2009年 04月 29日
和室のユニコーン |
久しぶりに和室で、オーディオ装置を聞きました。畳に座って、Unicornを見上げるとさすがに大きく感じます。むかし、洋間でしたが初めてGRFを六畳の部屋に入れた時のことを思い出しました。昔の6畳間は今より一回り大きく、9.93平米ありました。今は標準で9.29平米です。実際にはこれ以下の方が多いように思います。木造では柱の中心で計るか、柱の端で計るかにより畳の大きさが違っていました。団地の出現以降は、コンクリートの厚みと断熱材の分だけサイズが小さくなって、同じ六畳でも8.67平米しか無く、それでは5.2畳分しかありません。団地では畳の回りに一回り大きくする板張りの部分が見られますが、それでようやく元の大きさになるようです。今の七畳が昔の六畳ですね。
Unicornのある部屋も、鉄筋の中の和室なのでサイズが小さいです。実測すると団地サイズまでは行かず、いわゆる江戸間サイズでした。畳一枚の大きさが880mm×1760mmですね。現在の標準サイズでしょう。ちなみに京都以西の京間サイズでは、六畳は10.94平米まで大きくなります。今の団地サイズだと7.6畳にも相当します。 この和室は江戸間サイズでしたが、周辺に40〜45センチの幅で板の間がありますので、約12平米ありました。標準サイズで7.7畳でしょうか。でも隅に45センチ角の柱がありますから実質は7.5畳でしょうね。
こんなに細かくこだわるには理由があります。実際にはこれに肝心な高さが加わり、部屋の容積が決まるからです。幸いにもこの部屋は通常の部屋より高く2.6mあります。そのため見た目には部屋が小さく見えてしまいます。GRFの部屋を造ったとき通常より高さを取りたかったので、一階部分を少し低くしてその分だけ天井が高くしました。GRFの部屋は2.9m取れました。その隣にある和室も通常より高くなっているのです。
この天井の高さが、今回のユニコーンの再生音にどのような影響を与えるのでしょうか?部屋の高さの比率は大切で、一説に寄ると黄金比率が良いと言われています。また、石井式の理想寸法比「1(長辺):0.845(短辺):0.725(高さ)」の比率にも近く、この部屋を横につかっている今の配置はますます理想的ではないかと一人悦に入っていますが、、、実際にはいかがなものでしょうか?
三十年以上も愛用している安楽椅子に座ってみるとなんだかすごく落ち着きます。SPまでの距離が近い為か、低く座っている所為か、原点に戻ってきたような安心感があるのです。
この部屋の今ひとつの利点は後ろの押し入れです。和室の長て方向に畳二枚分の大きさがあります。中は布団が収納されており、吸音材の役割を果たしています。すべて偶然ですが、、。
Unicornのある部屋も、鉄筋の中の和室なのでサイズが小さいです。実測すると団地サイズまでは行かず、いわゆる江戸間サイズでした。畳一枚の大きさが880mm×1760mmですね。現在の標準サイズでしょう。ちなみに京都以西の京間サイズでは、六畳は10.94平米まで大きくなります。今の団地サイズだと7.6畳にも相当します。
こんなに細かくこだわるには理由があります。実際にはこれに肝心な高さが加わり、部屋の容積が決まるからです。幸いにもこの部屋は通常の部屋より高く2.6mあります。そのため見た目には部屋が小さく見えてしまいます。GRFの部屋を造ったとき通常より高さを取りたかったので、一階部分を少し低くしてその分だけ天井が高くしました。GRFの部屋は2.9m取れました。その隣にある和室も通常より高くなっているのです。
この天井の高さが、今回のユニコーンの再生音にどのような影響を与えるのでしょうか?部屋の高さの比率は大切で、一説に寄ると黄金比率が良いと言われています。また、石井式の理想寸法比「1(長辺):0.845(短辺):0.725(高さ)」の比率にも近く、この部屋を横につかっている今の配置はますます理想的ではないかと一人悦に入っていますが、、、実際にはいかがなものでしょうか?
by TANNOY-GRF
| 2009-04-29 06:11
| ユニコーン
|
Comments(6)
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UNICORN
at 2009-04-29 11:02
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日々精進ですね・・・・
集中して調整している時は、明日のことを考えなくてすむ連休は
最高の状況ですよね・・・!!
明日のことを考えるとどうしてもその調整に甘さが出てきます。
ただUNICORNは水平方向の特性は揃っているのですが、垂直
方向は結構バラつきがありますので、お気をつけ下さい。
集中して調整している時は、明日のことを考えなくてすむ連休は
最高の状況ですよね・・・!!
明日のことを考えるとどうしてもその調整に甘さが出てきます。
ただUNICORNは水平方向の特性は揃っているのですが、垂直
方向は結構バラつきがありますので、お気をつけ下さい。
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(Y)
at 2009-04-30 03:24
x
落語のCDが似合いそうなお部屋の景色になりましたね(笑)。GRFさんなら、さしずめ志ん生か圓生というところでしょうか。僕なら関西出身なので松鶴か春団治(といっても僕がよく聴きに行ったのは二代目ですが)、あるいは吾妻ひな子、森乃福郎のような漫談が良いなあ。最近は寄席になかなか行けないので、そんなことばかり考えています(笑)。
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GRFの部屋
at 2009-04-30 09:28
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本当にそうですね。さっそく今晩聞いてみましょう!
我々の世代は、ラジオの落語で育ちました。また、寄席通いしてましたから現在の名人といわれている方々は、生で見ています。
名人会もよくいってました。松鶴を初めて見たときは衝撃を憶えました。同じ落語いうてもこない違うやな〜と。
志ん生も圓生すきですが、私の中では文楽が最高峰です。フルトヴェングラーとトスカニーニと同じ意味でですが。
我々の世代は、ラジオの落語で育ちました。また、寄席通いしてましたから現在の名人といわれている方々は、生で見ています。
名人会もよくいってました。松鶴を初めて見たときは衝撃を憶えました。同じ落語いうてもこない違うやな〜と。
志ん生も圓生すきですが、私の中では文楽が最高峰です。フルトヴェングラーとトスカニーニと同じ意味でですが。
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GRFの部屋
at 2009-04-30 15:06
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日々精進というか、行ける所まではとりあえず行こうという感じですね。
その意味では連休中は集中できます。集中しすぎて大渋滞にならなければ良いのですが(苦笑)
やれば、やるほど難しさが解ってきますね。
最新録音より、レコードの時代の音の方が相性が良いようです。連休中は、レコードプレーヤーも繋いで実験してみるつもりです。
その意味では連休中は集中できます。集中しすぎて大渋滞にならなければ良いのですが(苦笑)
やれば、やるほど難しさが解ってきますね。
最新録音より、レコードの時代の音の方が相性が良いようです。連休中は、レコードプレーヤーも繋いで実験してみるつもりです。
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(Y)
at 2009-05-01 02:02
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今晩というか昨晩は長い時間ありがとうございました。このスペース、このスピーカー、そしてこの素晴らしい音楽! 今回は「百聞は一見に如かず」ということわざがまさに逆転で、「百見は一聴に如かず」ですね。いくら写真とにらめっこしてもこの音だけは聴かないと分りません。でも、あまり肩肘張らずに鳴らすのが「粋(いき)」というものでしょう。そうです、この部屋とシステムは「粋」なんですよ! それが言いたかったのですが、うかがった時にはうまく言えませんでした。いかにも江戸っ子の「粋」なオーディオです。是非今度はこのお部屋で「こまどり姉妹」をお願いします(笑)。
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TANNOY-GRF at 2009-05-01 19:03
昨日は、長い間お聴きいただきありがとうございました。
本当に、「百見は一聴に如かず」でした。綺麗なキャビネットからは想像もつかない音が、さりげなくなりますね。
これぐらいの部屋で、あれだけのホール感がでるのは、素敵でした。
連休中は、いよいよレコード再生に力を入れます。乞うご期待!
本当に、「百見は一聴に如かず」でした。綺麗なキャビネットからは想像もつかない音が、さりげなくなりますね。
これぐらいの部屋で、あれだけのホール感がでるのは、素敵でした。
連休中は、いよいよレコード再生に力を入れます。乞うご期待!