2015年 10月 21日
カテゴリーの分類? |
何時も記事を書くとき、最初にテーマが決まっていて、題名を書いてから本文を書き始めるときと、なにやら漠然としないで書き始めて、だんだんと考えが整理してきて、その中から最後に題名が浮かんでくるときの二通りがあります。私は持って回った言い方が嫌いなので、大体が簡単に書くようにしています。自分への備忘録の要素が大きいからです。
その代表が「旅の空」ですね。記録写真を時系列に並べておくだけで、この10年間の自分の軌跡が思い出されます。それは私の記録なのです。仕事柄、出張が多いので、様々な景色に出会うことがあります。観光旅行ではないので、行動の範囲や行くところは限定されるのですが、それでも、どこにも行けないお仕事の方から見ると、めずらしい景色が見れているのでは無いかと思います。
左に区分しているカテゴリーは、自分の興味のあるものを種類別に分類したものです。その記事の比率を見ると、
音楽関係 16%
演奏会場にて(好きな音楽会)130回
好きなレコード
好きなテープ
音楽旅行(海外の演奏会旅行)
オーディオ関係 36%
オーディオ雑感(オーディオ全般)
和室のユニコーン
デコラは魔術師
Hartleyの音
行ったり来たり(交友録)18%
好きな風景(家の外の風景です)10%
旅の空(国内・海外の旅行)15%
よしなしごと(何にも属さない事柄)5%
全体の記事数が1680件です。10年近く、よくも書いてきたものだと我ながら感心しています(笑)。なかでもオーディオ関係は、交友録も入れると半数を超えます。オーディオばかりやってきたことがばれますね(爆)。旅行と外の風景は、もう少しあると思っていましたが、合わせても四分の一です。それでも、400件も書いているのです。この10年間の記録ですね。
演奏会の記録も130回にもなります。ほぼ、毎月一回のペースになりました。有り難いことです。このブログを書く前は、オーディオファンでしたので年間数えるほどでした。変わった切っ掛けは、ハイティンク・シカゴのマーラーの六番ですね。あの衝撃で、ムラヴィンスキー以来久しぶりに感激しました。それから演奏会通いが増えたようです。
2011年の暮れに椀方さんが、Sさんを連れて来られました。その時にはじめてSさんとお会いしました。オーディオばかりではなく、演奏会通いが加速したのは彼のおかげでしょう。その後、紀尾井のメンバーになり、定期的に音楽会がよいが始まったのです。演奏会巡りでは、2013年のミューザ川崎での、ウィーンフィル、コンセルトヘボウ、そしてベルリンフィルの夢のような一週間と今年の八月のルツェルンでの一週間が演奏会経験の白眉でしょう。勿論、40年前のムラヴィンスキーは別ですが。
演奏会の印象を書くのは難しいです。聴いているときの印象は次々と変わっていくからです。そのときどきの各楽器の印象を覚えていきますがそれが言葉には置き換わらないから、音楽なのです。しかし、音楽を聴きながら頭の中を去来する印象を大事に書いています。生の演奏の醍醐味は、広大なダイナミックレンジと重なり合う音のハーモニー、圧倒的な打楽器群と金管楽器の咆哮。そして消え入るようなピアニシモの美しい音です。音楽は、文章には置き換わりません。いくら修辞を重ねても、その場にいる人しか味わえない音があるのです。
アナログレコードを聴き慣れた人は、その音の広大さに戸惑うかも知れません。歳を重ねてくるとどうしても、耳が聞こえなくなってきます。オーケストラを目の前にして、ヴォリュームを上げたくなる方も居られるでしょう。反対に被り付きで聴いて居られる方は、100名にもなろうとする大オーケストラの圧倒的なパワーに押されて、オーディオ装置では絶対でない音だと感激されています。
先日も、ロンドン響のキップがダブったとき、ウィーン旅行をしたS.O君にミューザの二階席の被り付きで聴いて貰いました。ブルックナーの七番だったので、事前にクレンペラーの名演を聞いて勉強してきたようです。演奏会後の印象を聴いたら、彼のオートグラフの音に比べて、ピアニシモの音が小さすぎて良く聞こえなかったと言われました。レコードは、ダイナミックレンジを圧縮して収録してあります。その音に慣れると、ミューザのような器の大きなホールでは、音が小さく感じるそうです。また、クレンペラーの様な演奏ではないと、言われました。それはそうです。でも、この様な会話が、文化会館の世代の音楽ファンには多いようです。文化会館では、レコード的な音がしました。
私は、ドンキホーテの風車への突進の如く、その生のオーケストラの感激を自分の部屋に持ち込みたいという無理難題に挑戦し続けています。どうやら二階席以上の上で聴く音は、音量的にも出来てきたようです。矢張り低域の再現ですね。それとクレッシェンドの自然だけれどどこまでも上昇していく怖いようなオーケストラの響きの片鱗がでればと調整を重ねているのです。いよいよ広い方の部屋でも、音圧的も負けないシステムの構築に入りました。最終コーナーを回っている遠心力に落馬しないように頑張っています(笑)。
カテゴリーの分類から、結局コンサートホールの音とそれを再現する装置の話しになってしまいました。今日は北陸の温泉地に来ています。最後の写真を入れると『旅の空』の分類になるのですが、この様に話は止めどもなく拡がり、彷徨するのが、老人力のなせる技ですね。
その代表が「旅の空」ですね。記録写真を時系列に並べておくだけで、この10年間の自分の軌跡が思い出されます。それは私の記録なのです。仕事柄、出張が多いので、様々な景色に出会うことがあります。観光旅行ではないので、行動の範囲や行くところは限定されるのですが、それでも、どこにも行けないお仕事の方から見ると、めずらしい景色が見れているのでは無いかと思います。
左に区分しているカテゴリーは、自分の興味のあるものを種類別に分類したものです。その記事の比率を見ると、
音楽関係 16%
演奏会場にて(好きな音楽会)130回
好きなレコード
好きなテープ
音楽旅行(海外の演奏会旅行)
オーディオ関係 36%
オーディオ雑感(オーディオ全般)
和室のユニコーン
デコラは魔術師
Hartleyの音
行ったり来たり(交友録)18%
好きな風景(家の外の風景です)10%
旅の空(国内・海外の旅行)15%
よしなしごと(何にも属さない事柄)5%
全体の記事数が1680件です。10年近く、よくも書いてきたものだと我ながら感心しています(笑)。なかでもオーディオ関係は、交友録も入れると半数を超えます。オーディオばかりやってきたことがばれますね(爆)。旅行と外の風景は、もう少しあると思っていましたが、合わせても四分の一です。それでも、400件も書いているのです。この10年間の記録ですね。
演奏会の記録も130回にもなります。ほぼ、毎月一回のペースになりました。有り難いことです。このブログを書く前は、オーディオファンでしたので年間数えるほどでした。変わった切っ掛けは、ハイティンク・シカゴのマーラーの六番ですね。あの衝撃で、ムラヴィンスキー以来久しぶりに感激しました。それから演奏会通いが増えたようです。
2011年の暮れに椀方さんが、Sさんを連れて来られました。その時にはじめてSさんとお会いしました。オーディオばかりではなく、演奏会通いが加速したのは彼のおかげでしょう。その後、紀尾井のメンバーになり、定期的に音楽会がよいが始まったのです。演奏会巡りでは、2013年のミューザ川崎での、ウィーンフィル、コンセルトヘボウ、そしてベルリンフィルの夢のような一週間と今年の八月のルツェルンでの一週間が演奏会経験の白眉でしょう。勿論、40年前のムラヴィンスキーは別ですが。
演奏会の印象を書くのは難しいです。聴いているときの印象は次々と変わっていくからです。そのときどきの各楽器の印象を覚えていきますがそれが言葉には置き換わらないから、音楽なのです。しかし、音楽を聴きながら頭の中を去来する印象を大事に書いています。生の演奏の醍醐味は、広大なダイナミックレンジと重なり合う音のハーモニー、圧倒的な打楽器群と金管楽器の咆哮。そして消え入るようなピアニシモの美しい音です。音楽は、文章には置き換わりません。いくら修辞を重ねても、その場にいる人しか味わえない音があるのです。
アナログレコードを聴き慣れた人は、その音の広大さに戸惑うかも知れません。歳を重ねてくるとどうしても、耳が聞こえなくなってきます。オーケストラを目の前にして、ヴォリュームを上げたくなる方も居られるでしょう。反対に被り付きで聴いて居られる方は、100名にもなろうとする大オーケストラの圧倒的なパワーに押されて、オーディオ装置では絶対でない音だと感激されています。
先日も、ロンドン響のキップがダブったとき、ウィーン旅行をしたS.O君にミューザの二階席の被り付きで聴いて貰いました。ブルックナーの七番だったので、事前にクレンペラーの名演を聞いて勉強してきたようです。演奏会後の印象を聴いたら、彼のオートグラフの音に比べて、ピアニシモの音が小さすぎて良く聞こえなかったと言われました。レコードは、ダイナミックレンジを圧縮して収録してあります。その音に慣れると、ミューザのような器の大きなホールでは、音が小さく感じるそうです。また、クレンペラーの様な演奏ではないと、言われました。それはそうです。でも、この様な会話が、文化会館の世代の音楽ファンには多いようです。文化会館では、レコード的な音がしました。
私は、ドンキホーテの風車への突進の如く、その生のオーケストラの感激を自分の部屋に持ち込みたいという無理難題に挑戦し続けています。どうやら二階席以上の上で聴く音は、音量的にも出来てきたようです。矢張り低域の再現ですね。それとクレッシェンドの自然だけれどどこまでも上昇していく怖いようなオーケストラの響きの片鱗がでればと調整を重ねているのです。いよいよ広い方の部屋でも、音圧的も負けないシステムの構築に入りました。最終コーナーを回っている遠心力に落馬しないように頑張っています(笑)。
カテゴリーの分類から、結局コンサートホールの音とそれを再現する装置の話しになってしまいました。今日は北陸の温泉地に来ています。最後の写真を入れると『旅の空』の分類になるのですが、この様に話は止めどもなく拡がり、彷徨するのが、老人力のなせる技ですね。
by TANNOY-GRF
| 2015-10-21 08:05
| よしなしごと
|
Comments(8)
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S.Y.
at 2015-10-21 12:55
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GRF さま
レレレ???
僕のGRF さんに対する印象が180 度変わりました。( 笑)
コンサート通いやオーディオの爆買( 失礼) は最近、始まったのですか?
S.Y
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Marble
at 2015-10-21 13:05
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これはまた素晴らしい風景ですね。お仕事とは言えこういった風景に出会った時はカメラを持ってくれば良かった!…と後悔することもあります。
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プー博士(Dr.Pooh)
at 2015-10-21 18:02
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仕事でも遊びでもパワーがあって驚きます。ぐうたらしていられない性格なのかな、ボケ防止には最高の環境ですね(笑)
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TANNOY-GRF at 2015-10-21 20:34
S.Yさん どの様に印象が180度も変わったのですか(笑)。コンサート通いは、年間数回、これはと思うオーケストラだけでしたね。
オーディオの爆買い?それほど、買っているつもりはありませんが、2011年以降ですね。それも収束です。思えば短い期間でした(笑)。
オーディオの爆買い?それほど、買っているつもりはありませんが、2011年以降ですね。それも収束です。思えば短い期間でした(笑)。
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by
TANNOY-GRF at 2015-10-21 20:36
Marbleさん ありがとうございます。今朝の6時半頃でした。比較的暖かい空気が入り込み、地表との温度差で、朝靄がでて幻想的な景色になった様です。最近は、携帯でこのぐらい撮れるようになってきたのが、嬉しいですね。
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TANNOY-GRF at 2015-10-21 20:38
プー博士 温泉地ですが、相変わらず仕事です。二時まで北陸にいましたが、四時前にはお茶の水を歩いていました。新幹線より飛行機の方が速いですね。
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S.Y.
at 2015-10-22 13:03
x
GRF さま
「180 度」は「ちょっと」に訂正。( 笑)
お若い頃から、国内外を問わず、コンサートを週に一度ならず、二度三度と通われている方だ、と思っていました。
「 2011 年以降ですね。それも収束です。思えば短い期間でした(笑)。」
ということなのですね。
「爆買い」は「爆替え」に訂正。( 爆)
そうなんです。僕がネット上で「GRF のある部屋」を発見( 失礼) した頃とGRF さんがユニコーンを聞かれて色々と試し始めた頃が、ほぼ同じだったのでしょうか?
そうです、震災の半年ぐらい前でしたでしょうか。
802diamondを導入して、セッティングに往生して、答えを探してネット上を右往左往していたころです。
「GRF のある部屋」を読み出して、これはとんでもない世界に遭遇してしまったものだと、思ったものです。
底無しというか、奥深いというか。
たちまちナグラ熱やらデコラ熱ではありませんが、オーディオのウイルスに感染してしまったのでした。
お蔭様で、平行法を知って、まだまだ先がありそうですが、今までは聞けたものではなかったクラシックの交響曲も自宅のオーディオで聞けるようになりました。
もちろん、ジャズもロックも各種民俗音楽も。
今現在は五畳半ばかりの小部屋で交差法( いま一つ調整法が分からないのですが) にも挑戦中です。
今後も、御健筆、よろしくお願いいたします。
S.Y
「180 度」は「ちょっと」に訂正。( 笑)
お若い頃から、国内外を問わず、コンサートを週に一度ならず、二度三度と通われている方だ、と思っていました。
「 2011 年以降ですね。それも収束です。思えば短い期間でした(笑)。」
ということなのですね。
「爆買い」は「爆替え」に訂正。( 爆)
そうなんです。僕がネット上で「GRF のある部屋」を発見( 失礼) した頃とGRF さんがユニコーンを聞かれて色々と試し始めた頃が、ほぼ同じだったのでしょうか?
そうです、震災の半年ぐらい前でしたでしょうか。
802diamondを導入して、セッティングに往生して、答えを探してネット上を右往左往していたころです。
「GRF のある部屋」を読み出して、これはとんでもない世界に遭遇してしまったものだと、思ったものです。
底無しというか、奥深いというか。
たちまちナグラ熱やらデコラ熱ではありませんが、オーディオのウイルスに感染してしまったのでした。
お蔭様で、平行法を知って、まだまだ先がありそうですが、今までは聞けたものではなかったクラシックの交響曲も自宅のオーディオで聞けるようになりました。
もちろん、ジャズもロックも各種民俗音楽も。
今現在は五畳半ばかりの小部屋で交差法( いま一つ調整法が分からないのですが) にも挑戦中です。
今後も、御健筆、よろしくお願いいたします。
S.Y
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TANNOY-GRF at 2015-10-22 17:52
ご健筆に努めますね(笑)。狭いお部屋の交差法は、簡単なんですが?コーナーにSPを置いて、正確に45度にするだけです。そこで、もし右によっていたら、左側のSPをちょっと内側に向ければ良いのです。かなり微妙ですが!健闘を祈ります。