2011年 02月 05日
ヨシザワさん訪問記 |
テープ関係で、何度かやりとりをさせていただいている、ヨシザワさんのスタジオを先週の出張中にようやく訪ねることが出来ました。このたび取引先の工場が、住所的にはヨシザワさんの近くに移転したので新しい工場の訪問も兼ねて神戸西区を訪ねました。工場で打ち合わせを終えて、ヨシザワさんのスタジオがある西神の地名を入力すると、すぐそばで、わずか数百メートルの至近距離でした。工場が移転してきた偶然とはいえ驚きました。さっそくナビにしたがって坂を上がり、瀟洒なマンションに到着すると、ヨシザワさんがすぐに迎えに降りてきてくださりました。
スタジオを訪問すると、一室が奥様が展開しているチェンバロ教室、そして、ヨシザワさんの録音編集スタジオと事務所があります。ご自宅はすぐ近くとの事でしたが、来年には新築される予定だとか、おそらくチェンバロの演奏会も出来る素敵なお宅になる事でしょう。訪問が楽しみですね。お茶を頂くのもそこそこに、さっそくご自慢の機器を拝見いたしました。電気系の会社でエンジニアをされていたそうですが、ご定年を迎えてから奥様のチェンバロ教室を手伝い、趣味を兼ねた音楽会の録音の仕事をされるようになりました。お仕事でもありますから、録音機器は本格的に揃えられています。デジタルに変わる前は、StuderのA80がメインでした。
こうして改めて拝見すると奥行きもあり、大変大きな機械ですね。横幅はTelefunken M15の方がありますが、さすがにSTUDERです。
サブの機械でもあるDENONの610です。ダビング等にも使われます。
コンソールは、これでも小形のStuder製。小形と言っても相当な重量です。
会場に持ち込むのは、こちらのNAGRA IV-SDです。2.75mm幅のヘッドを積んだ貴重品です。10”用リールを使うためのQGBも棚にありました。いまや貴重品です。下手すると本体より高価な場合もありますね。
その棚は、軍用の無線機のコレクションでいっぱいです。Collins製のいかにも信頼がある無線機ですね。それ用の真空管も揃えて、マニア垂涎の機器が並んでいます。
KWMや32でしょうか、あこがれの機器が並んでいました。このような国と良く戦争をしたものです。無知とは恐ろしいものです。
この他にももちろん、デジタル機器もたくさんありました。
もっとじっくりとお話をお伺いしたかったのですが、仕事の途中と言うこともあり、今日はこれから東京まで帰らなくてはいけないので、時間が無くて、とても後ろ髪を引かれました。
最後に奥様の弾かれるチェンバロをお聴きいたしました。ゆったりとした響きは、思ったより低音が豊かで奥深い音がします。録音されたテープ(38/2tr)を貸していただきました。
こちらは、ヨシザワさん手作りの小形オルガンです。小形ですが大変大きな音がします。ちょこんといるSNOOPYは奥さんが好きなのだそうです。誰かさんもSNOOPYさんと言っておられましたね。
ふいご式なので奥様が弾かれるときは、ご主人が後ろに回ってふいごを押していなければなりません。婦唱夫随の姿を拝見して仲の良いご夫婦は良いものだと、日頃出張ばっかりしている自分のことをちらりと考えました。
ヨシザワさん、ありがとうございました。今月末の淡路島でまた会いましょう!
スタジオを訪問すると、一室が奥様が展開しているチェンバロ教室、そして、ヨシザワさんの録音編集スタジオと事務所があります。ご自宅はすぐ近くとの事でしたが、来年には新築される予定だとか、おそらくチェンバロの演奏会も出来る素敵なお宅になる事でしょう。訪問が楽しみですね。お茶を頂くのもそこそこに、さっそくご自慢の機器を拝見いたしました。電気系の会社でエンジニアをされていたそうですが、ご定年を迎えてから奥様のチェンバロ教室を手伝い、趣味を兼ねた音楽会の録音の仕事をされるようになりました。お仕事でもありますから、録音機器は本格的に揃えられています。デジタルに変わる前は、StuderのA80がメインでした。
もっとじっくりとお話をお伺いしたかったのですが、仕事の途中と言うこともあり、今日はこれから東京まで帰らなくてはいけないので、時間が無くて、とても後ろ髪を引かれました。
ヨシザワさん、ありがとうございました。今月末の淡路島でまた会いましょう!
by TANNOY-GRF
| 2011-02-05 14:57
| 行ったり来たり
|
Comments(6)
>録音されたテープ(38/2tr)を貸していただきました。
おお、なんと贅沢な♪♪♪
おお、なんと贅沢な♪♪♪
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KT
at 2011-02-05 17:31
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昔々、コリンズよりドレークに憧れました。へそ曲がりです(笑)。
当時は、ドレークのデザインの方がコリンズよりもモダンだったような気がします。
暗くてよく分かりませんが、手持ちの古い雑誌(Ham JournalのNo.81〜87)と比べてみました。
6枚目の写真はKWM-2Aでしょう。7枚目の左がゼネラル・カバレッジの51S-1の様な気がしますが、なんか微妙に違うような気もします。パネルの色も濃いような…
その下はKWS-1ではなく、51J-3(軍用機のR-388/URR)、あるいは後継機の 51J-4(R-388A/URR)のように思います。ダイヤル・エスカッションの上のエンブレルも、普通のコリンズじゃないようですし。
と、横道にそれてみました。
昔の送受信機、トランシーバーのデザインは、今、見ても素敵です。
当時は、ドレークのデザインの方がコリンズよりもモダンだったような気がします。
暗くてよく分かりませんが、手持ちの古い雑誌(Ham JournalのNo.81〜87)と比べてみました。
6枚目の写真はKWM-2Aでしょう。7枚目の左がゼネラル・カバレッジの51S-1の様な気がしますが、なんか微妙に違うような気もします。パネルの色も濃いような…
その下はKWS-1ではなく、51J-3(軍用機のR-388/URR)、あるいは後継機の 51J-4(R-388A/URR)のように思います。ダイヤル・エスカッションの上のエンブレルも、普通のコリンズじゃないようですし。
と、横道にそれてみました。
昔の送受信機、トランシーバーのデザインは、今、見ても素敵です。
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TANNOY-GRF at 2011-02-05 18:45
皆さん、さすがにお詳しいですね。
でも、この機器が何であるかは、持ち主のヨシザワさんのお答えを待ちましょう。
でも、この機器が何であるかは、持ち主のヨシザワさんのお答えを待ちましょう。
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ヨシザワ
at 2011-02-05 22:09
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GRFさん お会いできて、ほんと嬉しかったです。機材はビンテージなものばかりで、メンテにつぐメンテ・・でもそれが又楽しいです。
無線機関係はKTさんが仰るようにKWM2A,51J4それに51S1を航空機搭載仕様にしたG133Fです。僕もドレークのデザインは好きでして自作のハムバンド専用受信機はそれらしいパネルにしました。
SEEDさん、ほんとのテストテイクなんで音楽は楽しめないものでした。またきっちり録ります。
いずれにしろ、淡路でみなさんにお会いできるのが待ち遠しいですね。
無線機関係はKTさんが仰るようにKWM2A,51J4それに51S1を航空機搭載仕様にしたG133Fです。僕もドレークのデザインは好きでして自作のハムバンド専用受信機はそれらしいパネルにしました。
SEEDさん、ほんとのテストテイクなんで音楽は楽しめないものでした。またきっちり録ります。
いずれにしろ、淡路でみなさんにお会いできるのが待ち遠しいですね。
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TANNOY-GRF at 2011-02-05 22:15
ヨシザワさん、ありがとうございました。写真はこのぐらいでも良かったですか?でも写っているのをよく拝見すると、いろいろな機器があり、本当に面白いですね。
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KT
at 2011-02-05 23:50
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ヨシザワ様
> 51S1を航空機搭載仕様にしたG133Fです。
見つけました。
http://www.geocities.jp/ja2agp2/GearUSA/Collins/CL_G133F.html
航空機搭載仕様の方がおもしろそうです。つまみの色が違うのですね。
ナグラもカッコいいですが、コリンズも凄いです。
> 51S1を航空機搭載仕様にしたG133Fです。
見つけました。
http://www.geocities.jp/ja2agp2/GearUSA/Collins/CL_G133F.html
航空機搭載仕様の方がおもしろそうです。つまみの色が違うのですね。
ナグラもカッコいいですが、コリンズも凄いです。