2013年 05月 16日
小さなアンプ |
愛用のSD05が、2009年に製造終了してから、もう四年が経ちました。デバイスの供給中止から、同じコンセプトでのアンプは出て来ていませんでしたが、メーカーへ開発技術者などの人材を送っていた東和電子から、Olasonicというブランド名で、同じコンセプトの小型のアンプがでました。
凄く小さいのです。CDを一回り大きくした、149mm角の39mm高です。これにはボリュームのはみ出し部分を含んでいませんが、小さいですね。重さは890gだそうです。理由はトランスなどの電源部を小さくしたからだそうです。本来は、PCの隣に置いてPC用の小型のSPを鳴らすのが本来の目的のようです。入力方法がそもそもパソコン用です。イアーフォーン用のピンジャックがアナログ入力で、後は、デジタルの同軸と光入力、そしてUSBでの入力で、Windows XP Vista そして7と8に、Macは9.1と10.1以降に対応しています。

通販で買ったので、いつもCDが入っている小さめな箱が来ました。あれ、CDを頼んであったかな?と思いよく見ると「USB内蔵プリメインアンプ」と書かれていました。そうかと思い直し、箱を見直しました。空けるともっとビックリ中からハードディスクと同じぐらいのアンプがでてきました。小さいとは思っていましたが、実物を見るとびっくり。これで良い音がするのだろうか?という不安も感じます。
早速、SD05からSPコードとデジタル入力を外し付け替えてみました。曲は、例のハーディングのマーラーの10番・第五楽章です。左側で大太鼓が鳴り響き、同じく左側中央より後方にコントラバスの深い音が展開する、まさにオーディオファンが大喜ぶようなところです。T4面目躍如の楽章ですが、つなぎ替えて第一声は、おなじような深い低音がそのまま出て来ます。音量は、半分しか有りませんから、この能率のSPでこの部屋では、ボリュームの位置は、やはり3時頃まで回ってしまいます。その位置で、この大音量はやはり苦しく、歪みます。そこで二時ぐらいまで音量を戻すと、実用上は充分な音量が得られました。一旦、充電するとそのボリュームを上げても大丈夫です。

小さくなった秘密は、その電源部にあり、回生ブレーキの付いたハイブリッド車みたいな発想で作られています。すなわち、SD05見たく大型トランスを積む代わりに、小さなトランスで、小音量の時に、コンデンサーに電気を溜める仕組みになっているのです。大型の電源供給用ポンプを使う代わりに、大型の貯水池を作って、そこに電気をため込む仕組みです。デジタルアンプの高効率を逆手に取った新しい発想の電源です。最初から大音量、大振幅の信号をいれて、ボリュームを回しすぎたから、一瞬歪んだのです。その後、適正な音量でかけ直したときには、電気が溜まっているから大丈夫という、PowerDACの仕組みを作った技術者だから出来る発想ですね。
さて、肝心な音ですが、T4が雄大に同じ様な超低音が楽々と鳴り響きました。しかし、SD05でするような広大な音場が全くでません。やはり、周波数特性などはデバイスの進歩で、よくなっているけど、肝心な音場の再生が出来ないのではと、ガッカリました。
電話で、Oさんにその旨を伝えると、やはり電源か、クロックの問題かな〜と言われます。でも、報告の電話を切った瞬間気づきました。今は、簡易的にCDプレーヤーの横に置いただけだと。テーブルがT4の振動を受けてその影響で音が平面的になっているのではないかと。

そこで、フローティングの上に乗っているSD05の上に置き直してみました。小さいですね〜。そして聴いてみると、さすがにSD05と同じとは言いませんが、いっぺんに音場が出て来ました。しかし、アンプの重量に比べて、SPケーブルの方が重いので、そのケーブルの引き回し方にも音場の出方が影響されます。私の部屋では、やはりフローティング型のインシュレーターは必要だと解りました。15センチ角の大きさの超小型アンプには、普通の大きさのフローティングボードはいらないし、軽すぎて作動が微妙になります。日曜大工で、小型のフローティングタイプを作るのも、逆に工作も出来て楽しいかもしれません。

結論から言うと、勿論SD05とは、同じ音にはなりませんが、同じ思想で作られているし、繰り返し周波数もSD05の768KHzから1.2MHzまで上がっていて、時代の進化も感じられます。小さいから出来るところでしょうか?PCコンポ用として開発されていますが、そうだとすると値段が、少し高めです。PCコンポの超高級機という位置づけでしょう。
しかし、50万円のSD05とも勝負できるアンプが、実勢6万5千円で手に入るのなら、とてもお買い得ですね。やはりオーディオは、対数的に費用対効果が上がります。最後の一目盛りで、価格は10倍になる典型です。使いこなし方の発見も含めて、楽しいアンプです。この音を聴いて、PCオーディオの若い世代の人達が、少しでもオーディオに目覚めてくれると良いですね。
凄く小さいのです。CDを一回り大きくした、149mm角の39mm高です。これにはボリュームのはみ出し部分を含んでいませんが、小さいですね。重さは890gだそうです。理由はトランスなどの電源部を小さくしたからだそうです。本来は、PCの隣に置いてPC用の小型のSPを鳴らすのが本来の目的のようです。入力方法がそもそもパソコン用です。イアーフォーン用のピンジャックがアナログ入力で、後は、デジタルの同軸と光入力、そしてUSBでの入力で、Windows XP Vista そして7と8に、Macは9.1と10.1以降に対応しています。

早速、SD05からSPコードとデジタル入力を外し付け替えてみました。曲は、例のハーディングのマーラーの10番・第五楽章です。左側で大太鼓が鳴り響き、同じく左側中央より後方にコントラバスの深い音が展開する、まさにオーディオファンが大喜ぶようなところです。T4面目躍如の楽章ですが、つなぎ替えて第一声は、おなじような深い低音がそのまま出て来ます。音量は、半分しか有りませんから、この能率のSPでこの部屋では、ボリュームの位置は、やはり3時頃まで回ってしまいます。その位置で、この大音量はやはり苦しく、歪みます。そこで二時ぐらいまで音量を戻すと、実用上は充分な音量が得られました。一旦、充電するとそのボリュームを上げても大丈夫です。

さて、肝心な音ですが、T4が雄大に同じ様な超低音が楽々と鳴り響きました。しかし、SD05でするような広大な音場が全くでません。やはり、周波数特性などはデバイスの進歩で、よくなっているけど、肝心な音場の再生が出来ないのではと、ガッカリました。
電話で、Oさんにその旨を伝えると、やはり電源か、クロックの問題かな〜と言われます。でも、報告の電話を切った瞬間気づきました。今は、簡易的にCDプレーヤーの横に置いただけだと。テーブルがT4の振動を受けてその影響で音が平面的になっているのではないかと。

そこで、フローティングの上に乗っているSD05の上に置き直してみました。小さいですね〜。そして聴いてみると、さすがにSD05と同じとは言いませんが、いっぺんに音場が出て来ました。しかし、アンプの重量に比べて、SPケーブルの方が重いので、そのケーブルの引き回し方にも音場の出方が影響されます。私の部屋では、やはりフローティング型のインシュレーターは必要だと解りました。15センチ角の大きさの超小型アンプには、普通の大きさのフローティングボードはいらないし、軽すぎて作動が微妙になります。日曜大工で、小型のフローティングタイプを作るのも、逆に工作も出来て楽しいかもしれません。

結論から言うと、勿論SD05とは、同じ音にはなりませんが、同じ思想で作られているし、繰り返し周波数もSD05の768KHzから1.2MHzまで上がっていて、時代の進化も感じられます。小さいから出来るところでしょうか?PCコンポ用として開発されていますが、そうだとすると値段が、少し高めです。PCコンポの超高級機という位置づけでしょう。
しかし、50万円のSD05とも勝負できるアンプが、実勢6万5千円で手に入るのなら、とてもお買い得ですね。やはりオーディオは、対数的に費用対効果が上がります。最後の一目盛りで、価格は10倍になる典型です。使いこなし方の発見も含めて、楽しいアンプです。この音を聴いて、PCオーディオの若い世代の人達が、少しでもオーディオに目覚めてくれると良いですね。
by TANNOY-GRF
| 2013-05-16 06:59
| オーディオ雑感
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Comments(7)
なんでも精力的に試されていますね。T4スピーカーを選んだもののSD05がそう簡単に入手できないことを知って少しめげておりましたが、これは朗報です。わたしのような者にはこれで十分かもしれませんね。おそらくパソコンなくても使える形できっと出てきそうな予感がします。
これは、プー博士の為に実験したようなものですね(笑)。T4を作っているPSDの大山さんにも聴いていただきました。勿論、SD05とは同じではないですが、音の傾向、静けさなどは、同じです。9割ぐらいは再現していますね。後の一割をよくしようとすると、一気にお金と時間が掛かるようになります。これは、充分オーディオ用です。
そちらに足を向けて寝られません(伏)
これで一気に道が開けてきた感じがします。こういう試聴報告は大変助かりますね。ありがとうございます。
これで一気に道が開けてきた感じがします。こういう試聴報告は大変助かりますね。ありがとうございます。
僕も乾電池駆動のデジタルアンプを2種類ほど試したことがありますがその小さからするとびっくりするほど素晴らしい音がします。まさに技術の進歩といえます。これで十分と思って聞いていたのですけど、現在つかっているアンプと比較してみて初めてその差に気がつきました。やっぱりどこか硬質感を感じる上に、高域の美しさなど相当な差があることが解ってしまったのです。比較さえしなければ十分楽しめたのですけどじっさい差が解ってしまうと・・・比較というのは不幸の始まりかもしれません?
Seiboさん それでも比較に堪えられ無ければ生き残れません。その差を実感して、前に行くしかないからです。今回は相当高いレベルでも比べられました。
素晴らしいアンプの様ですね!真空管の発熱に閉口して、夏用のデジタルアンプを考えた事がありました。過去にはフライングモール社のパワーアンプを半年間使った事がありましたが、伸びのない詰まった様な音でガッカリした憶えがあります。
格段に進化を遂げていると思いますが小型かつ軽量との事、PADのSPケーブルに引っ張られそうですね。もう少し考えてみます。
格段に進化を遂げていると思いますが小型かつ軽量との事、PADのSPケーブルに引っ張られそうですね。もう少し考えてみます。
KT88さん この手のアンプは、ケーブルの影響をほとんど受けません。面白くないとも言えますが、設置場所の選定や、CDソース選びが、楽しみになります。音場の入っているソースは素晴らしいのですが、人工的なCDはすぐ解ってしまいます。

