2010年 02月 08日
いまごろ大掃除 |
昨年から、コンピューターを和室に移したのと、テープの実験を和室の方でやっているので、あまり「GRFのある部屋」を使わず、大きな物置状態が続いていました。年末にUNICORNさんが来られた時も散らかし放題で、あきれられたほどです。いつかはしたいと気になっていたのですが、この週末ようやくのんびり出来たのと、久しぶりにお客さんが来られるので重い腰を上げて取り組みました。
大掃除の時は何時もそうですが、まず要らない物を捨てなくては始まりません。その決断が付かないと前には進まないのです。昨日は二時間かけて徹底的に行ないました。掃除が進むにつけ、心の中もだんだんと綺麗になって行く感じがしました。UNICORNさんの様に骨董品の一つでも置きたいですが、私の場合始めると一つでは済まなくなるのが難点です(笑い)。先日の骨董品の4トラックテープの購入がその典型ですね。それでも絵の一つでも飾りたい気持ちはあるのです。画廊を経営されている先輩にも若い才能のある作家の絵を購入したいとはお願いしたのですが。
さて、久しぶりにすっきりとした部屋で、このところレコード再生専用だったGRF系統にHD-1を繋いでCDを聴いてみました。HD-1は16ビットですから、この頃のハイサンプリングのPCオーディオから見ると少し前の規格に見えますが、実際はその16ビットさえ満足に再現できないのが、デジタルの難しさです。私のHD-1は石田さん自らがクロック交換されているので、音の安定性とピントがあっています。久しぶりにレコードではない音をGRFから聴けて驚きを新たにしました。
SD05は昨年惜しまれて製造を200台で終了しましたが、今でも石田さんのところには問い合わせが来るそうです。デバイスの供給が出来なくなったのが原因ですが、来年本格的なデジタル時代を迎えるのに、本当の意味のデジタルアンプ(フルデジタルと妙な名前で呼ばれていましたが)が市場に無いと言うのも妙な話です。ケースの豪華さや値段の高さを競う様な方向にオーディオが走った結果です。一昨年のリーマンショック以降、株で儲けたバブリーな人種がいなくなって、本来ニッチなマーケットがより小さくなったそうです。
そのSD05を使用している百数十名の音楽ファンと元々はヘビーなオーディオファンの方々が、まるで双六が上がった様にオーディオのやたらの更新、特にアクセサリーには興味が無くなり、本来の音楽を聴く目的へ専念できる様になりました。または、小生の様に昔のテープデッキの世界に行ったり、ブルーレイでオペラや演奏会の収録をして、ゆっくりと大きなスクリーンで楽しまれている方々も沢山おられます。デジタルを直接繋げる本当の意味のデジタルアンプならではの使い方ですね。私も遅ればせながらPCオーディオを始めましたが、96KHz/24bitの入力をそのまま繋げる便利さを享受しています。先日お伝えしたFirewire経由や安価なUSB経由でも繋げます。
もっとも、私の最大の関心事はアナログ入力系統の38/2トラのテープの再生とダビングの面白さです。同時にワンビットでも収録して、個人的なアーカイブも充実して来ました。こちらは、高価なテープは要らずハードディスクだけがあれば良いのですから嬉しいです(笑)ワンビットもPCMに落として聴く方法と、アナログ変換して聴く方法が選べます。5.6448MHzというとてつもない細かさの1ビット信号は、そのままローパスフィルターを通すだけでアナログ波形になっています。実際、音の自然さは特筆ものですね。SD05のADコンバーターは、88.2KHz/24bitですから、豪華なケースに入ったらとてつもない価格がつきますが、アナログ入力にとても忠実です。
二月七日の夕暮れです。日の入りもだいぶ遅くなって来ました。午前中は風が強く寒い日でした。
大掃除の時は何時もそうですが、まず要らない物を捨てなくては始まりません。その決断が付かないと前には進まないのです。昨日は二時間かけて徹底的に行ないました。掃除が進むにつけ、心の中もだんだんと綺麗になって行く感じがしました。UNICORNさんの様に骨董品の一つでも置きたいですが、私の場合始めると一つでは済まなくなるのが難点です(笑い)。先日の骨董品の4トラックテープの購入がその典型ですね。それでも絵の一つでも飾りたい気持ちはあるのです。画廊を経営されている先輩にも若い才能のある作家の絵を購入したいとはお願いしたのですが。
さて、久しぶりにすっきりとした部屋で、このところレコード再生専用だったGRF系統にHD-1を繋いでCDを聴いてみました。HD-1は16ビットですから、この頃のハイサンプリングのPCオーディオから見ると少し前の規格に見えますが、実際はその16ビットさえ満足に再現できないのが、デジタルの難しさです。私のHD-1は石田さん自らがクロック交換されているので、音の安定性とピントがあっています。久しぶりにレコードではない音をGRFから聴けて驚きを新たにしました。
SD05は昨年惜しまれて製造を200台で終了しましたが、今でも石田さんのところには問い合わせが来るそうです。デバイスの供給が出来なくなったのが原因ですが、来年本格的なデジタル時代を迎えるのに、本当の意味のデジタルアンプ(フルデジタルと妙な名前で呼ばれていましたが)が市場に無いと言うのも妙な話です。ケースの豪華さや値段の高さを競う様な方向にオーディオが走った結果です。一昨年のリーマンショック以降、株で儲けたバブリーな人種がいなくなって、本来ニッチなマーケットがより小さくなったそうです。
そのSD05を使用している百数十名の音楽ファンと元々はヘビーなオーディオファンの方々が、まるで双六が上がった様にオーディオのやたらの更新、特にアクセサリーには興味が無くなり、本来の音楽を聴く目的へ専念できる様になりました。または、小生の様に昔のテープデッキの世界に行ったり、ブルーレイでオペラや演奏会の収録をして、ゆっくりと大きなスクリーンで楽しまれている方々も沢山おられます。デジタルを直接繋げる本当の意味のデジタルアンプならではの使い方ですね。私も遅ればせながらPCオーディオを始めましたが、96KHz/24bitの入力をそのまま繋げる便利さを享受しています。先日お伝えしたFirewire経由や安価なUSB経由でも繋げます。
もっとも、私の最大の関心事はアナログ入力系統の38/2トラのテープの再生とダビングの面白さです。同時にワンビットでも収録して、個人的なアーカイブも充実して来ました。こちらは、高価なテープは要らずハードディスクだけがあれば良いのですから嬉しいです(笑)ワンビットもPCMに落として聴く方法と、アナログ変換して聴く方法が選べます。5.6448MHzというとてつもない細かさの1ビット信号は、そのままローパスフィルターを通すだけでアナログ波形になっています。実際、音の自然さは特筆ものですね。SD05のADコンバーターは、88.2KHz/24bitですから、豪華なケースに入ったらとてつもない価格がつきますが、アナログ入力にとても忠実です。
by TANNOY-GRF
| 2010-02-08 12:20
| オーディオ雑感
|
Comments(2)
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(Y)
at 2010-02-08 23:49
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部屋を片付けたら、なんとなく音がよそよそしくなることってありますよね。もちろん程度によりけりですが、適当に散らかっている方がかえって良いなんてこともあります。こんなことを言っては何ですが、ショールームのように片付いているお宅はあまり居心地よく感じないし、音もよそ行きで楽しめない、なんていうことがありませんか?(笑) 僕が古い機器(そして楽器)が好きなのも、適当に傷がついていたり使用感が有ってホッとするからです。でもバッフル面のうっすらとした汚れを一拭きすると音が変わりますから、愛情もって接しないといけないのは言うまでもないですが。
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TANNOY-GRF at 2010-02-09 00:33
実質7畳の和室では、すぐに変わります。適当に散らかっている時の方が音がしっくりきますね。決して掃除をしない為の方便ではありませんが(笑)
GRFの部屋の方は、大きなSPの位置とか、カーテンの閉め具合等では変わりますが、床に散らかっている程度ではあまり変わりません。それより、直列になるところ、床、テーブル、インシュレーターはガラガラ変わる様です。
GRFの部屋の方は、大きなSPの位置とか、カーテンの閉め具合等では変わりますが、床に散らかっている程度ではあまり変わりません。それより、直列になるところ、床、テーブル、インシュレーターはガラガラ変わる様です。