2019年 08月 20日
次の日は Harubaruさんが |
GRFさん、先日はありがとうございました。
通常は、先に和室に通されてユニコーンから聴くことが多いのですが、今回は大きな部屋のトラバドールからでした。最初に聞いて思ったのは、以前の音よりふわっと柔らかい、より自然に鳴っている、という感じでした。何度となく聴いているGRF邸の音ですが、奥深く展開し、ホールを再現する音場は誰にも真似できない世界だろうとまずは再実感しました。
GRFさんは2つのDACを上手く使い分けられています。通常はmolamolaのDACのほうが音場の奥行き感が出ていて私も好みですが、オペラのような音源ではemmのDACのほうが女性の声などに艶っぽさや情感が感じられて良いこともございます。
また、CDプレーヤーも何時もはemmですが、25年以上前にDCサーボやアナログ部を改造されたというマランツのCDPは味わいがあってとても良かったです。昔の機器をこうやって今に生かせることは同じオーディオ愛好家としては素晴らしいと思いました。
ここで少し調整ということで、Troubadour80の横にあるGerman Physiksのネットワーク箱にあるピンを差し替えられました。エネルギー感を少し増したとのことですが、後でお聞きましたら中域を中心に全体を2dB程上げたとのことです。これだけでジャズやPOPSが芯が出てきます。クラシックとは多少エネルギーバランスが違うというのが興味深かったです。
次にそのピンを元に戻して、後方2.5mくらいの所に設置されたTroubadour40を接続しますと、後方に音場が展開しました。この実験は以前もお聞かせいただいたのですが、今回は更にピントがあうように調整されたとのことです。German Physiksのネットワーク箱を強固な台の上に乗せられたこともしっかりとした音が出る要因にもなったようです。
更にこの状態で先程と同じく、ネットワーク箱のエネルギーバランスを変えますと、ジャズやボPOSPの音がは締まって、力強く再現できます。低域の解像度も良くなっているのがわかります。
実は最初の構成で柴田淳のスカイレストランを聞いた時は、通常の平面的なPOPSの音源という感じでしたが、後方のTroubadour40を接続し、Troubadour80のエネルギーバランスを変えた構成で聴きますと、ヴォーカルの口が小さくなり、全体の解像度が上がっているのがわかります。POPS系はこちらの方が好みですね。
クラシックもこの構成で良く鳴りましたので、その後はずっとこれで聴いておりました。最後に聴いたメルニコフのショスタコーヴィチのピアノはとても良かったです。早速ポチリました。
エアコンを交換した効果も大きかったですね。気の流れがこの良い音場を作られているということをお聞きして納得しました。また、音が柔らか要因に純銀のバナナ端子を使用したと聞いて驚きました。実は私も以前純銀製のスピーカーケーブルとバナナ端子を使用していた時期がございまして、その時は明るくきらびやかな音だなと印象を持っていました。GRFさんのバナナ端子でこんなに音が柔らかくなるのでしたら、一度試してみたいと思った次第です。
岩手高原の白ビール、佐賀の日本酒、スコッチのハイボールといただき、お昼から午後7時までこの大きな部屋のCDだけで聴き続け、あっという間に時が過ぎていました。
CDもこのレベルに達するとアナログとどちらが良いかという議論が無意味に思えました。今回和室のユニコーンでCDやMFPCを聴く機会はございませんでしたが、十分満足いたしました。
GRFさん、とても楽しいお時間ありがとうございましたまた機会がございましたならばよろしくお願いいたします。
Harubaru
Harubaruさんは、五月の連休の時にもK&Kさんとお越しいただきましたが、K&Kさんが、予定を決めるとき、恒例の外国登山に出られていて、今回はHarubaruさんがお一人で来られました。途中のおそば屋さんでお昼と思ったのですが、やはりお盆のお休みでしたので、お昼は少し後からと思い、まずはしっかりと冷やしてある部屋で、音を聞いていただきました。
前回は、MFPCが半分そして、Troubadour40を足した音の効果を聞いていただきましたが、今回は構成はほとんど同じなのですが、その40の位置をしっかりそろえたのと、80の方のケーブルの端子を銀コーティング製に変えて、80のエネルギーバランスが2db上げたのが、前回との相違点でした。
ほんの僅かな差なのですが、音のエネルギーバランスや、音場の広がりや音の抜けも変わり、かなり印象が違って聞こえたようです。オーディオの楽しくも難しい点ですね。一番の差は、やはりSPの端子の違いですね。半田上げしてから銅のバナナ端子に半田付けしてある今までの構成と、半田を使用せずワイアーを直に端子にビス止めした音の変化が大きいのでしょう。
音がうるさくなくなり、なめらかになりました。その差が、久しぶりにお聞きになるHarubaruさんにも、すぐにお解りになったのだと思います。最初は、前のSPだけで聞いていただき、後から後方の40を足した音も聞いていただきました。前の時より、音場がスムーズに伝わったようです。
Harubaruさんは、海外旅行を頻繁にされています。奥様が、旅行のコーディネーターをされて、綿密に計画をとられるそうです。今回は、ウィーンからイタリアに入り、各地を巡りながら南下されて、最終的にはシリリアに11日間も滞在されたそうです。理想的なリタイア生活だと思います。体が動く50歳代で早期引退をされたからできる第二の生活ですね。
大いなる好奇心と緻密な計画、そして積極的な行動力が必要です。詳しい滞在生活もお聞きしましたが、毎日は現地の美味しい食材をご自分で料理を自作されていたそうです。最も最後は、豪華なホテルに泊まり、滞在生活にメリハリをつけたそうですが、私などには11日間もシチリアに滞在されるなどは、考えもできません。
横浜のvafanさんもこの夏には、33年ぶりに槍ヶ岳に登られたそうです。ヒマラヤやヨーロッパアルプスに遠征されるK&Kさんご夫妻も積極的な夏休みを充実されているようで素敵ですね。
私も、60歳代は、頻繁に海外への出張や旅行を繰り返していましたが、70歳代に入り、あまり動かなくなってきました。同じ歳の友人達も集まると、どこが痛いとか病気の自慢をするようになってきました。からだが動くうちに、いろいろな整理整頓もしなければなりませんし、ぼけーっとしている間はないのですが。
Harubaruさん 今回も暑い中をお越しいただきありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
by TANNOY-GRF
| 2019-08-20 14:16
| 来たり
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