2009年 06月 23日
部屋との相関関係-2 |
オーディオを聴かれているほとんどの方が、壁際にSPを置かれていると思います。例外は、アヴァロンやティールの様な音場型のSPを使っていらっしゃる諸兄の部屋でしょう。その場合は部屋の中央付近にSPが平行に配置されています。SPの向こうに音場が出現して、SPの存在が消える!この音を体験されている方がどのくらいいらっしゃるか解りませんが、主流にはなっていないようです。オーディオに求めているものの差だと感じますが、今ひとつ気がついた事があります。音場というものを聴いたことが無いと言われる方が多くおられるからです。
JBLそれも、青い色に象徴されるようなスタジオモニター型を使用されている方に多いのですが、音はSP自身からしていないと実在感が無いとお考えのようです。ツイーターやミッドレンジのホーン、それもデュフューザーがなっていた方が、音が充実しているとお考えの方々です。JAZZを主に聴かれる方に多いようです。楽器の音の存在感・音量を重視されるからです。その方々に肝心なSPの存在が消えると良いっても納得はしません。高音・中音・中低音・低音と各SPがそれぞれの役割を果たし、帯域を目一杯使って再生するのが、目的だしオーディオをしている快感でもあります。
どうやら聴いている音楽と演奏の方法に大きなさがあるようです。現代の録音の主流は、各パーツの音を至近距離で拾って時としてはお互いに干渉しないように仕切りをしても、一つ一つの音をクリアーに収録して調整卓で音を編集して切り花のように芸術作品に仕上げて行く。演奏者は音の素材であり、その音をいかに輝かすかにプロデューサーと録音技術者の腕を見せているようです。あたかも指揮者のように音のバランスを整えているのです。
これらは、モノラル収録したものを、左右に振り分け音量差でステレオイメージを合成しています。ときとして、デジタルエフェクトを駆使して、エコー成分や位相成分を調整しています。イコライザーの使用は当たり前で、これが無くては歌手の声は成り立ちません。サウンドレコーディングの専門誌や調整卓の使用方法を見れば事細かく書かれています。
それに対して、あくまでも人間の耳は二つだけなのだから、ワンポイントにこだわり、位相成分の微妙な差によるステレオ音場の再生を行うべきだという録音もあります。古くはアンドレ・シャルランやデンオンの一連のワンポイント録音シリーズが代表です。マイナーレーベルでは、ワンペアーのマイクや、増えてもツーペアーのマイクで収録に徹している録音も多く見られます。それらに特徴的なのは、部屋中が録音会場の音場に包まれる事です。
この二つの録音方式・主義の違いが、部屋の中でのSPの位置を決めているようです。しかし、音場が目の前に出現していても、聴こえないという方々も多くおられるます。おそらく聴き方の方法が違うのだと、背景に大きな風景が広がっていても、近くばかりをご覧になっているからだと以前は思っていました。しかし、いろいろな試聴会や演奏会を通じ解った事があります。その音場は聴こえない人、もとの音楽の響いている音場を知らない人には聴こえないのだと!
クラシックの演奏会場や拡声装置を使わない演奏がどのように聴こえるかを経験していない方々には、会場の響きは聴こえないのだという事です。楽器から出ている音が、響きだと思われているからです。ヴァイオリンでも金管楽器でも、弦や開口部から音がでていると思っておられるからでしょう。ヴァイオリンのほとんどの音は、背面から音が会場に放射されているのですが。響きを聴いている事に気がつけば、楽器の傍に、開口部にマイクを突っ込むような録音はしない筈なのですが、、、。
その意味で、オーディオで音楽を聴こうとすると、その人の今までの経験を通じて音を調整して行くしか無いのです。ステレオ雑誌をいくら読んでも実際の音は出ません。能書きをいくら読んで、きれいな写真を眺めても音は聴こえては来ません。電線をいくら変えても、その度に音の差は出ますが、どれが正しい方向なのかますます混沌とするだけです。
基本に戻り、部屋の響きを重視する配置にされれば、10センチのSPでも十分満足する低音も高音も聴こえてくるのです。それがオーディオ産業的には面白くない方法でも仕方がありません。ヨーロッパの響きのいい部屋では、コンポの装置でもそれなりの音がします。コンサートホールでは、10センチのモニターでもオーケストラの響きをほとんど再現できます。録音をされた経験がある方でしたら気がついている筈なのですが。その基本に返り、部屋でのSPの位置を変える勇気がああれば、オーディオのあり方が変わるのですが、、、。
JBLそれも、青い色に象徴されるようなスタジオモニター型を使用されている方に多いのですが、音はSP自身からしていないと実在感が無いとお考えのようです。ツイーターやミッドレンジのホーン、それもデュフューザーがなっていた方が、音が充実しているとお考えの方々です。JAZZを主に聴かれる方に多いようです。楽器の音の存在感・音量を重視されるからです。その方々に肝心なSPの存在が消えると良いっても納得はしません。高音・中音・中低音・低音と各SPがそれぞれの役割を果たし、帯域を目一杯使って再生するのが、目的だしオーディオをしている快感でもあります。
どうやら聴いている音楽と演奏の方法に大きなさがあるようです。現代の録音の主流は、各パーツの音を至近距離で拾って時としてはお互いに干渉しないように仕切りをしても、一つ一つの音をクリアーに収録して調整卓で音を編集して切り花のように芸術作品に仕上げて行く。演奏者は音の素材であり、その音をいかに輝かすかにプロデューサーと録音技術者の腕を見せているようです。あたかも指揮者のように音のバランスを整えているのです。
これらは、モノラル収録したものを、左右に振り分け音量差でステレオイメージを合成しています。ときとして、デジタルエフェクトを駆使して、エコー成分や位相成分を調整しています。イコライザーの使用は当たり前で、これが無くては歌手の声は成り立ちません。サウンドレコーディングの専門誌や調整卓の使用方法を見れば事細かく書かれています。
それに対して、あくまでも人間の耳は二つだけなのだから、ワンポイントにこだわり、位相成分の微妙な差によるステレオ音場の再生を行うべきだという録音もあります。古くはアンドレ・シャルランやデンオンの一連のワンポイント録音シリーズが代表です。マイナーレーベルでは、ワンペアーのマイクや、増えてもツーペアーのマイクで収録に徹している録音も多く見られます。それらに特徴的なのは、部屋中が録音会場の音場に包まれる事です。
この二つの録音方式・主義の違いが、部屋の中でのSPの位置を決めているようです。しかし、音場が目の前に出現していても、聴こえないという方々も多くおられるます。おそらく聴き方の方法が違うのだと、背景に大きな風景が広がっていても、近くばかりをご覧になっているからだと以前は思っていました。しかし、いろいろな試聴会や演奏会を通じ解った事があります。その音場は聴こえない人、もとの音楽の響いている音場を知らない人には聴こえないのだと!
クラシックの演奏会場や拡声装置を使わない演奏がどのように聴こえるかを経験していない方々には、会場の響きは聴こえないのだという事です。楽器から出ている音が、響きだと思われているからです。ヴァイオリンでも金管楽器でも、弦や開口部から音がでていると思っておられるからでしょう。ヴァイオリンのほとんどの音は、背面から音が会場に放射されているのですが。響きを聴いている事に気がつけば、楽器の傍に、開口部にマイクを突っ込むような録音はしない筈なのですが、、、。
その意味で、オーディオで音楽を聴こうとすると、その人の今までの経験を通じて音を調整して行くしか無いのです。ステレオ雑誌をいくら読んでも実際の音は出ません。能書きをいくら読んで、きれいな写真を眺めても音は聴こえては来ません。電線をいくら変えても、その度に音の差は出ますが、どれが正しい方向なのかますます混沌とするだけです。
基本に戻り、部屋の響きを重視する配置にされれば、10センチのSPでも十分満足する低音も高音も聴こえてくるのです。それがオーディオ産業的には面白くない方法でも仕方がありません。ヨーロッパの響きのいい部屋では、コンポの装置でもそれなりの音がします。コンサートホールでは、10センチのモニターでもオーケストラの響きをほとんど再現できます。録音をされた経験がある方でしたら気がついている筈なのですが。その基本に返り、部屋でのSPの位置を変える勇気がああれば、オーディオのあり方が変わるのですが、、、。
by TANNOY-GRF
| 2009-06-23 07:21
| オーディオ雑感
|
Comments(5)
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
小生幸いなことに、あまり浮気性じゃないこと、お金に制限があったこと
から、一つのSpeakerシステムを長く使用する傾向が(GRFさんほどではありませんが・・)あり、その中で気付かされたことが;
*Speakerってアンプ等と較べると、Potentialが非常に高い!!
これは、現有SpeakerSystemへの殆どの不満は、Speakerの位置
調整で過去解決出来たことから思い知あrされたことでした。
GRFさんの言われている;
*部屋の響きを重視する配置にされれば、10センチのSPでも十分満足
する低音も高音も聴こえてくるのです。
には100%賛成します!!
今後の具体的アプローチ、楽しみですし、是非SpeakerSystemで苦労
されている方、Speakerの能力を疑っていられる方、虚心坦懐に耳を傾けられることをお勧めします!!
そこには貴方の耳を信じること、ほんのチョットした自主性(日常/思い込
みからの離脱)で、思いがけない世界が待っているかもしれません!!
から、一つのSpeakerシステムを長く使用する傾向が(GRFさんほどではありませんが・・)あり、その中で気付かされたことが;
*Speakerってアンプ等と較べると、Potentialが非常に高い!!
これは、現有SpeakerSystemへの殆どの不満は、Speakerの位置
調整で過去解決出来たことから思い知あrされたことでした。
GRFさんの言われている;
*部屋の響きを重視する配置にされれば、10センチのSPでも十分満足
する低音も高音も聴こえてくるのです。
には100%賛成します!!
今後の具体的アプローチ、楽しみですし、是非SpeakerSystemで苦労
されている方、Speakerの能力を疑っていられる方、虚心坦懐に耳を傾けられることをお勧めします!!
そこには貴方の耳を信じること、ほんのチョットした自主性(日常/思い込
みからの離脱)で、思いがけない世界が待っているかもしれません!!
Unicornさん、ありがとうございます。
全くその通りですね。ほとんど方が、SPの本来持っている力の半分も出さずに買い替えているように思われます。
最低でも、数年は聴き込まないと、良い音は出してくれませんね。
全くその通りですね。ほとんど方が、SPの本来持っている力の半分も出さずに買い替えているように思われます。
最低でも、数年は聴き込まないと、良い音は出してくれませんね。
この話はちよっと怖いところがありますね。
>その音場は聴こえない人、もとの音楽の響いている音場を知らない人には聴こえないのだと!
特にこの部分は核心を突いていますね。どう考えても聴こえていないと思われる人が少なからずいます。しかし本人には分かりません。知らないものが知りようも無いのと同様に、分からないものは分からないのですよね。
ところでGRFさんに「それは意味がちょっと違うよ」と言われるかも知れませんが、モノラル音源でも音場感は感じ取れます。むしろその方がリアルに感じられるものもあります。1本のスピーカー、1本のマイクからでも音場が聞き取れるのは、かなりの部分が技術者の腕であることは当然としても、聞き手の経験値に寄るものも少なくないとは思うのですが、その前後に奥行きのある感じこそがモノラル音源の醍醐味なので、僕はいまだに古い音源を聞き続けている次第です。
>その音場は聴こえない人、もとの音楽の響いている音場を知らない人には聴こえないのだと!
特にこの部分は核心を突いていますね。どう考えても聴こえていないと思われる人が少なからずいます。しかし本人には分かりません。知らないものが知りようも無いのと同様に、分からないものは分からないのですよね。
ところでGRFさんに「それは意味がちょっと違うよ」と言われるかも知れませんが、モノラル音源でも音場感は感じ取れます。むしろその方がリアルに感じられるものもあります。1本のスピーカー、1本のマイクからでも音場が聞き取れるのは、かなりの部分が技術者の腕であることは当然としても、聞き手の経験値に寄るものも少なくないとは思うのですが、その前後に奥行きのある感じこそがモノラル音源の醍醐味なので、僕はいまだに古い音源を聞き続けている次第です。
(Y)さん、その通りです。
モノラル録音にも音場はあります。その場合、日本のステレオSPから再生していては、聴こえません。一本のSPでなければ聴けないからです。モノラルはシングルです。二本のSPで聴くモノラルでは、奥行きが感じられませんね。
昔、加藤秀雄さんのお宅で聴いたモノフォニックが、いまだに私の理想です。
モノラル録音にも音場はあります。その場合、日本のステレオSPから再生していては、聴こえません。一本のSPでなければ聴けないからです。モノラルはシングルです。二本のSPで聴くモノラルでは、奥行きが感じられませんね。
昔、加藤秀雄さんのお宅で聴いたモノフォニックが、いまだに私の理想です。

