2010年 07月 21日
DGG録音のカラヤン-2 |
昔、FM東京がまだ実験放送時代は、FM東海と言う名で放送していました。その頃、音質のいいFM放送を利用したHiFiクラブというオーディオ番組がありました。高城重躬先生が解説していた番組です。その例会で定評のある製品や新商品を聴くチャンスがあったのです。その時に出たばっかりのオルトフォンのSPU-GTで掛けた新譜が、ウィーン交響楽団とスヴァトスラフ・リヒテル(p)との演奏のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23 SLPM 138 822 1962年9月24~26日です。
これは、ウイーンにリヒテルが来た時に収録されたのでしょう。ウィーンフィルはDECCAの専属でしたので、ウィーン交響楽団になったのではと思います。ムジークフェライン・ザールで収録されています。ホールの所為か、機材の所為か、何時ものグラモフォンの音ではない録音になっています。スケールの大きな演奏で、ギレリスと同じ様にソ連の演奏家のスケールの大きさに驚いたものです。
それからほぼ、一年経った1963年の10月10〜11日に収録されたのが、ブラームスの交響曲の第二番、10月11〜12日が、ブラームスの一番、そして12~16日にかけて第四番が録音されています。
それからほぼ、一年経った1963年の10月10〜11日に収録されたのが、ブラームスの交響曲の第二番、10月11〜12日が、ブラームスの一番、そして12~16日にかけて第四番が録音されています。
この写真の全集のボックスは、ヴァイオリン協奏曲 1964年5月4~6日やドイツレクイエム1964年5月16~18日も含んでいます。
このレクイエムはウィーンの楽友協会大ホールで収録されています。またブラームス:ハイドンの主題による変奏曲作品56aは1964年2月13日です。
続けて、チャイコフスキーの録音にかかります。第六番の悲壮が1964年2月11〜12日から始まりました。この全集が完成するのは、1967年までかかります。
有名なドヴォルザークの新世界の演奏は1964年3月4〜5日の収録でした。このジャケットは見慣れないと思いますが、初版はこの絵柄でした。この盤に限りませんが、問題は初版と少し後の二版では音が違う事です。後に行くほど高域は上がりますが、音はやせていきます。高域の減少をイコライザーで補償しているからでしょう。その差は初版を聴かなければ解らないのですが、、、。
カラヤンお得意のフランス物のドビッシーの「海・牧神の午後への前奏曲」とラベルの「バレエ《ダフニスとクロエ》第2組曲」と続きます。1964年3月9〜11日で収録されています。
1964年9月28~30日になって、ブラームスの第3番が収録されて、ブラームス全集が完成します。そして1964年10月27日にシューベルトの未完成が、翌日の10月28日には、シベリウスのフィンランディア、
1964年9月28~30日になって、ブラームスの第3番が収録されて、ブラームス全集が完成します。そして1964年10月27日にシューベルトの未完成が、翌日の10月28日には、シベリウスのフィンランディア、
1964年10月29、30日には、シベリウスのヴァイオリン協奏曲がフェラスの演奏で、同じ日には「交響詩タピオラ」も収録されました。
しかし、凄いペースで録音をして行ったものです。その間には、各地のオペラ劇場でオペラの公演を毎月の様に行なっているのですから。
しかし、凄いペースで録音をして行ったものです。その間には、各地のオペラ劇場でオペラの公演を毎月の様に行なっているのですから。
by TANNOY-GRF
| 2010-07-21 21:27
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