2009年 06月 22日
TANNOYのスピーカー |
タンノイのスピーカーがエンクロージャーで音が変わるのは、皆さんご存知でしょう。ほかのSPでもそうですがエンクロージャーを含めてのサウンドがタンノイの特徴です。1974年の火事でオリジナルのコーン紙が製造できなくなり、ドイツ製のコーン紙に変わってから、コーンの薄さをカバーする為に裏側にリブが貼付けられました。それ以降のタンノイはタンノイでは無いと言われる方々もおります。確かに音の傾向は変わりました。より近代的なサウンドに変身したとも言えますが、一方で何かを失ったようにも思えます。
私自身の経験で言えば、HPDとモニターシリーズでは明らかに音質に違いがあると言えましょう。モニターシリーズもシルバー・レッド・ゴールドでは、おのおのに明らかな特徴が見られます。初期のブラック・シルバーはSPからLPにようやく変わった頃の製品です。モノラルで音の豊かさと広がりを出すように作られました。レッドの時代になってようやくステレオ時代に入った訳です。レッドの特徴は、延びのある高音です。少しきつめですが、ヴァイオリンや女性の声を魅力的に再現します。
モニターゴールドは、1967年からです。ステレオの黄金期ですね。レコードの全盛期に作られました。まだSX68に代表される圧縮技術の出現前ですから、音楽がのびのびと収録されています。現在でも名盤と言われる大部分のアナログレコードはこの時代に生まれています。ゴールドの時代になって帯域も素直に伸びました。私のGRFを実測したところ17,000HZまでクリアーしていました。低い方も伸びており、HPDの様に無理していない所為か、屈託の無い音がします。私自身はモニターゴールドの音が私が育った時代に一番マッチして聴こえます。
そのモニターゴールドを使ったSPシステムとして、10インチのユニットを密閉箱に入れたIIILZ、同じコンセプトで密閉箱で作られた、12インチ用のチャトワース、15インチ用のランカスターがあります。これらは密閉箱特有の低音の自然な減衰により素直な音が特徴ですし、エンクロージャーを積極的にならしています。キャビネットはランバーコアーをチークの付き板でサンドイッチにした構造です。いずれも作られてから40年以上経ちますから充分に乾燥して、屈託の無い音が特徴ですね。レッドの時代とは同じ材質で作られています。
同じレクタンギュラー(方形)のランカスターでも、12インチのユニットを使ったものは、バスレフの開口が開けられており、バスレフ特有の豊かな低音が特徴です。15インチに比べては、でない低音をおぎなっているのでしょう。バスレフと言えば。ランカスターより一回り大きなヨークシリーズはバスレフ式です。より低い低音の再生を目指して、スリットも小さめに遠くの位置に設定されているのが特徴です。重い豊かな低音が再生できます。逆にランカスターの密閉箱に比べると音にキャラクターが乗ってきます。この辺が好みの分かれるところですね。
ランカスターもヨークも四角形のレクタンギュラーと三角形のコーナー型の二種類が用意されています。コーナー型の特徴である面積を取らない配置が、音質的にもキャビネットの共鳴が押さえられて、すっきりした音が特徴です。具体的にはレクタンギュラータイプをコーナーに置く時の面積は大きな差が出来ます。レクタンギュラーの後ろに出来る三角形にコーナー型はほぼ入ります。部屋を大きく使う事が出来るのが最大のメリットです。そして45度配置によるサウンドはステレオ録音、特にオペラには大変優位に働きます。
コーナー型の歴史は、1953年に最初のオートグラフが作られたときにまで遡ります。大変大きな容積をもつオートグラフですが、あの容積を四角形で作ると部屋の中で大変大きな面積を必要としますし、平行配置の置き方では後方に壁からの距離が必要になり、ますます部屋を小さくしてしまいます。イギリスの一般家庭の部屋は小さくほぼ日本と同じような大きさです。また部屋の中央には暖炉が作られている部屋も多く、コーナーに置ける三角形のコーナー型は、部屋の花瓶置きにも使える有効な手段だった訳です。
1955年に作られたGRFはオートグラフの特徴的なフロントホーンを廃止してよりフラットな音作りをしています。反対に低音のバックロードホーンは長くなり、より低いところまで再現します。家のGRFでは有効な低音は45Hzまで伸びています。すなわち45Hz~17,000Hzまで再現する大変広帯域のSPです。ご近所のA氏の持ち帰ってきたオリジナルGRFは、モノラル時代のものですから、左右では、多少年代の差による違いが見られますが、レッドの時代と大きく異なるのは、エンクロージャーの材質とフロントネットです。後年の一般的なチーク仕上げではなく、マホガニーに近い仕上げです。
色の差ばかりではなく、材質もより重い木を使っており重厚です。先日も一般公開された有名な五味康祐氏のレッドのオートグラフは、材質的にはもうゴールド時代と変わりません。ブラック・シルバー時代の造りとは変わっていました。またフロントネットも金属製で、触ると音がします。QUADのESLの金属ネットまでは行きませんがそれでも特徴的な残響音が乗ってきます。グッドマンの音のような響きがします。材質も硬く叩くとバーンと音がして、これが幾分高音の足りないユニットに特徴ある音を付加しているのでしょう。その頃のオートグラフはまだ確認していませんが、普通のネットのようです。
A氏のシルバーGRFは何時も聴かせていただいていますから、特徴をよく把握しているつもりです。日本やイギリスで後年作られたレプリカは、レッド・ゴールド時代をモデルに作られています。TEACが作っていたレプリカは、JBLのエンクロージャーを作っていた進工舎製だと思われます。私はその進工舎製の山水から出ていたSP-505Jという、オリンパスやランサー101の組み格子と同じ造りのキャビネットを持っており、当初のJBLの替わりにゴールドのIIILZを入れて鳴らしています。レプリカとはいえしっかりとした職人が作った本格派で、ゴールド時代のオリジナルGRFやオートグラフと比べても造りはむしろしっかりしています。同じ意味で、横浜のユートピア製のエンクロージャーも定評がありますが、塗装がしっかりしすぎていて、音を殺しているのが少し残念です。ポリウレタン塗装はしっかりしていますが、共鳴する目的には固すぎますね。
よく、タンノイはエンクロージャーを鳴らしての音作りだから、オリジナル以外のエンクロージャーは認めないという人もおられます。心情的には良く判りますが、だからといって、オリジナルキャビネットにこだわりすぎるのも、もったいないと思います。タンノイは箱によって全く違う次元に音が変わります。私自身、40年タンノイとつき合ってきて解ってきた事が沢山あります。ただエンクロージャーを鳴らすタイプのIIILZからランカスターまでは、やはり材質と造りの影響が出ますので出来ればオリジナルをお勧めします。モニターゴールドのランカスターは現在でもEbayに必ず乗っています。大量に生産されていましたから。オリジナルエンクロージャーとオリジナルネットにこだわってください。その上のバスレフタイプのヨークは、国産でも充分行けます。特にコーナー型は差が少ないようです。バックロードホーン式のGRFとオートグラフは、しっかり製造されたものであれば、国産でも英国のレプリカでも構わないと思います。バックロードホーン式が違いを生むからです。オリジナルでも後期は、造りが相当変わってきています。材質的にもオリジナルの頃とは変わるのはレコードの二版以降と同じ現象ですね。
モニターゴールドをお持ちなら、そして部屋が八畳以上なら、迷わずGRFかオートグラフにグレードアップされる事をお勧めします。クラシックファンなら、それもオペラファンならオートグラフに、より低音や高音の延びを望まれるHiFiファンの方には、GRFをおすすめします。あなたが真空管ファンならGRFにはマランツが、オートグラフにはマッキントッシュかウェスタンを奨めます。もっとも私自身はNFBの無いデジタルアンプを使っていますが、、、。その理由はデジタルだからではないのです。NFBが無いからです。その差は、皆さんの思われている差より遥かに影響が大きいからです。
以前も書きましたが、タンノイを使い始めてから40年間の間に、IIILZ RED、IIILZ GOLD、Coner Chatsworth RED、Corner Lancaster 12"RED、Corner Lancaster 15" GOLD、Rectangular Lancaster 15"GOLD、Rectangular York 15"GOLD、Corner York 15"RED、GRF SILVER、GRF RED、Rectangular GRF RED、GRF GOLD、そして、Autograph RED、Autograph GOLDのオリジナルを聴く事が出来ました。そして、自分でも、HPD385 barclay/Arden,IIILZ GOLD、Coner Chatsworth RED、Corner Lancaster 15" GOLD、Rectangular Lancaster 15" GOLDを使用してきました。でも常用は、ゴールドの入った国産のGRFです。
現代のタンノイは、いい音ですが、私には優等生過ぎるように思えます。でもその方の年齢・世代、お聴きになられる音楽によって替わってきます。私より若い世代の人が、昔のタンノイでなければ、言い切られるのには少しばかり抵抗があります。ましてや、生まれてもいない頃のウェスタンでなければ言われるのは、疑問符が付きます。我々の世代まででしょう、本当にウェスターンのトーキーサウンドで育った世代は。あたまで考えるオーディオではなく、身体が気持ちよく鳴るサウンドを求めれば良いのです。それには育った時代/場所/世代が大きく関係するのは止むを得ないことです。
私自身の経験で言えば、HPDとモニターシリーズでは明らかに音質に違いがあると言えましょう。モニターシリーズもシルバー・レッド・ゴールドでは、おのおのに明らかな特徴が見られます。初期のブラック・シルバーはSPからLPにようやく変わった頃の製品です。モノラルで音の豊かさと広がりを出すように作られました。レッドの時代になってようやくステレオ時代に入った訳です。レッドの特徴は、延びのある高音です。少しきつめですが、ヴァイオリンや女性の声を魅力的に再現します。
モニターゴールドは、1967年からです。ステレオの黄金期ですね。レコードの全盛期に作られました。まだSX68に代表される圧縮技術の出現前ですから、音楽がのびのびと収録されています。現在でも名盤と言われる大部分のアナログレコードはこの時代に生まれています。ゴールドの時代になって帯域も素直に伸びました。私のGRFを実測したところ17,000HZまでクリアーしていました。低い方も伸びており、HPDの様に無理していない所為か、屈託の無い音がします。私自身はモニターゴールドの音が私が育った時代に一番マッチして聴こえます。
そのモニターゴールドを使ったSPシステムとして、10インチのユニットを密閉箱に入れたIIILZ、同じコンセプトで密閉箱で作られた、12インチ用のチャトワース、15インチ用のランカスターがあります。これらは密閉箱特有の低音の自然な減衰により素直な音が特徴ですし、エンクロージャーを積極的にならしています。キャビネットはランバーコアーをチークの付き板でサンドイッチにした構造です。いずれも作られてから40年以上経ちますから充分に乾燥して、屈託の無い音が特徴ですね。レッドの時代とは同じ材質で作られています。
同じレクタンギュラー(方形)のランカスターでも、12インチのユニットを使ったものは、バスレフの開口が開けられており、バスレフ特有の豊かな低音が特徴です。15インチに比べては、でない低音をおぎなっているのでしょう。バスレフと言えば。ランカスターより一回り大きなヨークシリーズはバスレフ式です。より低い低音の再生を目指して、スリットも小さめに遠くの位置に設定されているのが特徴です。重い豊かな低音が再生できます。逆にランカスターの密閉箱に比べると音にキャラクターが乗ってきます。この辺が好みの分かれるところですね。
ランカスターもヨークも四角形のレクタンギュラーと三角形のコーナー型の二種類が用意されています。コーナー型の特徴である面積を取らない配置が、音質的にもキャビネットの共鳴が押さえられて、すっきりした音が特徴です。具体的にはレクタンギュラータイプをコーナーに置く時の面積は大きな差が出来ます。レクタンギュラーの後ろに出来る三角形にコーナー型はほぼ入ります。部屋を大きく使う事が出来るのが最大のメリットです。そして45度配置によるサウンドはステレオ録音、特にオペラには大変優位に働きます。
コーナー型の歴史は、1953年に最初のオートグラフが作られたときにまで遡ります。大変大きな容積をもつオートグラフですが、あの容積を四角形で作ると部屋の中で大変大きな面積を必要としますし、平行配置の置き方では後方に壁からの距離が必要になり、ますます部屋を小さくしてしまいます。イギリスの一般家庭の部屋は小さくほぼ日本と同じような大きさです。また部屋の中央には暖炉が作られている部屋も多く、コーナーに置ける三角形のコーナー型は、部屋の花瓶置きにも使える有効な手段だった訳です。
1955年に作られたGRFはオートグラフの特徴的なフロントホーンを廃止してよりフラットな音作りをしています。反対に低音のバックロードホーンは長くなり、より低いところまで再現します。家のGRFでは有効な低音は45Hzまで伸びています。すなわち45Hz~17,000Hzまで再現する大変広帯域のSPです。ご近所のA氏の持ち帰ってきたオリジナルGRFは、モノラル時代のものですから、左右では、多少年代の差による違いが見られますが、レッドの時代と大きく異なるのは、エンクロージャーの材質とフロントネットです。後年の一般的なチーク仕上げではなく、マホガニーに近い仕上げです。
色の差ばかりではなく、材質もより重い木を使っており重厚です。先日も一般公開された有名な五味康祐氏のレッドのオートグラフは、材質的にはもうゴールド時代と変わりません。ブラック・シルバー時代の造りとは変わっていました。またフロントネットも金属製で、触ると音がします。QUADのESLの金属ネットまでは行きませんがそれでも特徴的な残響音が乗ってきます。グッドマンの音のような響きがします。材質も硬く叩くとバーンと音がして、これが幾分高音の足りないユニットに特徴ある音を付加しているのでしょう。その頃のオートグラフはまだ確認していませんが、普通のネットのようです。
A氏のシルバーGRFは何時も聴かせていただいていますから、特徴をよく把握しているつもりです。日本やイギリスで後年作られたレプリカは、レッド・ゴールド時代をモデルに作られています。TEACが作っていたレプリカは、JBLのエンクロージャーを作っていた進工舎製だと思われます。私はその進工舎製の山水から出ていたSP-505Jという、オリンパスやランサー101の組み格子と同じ造りのキャビネットを持っており、当初のJBLの替わりにゴールドのIIILZを入れて鳴らしています。レプリカとはいえしっかりとした職人が作った本格派で、ゴールド時代のオリジナルGRFやオートグラフと比べても造りはむしろしっかりしています。同じ意味で、横浜のユートピア製のエンクロージャーも定評がありますが、塗装がしっかりしすぎていて、音を殺しているのが少し残念です。ポリウレタン塗装はしっかりしていますが、共鳴する目的には固すぎますね。
よく、タンノイはエンクロージャーを鳴らしての音作りだから、オリジナル以外のエンクロージャーは認めないという人もおられます。心情的には良く判りますが、だからといって、オリジナルキャビネットにこだわりすぎるのも、もったいないと思います。タンノイは箱によって全く違う次元に音が変わります。私自身、40年タンノイとつき合ってきて解ってきた事が沢山あります。ただエンクロージャーを鳴らすタイプのIIILZからランカスターまでは、やはり材質と造りの影響が出ますので出来ればオリジナルをお勧めします。モニターゴールドのランカスターは現在でもEbayに必ず乗っています。大量に生産されていましたから。オリジナルエンクロージャーとオリジナルネットにこだわってください。その上のバスレフタイプのヨークは、国産でも充分行けます。特にコーナー型は差が少ないようです。バックロードホーン式のGRFとオートグラフは、しっかり製造されたものであれば、国産でも英国のレプリカでも構わないと思います。バックロードホーン式が違いを生むからです。オリジナルでも後期は、造りが相当変わってきています。材質的にもオリジナルの頃とは変わるのはレコードの二版以降と同じ現象ですね。
モニターゴールドをお持ちなら、そして部屋が八畳以上なら、迷わずGRFかオートグラフにグレードアップされる事をお勧めします。クラシックファンなら、それもオペラファンならオートグラフに、より低音や高音の延びを望まれるHiFiファンの方には、GRFをおすすめします。あなたが真空管ファンならGRFにはマランツが、オートグラフにはマッキントッシュかウェスタンを奨めます。もっとも私自身はNFBの無いデジタルアンプを使っていますが、、、。その理由はデジタルだからではないのです。NFBが無いからです。その差は、皆さんの思われている差より遥かに影響が大きいからです。
現代のタンノイは、いい音ですが、私には優等生過ぎるように思えます。でもその方の年齢・世代、お聴きになられる音楽によって替わってきます。私より若い世代の人が、昔のタンノイでなければ、言い切られるのには少しばかり抵抗があります。ましてや、生まれてもいない頃のウェスタンでなければ言われるのは、疑問符が付きます。我々の世代まででしょう、本当にウェスターンのトーキーサウンドで育った世代は。あたまで考えるオーディオではなく、身体が気持ちよく鳴るサウンドを求めれば良いのです。それには育った時代/場所/世代が大きく関係するのは止むを得ないことです。
by TANNOY-GRF
| 2009-06-22 01:42
| オーディオ雑感
|
Comments(3)
Commented
by
GRFの部屋
at 2009-06-22 12:05
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のんびりと出来る休みの日は、夕方早く一杯やるとそのまま寝てしまいます。
すると必然的に夜中になって目が覚めて、今度は寝られません。先週も同じパターンでした。
そこで部屋やタンノイの話を書いてみました。
勿論、独断と偏見ですから、どこまで諸兄のご参考になるかは解りませんが、経験だけは沢山踏んでいますのでまとめてみました。
すると必然的に夜中になって目が覚めて、今度は寝られません。先週も同じパターンでした。
そこで部屋やタンノイの話を書いてみました。
勿論、独断と偏見ですから、どこまで諸兄のご参考になるかは解りませんが、経験だけは沢山踏んでいますのでまとめてみました。
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at 2009-06-22 14:16
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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by
GRFの部屋
at 2009-06-23 14:54
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『SX68に代表される圧縮技術』というのは、後年の『SX74』はもっと、細かいカッティングが出来るようになりました。収録時間も長くなり、高音の伸びも増して、良い事尽くめですが、実際にはカッティング幅の減少は低音部の幅が減ることになりました。帯域は20HZkら20Khz近くまで伸びて広くなったのですが、音の振幅が小さくなり、迫力がなくなりました。ロンドンレコードでは、イコライザーでその点をカバーしていますが、日本盤では、低域の振幅の減少が相対的に高音を上昇させてうるさい音になったのも事実です。
オリジナルレコードファンの間では、SX68以降は昔の音がしないと言われています。
ESLは金属パネルで特徴的な音作りをしています。私は好きですが、大音量で鳴らすとパネルが鳴っているのに気がつきます。それも含めた音作りですね。
SX68以前は殆ど真空管によるカッティングでした。ソリッドステートになったのは、このSX68以降ですね。
フリッツライナー指揮のバルトーク弦チェレはレコードでも、テープでも、はたまたCDでも良い音がします。
録音がシンプルであるのが効いていると思います。
オリジナルレコードファンの間では、SX68以降は昔の音がしないと言われています。
ESLは金属パネルで特徴的な音作りをしています。私は好きですが、大音量で鳴らすとパネルが鳴っているのに気がつきます。それも含めた音作りですね。
SX68以前は殆ど真空管によるカッティングでした。ソリッドステートになったのは、このSX68以降ですね。
フリッツライナー指揮のバルトーク弦チェレはレコードでも、テープでも、はたまたCDでも良い音がします。
録音がシンプルであるのが効いていると思います。