2009年 09月 17日
ノスタルジックな昔の音 |
60年代の終わりにカセットテープが普及してくるまでは、テープと言えばオープンリールテープの事でした。中学時代に英会話の勉強のためと称して、ポータブルのテープレコーダーを買ってもらいました。当然モノラルで、ハーフトラックを片側づつ使った往復録音できるタイプです。4.75cm, 9.5cm, 19cmの3スピードに変えられました。通常は9.5cmで使用して、高音質を要求される大切な音楽だけを19cmで録りました。時は金なりで、貧乏学生には9.5にするか奮発して19にするかで多いに悩んだものです。高域特性は単純に倍になりますから、19センチで録った録音は今でも相当高音質で聴く事が出来ます。
しかし、昔のテープを聞き返していると、その頃の機器の音が蘇るのに驚きます。テレビから録った所はテレビの音が、AM放送から録った音はちゃんとその頃のラジオの音がするのです。もっとも今再生している機器は、その時代のプロ用のものですから極めて正確に再現します。それをSD05とT4で聴くわけですから、ハイファイで当たり前なのですが、その近代的な装置から50年前に聴いていた音質が蘇る、その音が様々な忘れていたことを思い出させてくれました。テープの中にはその頃に流行った曲や映画音楽が沢山収録されています。ジェルソミーナ、荒野の七人、栄光への脱出、若い声のダークダックス、ペギー葉山、ジャイアント、黒いオルフェ、カテリーナ・バレンテ、ペリー・コモ、グリーンフィールズ、イブ・モンタンの枯葉、それらの音が、昔のラジオから出てくるように聞こえるのです。
40年間が一瞬前の様に聞こえるのです。格好は明らかにT4なのに、ラジオになっている!不思議な体験です。その頃使っていた、テレビの形、そう白黒の14インチです。ダイアルをカチャカチャ回してチャンネルを切り替えていました。その端子から録った音、長波、中波、短波、そしてFMの4バンドの小型ラジオに見てきます。FMになると誇らしげに輝く真っ赤なランプ、その色まで思い出してきます。でもAMラジオの音はどうしてあのように人を落ちつかせるのでしょう。どうしてのんびりと聴こえるのでしょう。どうして昔の裸電球のように、暗闇の中で暖かく光っているのでしょう。どして、皆ゆっくりと話しているのでしょう。
昔の音を聴きながら、今晩はゆったりと時間が過ぎて行きます。昨日は、オークションという名の鉄火場に行っていました。最後の30秒で価格が倍にもなってしまう怖いところです。競馬場の最後の一ハロン見たいに、ほとんどのレースは鼻の差で決まります。根性を持って、ぎりぎりのところで勝負する博打場です。ルーレットが回り球が投げられてから目を張る様なぎりぎりの勝負になります。昨日の夜は三連単で競り勝って(本当は散財して)なかなか寝られなくなりました。元々、時差ボケが残っている時にそのようなところへ行ってはいけません。博打はとうの昔に止めたのに、その頃と同じ興奮状態になるのは身体に悪いです。なかでも射幸心をあおる自動延長には大反対です。ゴールがどんどん遠くなるなんてルール違反ではないですか!?
今日はゆっくりと、昔の音楽を聴き、時の流れるままに時間を過ごしましょう。そんな時にはAM放送のノスタルジックな音が身体に効き、心に沁み込んで行きます。
しかし、昔のテープを聞き返していると、その頃の機器の音が蘇るのに驚きます。テレビから録った所はテレビの音が、AM放送から録った音はちゃんとその頃のラジオの音がするのです。もっとも今再生している機器は、その時代のプロ用のものですから極めて正確に再現します。それをSD05とT4で聴くわけですから、ハイファイで当たり前なのですが、その近代的な装置から50年前に聴いていた音質が蘇る、その音が様々な忘れていたことを思い出させてくれました。テープの中にはその頃に流行った曲や映画音楽が沢山収録されています。ジェルソミーナ、荒野の七人、栄光への脱出、若い声のダークダックス、ペギー葉山、ジャイアント、黒いオルフェ、カテリーナ・バレンテ、ペリー・コモ、グリーンフィールズ、イブ・モンタンの枯葉、それらの音が、昔のラジオから出てくるように聞こえるのです。
40年間が一瞬前の様に聞こえるのです。格好は明らかにT4なのに、ラジオになっている!不思議な体験です。その頃使っていた、テレビの形、そう白黒の14インチです。ダイアルをカチャカチャ回してチャンネルを切り替えていました。その端子から録った音、長波、中波、短波、そしてFMの4バンドの小型ラジオに見てきます。FMになると誇らしげに輝く真っ赤なランプ、その色まで思い出してきます。でもAMラジオの音はどうしてあのように人を落ちつかせるのでしょう。どうしてのんびりと聴こえるのでしょう。どうして昔の裸電球のように、暗闇の中で暖かく光っているのでしょう。どして、皆ゆっくりと話しているのでしょう。
昔の音を聴きながら、今晩はゆったりと時間が過ぎて行きます。昨日は、オークションという名の鉄火場に行っていました。最後の30秒で価格が倍にもなってしまう怖いところです。競馬場の最後の一ハロン見たいに、ほとんどのレースは鼻の差で決まります。根性を持って、ぎりぎりのところで勝負する博打場です。ルーレットが回り球が投げられてから目を張る様なぎりぎりの勝負になります。昨日の夜は三連単で競り勝って(本当は散財して)なかなか寝られなくなりました。元々、時差ボケが残っている時にそのようなところへ行ってはいけません。博打はとうの昔に止めたのに、その頃と同じ興奮状態になるのは身体に悪いです。なかでも射幸心をあおる自動延長には大反対です。ゴールがどんどん遠くなるなんてルール違反ではないですか!?
今日はゆっくりと、昔の音楽を聴き、時の流れるままに時間を過ごしましょう。そんな時にはAM放送のノスタルジックな音が身体に効き、心に沁み込んで行きます。
by TANNOY-GRF
| 2009-09-17 00:03
| オーディオ雑感
|
Comments(3)
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(Y)
at 2009-09-17 23:06
x
僕のオーディオの原点はAMです。今もAMがメインのオーディオ・ソースだということはご存知ですよね(笑)。番組は選びますが、やっぱり人の話し声は心が落ち着きます。FMだとそれがちょっとお高くとまっているように感じるんですよね。いつか古い真空管ラジオを手に入れて、「ラジオ深夜便」でものんびり聴きたいと思っています。
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TANNOY-GRF at 2009-09-17 23:21
(Y)さんのAMは超豪華ですが、やはりAMのイメージは、古い真空管か、トランスレスの安価なラジオですね。
実はその音が、昨日はしたのです。
驚きました。
実はその音が、昨日はしたのです。
驚きました。
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(Y)
at 2009-09-17 23:38
x
かつてはエアチェック時に音楽だけ番組から抜き出すのに苦労しましたが、今聴くと逆にMCが入っている方が懐かしく感じます。そしてその声そのものに時代の空気感を感じるから不思議ですね。アナウンサーの声、人の声そのものにも時代のはやり廃りがあることが分かります。そして人の声も昔の人の方が良かったことがよく分かります。