2015年 08月 19日
茅野の朝 |
お盆が終わり、高速道路もだいぶ空いてきたようです。夕方、東京を発って茅野に向かいました。先週に比べたらだいぶ涼しくなってきましたが、雨が続き、湿気が高く甲府盆地は蒸し暑かったですね。茅野も湿気が溜まっていて、涼しいところまでは行きません。しかし、寝るときは窓を開けていたのですが、夜中、寒くなって窓を慌てて締めました。それでも、寒く毛布を引き寄せて寝ていました。朝よく見ると、反対側があいていて、どうりで寒かったわけです。朝、庭を見たら夏草がぼうぼうです。夏が終わったら、草刈りをおこなわなければなりません。

4トラックテープのやり直しで、再度テープの入れ替えもあります。棚はだいぶスペースが空いています。これがすべて、Cさんのお宅を埋めているわけです。ヘッドとアンプを交換してから、余りの音の差に、すべてやり直すと言う事になりました。いままで製作してきたファイルは600巻を越えています。それをすべてやり直すわけですから、Cさんの不屈の闘志には驚き、感謝をしています。

その為には、その数百巻のテープを再度送らなくてはいけません。実は、まだ大量にあるCBS系のテープには手が付いていません。それを後回しにしても、演奏の良い方を優先しています。もっとも、CBS系もワルターやホロビッツはファイル化が終わっていますが、圧倒的に多いバーンスタインやオーマンディーが手つかずなのです。

老人力は、いろいろなところに影響を及ぼします。このあたりは海抜900メートルを越えています。蓼科や原村の別荘地は、1200〜1300メートル以上ですから、それから比べたら低いのですが、それでも重い荷物を持って、何回も階段を上り下りすると息が切れてきます。テープはやはり重いです。何ケースも持ち運びするのは、大変な作業ですが、Cさんのご努力を思えば、そんなことは到底言ってられませんね。

一息入れて、久しぶりにR.GRFの音を聴きました。何時聴いても堂々とした音がします。Quadの44プリが、ノイズを出しはじめていたので、サウンドピットさんに修理をお願い致しました。パワーアンプの部品取り用にしていた予備の405IIも、完動品にして貰いました。これで、予備機が二台になりましたので、34か44のプリを今一台用意すれば、別な部屋で鳴らすことが出来ます。大阪に持って行きたいと考えています。また、Troubadour40とウーハーの組み合わせ時にマルチアンプで使えますね。

下の取っ手の付いたQuadのアンプは、Rogers 5/8用のモノラルマルチアンプです。上の二つが予備です。44や405は長い間大量に作られていたし、長持ちするので、いまでもとても求めやすい価格で手に入ります。日本では、真空管のアンプの方が有名だし人気もあるのですが、ESL-57やタンノイのSPを使われるのなら、断然44 + 405II の組み合わせをお薦めします。もちろん66 + 605も音が柔らかく良いのですが、価格が倍ぐらいしています。市場に出回っている量が違うからでしょうね。

アンプが暖まってきたので、久しぶりにESL-57を繋いで見ました。最初から良い音がします。私の装置はTANNOYやユニコーンでさえ、QUAD的な音がするとゴローさんに言われました。この音を聴くと、私の装置は皆、このESL的な音がしているなと改めて思いました。このSPは何時も言っていますが、左右のSPの前後をピッタリ合わせると、途端に目覚めます。眠い音や反対に低音が出ていない音がしていたら、ただSPの位置がずれていると思って下さい。T4でも、SPのコーン紙の厚みの差で、音の焦点が合うか合わないかが解ります。況んや、コンデンサー型の場合は、ラップと同じ薄さの膜が、左右で少しでもずれているとその音の差はすぐ解るのが怖いし、合うときの喜びも大きいですね。
狭い部屋でも、その位置が合ってしまえば、どこで聴いていてもバランスは合います。狭い部屋では、真ん中で聴かないで、端の方で聴いた方が、実在感が増すこともあります。でも、まずは位置調整です。ちなみに、大体目分量で位置を水平にして、どちらでも良いですから、1mmぐらい前後に動かしてみて下さい。ピントが合うという実感が解ると思います。ESL-57は、軽いから移動が楽です。実験をされるには格好のSPなのです。
まだ朝なので、小さな音でカラヤンのシェーンベルグを聴いています。小さな音でも、低弦が押し寄せてきます。そこがESL-57の良いところですね。


この写真を撮ったのが、11時半頃です。急ぎ高速に乗り、一時過ぎには八王子。お昼を取るまもなく三時半まで打ち合わせ。四時頃八王子インターから乗って、渋滞がはじまる国立府中まで行き、府中の免許センターに着いたのが、四時半丁度。窓口が閉まるところを無理言って、九月に切れる国際免許を更新しました。国によっては、免許の期限が一ヶ月無いと受け付けない場合もあるからです。間に合わしていただいて良かったです。

4トラックテープのやり直しで、再度テープの入れ替えもあります。棚はだいぶスペースが空いています。これがすべて、Cさんのお宅を埋めているわけです。ヘッドとアンプを交換してから、余りの音の差に、すべてやり直すと言う事になりました。いままで製作してきたファイルは600巻を越えています。それをすべてやり直すわけですから、Cさんの不屈の闘志には驚き、感謝をしています。

その為には、その数百巻のテープを再度送らなくてはいけません。実は、まだ大量にあるCBS系のテープには手が付いていません。それを後回しにしても、演奏の良い方を優先しています。もっとも、CBS系もワルターやホロビッツはファイル化が終わっていますが、圧倒的に多いバーンスタインやオーマンディーが手つかずなのです。

老人力は、いろいろなところに影響を及ぼします。このあたりは海抜900メートルを越えています。蓼科や原村の別荘地は、1200〜1300メートル以上ですから、それから比べたら低いのですが、それでも重い荷物を持って、何回も階段を上り下りすると息が切れてきます。テープはやはり重いです。何ケースも持ち運びするのは、大変な作業ですが、Cさんのご努力を思えば、そんなことは到底言ってられませんね。

一息入れて、久しぶりにR.GRFの音を聴きました。何時聴いても堂々とした音がします。Quadの44プリが、ノイズを出しはじめていたので、サウンドピットさんに修理をお願い致しました。パワーアンプの部品取り用にしていた予備の405IIも、完動品にして貰いました。これで、予備機が二台になりましたので、34か44のプリを今一台用意すれば、別な部屋で鳴らすことが出来ます。大阪に持って行きたいと考えています。また、Troubadour40とウーハーの組み合わせ時にマルチアンプで使えますね。

下の取っ手の付いたQuadのアンプは、Rogers 5/8用のモノラルマルチアンプです。上の二つが予備です。44や405は長い間大量に作られていたし、長持ちするので、いまでもとても求めやすい価格で手に入ります。日本では、真空管のアンプの方が有名だし人気もあるのですが、ESL-57やタンノイのSPを使われるのなら、断然44 + 405II の組み合わせをお薦めします。もちろん66 + 605も音が柔らかく良いのですが、価格が倍ぐらいしています。市場に出回っている量が違うからでしょうね。

アンプが暖まってきたので、久しぶりにESL-57を繋いで見ました。最初から良い音がします。私の装置はTANNOYやユニコーンでさえ、QUAD的な音がするとゴローさんに言われました。この音を聴くと、私の装置は皆、このESL的な音がしているなと改めて思いました。このSPは何時も言っていますが、左右のSPの前後をピッタリ合わせると、途端に目覚めます。眠い音や反対に低音が出ていない音がしていたら、ただSPの位置がずれていると思って下さい。T4でも、SPのコーン紙の厚みの差で、音の焦点が合うか合わないかが解ります。況んや、コンデンサー型の場合は、ラップと同じ薄さの膜が、左右で少しでもずれているとその音の差はすぐ解るのが怖いし、合うときの喜びも大きいですね。
狭い部屋でも、その位置が合ってしまえば、どこで聴いていてもバランスは合います。狭い部屋では、真ん中で聴かないで、端の方で聴いた方が、実在感が増すこともあります。でも、まずは位置調整です。ちなみに、大体目分量で位置を水平にして、どちらでも良いですから、1mmぐらい前後に動かしてみて下さい。ピントが合うという実感が解ると思います。ESL-57は、軽いから移動が楽です。実験をされるには格好のSPなのです。
まだ朝なので、小さな音でカラヤンのシェーンベルグを聴いています。小さな音でも、低弦が押し寄せてきます。そこがESL-57の良いところですね。


この写真を撮ったのが、11時半頃です。急ぎ高速に乗り、一時過ぎには八王子。お昼を取るまもなく三時半まで打ち合わせ。四時頃八王子インターから乗って、渋滞がはじまる国立府中まで行き、府中の免許センターに着いたのが、四時半丁度。窓口が閉まるところを無理言って、九月に切れる国際免許を更新しました。国によっては、免許の期限が一ヶ月無いと受け付けない場合もあるからです。間に合わしていただいて良かったです。
by TANNOY-GRF
| 2015-08-19 09:21
| 好きなテープ
|
Comments(5)

茅野の家の音は、低域が豊かに響き過ぎる傾向にあります。それは床が弱く、共鳴するからです。床が鳴り始めて、ボンボンいわないような音量にすると、楽しい音が聞こえてきます。足にも優しい、床の反発が、音にも優しいようですが、本格的に音を楽しむには、やはり床の補強も大事になります。
また、木の床と絨毯では音の出方がまったく違います。その意味でも、ESL-57の上を向いている設定が生きてくるようです。
また、木の床と絨毯では音の出方がまったく違います。その意味でも、ESL-57の上を向いている設定が生きてくるようです。

QuadのESL-57に44&405-2という組合せはその小体で洒落た姿かたちが好きで、昔からの憧れです。一度は所有してみたいセットです。
音は、残念ながらちゃんとした環境で聴いた事がありませんが、ESLの他機種から想像するに気持ちの良い音楽が流れるのでしょうね。
音は、残念ながらちゃんとした環境で聴いた事がありませんが、ESLの他機種から想像するに気持ちの良い音楽が流れるのでしょうね。

BOさん 何回か書いてはいるのですが、もし最後の一セットと言われたら、この茅野の組み合わせを残します。それほど、素晴らしい音楽を聴かせてくれるからです。一度、茅野に遊びに来ていただくと、その意味がお解りになると思います。置き方だけがとてもシビアで、皆さん真価を発揮できていないだけです。

メインテナンスが心配なのと、あとは置き場所ですね。既に家中がステレオだらけなので。ESLはやはり57が格好良いな。

ESL-57はよく故障のことを言われますが、梅雨の湿気さえ気をつければ、ほとんど問題ありません。100v使用で充分です。要するに、位置が合っていないから、損失しながら聴いているのですね。44+405+57で音楽の扉が開きます。