2009年 05月 03日
アナログテープ |
今日は出かけないと決めたので、一日レコード三昧にくれました。この和室でのユニコーンの音は、スムーズにホールトーンを響かしてくれます。今までの大きなスペースは何だったのだと言いたいぐらい音楽が鳴ります。シングルコーン特有のつなぎ目のない音が、とても自然な音を醸し出してくれるのでしょう。
先日購入したメンデルスゾーンのCD-BOXから、今まで聴いた事の無い初期の交響曲を聴きました。モーツアルトより天才かもしれないと思いました。モーツアルト、シューベルトしか表現できない『哀しみ』を13歳のメンデルスゾーンは表現しています。そして完成しています。解説書を読むとメンデルスゾーンの生涯がつぶさに解ります。私の好きなシューベルトの曲を初演しているのも、指揮者としてのメンデルスゾーンの偉大な功績です。バッハもベートーヴェンも彼の努力がなければ、長い間埋もれていたのかも知れません。
初期のメンデルスゾーンで午前中は過ごしました。午後はジョージセルのシューマンを聴き、そこからシノーポリ・ドレスデンとウィーンフィルの演奏を聴いていました。この部屋は、午後が明るく、窓を開けると広く西の空が見渡せます。ゆっくりと暮れていく暖かな日の午後にふさわしい選曲でした。
あまりにも響きが美しいので、アナログはどのような音がするのだろうと思い、レコードはセッティングが大変なので、持ち運びの簡単なナグラを繋いで、長らくしまってあったテープを聴いてみることにしました。
これが素晴らしいのです!テープは一旦聴き始めたら、終わりまで聴かないとテープに段差が付いてしまいます。休みの日でないとなかなか聴くわけにはいけません。レコードと違い、歪みが少なく聴き応えがありますね。レコードではあまり聴かないLondon (英国DECCA)レーベルの名演を聴いています。
先日購入したメンデルスゾーンのCD-BOXから、今まで聴いた事の無い初期の交響曲を聴きました。モーツアルトより天才かもしれないと思いました。モーツアルト、シューベルトしか表現できない『哀しみ』を13歳のメンデルスゾーンは表現しています。そして完成しています。解説書を読むとメンデルスゾーンの生涯がつぶさに解ります。私の好きなシューベルトの曲を初演しているのも、指揮者としてのメンデルスゾーンの偉大な功績です。バッハもベートーヴェンも彼の努力がなければ、長い間埋もれていたのかも知れません。
あまりにも響きが美しいので、アナログはどのような音がするのだろうと思い、レコードはセッティングが大変なので、持ち運びの簡単なナグラを繋いで、長らくしまってあったテープを聴いてみることにしました。
by TANNOY-GRF
| 2009-05-03 23:35
| 好きなテープ
|
Comments(3)
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(Y)
at 2009-05-04 04:04
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Nagraでテープですか! いいなあ、聴いてみたいなあ。それにしてもGRFさんのところのユニコーンは幸せ者です。僕もテープを聴く時には気合いを入れて聴かないとテープの管理が大変なので、ここぞと言う時にしか聴きません。僕の方は今日は天気も気分も良いので、ジャンゴ・ラインハルトのSPを手巻き蓄音機で聴きました。パリの空気と新進気鋭のギタリストの矜持が伝わって来るような音でしたよ。
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GRFの部屋
at 2009-05-05 01:43
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手巻き蓄音機のお姿拝見いたしました。素晴らしいコンディションですね。まるで昨日作られたみたいです。とても、80年も経っているようには見えません。音が聞こえてきそうでした。
ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリン!
良さそうです。レコードのコンディッションもピカピカではありませんか!
ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリン!
良さそうです。レコードのコンディッションもピカピカではありませんか!
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(Y)
at 2009-05-05 12:12
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そうなんですよ。時々奇跡的にコンディションの良いSP盤が我が家にやって来ます。今マイブームのジプシー・ジャズは戦前のパリの雰囲気が(といっても勝手な想像です)するのですが、こういう雰囲気はSP盤と蓄音機の得意とするところです。その音楽に合った再生環境を用意するのは骨が折れますが、うまくいったらこれ以上の喜びはありません。困ったものですね(笑)。