2012年 10月 10日
ゴローさんの想い出 |
休日の朝連絡があり、日曜日に、小林悟朗さんが亡くなられた事を知りました。にわかに、信じられなくて、ゴローさんに親しい方々に確認したところ、皆さん一様に信じられないけど、事実だと言われたのです。前日、ビデオに撮っていたサイトウ記念の松本公演の番組をみて、その最後のテロップでお名前を拝見したばかりでした。かねてからの懸案の4トラックテープの件で、その朝、連絡のメールを出したばかりだったからです。番組の編集等で忙しい毎日を送られているとばかり思っておりました。
小林悟朗さんと初めてあったのは、A氏の仲介で、レコード収集の先輩の i さんと共に、NHKの別館に招かれて、クラシックの音楽番組へのアドヴァイスを求められたときでした。数十年のキャリアも持つ、i さんの末席で、様々なアイデアを提案したのですが、オーディオ的に見て、ヨーロッパの有名なホールでの特徴ある響きを伝える番組を作られたらいかがかと、不遜にも進言したことがありました。ウィーンのムジークフェライン、ベルリンのフィルハーモニーホール、アムステルダムのコンセルトヘボー、ボストンのシンフォニーホールの響きを捉えて、ハイビジョンとサラウンドでの録音の企画をお話ししたのです。小澤征爾さんの客演スケジュールに合わせて、収録する詳しい内容までご提案しました。具体的な話になり、二回目の打ち合わせの時には、NHKのエンタープライズの部屋で、小林さんを含めて、担当のディレクターが三名出られました。いま思えば、身の程を知らぬ提案でしたが。
その折り、小林さんのお宅に伺い、5.1チャンネルと、ハイビジョンの収録番組を見せていただきました。考えてみれば当たり前なのですが、5.1チャンネルがまともになっているのをはじめて聴きました。後方のSPはまだ、小型でした。前方3チャンネルの音の定位には驚きましたが、ここまで、機材を揃えないとこの音は出ないのかと、思ったのも事実でした。その時に聴かせていただいた、アバドの演奏には感心して、アバドファンになったのが収穫でした。その時は、ゴトーのホーンを中心にした、2チャンネルのシステムの音は、調整がされていないとのことで、聴くことが出来ませんでした。
それから、数年が経ち、私も「GRFのある部屋」として、ブログを書き続けていました。それらを見ていてくれたのでしょう、昨年、マイミクの友人になったのを切っ掛けで、また個人的な交流が再開しました。この三月、横浜のMさんを誘って、ゴトーホーンのシステムを聴きに行ったときも、アムステルダムのホールの音響や収録したハイティンクの演奏を聴かせていただき、一連のBlueRayの音楽番組が、あの時の提案をヒントに作られたのだと言われました。嬉しかったですね。
ゴトーホーンのシステムはしばらく鳴らしてなかったので、まだ本調子には鳴っていないとのことでしたが、私が過去、40年以上聴いてきたゴトーホーンシステムでは一番素晴らしく、まとまった音を出すのがどれほど、難しいかが解っているだけに驚きました。デジタル時代になって、ようやくユニット間の音のづれを電気的に補正が聴くように鳴ったと説明してくれました。
私の方法は、なるべくシンプルなシングルか2ウェイまでの位相の差が少ないシステムを追求しているので、正反対のアプローチですが、オールホーンで、初めて平面SPのようなまとまりのある音がしていたのに感心しました。コンサートホールでの響きの追求は、アプローチの仕方が違っても目指す音は一緒なんだと思いました。
その後、4トラックテープレコーダーを処分するので、テープごと引き取ったりしていましたが、ある日、北海道のテープ収集家から、4トラックテープが送られてきて、それを聴くために、引き取っていただいたルボックスのB-77の4トラックを今一度、戻してくれないかと言われました。もういらないだろうと処分をしたら、また送られてきたと、世の中は不思議なモノだと言われていました。お貸しするから使ってくださいと言うことになりましたが、その間にも、ヨーロッパに行かれたり、私も忙しく、何とか取りに来るとの連絡あったのが、7月の末の頃でした。
その晩は、夕方から深夜近くまで、いろいろな音楽を聴いていただきました。オーディオの事はほとんど離さず、音楽談義だったのを楽しく憶えています。深夜近く、タクシーを呼んで、B-77を抱えて帰って行かれました。
翌日、mixiに訪問記を上げていただきました。もしかすると、訪問記では、最後の記事だったかもしれません。
「美味しい料理」
かねてから念願だったGRF邸を訪問した。
http://tannoy.exblog.jp/m2012-07-01/
最初に ジャーマン・フィジックスのユニコーンの部屋で クラシック音楽をじっくり聴き、そして 夕食をいただいてから GRFの部屋で、様々なジャンルの音楽をつまみぐいのようにして楽しんだ。
キャリアの長いベテランのオーディオ・ファンらしくどちらの装置も共通のテイストでまとめられていた。
特に最初に Unicornのシステムが鳴り出したのを 耳にした時は、かつて 自分が秋田の6畳のアパートで鳴らしていたQUADのESL57に、共通する味わいというか匂いのようなものを強く感じた。
それは 夏になって最初に 麦茶を口に含んだような感覚で、聴き進んでいくうちに 感じなくなるのだが・・・。
また 最後の方で 比較的新しいキャプラン指揮VPOのマーラー「復活」の中間楽章を聴かせていただいた時には、ティンパニーや大太鼓の明確で力強い輪郭に ESLとは全く異なるUnicornの美点を聴いた気がする。
一方 GRFの部屋では 最初にDGのオーケストラ録音で、ガーディナー指揮VPOのシューベルト「グレイト」の冒頭が鳴った。伸びやかに拡がるホルンに続いて 弦楽器がトッティでフワっと入ってくるところが、実に「美味しい音色・ニュアンス」で 思わず微笑みがこぼれた。
ポップス・歌謡曲のヴォーカルも声の下の方の帯域まで ちゃんとニュアンスが出るので、聴いていてナチュラルと感じるし、気持ちが良い。
ジャーマン・フィジックスのDDDユニットを聴くのは、菅野先生のところで聴かせてもらって以来 ちょうど3年ぶりだったが、全く違うテイストでまとめられていたのが 印象的だ。
GRFさんのところは、いかにもQUADやタンノイが好きな人の鳴らし方だと思う。
こうしたオーディオ再生音のテイストの違いは、GRFさんぐらいのレベルに達すると どっちいが良いとか 優れているという話ではなくなる。
「美味しい料理」は 味わいがそれぞれ異なっても「美味しい」のだし、どんな味でも 不味いものは、不味い。
それは個々の機械がどうの・・・アクセサリーの使い方がどうの・・・というよりも、もっと全体的な、その人の鳴らし方の腕前なのだ・・・と痛感する。
美味しい料理 2012年07月25日10:53
GRFを聴いていただいたとき、最後に越路吹雪や森進一、谷村新司のライブ盤を聴いていただきました。すると、クラシックばかりでは無く、紅白のプロデューサーをされていた関係上、大変歌謡曲についてもお詳しいのです。当たり前ですね。そして、8月に石川さゆりの200人だけの新しい試みのコンサートがあるから、横浜のMさんご夫妻も誘って、ぜひ聴きに来て下さいと、いわれました。残念ながら当日は、Mさんご夫妻の都合が悪くなり、急遽、古くからの友人を呼んで、石川さゆりの新しい試みを堪能しました。
終演後、大変感動して席で感想を話していたら、ゴローさんがわざわざ来られて、石川さゆりの新しい試みの背景を説明してくれました。歌謡曲の今後の展望も含めて、NHKのプロデューサーとしてのお顔を見ました。ゴローさんとは、その意味で、最初の出会いも、奇しくも最後になってしまったその時も、プロデューサーの小林悟朗さんとしてお会いしていたのかもしれません。
ありがとうございました。
小林悟朗さんと初めてあったのは、A氏の仲介で、レコード収集の先輩の i さんと共に、NHKの別館に招かれて、クラシックの音楽番組へのアドヴァイスを求められたときでした。数十年のキャリアも持つ、i さんの末席で、様々なアイデアを提案したのですが、オーディオ的に見て、ヨーロッパの有名なホールでの特徴ある響きを伝える番組を作られたらいかがかと、不遜にも進言したことがありました。ウィーンのムジークフェライン、ベルリンのフィルハーモニーホール、アムステルダムのコンセルトヘボー、ボストンのシンフォニーホールの響きを捉えて、ハイビジョンとサラウンドでの録音の企画をお話ししたのです。小澤征爾さんの客演スケジュールに合わせて、収録する詳しい内容までご提案しました。具体的な話になり、二回目の打ち合わせの時には、NHKのエンタープライズの部屋で、小林さんを含めて、担当のディレクターが三名出られました。いま思えば、身の程を知らぬ提案でしたが。
その折り、小林さんのお宅に伺い、5.1チャンネルと、ハイビジョンの収録番組を見せていただきました。考えてみれば当たり前なのですが、5.1チャンネルがまともになっているのをはじめて聴きました。後方のSPはまだ、小型でした。前方3チャンネルの音の定位には驚きましたが、ここまで、機材を揃えないとこの音は出ないのかと、思ったのも事実でした。その時に聴かせていただいた、アバドの演奏には感心して、アバドファンになったのが収穫でした。その時は、ゴトーのホーンを中心にした、2チャンネルのシステムの音は、調整がされていないとのことで、聴くことが出来ませんでした。
それから、数年が経ち、私も「GRFのある部屋」として、ブログを書き続けていました。それらを見ていてくれたのでしょう、昨年、マイミクの友人になったのを切っ掛けで、また個人的な交流が再開しました。この三月、横浜のMさんを誘って、ゴトーホーンのシステムを聴きに行ったときも、アムステルダムのホールの音響や収録したハイティンクの演奏を聴かせていただき、一連のBlueRayの音楽番組が、あの時の提案をヒントに作られたのだと言われました。嬉しかったですね。
ゴトーホーンのシステムはしばらく鳴らしてなかったので、まだ本調子には鳴っていないとのことでしたが、私が過去、40年以上聴いてきたゴトーホーンシステムでは一番素晴らしく、まとまった音を出すのがどれほど、難しいかが解っているだけに驚きました。デジタル時代になって、ようやくユニット間の音のづれを電気的に補正が聴くように鳴ったと説明してくれました。
私の方法は、なるべくシンプルなシングルか2ウェイまでの位相の差が少ないシステムを追求しているので、正反対のアプローチですが、オールホーンで、初めて平面SPのようなまとまりのある音がしていたのに感心しました。コンサートホールでの響きの追求は、アプローチの仕方が違っても目指す音は一緒なんだと思いました。
その後、4トラックテープレコーダーを処分するので、テープごと引き取ったりしていましたが、ある日、北海道のテープ収集家から、4トラックテープが送られてきて、それを聴くために、引き取っていただいたルボックスのB-77の4トラックを今一度、戻してくれないかと言われました。もういらないだろうと処分をしたら、また送られてきたと、世の中は不思議なモノだと言われていました。お貸しするから使ってくださいと言うことになりましたが、その間にも、ヨーロッパに行かれたり、私も忙しく、何とか取りに来るとの連絡あったのが、7月の末の頃でした。
その晩は、夕方から深夜近くまで、いろいろな音楽を聴いていただきました。オーディオの事はほとんど離さず、音楽談義だったのを楽しく憶えています。深夜近く、タクシーを呼んで、B-77を抱えて帰って行かれました。
翌日、mixiに訪問記を上げていただきました。もしかすると、訪問記では、最後の記事だったかもしれません。
「美味しい料理」
かねてから念願だったGRF邸を訪問した。
http://tannoy.exblog.jp/m2012-07-01/
最初に ジャーマン・フィジックスのユニコーンの部屋で クラシック音楽をじっくり聴き、そして 夕食をいただいてから GRFの部屋で、様々なジャンルの音楽をつまみぐいのようにして楽しんだ。
キャリアの長いベテランのオーディオ・ファンらしくどちらの装置も共通のテイストでまとめられていた。
特に最初に Unicornのシステムが鳴り出したのを 耳にした時は、かつて 自分が秋田の6畳のアパートで鳴らしていたQUADのESL57に、共通する味わいというか匂いのようなものを強く感じた。
それは 夏になって最初に 麦茶を口に含んだような感覚で、聴き進んでいくうちに 感じなくなるのだが・・・。
また 最後の方で 比較的新しいキャプラン指揮VPOのマーラー「復活」の中間楽章を聴かせていただいた時には、ティンパニーや大太鼓の明確で力強い輪郭に ESLとは全く異なるUnicornの美点を聴いた気がする。
一方 GRFの部屋では 最初にDGのオーケストラ録音で、ガーディナー指揮VPOのシューベルト「グレイト」の冒頭が鳴った。伸びやかに拡がるホルンに続いて 弦楽器がトッティでフワっと入ってくるところが、実に「美味しい音色・ニュアンス」で 思わず微笑みがこぼれた。
ポップス・歌謡曲のヴォーカルも声の下の方の帯域まで ちゃんとニュアンスが出るので、聴いていてナチュラルと感じるし、気持ちが良い。
ジャーマン・フィジックスのDDDユニットを聴くのは、菅野先生のところで聴かせてもらって以来 ちょうど3年ぶりだったが、全く違うテイストでまとめられていたのが 印象的だ。
GRFさんのところは、いかにもQUADやタンノイが好きな人の鳴らし方だと思う。
こうしたオーディオ再生音のテイストの違いは、GRFさんぐらいのレベルに達すると どっちいが良いとか 優れているという話ではなくなる。
「美味しい料理」は 味わいがそれぞれ異なっても「美味しい」のだし、どんな味でも 不味いものは、不味い。
それは個々の機械がどうの・・・アクセサリーの使い方がどうの・・・というよりも、もっと全体的な、その人の鳴らし方の腕前なのだ・・・と痛感する。
美味しい料理 2012年07月25日10:53
GRFを聴いていただいたとき、最後に越路吹雪や森進一、谷村新司のライブ盤を聴いていただきました。すると、クラシックばかりでは無く、紅白のプロデューサーをされていた関係上、大変歌謡曲についてもお詳しいのです。当たり前ですね。そして、8月に石川さゆりの200人だけの新しい試みのコンサートがあるから、横浜のMさんご夫妻も誘って、ぜひ聴きに来て下さいと、いわれました。残念ながら当日は、Mさんご夫妻の都合が悪くなり、急遽、古くからの友人を呼んで、石川さゆりの新しい試みを堪能しました。
終演後、大変感動して席で感想を話していたら、ゴローさんがわざわざ来られて、石川さゆりの新しい試みの背景を説明してくれました。歌謡曲の今後の展望も含めて、NHKのプロデューサーとしてのお顔を見ました。ゴローさんとは、その意味で、最初の出会いも、奇しくも最後になってしまったその時も、プロデューサーの小林悟朗さんとしてお会いしていたのかもしれません。
ありがとうございました。
by TANNOY-GRF
| 2012-10-10 14:21
| 行ったり
|
Comments(8)
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by
Ponta
at 2012-10-10 20:04
x
貴重なお話有難うございました。
ずっと心に穴が開いてしまいまして茫然自失の状態で何も手が付きません。音楽も封印してしまったような感じです。そんなつもりはなかったのですが‥。
いっそエム5さんのようにわんわん泣ければ気持ちも収まるのかも知れませんが、そうもならないので自分でも不思議です。
ずっとひりひりしたような心持が続いています。
>オールホーンで、初めて平面SPのようなまとまりのある音がしていたのに感心しました。
私の場合、ゴトーでグレンミラーを聴かせて戴きました。信じられないようなデリカシーのある音でした。
それと同時にB&Wと同じ音だと思いました。
その後、ゴロ-さんに『執拗』に薦められ、クオードを買いました。(内緒ですよ。)
しばらく経ったある日、クオードを聴いていてはっと気づいたのが、ゴロ-さんの音が聴こえることでした。そうか‥ゴロ-さんのベースはクオードか‥でした。
だから休日音楽を聴くときはゴロ-さんに睨まれていることになります。
あっ、とりとめもないことを書いて申し訳御座いません。お許し下さい。
GRFさんのお話を拝見して、つい嬉しくなりました。
有難うございました。
ずっと心に穴が開いてしまいまして茫然自失の状態で何も手が付きません。音楽も封印してしまったような感じです。そんなつもりはなかったのですが‥。
いっそエム5さんのようにわんわん泣ければ気持ちも収まるのかも知れませんが、そうもならないので自分でも不思議です。
ずっとひりひりしたような心持が続いています。
>オールホーンで、初めて平面SPのようなまとまりのある音がしていたのに感心しました。
私の場合、ゴトーでグレンミラーを聴かせて戴きました。信じられないようなデリカシーのある音でした。
それと同時にB&Wと同じ音だと思いました。
その後、ゴロ-さんに『執拗』に薦められ、クオードを買いました。(内緒ですよ。)
しばらく経ったある日、クオードを聴いていてはっと気づいたのが、ゴロ-さんの音が聴こえることでした。そうか‥ゴロ-さんのベースはクオードか‥でした。
だから休日音楽を聴くときはゴロ-さんに睨まれていることになります。
あっ、とりとめもないことを書いて申し訳御座いません。お許し下さい。
GRFさんのお話を拝見して、つい嬉しくなりました。
有難うございました。
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pat_mthny7205
at 2012-10-10 20:35
x
GRFさんのこの文を読んで、これまで信じられなかった、いや信じたくなかった自分の気持ちに「やっぱり本当だったんだな」という現実を受け入れなければという気持ちにさせられました。
小林悟朗さんという偉大な方に気にかけていただいたのが今でも信じられないのですが、お会いしてからとても短い期間だったのが余計に私の中で内容の濃いお付き合いだったような気がしています。
「悟朗さんのシステムをこれまでとは違うアングルで撮ってみようと思っています」ということをご自宅に訪問した際に話した記憶があります。
しかしその時は緊張していて良い結果を残すことが出来なかったことがとても残念です。
今後も悟朗さんに「弟分」と仰っていただいたことを忘れず、
いつになるかわかりませんが天国で認めていただけるよう努力にしたいと思います。
小林悟朗さんという偉大な方に気にかけていただいたのが今でも信じられないのですが、お会いしてからとても短い期間だったのが余計に私の中で内容の濃いお付き合いだったような気がしています。
「悟朗さんのシステムをこれまでとは違うアングルで撮ってみようと思っています」ということをご自宅に訪問した際に話した記憶があります。
しかしその時は緊張していて良い結果を残すことが出来なかったことがとても残念です。
今後も悟朗さんに「弟分」と仰っていただいたことを忘れず、
いつになるかわかりませんが天国で認めていただけるよう努力にしたいと思います。
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TANNOY-GRF at 2012-10-10 23:25
Pontaさん コメントありがとうございます。ゴローさんは、根底にQuadの音が合ったと思われます。UNICORNを聴かれて、Quadと同じ音がすると喜んでいただけましたから。Quadからは、音楽が聞こえて来るのですね。我々も、ゴローさんが喜んでくれる音を出すように頑張りましょう!
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TANNOY-GRF at 2012-10-10 23:31
Shigy65さん ある日、ゴローさんから来たメールに驚き、いぶかりもしました。でも、ご紹介できてShigyさんも、ゴローさんも良かったと思っています。ゴローさんへの道は、遠く厳しいです。しかし、その峰を知った以上は、ゆっくりでも少しづつ登っていってください。
こちらでゴローさんの訃報知り、愕然としました。
映像から縁で互いの自宅(ホームシアター)を行き来した頃を思い出し、早すぎる別れが残念でなりません。
映像から縁で互いの自宅(ホームシアター)を行き来した頃を思い出し、早すぎる別れが残念でなりません。
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TANNOY-GRF at 2012-10-11 07:28
kobさん コメントありがとうございます。誰もが驚きで聞いた、ゴローさんの早すぎる訃報でした。お仕事を離れて、これから音楽愛好家として楽しんでいく年代だったのですが、、、。
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TANNOY-GRF at 2012-10-11 07:38
音楽関係者のプロフィールを紹介しているサイトで、小林悟朗さんが、アナログレコードについて話されています。
http://www.musicman-net.com/relay/20-7.html
−−そうするとやっぱり小林さんとしていちばん好ましいメディアはアナログレコードなんですか。
小林:いや、アナログレコードは全然、メディアとしては価値がないですね。私はアナログLPは1枚も持ってないですよ。アナログLPが音がいい、っていう人はもう、全然おかしいですね(笑)。要するにね、枝分かれのメディアはもうダメなんですよ。オリジナルの音源があって、LPっていうのは枝葉の部分じゃないですか。オリジナルじゃないから、LPは。これはもとがテープじゃない。ディスクメディアに1回変換してるわけで、その変換されたものはオリジナリティーがまったくないんだから、これは失われていくだけですよ。
小林さんは、ダイレクトカッティングされたSP以外のアナログレコードは、1枚も持っていなかったのです。テープとレコードの音の差をご存じだったからです。38/2トラのQualityがCDでは出ないこともご存じでした。その意味でのSACDやBlu-Rayだったわけです。
http://www.musicman-net.com/relay/20-7.html
−−そうするとやっぱり小林さんとしていちばん好ましいメディアはアナログレコードなんですか。
小林:いや、アナログレコードは全然、メディアとしては価値がないですね。私はアナログLPは1枚も持ってないですよ。アナログLPが音がいい、っていう人はもう、全然おかしいですね(笑)。要するにね、枝分かれのメディアはもうダメなんですよ。オリジナルの音源があって、LPっていうのは枝葉の部分じゃないですか。オリジナルじゃないから、LPは。これはもとがテープじゃない。ディスクメディアに1回変換してるわけで、その変換されたものはオリジナリティーがまったくないんだから、これは失われていくだけですよ。
小林さんは、ダイレクトカッティングされたSP以外のアナログレコードは、1枚も持っていなかったのです。テープとレコードの音の差をご存じだったからです。38/2トラのQualityがCDでは出ないこともご存じでした。その意味でのSACDやBlu-Rayだったわけです。
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TANNOY-GRF at 2012-10-13 13:55
ゴローさんの告別式に行って参りました。昨日のお通夜は数百人が集まったそうです。告別式は故人とお別れをするのでより親しい方々が集まるようです。それでも、百人以上集まられたのではないでしょうか。最後に小澤征爾さんが弔辞を述べられました。想い出を語り初めても時々絶句されました。会場からお嗚咽の声が聞こえます。関係者のかたがた皆さんから愛されていたのだなと感じました。