2013年 12月 22日
コントラバスの低い音 |
オーケストラを聴きに行くと、演奏前にコントラバスの奏者がよく練習をしています。音を合わせているのでしょうか、それとも、大きく指を動かさなければならないので、準備運動をしているのでしょうか?先月のウィーンフィルも、ベルリンフィルも、演奏前に練習していました。ベートーヴェンだから、五弦のコントラバスです。そんなときに聞こえるのが、最低音の五弦の低い音です。30Hzぐらいから60Hzぐらいの音が出ると、聴き手に恍惚感が出るそうです。オーディオでもこの辺の低い音が軽く出ると出ないでは、相当、体感上違って聞こえます。
最初の日はウィーンフィルでした。コントラバスの真上、3mぐらいでその低音を感じていたら、「そうか!家ではこの低い音が出ていないのだ」と、気がつきました。そこで、メインアンプ、電源ケーブル、フローティングボードも換えて調整して見ました。相当いい感じで、低い音が出てきました。今日は、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールを聴いてみました。団員がステージに現れ、コンサートマスターが、登場して音を合わせる前は、めいめい勝手な音を出して指の練習をしています。その時に、コントラバスの低い音が聞こえてくるのです。最低音のパートです。ほとんどのスピーカーでは、追従できない音です。Hartleyの62センチのウーハーや、コンシーケンスはさすがに出て来ますが、その他のスピーカーでは、かなり出にくい音です。その音が、アンプを交換した後、ユニコーンから軽々と出てくるから、このスピーカーの周波数特性は、どうなっているのだと、聴きながらも、不思議に思っています。
最初の日はウィーンフィルでした。コントラバスの真上、3mぐらいでその低音を感じていたら、「そうか!家ではこの低い音が出ていないのだ」と、気がつきました。そこで、メインアンプ、電源ケーブル、フローティングボードも換えて調整して見ました。相当いい感じで、低い音が出てきました。今日は、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールを聴いてみました。団員がステージに現れ、コンサートマスターが、登場して音を合わせる前は、めいめい勝手な音を出して指の練習をしています。その時に、コントラバスの低い音が聞こえてくるのです。最低音のパートです。ほとんどのスピーカーでは、追従できない音です。Hartleyの62センチのウーハーや、コンシーケンスはさすがに出て来ますが、その他のスピーカーでは、かなり出にくい音です。その音が、アンプを交換した後、ユニコーンから軽々と出てくるから、このスピーカーの周波数特性は、どうなっているのだと、聴きながらも、不思議に思っています。
German Physiksの公式サイトでは、ユニコーンで、55 - 21,500Hzと書かれております。実際、周波数を低い方から再生すると、40過ぎたあたりから聞こえ始め、55からは、しっかりと聞こえます。コントラバスの基音は聞こえないけど、倍音成分が聞こえるので、それらしく鳴るのでしょう。ちなみに、チェロとコントラバスは、楽譜は一緒ですが、実際は、一オクターブ違いますので、チェロとコントラバスだけで、ハーモニーが構成され、深い音が聞こえてきます。
低音が出ている、出ていないの違いは、高域の倍音成分が聞こえるか、聞こえないかに掛かってきます。いくた低域だけが、振れていても、倍音が出ていないと低音に聞こえないのです。そして、その倍音と位相が合っているか、いないかでも音の姿が見えるか見えないかの違いが出て来ます。歳を取ると当然、上の方は聞こえなくなってきます。ちょっと前までは、17,000ぐらいまでは聞こえていたのですが、最近は、よくて12,000でしょう。したの方は、年齢の影響をあまり受けず、聞こえるそうですが、倍音が上手く聞こえないと低音の動きが甘くなります。神様のご降臨の回数も歳と共に減ってくるのは、神様の所為ではありません。ストレスも耳に相当影響を与えます。だからといって、あまり刺激がないのもスパイスのきかない料理見たく美味しくありません。この辺のあんばいが塩梅の仕方ですね。
低音が出ている、出ていないの違いは、高域の倍音成分が聞こえるか、聞こえないかに掛かってきます。いくた低域だけが、振れていても、倍音が出ていないと低音に聞こえないのです。そして、その倍音と位相が合っているか、いないかでも音の姿が見えるか見えないかの違いが出て来ます。歳を取ると当然、上の方は聞こえなくなってきます。ちょっと前までは、17,000ぐらいまでは聞こえていたのですが、最近は、よくて12,000でしょう。したの方は、年齢の影響をあまり受けず、聞こえるそうですが、倍音が上手く聞こえないと低音の動きが甘くなります。神様のご降臨の回数も歳と共に減ってくるのは、神様の所為ではありません。ストレスも耳に相当影響を与えます。だからといって、あまり刺激がないのもスパイスのきかない料理見たく美味しくありません。この辺のあんばいが塩梅の仕方ですね。
その低音効果が顕著に出るのが、ベートーヴェンの曲ですね。そして、先月聴いた、リヒャルト・シュトラウスやストラヴィンスキーは最大限にオーケストラの音域を使用しています。第九の曲は、コントラバスの最低域が出なければ全く面白くありません。第3番も第5番も、最低域の音が出てくると別の音楽に聞こえてきます。
そして楽しいのはピアノの再生です。最近は、ピアノの演奏の聴き直しで追われています。ピアノの場合、すべての弦が共鳴してなっています。ペダルをふんで音を開放すると、オクターブ下の音や上の音が共鳴して響きを作っているのです。そういう音が出てくると、楽しくなってきます。まさに音楽ですね。
by TANNOY-GRF
| 2013-12-22 22:34
| 演奏会場にて
|
Comments(5)
低音と言えば、最近困った問題が起こっています。羽田の滑走路の延長に伴い、航路の変更がなされたようで、北九州や鳥取方面に向かう飛行機が、荒川沿いに北進して、川口あたりで西に向きを換え、豊島、いたばしから練馬上空を飛ぶようになりました。北風が吹くこの頃は、その爆音が響いてきます。以前は、世田谷上空だったのですが、成田からの便も加わりだいぶ頻繁に通るようになりました。
http://www.flightradar24.com/35.69,139.69/10
を見ると、便名や高度、速度等もわかります。関東から日本全体を見てみると、日本上空を外国の便が頻繁に通り過ぎていくのもわかります。上海の便の多い事には驚かされます。
http://www.flightradar24.com/35.69,139.69/10
を見ると、便名や高度、速度等もわかります。関東から日本全体を見てみると、日本上空を外国の便が頻繁に通り過ぎていくのもわかります。上海の便の多い事には驚かされます。
低音が良く聞こえるか聞こえないかについてですが、低音感応性の難聴の症状が随分良くなって耳の詰まり感が改善されたので、SPの再生音が改善されたかのように感じます。
昨夜は、NHKのEテレで放映されていたN響定演で、ノリントンのベートーベン8番を聴きましたが、ステージ真後ろに6台並んだコントラバスの響きが、専用の反響版の影響もあるでしょうが、随分豊かに聞こえました。
昨夜は、NHKのEテレで放映されていたN響定演で、ノリントンのベートーベン8番を聴きましたが、ステージ真後ろに6台並んだコントラバスの響きが、専用の反響版の影響もあるでしょうが、随分豊かに聞こえました。
椀方さん 少しづつ低音難聴が改善されてきたとのこと、良かったです。確かのコントラバスは、ウィーンフィルのように後ろに並んだ方が豊かに聞こえますね。椀方さんの装置は、低音の再現性が凄いですから、尚更でしょう。

ベース(コントラバス、エレキベース共に)の4弦解放のE音で大体40~42ヘルツ。
3弦解放のA音で55~57ヘルツ。3弦のC音で60ヘルツ辺り。
と言う事はその一オクターブ下のベートーベンの運命交響曲の最低音、コントラC(五弦ないしはCマシーンで延長した4弦)は30ヘルツ辺り。
多くのオーディオスピーカーのウーハーのF0は70~かなり良くても精々40ヘルツ位。
ベースの3弦4弦、ましてや五弦等の低音域は基音がほとんどが再生不完全。多くは2倍音以上の倍音成分やら諸々の情報から脳内補正 して低音を感じている?
因みに、低音域は周波数特性のイジワルから発音体(楽器やアンプ、オーディオスピーカー)の付近が一番音量が低く、数メートル~数十メートル離れた場所(周波数により異なる)で最大音量(1.5~数倍?)になります。
又、コントラバスのエンドピンを介して舞台床を楽器の第二の共鳴板とする事で本体音量比で5割増以上の音量になります。(個々の音のクリアさや音程感は、、、)
3弦解放のA音で55~57ヘルツ。3弦のC音で60ヘルツ辺り。
と言う事はその一オクターブ下のベートーベンの運命交響曲の最低音、コントラC(五弦ないしはCマシーンで延長した4弦)は30ヘルツ辺り。
多くのオーディオスピーカーのウーハーのF0は70~かなり良くても精々40ヘルツ位。
ベースの3弦4弦、ましてや五弦等の低音域は基音がほとんどが再生不完全。多くは2倍音以上の倍音成分やら諸々の情報から脳内補正 して低音を感じている?
因みに、低音域は周波数特性のイジワルから発音体(楽器やアンプ、オーディオスピーカー)の付近が一番音量が低く、数メートル~数十メートル離れた場所(周波数により異なる)で最大音量(1.5~数倍?)になります。
又、コントラバスのエンドピンを介して舞台床を楽器の第二の共鳴板とする事で本体音量比で5割増以上の音量になります。(個々の音のクリアさや音程感は、、、)

>コントラバスのエンドピンを介して舞台床を楽器の第二の共鳴板とする事で本体音量比で5割増以上の音量になります。
この技術は、SPの再生でも使えますね。
この技術は、SPの再生でも使えますね。