2013年 07月 22日
R.GRFのドライバー |
五月の下旬に、R.GRFのドライバーが不調で、何時もお世話になっている名古屋のサウンドピットさんに送りました。サウンドピットの坂口さんは、タンノイのサービスを長い間されています。症状から言って、ヴォイスコイルがどこかに触っているような感じがします。一週間ほどして、調整をされたとのことで、一旦戻ってきました。位置がだいぶずれていて、今一方のユニットも心配だと言われていました。そこで、左右の音が違っては困るので、急遽、ユニットがはいるダンボールを自作して、こんどは両方送りました。まだ、音がやはりガサついていたからです。
今度は、時間が掛かりました。徹底的に分解して見たそうです。先月の末になって、メールと共に写真が送られてきました。
GRF様
サウンドピットです。いつもお世話になります。GOLDの修理が遅くなっていて申し訳ありません。
音が歪む原因がわかりました。原因はボイスコイルがバラけていました。前のオーナーがどうやら大入力を入れたらしく、少しボイスコイルが焼けていました。
その影響でボイスコイルの接着材が焦げて、コイルがバラけていました。だからビービーという音が出たのです。
幸いにもレアショート等は起きていなかったので、音圧などは問題無いようです。
ということで、もう一度接着をやり直しました。これでOKだと思います。
それから分解してみてビックリしたのは錆です。ツイーターホーンは凄く錆びていました。
この錆も時間を掛けて取り除きました。あとはもう少しランニングして問題がなければ発送いたします。
写真を添付しましたので見てください。
よろしくお願いいたします。
坂口
相当な大修理になりました。錆取りは、磁性体なので、やすりは掛けられません。粉が散るのと、磁力にも影響があります。少しづつ錆を落とすのだそうです。再組み立てした後、しばらくお店で鳴らして様子を見るそうです。やはりエージングが必要ですね。
一週間後、経過が来ました。
GRF様へ
サウンドピットです。いつもお世話になります。
お預かりのTANNOY/モニターGOLD15の経過報告です。
スピーカーが組みあがりました。
現在お店で鳴らしています。
ピアノ曲や歌(ソプラノ)など、色々なソフトを鳴らしてみて、歪みが出ないかどうかチェック中です。(サインウエーブのスイープでは問題は無かったです)
左右の音圧の差も音質の差も、かけ離れた感じはなく、音像も中央に定位しています。左右のユニットを入れ替えても、大体同じところに音像が定位します。
以上経過報告ですが、もう少し鳴らしてみてから送ります。
坂口
そしてランニングを続けること、二週間、先週の月曜日に両ユニットがおくられてきました。月曜日からは例のパリ・ウィーンの掲載で夜は忙しく、土曜日まで、取り付けられませんでした。
満を持して、ようやく土曜日の午後取り付けてみました。ヴォイスコイルを叩いた音で、反応が良くわかります。スイカみたいですが(笑)、以前は音が少し濁っていました。
鳴りました。
まったく違う音です。のびのびとスケール豊かになります。歪み感も全くなくなり、安心して音楽が聴けます。左右の差は多少ありますが、セッティングと鳴らし込みで差は縮まっていくでしょう。これだけ違うと、コーナーのGRFのユニットもオーバーホールに出そうかと思いました。
今度は、時間が掛かりました。徹底的に分解して見たそうです。先月の末になって、メールと共に写真が送られてきました。
GRF様
サウンドピットです。いつもお世話になります。GOLDの修理が遅くなっていて申し訳ありません。
音が歪む原因がわかりました。原因はボイスコイルがバラけていました。前のオーナーがどうやら大入力を入れたらしく、少しボイスコイルが焼けていました。
その影響でボイスコイルの接着材が焦げて、コイルがバラけていました。だからビービーという音が出たのです。
幸いにもレアショート等は起きていなかったので、音圧などは問題無いようです。
ということで、もう一度接着をやり直しました。これでOKだと思います。
それから分解してみてビックリしたのは錆です。ツイーターホーンは凄く錆びていました。
この錆も時間を掛けて取り除きました。あとはもう少しランニングして問題がなければ発送いたします。
写真を添付しましたので見てください。
よろしくお願いいたします。
坂口
相当な大修理になりました。錆取りは、磁性体なので、やすりは掛けられません。粉が散るのと、磁力にも影響があります。少しづつ錆を落とすのだそうです。再組み立てした後、しばらくお店で鳴らして様子を見るそうです。やはりエージングが必要ですね。
一週間後、経過が来ました。
GRF様へ
サウンドピットです。いつもお世話になります。
お預かりのTANNOY/モニターGOLD15の経過報告です。
スピーカーが組みあがりました。
現在お店で鳴らしています。
ピアノ曲や歌(ソプラノ)など、色々なソフトを鳴らしてみて、歪みが出ないかどうかチェック中です。(サインウエーブのスイープでは問題は無かったです)
左右の音圧の差も音質の差も、かけ離れた感じはなく、音像も中央に定位しています。左右のユニットを入れ替えても、大体同じところに音像が定位します。
以上経過報告ですが、もう少し鳴らしてみてから送ります。
坂口
そしてランニングを続けること、二週間、先週の月曜日に両ユニットがおくられてきました。月曜日からは例のパリ・ウィーンの掲載で夜は忙しく、土曜日まで、取り付けられませんでした。
満を持して、ようやく土曜日の午後取り付けてみました。ヴォイスコイルを叩いた音で、反応が良くわかります。スイカみたいですが(笑)、以前は音が少し濁っていました。
鳴りました。
まったく違う音です。のびのびとスケール豊かになります。歪み感も全くなくなり、安心して音楽が聴けます。左右の差は多少ありますが、セッティングと鳴らし込みで差は縮まっていくでしょう。これだけ違うと、コーナーのGRFのユニットもオーバーホールに出そうかと思いました。
by TANNOY-GRF
| 2013-07-22 10:27
| オーディオ雑感
|
Comments(4)
それにしてもすごい錆ですね。日本に来て間もなですから、イギリスで既に相当さびていたという事ですね。
セッティングについては何度も聞かされていることですが本当に重要ですね。
SPだけでなく最近ラックの場所でもそのことを実感しました。
セッティングについては何度も聞かされていることですが本当に重要ですね。
SPだけでなく最近ラックの場所でもそのことを実感しました。
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by
TANNOY-GRF at 2013-07-22 13:01
イギリスは、場所により霧が発生したり、メキシコ湾流のおかげで、凍らないで、2度ぐらいのぎりぎりの温度で、湿度が飽和することが多いようです。木々を見ても、苔むしているぐらいです。そのような環境で、部屋ではなく、納屋などに入っていたのではと想像します。徹底して直して貰いましたから、これで安心です。相当、音質が変わりました。やはり前のオーナーの環境がわからない以上、オーバーホールは必要ですね。
ラックの場所は、重要です。できればSP間には置きたくないですね。壁から、20センチ以上離すのも重要です。
ラックの場所は、重要です。できればSP間には置きたくないですね。壁から、20センチ以上離すのも重要です。
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TANNOY-GRF at 2013-07-22 13:31
また、この部分は、マグネットを完全に分解しなければ見ることは出来ません。通常は、ツィーター部分しか見れませんから。コーナーの方も、何十年も使っています。いちどは点検をした方が良いようです。昔、ガスストーブを使っていると、ガスの水分が部屋の飽和して、暖房が止まると結露しやすくなります。友人のオートグラフもそのような事が起こりました。
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by
Banshikoji
at 2013-07-22 16:05
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コーナーGRFのユニットのオーバーホール・・・遣る価値が在るのでは。この後、ウン十年使うのですから、ベストコンデションに仕上げるのは大切だと。