2013年 11月 23日
ベルリンフィル 真上6メートルの音 |
今回のベルリンフィルも、先日のウィーンフィルとほぼ同じ様な位置から聴いていました。
こちらが第一日目のウィーンフィルの時の位置です。2LAの1列目でした。
こちらが、ベルリンフィルで、ステージの前方向に14席ほど寄り、4列目に下がりました。実は、この微妙な位置の差でも音は随分違いました。離れた分だけ音がまとまり、全体が見渡せるようになりました。前の席は、木管を後ろから眺めていたのですが、今回は横の位置まで前に出て来ました。このまま平行移動して、ステージの少し前辺りが一番良いのかとも思いました。また、ステージから離れるという意味では、このまま三階席に上がるのも、一つの手ですね。
これは、コンセルトヘボウの時のhijiyaさんの位置だそうです。ステージの少し前まできて、そのまま上に離れています。ここは良い音がしそうですね。これが売れ残って、直前に1万円で購入できたそうです。三分の一の価格です。
その時は、私は正面の三階席だったので、全く文句はないのですが、このステージ横は、価格対効果が良いなと思うのです。
ベルリンフィルの音は、とても柔らかな洗練された音でした。大音量になっても全く乱暴な音にはならず、奥までも余裕があります。大音量の打楽器もコントロール下にあるのです。時として、この曲は、乱暴な音になってしまうケーズもあります。ティンパニーや大太鼓の音は、コンセルヘボウの方が迫力が有りました。英雄の生涯との曲想の違いもあるのでしょうが。
印象が醒めないうちに、ゲルギエフの春の祭典を聴いてみました。この演奏は、演奏自体もそうですが、音が良いので評判の録音でした。実は、今回アンプを換えるまでは、それほどとは思わなかったのです。低音が迫力を増したら、全く印象が変わりました。ほんの少しのバランスの差なのですが、及ぼす影響は大変大きかったですね。ユニコーンの印象が変わるほどです。
A highlight as the grand finale: we are playing the last concert of our Asia tour in Kawasaki in the Muza Kawasaki Symphony Hall, where the roof collapsed during the 2011 earthquake. The hall already had wonderful acoustics in the past, but now, after renovation, it is among the best in the world, as Simon Rattle declares when addressing the audience.
《The Berliner Philharmoniker’s official tour blog》
ヤンソンスもラトルもミューザの音を世界一だと言っています。今回も、ラトルが最後の挨拶で、世界でももっとも音の良いホールだと言っていました。この宝箱みたいホールを持っている私たちは幸せだとも言っていました。しかし、コンセルトヘボウやベルリンでないとこのホールを鳴らしきれないのです。フランチャイズの東響ではこの様な音を聴いたことはありません。言えることは、打楽器でも大きな音を出した後の音の収束が早いし、気を配っています。弱音のコントロールが出来ているから、音楽のダイナミックレンジが拡がるのです。ホールのSN比が大きいですね。
ヤンソンスの英雄の生涯は終わってもヤンソンスは棒を10秒ぐらい降ろさなかったのです。その時の2000人の人が息を止めて集中していました。川崎の聴衆のレベルはとても高いのです。世界一ではないでしょうか?ラトルもその聴衆の質も含めて、Treasure Boxといったのだと思います。世界一音の良いホールと、音楽が解った聴衆を前に演奏者がどれほど真剣に演奏していることでしょう。彼らの緊張感と精神の高揚が伝わってきます。
今回のヤンソンス・コンセルトヘボウとラトル・ベルリンフィルの凄さは「pppppppp」ぐらいのピアニシモの静けさと深さです。金管楽器のピアニシモがどれほど凄いことか、そしてオーケストラの中でのファゴットの役割がはっきり解ったことです。
オーディオ的にも大変ネジを巻かれました。小さい音の再現で、オーケストラを何とか、部屋の中に持ち込みたいと願っています。
こちらが第一日目のウィーンフィルの時の位置です。2LAの1列目でした。
こちらが、ベルリンフィルで、ステージの前方向に14席ほど寄り、4列目に下がりました。実は、この微妙な位置の差でも音は随分違いました。離れた分だけ音がまとまり、全体が見渡せるようになりました。前の席は、木管を後ろから眺めていたのですが、今回は横の位置まで前に出て来ました。このまま平行移動して、ステージの少し前辺りが一番良いのかとも思いました。また、ステージから離れるという意味では、このまま三階席に上がるのも、一つの手ですね。
これは、コンセルトヘボウの時のhijiyaさんの位置だそうです。ステージの少し前まできて、そのまま上に離れています。ここは良い音がしそうですね。これが売れ残って、直前に1万円で購入できたそうです。三分の一の価格です。
その時は、私は正面の三階席だったので、全く文句はないのですが、このステージ横は、価格対効果が良いなと思うのです。
ベルリンフィルの音は、とても柔らかな洗練された音でした。大音量になっても全く乱暴な音にはならず、奥までも余裕があります。大音量の打楽器もコントロール下にあるのです。時として、この曲は、乱暴な音になってしまうケーズもあります。ティンパニーや大太鼓の音は、コンセルヘボウの方が迫力が有りました。英雄の生涯との曲想の違いもあるのでしょうが。
印象が醒めないうちに、ゲルギエフの春の祭典を聴いてみました。この演奏は、演奏自体もそうですが、音が良いので評判の録音でした。実は、今回アンプを換えるまでは、それほどとは思わなかったのです。低音が迫力を増したら、全く印象が変わりました。ほんの少しのバランスの差なのですが、及ぼす影響は大変大きかったですね。ユニコーンの印象が変わるほどです。
A highlight as the grand finale: we are playing the last concert of our Asia tour in Kawasaki in the Muza Kawasaki Symphony Hall, where the roof collapsed during the 2011 earthquake. The hall already had wonderful acoustics in the past, but now, after renovation, it is among the best in the world, as Simon Rattle declares when addressing the audience.
《The Berliner Philharmoniker’s official tour blog》
ヤンソンスもラトルもミューザの音を世界一だと言っています。今回も、ラトルが最後の挨拶で、世界でももっとも音の良いホールだと言っていました。この宝箱みたいホールを持っている私たちは幸せだとも言っていました。しかし、コンセルトヘボウやベルリンでないとこのホールを鳴らしきれないのです。フランチャイズの東響ではこの様な音を聴いたことはありません。言えることは、打楽器でも大きな音を出した後の音の収束が早いし、気を配っています。弱音のコントロールが出来ているから、音楽のダイナミックレンジが拡がるのです。ホールのSN比が大きいですね。
ヤンソンスの英雄の生涯は終わってもヤンソンスは棒を10秒ぐらい降ろさなかったのです。その時の2000人の人が息を止めて集中していました。川崎の聴衆のレベルはとても高いのです。世界一ではないでしょうか?ラトルもその聴衆の質も含めて、Treasure Boxといったのだと思います。世界一音の良いホールと、音楽が解った聴衆を前に演奏者がどれほど真剣に演奏していることでしょう。彼らの緊張感と精神の高揚が伝わってきます。
今回のヤンソンス・コンセルトヘボウとラトル・ベルリンフィルの凄さは「pppppppp」ぐらいのピアニシモの静けさと深さです。金管楽器のピアニシモがどれほど凄いことか、そしてオーケストラの中でのファゴットの役割がはっきり解ったことです。
オーディオ的にも大変ネジを巻かれました。小さい音の再現で、オーケストラを何とか、部屋の中に持ち込みたいと願っています。
by TANNOY-GRF
| 2013-11-23 00:01
| オーディオ雑感
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