建ち並んでいます。街中が、田園調布の感じですが、価格もとても考えられない水準です。日本でも、所得格差が進んできましたが、海外のお金持ちは、桁が違いるようです。
そのモントンの街から、山の方に二十キロぐらい上ったところに、サスペルという村があります。遠くローマ時代からの交通の要所で、ハンニバルが侵攻したという遺跡も残っています。山の真ん中に水道橋がかかっているのは、ローマの力がどれほど強大だったかをみることができます。周囲を山に囲まれた村は、標高は400メートルぐらいでも、夜は大変涼しく、避暑地としても大変人気があります。別府の裏の湯布院といったおもむきで、温泉がないのが残念ですね。
この街の、中央にかかっている橋は、有名で、スケッチの対象としても広く知られています。どこかで、みた覚えがあるかもしれませんね。私も、手習いで初めた水彩画の勉強で、描いた覚えがあります。現物を見ても、石垣のディテールまで、見覚えがあるのは、苦労して描いた覚えがあるからでしょう。今回もスケッチ用の画材としての写真を何枚も撮ってきました。もっとも、最近購入したハイビジョンのビデオから任意の画面を写真にすることができ、大変重宝しています。前回のオランダの風車も、今回のサスペルの風景も、ビデオからの写真を使っています。
モナコの東側、イタリアの国境に面しているのが、モントンという街です。モナコのとなりですから、海岸線には高級コンドミニアムや、別荘が建ち並んでいます。街中が、田園調布の感じですが、価格もとても考えられない水準です。日本でも、所得格差が進んできましたが、海外のお金持ちは、桁が違いるようです。
そのモントンの街から、山の方に二十キロぐらい上ったところに、サスペルという村があります。遠くローマ時代からの交通の要所で、ハンニバルが侵攻したという遺跡も残っています。山の真ん中に水道橋がかかっているのは、ローマの力がどれほど強大だったかをみることができます。周囲を山に囲まれた村は、標高は400メートルぐらいでも、夜は大変涼しく、避暑地としても大変人気があります。別府の裏の湯布院といったおもむきで、温泉がないのが残念ですね。
この街の、中央にかかっている橋は、有名で、スケッチの対象としても広く知られています。どこかで、みた覚えがあるかもしれませんね。私も、手習いで初めた水彩画の勉強で、描いた覚えがあります。現物を見ても、石垣のディテールまで、見覚えがあるのは、苦労して描いた覚えがあるからでしょう。今回もスケッチ用の画材としての写真を何枚も撮ってきました。もっとも、最近購入したハイビジョンのビデオから任意の画面を写真にすることができ、大変重宝しています。前回のオランダの風車も、今回のサスペルの風景も、ビデオからの写真を使っています。
by TANNOY-GRF
| 2006-08-06 23:42
| 旅の空
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