2013年 11月 27日
イザベル・ファウストのCD |
この怒濤の一週間の間に、いろいろな本やCD・DVDが届いていました。連日、演奏会を聴くための時間を空けるために、時間を費やしていましたから、それらを開封する間もなく、今週になってようやく開け始めました。それらの中で楽しみにしていたのが、先日もお話ししましたイザベル・ファウストのCDです。
Bartók: Violin Concerto No. 1, BB48a, Sz 36、No. 2, Sz 112
Isabelle Faust (violin)
Swedish Radio Symphony Orchestra, Daniel Harding
Beethoven: Violin Concerto in D major, Op. 61
Berg: Violin Concerto 'To the Memory of an Angel' (1935)
Isabelle Faust (violin)
Orchestra Mozart, Claudio Abbado
Brahms: Violin Concerto in D major, Op. 77
Isabelle Faust (violin)
Mahler Chamber Orchestra, Daniel Harding
Brahms: String Sextet No. 2 in G major, Op. 36
Sextet: Isabelle Faust, Julia-Maria Kretz (violins), Stefan Fehlandt, Pauline Sachse (violas) & Christoph Richter & Xenia Jankovic (cellos)
Beethoven: Violin Sonatas Nos. 1-10 (Complete)
Isabelle Faust (violin) & Alexander Melnikov (piano)
この間は、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータでしたので、今回は協奏曲を中心に取り寄せてみました。円安で以前ほどの価格差はなくなりましたが、Special価格の場合は、大変お得になります。今回は1,870円と1,380円の組み合わせです。特に4枚組のベートーヴェンのヴァイオリンソナタは、素晴らしいジャケットに入って、一枚当たり640円でした。大満足です。
これらは、皆、最新の録音で、SACDと変わらない音質で、凝集感があるだけ聴きやすいと思われる方もおられるでしょう。家では、2002頃からの録音は、emmでそれ以前の録音は、CD34改でと使い分けているのですが、これは、CD34改でも、全く問題はありません。
中でも気に入ったのは、アバドの指揮でOrchestra Mozartと競演した、BergとBeethovenが抜群です。ハーディングとの競演は、Bartokのほうが良いかもしれません。スタジオ録音ですが、ブラームスの六重奏曲はロマンティックな曲で、とても素敵です。オーケストラの違いや、収録されているホールの違いが大きく、一枚ごとに個性的な音がして、これはこれで素敵です。
音楽的にも音的にも注目は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集です。ジャケットの造りもとても凝っていて、順番通り開いていくとこの様な展開になります。
このヴァイオリンソナタでは、アレキサンダー・メルニコフと競演しています。素晴らしい演奏と音です。違う曲を聴いている感じさえします。ピアノのメルニコフは、リヒテルの代役でデビューしたほどの逸材で、エリザーベートコンクールの優勝者で、最近出すCDは数々の賞を貰っています。このアルバムもグラモフォンアワードを取り、グラミー賞にもノミネートされました。昨年、武蔵野文化会館で、ショスタコビッチの「24の前奏曲とフーガ」を三時間掛けて演奏するという快挙をしました。今年の東京の春の音楽祭では、
シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人幻想曲」D760
シューベルト:3つの小品 D946
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.9
ブラームス:幻想曲集 Op.116
という、見事な構成の演奏会を開き、消え入るような弱音を披露されたそうです。是非、次回の来日の時に聴きに行きたいです。
Bartók: Violin Concerto No. 1, BB48a, Sz 36、No. 2, Sz 112
Isabelle Faust (violin)
Swedish Radio Symphony Orchestra, Daniel Harding
Beethoven: Violin Concerto in D major, Op. 61
Berg: Violin Concerto 'To the Memory of an Angel' (1935)
Isabelle Faust (violin)
Orchestra Mozart, Claudio Abbado
Brahms: Violin Concerto in D major, Op. 77
Isabelle Faust (violin)
Mahler Chamber Orchestra, Daniel Harding
Brahms: String Sextet No. 2 in G major, Op. 36
Sextet: Isabelle Faust, Julia-Maria Kretz (violins), Stefan Fehlandt, Pauline Sachse (violas) & Christoph Richter & Xenia Jankovic (cellos)
Beethoven: Violin Sonatas Nos. 1-10 (Complete)
Isabelle Faust (violin) & Alexander Melnikov (piano)
この間は、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータでしたので、今回は協奏曲を中心に取り寄せてみました。円安で以前ほどの価格差はなくなりましたが、Special価格の場合は、大変お得になります。今回は1,870円と1,380円の組み合わせです。特に4枚組のベートーヴェンのヴァイオリンソナタは、素晴らしいジャケットに入って、一枚当たり640円でした。大満足です。
これらは、皆、最新の録音で、SACDと変わらない音質で、凝集感があるだけ聴きやすいと思われる方もおられるでしょう。家では、2002頃からの録音は、emmでそれ以前の録音は、CD34改でと使い分けているのですが、これは、CD34改でも、全く問題はありません。
中でも気に入ったのは、アバドの指揮でOrchestra Mozartと競演した、BergとBeethovenが抜群です。ハーディングとの競演は、Bartokのほうが良いかもしれません。スタジオ録音ですが、ブラームスの六重奏曲はロマンティックな曲で、とても素敵です。オーケストラの違いや、収録されているホールの違いが大きく、一枚ごとに個性的な音がして、これはこれで素敵です。
音楽的にも音的にも注目は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集です。ジャケットの造りもとても凝っていて、順番通り開いていくとこの様な展開になります。
このヴァイオリンソナタでは、アレキサンダー・メルニコフと競演しています。素晴らしい演奏と音です。違う曲を聴いている感じさえします。ピアノのメルニコフは、リヒテルの代役でデビューしたほどの逸材で、エリザーベートコンクールの優勝者で、最近出すCDは数々の賞を貰っています。このアルバムもグラモフォンアワードを取り、グラミー賞にもノミネートされました。昨年、武蔵野文化会館で、ショスタコビッチの「24の前奏曲とフーガ」を三時間掛けて演奏するという快挙をしました。今年の東京の春の音楽祭では、
シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人幻想曲」D760
シューベルト:3つの小品 D946
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.9
ブラームス:幻想曲集 Op.116
という、見事な構成の演奏会を開き、消え入るような弱音を披露されたそうです。是非、次回の来日の時に聴きに行きたいです。
by TANNOY-GRF
| 2013-11-27 06:06
| 好きなレコード
|
Comments(6)
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(Y)
at 2013-11-27 15:18
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一番下の写真、凄く片付いていて、いつもの「一角獣のいる部屋」に見えません(笑)。音が研ぎすまされると、部屋の佇まいさえ変わってしまうのでしょうね。それにしてもパワーアンプ、いかついですね(笑)。
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GRF
at 2013-11-27 16:35
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(Y)さん 私もそう思いました。写真は真をを映さず、あまつさえトリミングという技法もありますからね(笑い)。
パワーアンプは、GRF用ですからこの場には合いません。これを契機に常用アンプはオーバーホールに里帰りします。
パワーアンプは、GRF用ですからこの場には合いません。これを契機に常用アンプはオーバーホールに里帰りします。
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by
(Y)
at 2013-11-27 17:32
x
GRFさま 僕もトリミングを考えたのですが、いつもならトリミングしてもはみ出てしまう状況なのに(失礼!)、今回は構図の中に全てが収まっているので、これはただ事ではない、と思った次第です(笑)。
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GRF
at 2013-11-27 17:38
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(Y)さん さすがに鋭い読みです。先日、お客さんが来る前に掃除機も掛けて部屋中きれいにしたときの写真です。ゴミも落ちていないでしょう(笑)。実は周りもそれなりに片付いていました。
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by
GRF
at 2013-11-27 19:07
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>それにしてもパワーアンプ、いかついですね (笑) 。
このパワーアンプは、本来6550用パラレルプッシュモノ用に設計されていて、いかにもという大きさをしています。どこかの、モノラルアンプには敵いませんが・・・
それを、EL34ppステレオ用に使用しているので、これほどまでにいかつくなったのです。アンプを持ち上げるときは、重量挙げ選手の様に準備と気合いが満ちる必要があります(笑)。
このパワーアンプは、本来6550用パラレルプッシュモノ用に設計されていて、いかにもという大きさをしています。どこかの、モノラルアンプには敵いませんが・・・
それを、EL34ppステレオ用に使用しているので、これほどまでにいかつくなったのです。アンプを持ち上げるときは、重量挙げ選手の様に準備と気合いが満ちる必要があります(笑)。
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by
(Y)
at 2013-11-28 02:19
x
>どこかの、モノラルアンプには敵いませんが・・・
そうなんですよ。人のことは言えません。っていうか、ウチがたぶん一番ひどいでしょう(笑)。このサイズでこの音かよ、って。
そうなんですよ。人のことは言えません。っていうか、ウチがたぶん一番ひどいでしょう(笑)。このサイズでこの音かよ、って。