2013年 11月 08日
Late Quartet 2 |
米国のアマゾンに頼んであった、A Late Quartet のBlu-Ray盤は、香港に出かける前にはもう到着していました。しかし、なかなか観る時間がとれず、香港から戻ってきてから、居間で観ました。Blu-Ray盤は、米国と日本は同じリージョンですから、問題なく掛けられますが、居間のテレビで観ると何だか落ち着きません。
火曜日の晩、遅くなってから思い立ち、GRFの部屋にNanaoのモニターを持ち込み、Oppoからの映像を部屋を暗くして観てみました。SPはいつものT4です。Oppoの映像は、少し濃いめですが、映画らしい風合いで観ることが出来ます。音も自然で、最強の映像プレーヤーでしょう。
冬のニューヨークが舞台です。セントラルパークが凍っています。その冬の季節を背景に、淡々とストーリーは進行していきます。原題のA Late Quartet は、勿論、ベートーヴェンの後期の四重奏曲を示していると同時に、メンバーの一人が病気になり、同時にメンバーの内部でも、長年積もった不満が出てくる楽団末期の状態をも指しています。
ベテランの役者の演技が見物です。細かい表情の変化で感情を良く表しています。弦楽四重奏楽団の話ですから、弦楽器の演奏も行わなくてはいけません。これは大変難しいと察します。最後のタイトルを見ると、各人に三名づつの演技指導を行ったと書かれています。演奏中のアップの場面などでは、その指導している人の指の動きを使用していると思われますが、4名の動きの一体感、実際に演奏している楽団、Brentano 弦楽四重奏団にあわせて身振りもしなければなりません。最後に実際のメンバーである、Nina Leeの演奏を見ると、演技と実際の演奏との差を感じますが、全体には大変良くできていると言えましょう。
劇中、メトロポリタン美術館でのレンブラントの自画像を目の前にしての独白なだ、演出が巧です。この辺りの描写などは、ブルーレイの画面が活きますね。英語のサブタイトルが表示されますから、機内で見ていたときと違って台詞の細かいところが良くわかります。最近は、日本語の吹き替え版がはやっていますが、やはり元の原語で見なければわからないニュアンスも沢山あります。明らかに役者のキャラクターと違う吹き替えを聴くととても違和感を感じます。
米国のアマゾンから、安価でBru-Ray版を購入することが出来ます。最新盤は20ドル近くしますが、少したてば、10ドル前後まで下がります。また、中古を求めれば、数ドル前後で手に入ります。まとめてかえば送料も安く買うことが出来、配達も2〜3週間と書かれていますが、一週間程度で配達されます。英語の勉強にもなり一石二鳥ですね。
ブレンターノ四重奏団の演奏も悪くは無いのですが、やはり作品131ともなると、ジュリアードやスメタナ、アルバンベルグで聴きたいものです。レコード棚を見たら、そのアルバンベルグの後期のアルバムが、封も切らずにおいてありました。DMMの盤ですから、アナログレコードとしては最後期のアルバムです。早速封を切り、掛けて見ました。むかし、聴いて解らなかった部分が、心に浸みてくるのは聴く側も後期に入ってきたからかもしれません。またアルバンベルグの演奏が、違和感がないのも聴いていて驚きでもありました。
アナログレコードは、GRFで聴きます。久しぶりのアナログレコードの音と、GRFの存在感有る音を聴いたからかも知れません。部屋を占領していたR.GRFを、週末、茅野に持っていくために部屋から出した所為かもしれません。同じ部屋に、同じスピーカーが二つあるのは、どちらにとっても良くないからかもしれません。
R.GRFを部屋から出すと、部屋の右側を占領してきたスペースが空き、部屋全体が呼吸しやすくなりました。来週は、部屋の模様替えです。いよいよ"Consequence"が眠りから覚めて鳴らすつもりです。果たして、先日のイザベル・ファウストの名器の様に、眠りの森の美女になってくれるでしょうか?楽しい挑戦が始まります。
火曜日の晩、遅くなってから思い立ち、GRFの部屋にNanaoのモニターを持ち込み、Oppoからの映像を部屋を暗くして観てみました。SPはいつものT4です。Oppoの映像は、少し濃いめですが、映画らしい風合いで観ることが出来ます。音も自然で、最強の映像プレーヤーでしょう。
冬のニューヨークが舞台です。セントラルパークが凍っています。その冬の季節を背景に、淡々とストーリーは進行していきます。原題のA Late Quartet は、勿論、ベートーヴェンの後期の四重奏曲を示していると同時に、メンバーの一人が病気になり、同時にメンバーの内部でも、長年積もった不満が出てくる楽団末期の状態をも指しています。
ベテランの役者の演技が見物です。細かい表情の変化で感情を良く表しています。弦楽四重奏楽団の話ですから、弦楽器の演奏も行わなくてはいけません。これは大変難しいと察します。最後のタイトルを見ると、各人に三名づつの演技指導を行ったと書かれています。演奏中のアップの場面などでは、その指導している人の指の動きを使用していると思われますが、4名の動きの一体感、実際に演奏している楽団、Brentano 弦楽四重奏団にあわせて身振りもしなければなりません。最後に実際のメンバーである、Nina Leeの演奏を見ると、演技と実際の演奏との差を感じますが、全体には大変良くできていると言えましょう。
劇中、メトロポリタン美術館でのレンブラントの自画像を目の前にしての独白なだ、演出が巧です。この辺りの描写などは、ブルーレイの画面が活きますね。英語のサブタイトルが表示されますから、機内で見ていたときと違って台詞の細かいところが良くわかります。最近は、日本語の吹き替え版がはやっていますが、やはり元の原語で見なければわからないニュアンスも沢山あります。明らかに役者のキャラクターと違う吹き替えを聴くととても違和感を感じます。
驚きは、劇中で引退を決意するチェリストの亡くなった奥さん役で、フォン・オッターが出てきます。コンコルドの「死の都」からアリアを切々と歌っています。
米国のアマゾンから、安価でBru-Ray版を購入することが出来ます。最新盤は20ドル近くしますが、少したてば、10ドル前後まで下がります。また、中古を求めれば、数ドル前後で手に入ります。まとめてかえば送料も安く買うことが出来、配達も2〜3週間と書かれていますが、一週間程度で配達されます。英語の勉強にもなり一石二鳥ですね。
ブレンターノ四重奏団の演奏も悪くは無いのですが、やはり作品131ともなると、ジュリアードやスメタナ、アルバンベルグで聴きたいものです。レコード棚を見たら、そのアルバンベルグの後期のアルバムが、封も切らずにおいてありました。DMMの盤ですから、アナログレコードとしては最後期のアルバムです。早速封を切り、掛けて見ました。むかし、聴いて解らなかった部分が、心に浸みてくるのは聴く側も後期に入ってきたからかもしれません。またアルバンベルグの演奏が、違和感がないのも聴いていて驚きでもありました。
アナログレコードは、GRFで聴きます。久しぶりのアナログレコードの音と、GRFの存在感有る音を聴いたからかも知れません。部屋を占領していたR.GRFを、週末、茅野に持っていくために部屋から出した所為かもしれません。同じ部屋に、同じスピーカーが二つあるのは、どちらにとっても良くないからかもしれません。
R.GRFを部屋から出すと、部屋の右側を占領してきたスペースが空き、部屋全体が呼吸しやすくなりました。来週は、部屋の模様替えです。いよいよ"Consequence"が眠りから覚めて鳴らすつもりです。果たして、先日のイザベル・ファウストの名器の様に、眠りの森の美女になってくれるでしょうか?楽しい挑戦が始まります。
by TANNOY-GRF
| 2013-11-08 16:13
| 好きなレコード
|
Comments(6)
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チェルト
at 2013-11-08 17:53
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今回はご一緒出来ず済みません。 茅野の方も入れ替えですか?? 阿佐ヶ谷からあれこれ持って行くと・・、置く場所が大変なような気がします。 11月は最終の土日、12月は適時行きますので日程が合えば宜しくお願いします。
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TANNOY-GRF at 2013-11-08 18:31
茅野の大幅入れ替え戦をやっています。こちらも、GRFのある部屋になりました(笑い)。この家は、入り口だけ除いてオールブルティッシュです。ESL-57との入れ替え戦でしたが、どちらも好勝負です。ブラインドで聴いたら、50:50でしょう。勿論、R.GRFの方が迫力はありますが・・・
こちらにもテープとアナログプレーヤーを持ってくるつもりです。ぜひ、次回聴いてやって下さい。コーナーGRFより、オートグラフ的な音でなります。不思議です。
こちらにもテープとアナログプレーヤーを持ってくるつもりです。ぜひ、次回聴いてやって下さい。コーナーGRFより、オートグラフ的な音でなります。不思議です。
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seibo
at 2013-11-09 08:49
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いよいよConsequenceが復活ですか!思えば初めて聞かせていただいた時はこのスピーjカーをマッキントッシュのパワーアンプで鳴らしていましたね。もう随分前のことになります。
それからの精進ぶりはとても凡人のついていけるところではありません?。もはや僕とはけたちがいのレベルの域にまで行ってしまって、今では遥か高みの世界の住人のような気がします!ともあれConsequence復活したら聞かせてください!
それからの精進ぶりはとても凡人のついていけるところではありません?。もはや僕とはけたちがいのレベルの域にまで行ってしまって、今では遥か高みの世界の住人のような気がします!ともあれConsequence復活したら聞かせてください!
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enigma6146 at 2013-11-09 20:50
イザベル・ファウストはスリーピング・ビューティを奏でているとか。最近NHKでストラドの秘密に迫るといったような番組があり、面白かったです。映画では楽器のオークション場面がありましたね。
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TANNOY-GRF at 2013-11-09 21:32
ヨシザワさん オルガンを聴きたいですね。内緒ですが、先日
ヨシザワさんのお持ちのNagra IV-SDを手に入れました。広幅ヘッドが、堪りません。次回はCさんもご一緒にお会いしましょう。
ヨシザワさんのお持ちのNagra IV-SDを手に入れました。広幅ヘッドが、堪りません。次回はCさんもご一緒にお会いしましょう。
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enigma6146 at 2013-11-11 09:56
SD入手とのこと、まだまだ行くぞー、ご同慶のイタリアであります。又お会いしてテープ話で盛り上がりたいです。オルガンといってもポジティフオルガンなんで可愛い音ですが、一度聴いて下さいね。