2010年 09月 04日
国に依る音の違い |
外国を旅するとき、中国や東南アジア以外ではレンタカーを借りて移動します。ヨーロッパでレンタカーを申し込むとき,例えばゴルフと指定したとしても、ほとんどの場合は他の車が用意されている事が多いです。常に車が回っているので、予約書には必ずゴルフか同等の車と書かれています。ヨーロッパでのオートマティック車の普及率は低く、オートマを頼んだ場合、日本車が待っている事も多いのです。ヨーロッパに来て日本車では面白くないので、マニュアル車を頼みます。しかしいつも行くオランダでは大都市の周辺では渋滞にはまる事が多く、マニュアル車だと少し苦痛です。逆に高速をおりて一般道の田舎道を走る時はマニュアルならではのダイレクト感が楽しですが。
この一年間だけでも、数多くの車に乗りました。Arfa Romeo147・BMW 1・Mercedes C・Volvo V70・VW Golf等です。レンタカーで多いのは、オペルとマツダですが、乗っていて余り面白くありません。反対にデザイン先行のアルファやBMWの1では、ペットボトルを置くところさえ有りませんから、長距離を移動する時はすごく不便です。運転中は飲み食いするな、という事でしょうか。日本でも人気のある車ですが、皆さん我慢して乗っていらっしゃるのでしょうか?
イタリア・フランス車は個性的な車が多いのですが、面白いのは、国に依ってラジオの音が違う事です。これは顕著に違います。イタリア車は割と日本車の音に近いのですが、フランス車は高音が硬質です。ドイツ車は中高音がクリアーな音質で、かなりドンシャリですが、少し冷たい感じもします。これは、話している言語に依って聴こえるとが違い、ラジオの音質も違う事を意味しています。日本から輸出している機器は、方面別に違う音質に調整しているのは、関係者の中ではしられていますが、アメリカの西海岸と東海岸のサウンドとは違い、ヨーローッパの場合は話している言葉の子音との問題のようですが、最近は段々アメリカナイズされた音になってきたようです。
前回は久しぶりにプジョーの308でした。当然フランス的な音づくりがしてあります。音質の調整画面を呼び出し、調整しても中音は余り変わりませんので、固い音質の傾向は変わりません。聴いていて、フランス盤のレコードの音を思い出しました。フランス盤は盤質も固いのですが、そのまま音の固さにも通じます。真空管アンプを愛用されている場合は、ちょうど良い音質に聴こえるようで、フランス盤の愛好家も多いようです。私はオリジナル主義ですから、ドイツ原盤はドイツ製を、フランス原盤はもちろんフランス盤を聴いています。レコード会社が英国が多いので、イギリス原盤を聴く事が多くなります。同じで英DECCAでもアメリカ向けのLONDONレーベルでは、アメリカ的な音がするのが面白いですね。
(オランダを象徴する干拓事業。30キロ以上の大堤防の北海側です)
レンタカーを返す時は、満タン返しにする訳ですが、いまはVWとAUDI以外の車は燃費で相当差を付けられています。ヨーロッパは高速代はほとんどの国で無料ですが、ガソリンの税金は高いです。ユーロが 110円を切ってきたこの頃は、左程感じられませんが、ユーロが130円台だった去年は200円近く払っていました。ヨーロッパの高級車にはドイツ以外では贅沢税的な高額な税金が掛けられます。いろいろな方法で税は徴収されてはいるのですが、それにしても日本の高速は高すぎると思います。いつも同じ話で申し訳ないのですが、ヨーロッパに行くたびに、帰ってきてからの成田ー東京の1650円+700円には高いと思っているからです。
レンタカーを返す時は、満タン返しにする訳ですが、いまはVWとAUDI以外の車は燃費で相当差を付けられています。ヨーロッパは高速代はほとんどの国で無料ですが、ガソリンの税金は高いです。ユーロが 110円を切ってきたこの頃は、左程感じられませんが、ユーロが130円台だった去年は200円近く払っていました。ヨーロッパの高級車にはドイツ以外では贅沢税的な高額な税金が掛けられます。いろいろな方法で税は徴収されてはいるのですが、それにしても日本の高速は高すぎると思います。いつも同じ話で申し訳ないのですが、ヨーロッパに行くたびに、帰ってきてからの成田ー東京の1650円+700円には高いと思っているからです。
by TANNOY-GRF
| 2010-09-04 13:09
| 旅の空
|
Comments(2)
Commented
by
(Y)
at 2010-09-06 04:42
x
なるほど、お国柄による音の違いは納得です。
実は僕も古いジャズ(1940〜50年代前半)のレコードはフランス盤が好きです。中にはオリジナルよりしっくりくるものがありますが、それが自分の機器との相性によるところ大でしょうね。でもそれがアナログの楽しみであり、醍醐味という気もする今日この頃です。機器と音源の相性を語らずして、オーディオは成り立ちませんものね。
実は僕も古いジャズ(1940〜50年代前半)のレコードはフランス盤が好きです。中にはオリジナルよりしっくりくるものがありますが、それが自分の機器との相性によるところ大でしょうね。でもそれがアナログの楽しみであり、醍醐味という気もする今日この頃です。機器と音源の相性を語らずして、オーディオは成り立ちませんものね。
Commented
by
GRFの部屋
at 2010-09-06 07:27
x
(Y)さん、ありがとうございます。
普段何気なく聴いている音も、聴こえてくる音が違うという事を知る事が大事ですね。
日本の常識が、いかに独りよがりなものが解ってきます。相性が解ってくるということは、目的地が見えてくるという事ですね。
普段何気なく聴いている音も、聴こえてくる音が違うという事を知る事が大事ですね。
日本の常識が、いかに独りよがりなものが解ってきます。相性が解ってくるということは、目的地が見えてくるという事ですね。