2011年 02月 11日
ステルス? |
ステルスの本来の意味は「こっそり・隠れる」だそうです。家の和室にあるこの三角形の物体も、もう十年以上「こっそりと隠れ」ています。横浜の中古屋さんの片隅に『隠れていた』片方だけの三角形の物体です。相棒を求めて、探していますが、滅多には現れません。一度、英国のオークションで現れたのですが、同じように探している人がいる見たく、相当な高値になりあきらめたことがあります。購入した理由は、GRFのゴールドに万が一があったときのスペアーに置いてあるのです。コーナーの一隅に入っていますので、和室を訪れたほとんどの人はそこにあることさえ気がつきません。まさしくステルスですね。
この形のLancasterは、通常は12"が多いようです。12"はバスレフ型ですが、15"は密閉箱です。コーナー型の形状で、中に定在波が立ちにくいため、レキュタンギュラーのランカスターとは同じゴールドとは思えない辛口の音がします。レッドだったらなおさらです。レッドのコーナー型は以前チャトワースを使っていましたが、柔らかな音がする真空管アンプで鳴らしてあげないと、味が濃すぎた経験があります。IIILZもCHATSWORTHもこのLANCASTERも密閉箱形式は皆辛口なのが特徴ですね。
また、密閉箱ですと、内部の音を熱に変換するため、キャビネットを鳴らすことになりますから、材質の差が音に現れやすいといえましょう。その意味で、オリジナルキャビネットであるかは重要です。オートグラフやGRFはバックロードですから、設計と製作がしっかりしていれば、材質の影響は少ないといえましょう。しかし、GRFの材質にしても、オリジナルでも、シルバー、レッド、ゴールドと約二十年間の間には、制作者も材質も変わり、何種類もあります。音もそれなりに違います。
レッドの時代は、タンノイのキャビネットはいくぶん赤みが掛かったものが多いようですが、ゴールドの時代には、みなこのチークの色になりました。再塗装をすると、いくぶん濃い色になるのは仕方がないのですが、私は、このチーク色の方がゴールドに似合っているように思えます。家にあるこのステルスは、将来相方と出会っても決して家から消えることがないでしょう。
私のイメージの中に、Oさんのお宅のGRFそろい踏みがあります。少しスケールが小さいですが、Lancasterのそろい踏みなど夢見ているのですが、、、。
また、密閉箱ですと、内部の音を熱に変換するため、キャビネットを鳴らすことになりますから、材質の差が音に現れやすいといえましょう。その意味で、オリジナルキャビネットであるかは重要です。オートグラフやGRFはバックロードですから、設計と製作がしっかりしていれば、材質の影響は少ないといえましょう。しかし、GRFの材質にしても、オリジナルでも、シルバー、レッド、ゴールドと約二十年間の間には、制作者も材質も変わり、何種類もあります。音もそれなりに違います。
レッドの時代は、タンノイのキャビネットはいくぶん赤みが掛かったものが多いようですが、ゴールドの時代には、みなこのチークの色になりました。再塗装をすると、いくぶん濃い色になるのは仕方がないのですが、私は、このチーク色の方がゴールドに似合っているように思えます。家にあるこのステルスは、将来相方と出会っても決して家から消えることがないでしょう。
by TANNOY-GRF
| 2011-02-11 09:45
| オーディオ雑感
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Comments(4)
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seibo
at 2011-02-11 10:31
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まだこんな隠し球があったのですね!まるで玉手箱のようにどんどん出てきますね! スピーカー一セット主義(というかそうならずるを得ない)の私には夢のような話です!
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チューバホーン
at 2011-02-11 12:29
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うーん、一度はこのステルスのペアの入手を考えた身としては、2本揃えてステレオで聴いてみたい憧れのスピーカーですね。
ステルスが辛口とすれば、レクタンギュらーランカスターは、注からくらいなんでしょうか?
ステルスが辛口とすれば、レクタンギュらーランカスターは、注からくらいなんでしょうか?
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TANNOY-GRF at 2011-02-11 22:37
レクタンギュラーランカスターは、中辛ですね。箱の音がよりします。ただ、コーナーはより辛口ですから、鳴らし方は難しいでしょうね。
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TANNOY-GRF at 2011-02-12 11:44
ご存じの通り、この記事はTaoさんのフィクションから気がついたパロディです。三角形の形を見て、ステルス戦闘機を思うなんて、さすがはPaoさんですね。ステレスとは本当はどんな意味なんだろうと調べたら、「こっそり・隠れる」だったのです。
それならば、家のLancasterがぴったりだと思いました。隠し球として持っているわけではなく、きっかけは偶然でした。
それならば、家のLancasterがぴったりだと思いました。隠し球として持っているわけではなく、きっかけは偶然でした。