2010年 08月 07日
信州への旅 |
久しぶりに長野市に所用があり、関越道から長野道へと進路を取りました。前日は38度の長岡から戻ったばかりで、二日続いて関越道を同じ時間に走りました。藤岡から妙義山に向けて走るとすぐ山の中に入ります。予定の時間より早かったので、久しぶりに横川でおりて碓氷バイパスを走ってみました。もっと時間に余裕があれば旧道を走って昔の鉄道の橋を見たかったのですが。気持ちよいスピードで久しぶりに峠道を登り、軽井沢に入りました。さすがに夏休みです。ゴルフ場のわきのパーキングも車でいっぱいです。先日訪れた軽井沢通信を主宰されているUさんの会社に寄ってみました。車は駐車場に有ったのですが、取材に出られているのか、事務所は閉まっていたので会う事はできませんでした。
再び高速に戻りトンネルを出たところで合流してくる紺色のクラウンを追い越したところですぐ走行車線にスピードを落として戻りました。スモークグラスのクラウンセダンは要注意です。昨日は関越でめずらしく日産のフーガの覆面を見ました。この数年でスカイライン以外の日産車を見るのは初めてです。気をつけなければ(苦笑)!
長野での所用を済ませた後は、松本に向かいました。連日の暑さで信濃平から見る長野盆地も暑さにかすんでいます。車窓からは今日は雲が多く、この分では一雨来るかもしれません。
松本の盆地に出る頃に豪雨が来ました。全く前も見れない程の大粒の雨でガラスを叩き付けてきます。雨上がりの松本盆地は23度まで下がっていました。久しぶりに窓を上げて絶景の中をゆっくりと走りました。
松本での所用を終えてから、私のプリアンプをつくっていただいたサウンドパーツさんに寄りました。お店が増築されていていつ改造されたのかを聴いたらもう4年も経っているとの事、その直前に来た覚えは有りますが、4年前とは!歳を取ると一年経つのが早いとよく言われますが、この頃の忙しさも有って余りにも時間の早さに驚かされます。主人の水谷さんは、知る人ぞ知る真空管アンプのプロです。特にプリアンプの音の正確さは類を見ません。無理を言ってイコライザーも特注でデッカカーブを入れてもらいました。LCR型なのでコイルが多くなり大変なのですが。パワー部はデジタルになってもイコライザーは真空管です。
また、サウンドパーツさんは「励磁型」スピーカーを推奨しています。1930年代のスピーカーからどうしてと思う程の音が出てくるのです。現在のパーマネント型は段々と減磁してたまには着磁しないと音が鈍ってくるそうです。「励磁型」のスピーカーは音が軽々と鳴ります。音離れが良いですね。話をしているうちに駒ヶ根の方で昔のドイツ製の映画館用SP「クラングフィルム・オイロダイン」を専門に扱っている方のお話を聞き、せっかく近くまで来ているのでと、思い切って駒ヶ根まで走って寄ってきました。戦前のドイツのSPの技術と音質にはびっくりしました。店主の小林さん自身は、1910年ごろの直接吹き込みの録音をCDから聴かれていました。ちょうどお客さんも来ており、奥深いマニアの会話を聴いているうちにオーディオの多様さに驚かされました。この技術を現代に活かして、温故知新のSPができると良いですね。何しろ、110db 以上の高効率ならアンプは1w有れば充分ですので。
軽井沢から、長野、松本、伊那盆地まで信州中を200キロ以上も走り回った日になりました。信州は大きな県です。
再び高速に戻りトンネルを出たところで合流してくる紺色のクラウンを追い越したところですぐ走行車線にスピードを落として戻りました。スモークグラスのクラウンセダンは要注意です。昨日は関越でめずらしく日産のフーガの覆面を見ました。この数年でスカイライン以外の日産車を見るのは初めてです。気をつけなければ(苦笑)!
松本の盆地に出る頃に豪雨が来ました。全く前も見れない程の大粒の雨でガラスを叩き付けてきます。雨上がりの松本盆地は23度まで下がっていました。久しぶりに窓を上げて絶景の中をゆっくりと走りました。
松本での所用を終えてから、私のプリアンプをつくっていただいたサウンドパーツさんに寄りました。お店が増築されていていつ改造されたのかを聴いたらもう4年も経っているとの事、その直前に来た覚えは有りますが、4年前とは!歳を取ると一年経つのが早いとよく言われますが、この頃の忙しさも有って余りにも時間の早さに驚かされます。主人の水谷さんは、知る人ぞ知る真空管アンプのプロです。特にプリアンプの音の正確さは類を見ません。無理を言ってイコライザーも特注でデッカカーブを入れてもらいました。LCR型なのでコイルが多くなり大変なのですが。パワー部はデジタルになってもイコライザーは真空管です。
また、サウンドパーツさんは「励磁型」スピーカーを推奨しています。1930年代のスピーカーからどうしてと思う程の音が出てくるのです。現在のパーマネント型は段々と減磁してたまには着磁しないと音が鈍ってくるそうです。「励磁型」のスピーカーは音が軽々と鳴ります。音離れが良いですね。話をしているうちに駒ヶ根の方で昔のドイツ製の映画館用SP「クラングフィルム・オイロダイン」を専門に扱っている方のお話を聞き、せっかく近くまで来ているのでと、思い切って駒ヶ根まで走って寄ってきました。戦前のドイツのSPの技術と音質にはびっくりしました。店主の小林さん自身は、1910年ごろの直接吹き込みの録音をCDから聴かれていました。ちょうどお客さんも来ており、奥深いマニアの会話を聴いているうちにオーディオの多様さに驚かされました。この技術を現代に活かして、温故知新のSPができると良いですね。何しろ、110db 以上の高効率ならアンプは1w有れば充分ですので。
軽井沢から、長野、松本、伊那盆地まで信州中を200キロ以上も走り回った日になりました。信州は大きな県です。
by TANNOY-GRF
| 2010-08-07 11:12
| 旅の空
|
Comments(5)
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TANNOY-GRF at 2010-08-07 18:41
通りすがりさん
ご指摘の通りですね。徐々に減磁していくというべきでしょう。大きなショックや熱が加わると一気に進むそうですが、ショックを逆利用して、磁気の方向を揃えることも出来ると水谷さんがお話しされていました。
フィールド型SPの特徴は、高効率型であるという事です。一般的な重い音はしませんが、軽々と鳴る音は魅力的です。
ご指摘の通りですね。徐々に減磁していくというべきでしょう。大きなショックや熱が加わると一気に進むそうですが、ショックを逆利用して、磁気の方向を揃えることも出来ると水谷さんがお話しされていました。
フィールド型SPの特徴は、高効率型であるという事です。一般的な重い音はしませんが、軽々と鳴る音は魅力的です。
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(Y)
at 2010-08-09 02:19
x
励磁型のスピーカー(アルテック)を初めて聴いた時のショックは今も忘れられません。励磁型の話しといい、オイロダインの話しといい、コメントでは済まされない内容なので、今週お会いした時に良く冷えた白ワインとともに、いっぱいお話ししたいです。
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TANNOY-GRF at 2010-08-09 11:29
(Y)さん
それでは、美味しい白ワインを仕入れて置かねばなりませんね(笑)
励磁型のSPは不思議な音がします。帯域の広さや音量の大きさを競うのではなく、おとが静かに柔らかく浸透して行きます。
直流電源の整流の仕方でも音が変るのは、畢竟、電源の質を聴いているからでしょう。オイロダインの技術も奥深いものですね。
今週は(Y)さんが来られた時から夏休みにします。楽しみにしていますね。
それでは、美味しい白ワインを仕入れて置かねばなりませんね(笑)
励磁型のSPは不思議な音がします。帯域の広さや音量の大きさを競うのではなく、おとが静かに柔らかく浸透して行きます。
直流電源の整流の仕方でも音が変るのは、畢竟、電源の質を聴いているからでしょう。オイロダインの技術も奥深いものですね。
今週は(Y)さんが来られた時から夏休みにします。楽しみにしていますね。
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KT
at 2010-08-11 15:48
x
都内の外れの小さなお店で、凝った構造の平面バッフルに取り付けられた励磁型オイロダインのシステムを聴いた事があります。音場がスピーカーの後方深く3次元的に広がり、驚きました。同時に、十分に低いところまででていると思われるのに、普通のスピーカーで聴く低音より軽く(トランジェントが良いのか?)、これまた驚きました。まぁ、個人的には広い部屋があるわけではないので、持つ事は出来ないでしょうが... もちろん、買うお金もありません(笑)。
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TANNOY-GRF at 2010-08-11 21:32
KTさん コメントありがとうございます。
>普通のスピーカーで聴く低音より軽く(トランジェントが良いのか?)
ふつうのSPの再現性が悪いのだと思います。何しろ軽々と普通の音の様になるのがすごいですね。それなのに、音に一本筋が通っていてつややかで芯のある音が良いのです。
私も時間を掛けてゆっくりと実験をしていきたいと思っています。
>普通のスピーカーで聴く低音より軽く(トランジェントが良いのか?)
ふつうのSPの再現性が悪いのだと思います。何しろ軽々と普通の音の様になるのがすごいですね。それなのに、音に一本筋が通っていてつややかで芯のある音が良いのです。
私も時間を掛けてゆっくりと実験をしていきたいと思っています。