2009年 09月 01日
夏の終わりに |
12時間の長旅を終えて、いつもの空港に到着したときはまだ夏の日差しが残っていました。東京よりは幾分暖かく湿度もあり、意外な感じがしたくらいです。空港から高速を北上していくと、空はだんだん高くなり、高緯度地方特有の淡い色の景色に変わっていきます。空に浮かぶ雲は、中世の画家が好んで描いたあの空と同じになってきました。昔からの風車は観光用にしか残らず、現代的な風車は、みな風力発電用です。川沿いや内海を区切る堤防沿いに多数展開しています。
いつもは、空港から一時間以内の街に滞在するのですが、今回は北の外れ、もうすぐ国境を越えれば北ドイツというそばまで行きます。北ドイツといえば、先日北ドイツ放送局・NDR放出のプロ用機器を手に入れました。信頼性は高く、業務用機器の枠を越えた美しさを持っています。その機器を残しての今回の旅ですから、時々、その機器に想いが行くのは仕方有りませんね。(笑)
いつものように、国境を越えて車で移動をしていると、高速代が掛からないと、どれだけ行動が自由になるかを感じます。今回も、この国の北のはずれから400キロ南の国境を越えて古都ゲントに入りました。この街はには30年以上訪れていますが、近年は来るたびに街が新しく、活気を帯びてくるのが解ります。それというのも、高校や大学専門学校を誘致して、学生の移動手段として市街電車・トラムを整備し直し、学生に格安で、老人はタダにして町中に来れる環境を整えました。その結果、街は深夜まで活気づき、昔の暗い街並みとはまったく異なり生き返りました。外見をそのままに、内部だけ造り替えた高級ホテルの進出を含めめざましく発展しています。この街は金沢の姉妹都市です。金沢も昔からの遺産を大事にして、それを皆が訪れる環境を今一度作れれば、観光都市として生き返ることが可能になると思います。
いつものように、国境を越えて車で移動をしていると、高速代が掛からないと、どれだけ行動が自由になるかを感じます。今回も、この国の北のはずれから400キロ南の国境を越えて古都ゲントに入りました。この街はには30年以上訪れていますが、近年は来るたびに街が新しく、活気を帯びてくるのが解ります。それというのも、高校や大学専門学校を誘致して、学生の移動手段として市街電車・トラムを整備し直し、学生に格安で、老人はタダにして町中に来れる環境を整えました。その結果、街は深夜まで活気づき、昔の暗い街並みとはまったく異なり生き返りました。外見をそのままに、内部だけ造り替えた高級ホテルの進出を含めめざましく発展しています。この街は金沢の姉妹都市です。金沢も昔からの遺産を大事にして、それを皆が訪れる環境を今一度作れれば、観光都市として生き返ることが可能になると思います。
by TANNOY-GRF
| 2009-09-01 23:39
| 旅の空
|
Comments(2)
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UNICORN
at 2009-09-05 01:31
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街再生の話おもしろいですね・・・ところで話題に上がった金沢ですが、最近さるかたの日記で、教育環境を改善・・とかで、大学の場所を変えた
そうですが、一気に夜の街から学生の姿が消え、活気が無くなって
しまったそうです、同じようなことが昔、京都でも起きました!!
そうですが、一気に夜の街から学生の姿が消え、活気が無くなって
しまったそうです、同じようなことが昔、京都でも起きました!!
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by
GRFの部屋
at 2009-09-05 16:56
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街再生のもう一つの鍵は、市内への車乗り入れ制限です。
徹底した、車入域規制をすれば、町中に人は戻ってきます。地下鉄を作るより遙かに市街電車の方が安上がりです。昔の市電路線の半分を復活すれば、東京は生き返ります。現代の市電は、以前のイメージではなくとても早く走れます。4両編成で動かせば積載量も改善されますね。
徹底した、車入域規制をすれば、町中に人は戻ってきます。地下鉄を作るより遙かに市街電車の方が安上がりです。昔の市電路線の半分を復活すれば、東京は生き返ります。現代の市電は、以前のイメージではなくとても早く走れます。4両編成で動かせば積載量も改善されますね。