2015年 11月 01日
ホログラフの音を求めて- 8 HさんとSさん |
Hさん Sさん
SPの実験でうつつを抜かしている内に、秋はドンドンと深まり、気がつけば山には雪も降り始めました。当方は相変わらず、大山さんのTroubadour用ウーファーのテストで明け暮れています。
ユニットの増締め、置く位置の微調整でウーファーは、ほぼ収まるところに来たと思い、横浜のMさんに来ていただいて現状の音を聞いて貰いました。Mさんには、私が試してきたいろいろな実験も再現して聞いて頂きました。
1. ウーファーとT-40との位相合わせ(12dbなので正相、逆相の繋がりの違い)
2. T-40の高域のレベル合わせ(0db、+2db、+4db)
3. ウェルフロートの有無の実験 (床とSPの間、SPと40の間、無しとの差)
4. アンプのインピーダンスの違い(4Ω、8Ωの違い)
5. インピーダンスの違いによるT-40のレベル合わせ
6. 最後に反射棒のあるなし
結果、相当なレヴェルまで到達しました。この装置が、大山君のところに戻したら、同じ場所に和室から運んでユニコーンを置いて実験して見ます。これらの実験は、CD34改 + サウンドパーツプリ + 6336B是枝アンプ・赤で実験しています。ぜひ、今の実験のおとを聴きに来てください。
GRF様
昨日は、ありがとうございました。昨日のトラバトール40と、低域用のスピーカーの組み合わせを聞かせていただき、写真からとても想像も出来ない音でした。私は、MBLという円形スピーカーにま、長年使って慣れており、ユニコーンもトラバトール80も所有し聴いております。しかし、そのどれとも違う音でした。人生初の音でした。オーディオをやり始めて、数十年経つのにです。人生、長生きしなくてはと思いました。
昨日、初めに「今日は、アンプやCDプレーヤーは前の装置で鳴らします。このレベルの装置で、どの様な音が出るのかを、体験してほしい」と、前置きされました。最初に聞かせていただいた音は、先日来られた時のM氏の好みのセッティングとのことで、確かに、以前、M氏宅にてトロバトール80とオーダーメイドの低域用のスピーカーのセッティングと共通する聴き覚えのある音でした。これは、これで、もう、何も言うことのない音でした。音の定位、自然な音の広がりなど、素晴らしいの一言でした。
次に、GRFさんバージョンのスピーカーのセッティングに変更して頂きました。初めは、事の成り行きが、つかめておりません。あまりの変化なのです。M氏の音は、以前にも体験しているので、音の成り行きは、把握できましたが、GRFさんバージョンの音は未体験の音で、充分に把握出来ないのです。
想像も出来ない音の広がり、上下左右、前後と、まるで、音のホログラフィーが目の前に出現したかのようでした。まるで、SF映画に出てくるホログラフィーが、目の前に現れ、見たこともない映像の中に入って行って、つかめないけど存在するかのような、そんな、感覚に陥りました。実際、SPの間を歩いて音の中に足を踏み入れた時に、オーケストラの中の一員になった気分になりました。また、端に行くと、舞台の袖で聴いているかのように、聴こえるではありませんか。私のMBLでも、このような体感はありません。
すべての楽器がまるで、美しい絹の織物の様に重なり合い融合しているのです。コンサートに行っても、このような体感は出来ないのではないかと思わせます。前に立てば、指揮者の気分になり、離れれば、2階席の最前列になります。キャサリン・バトルの声、フォン・オッターのリートのピアノ伴奏その存在感は、例えようもありません。まさに、ホログラフィーで、彼女が現れ、歌ってくれているのです。これなら、コンサートに行く必要がなくなります。
40でこれが実現できているのなら、80では、さらに期待出来るのではないかと、これから、また、楽しみが増えました。やはり、長生きはしなければ、このような体験も出来ませんね。お互い身体に気を付けて行きましょう!ありがとうございました。
H
GRF様
昨日はまた貴重な体験をさせて頂き、大変有難うございました。今回は今迄と違い、事前のお電話で「究極に迫る」と言える音なので是非聴いてほしい、とお招き頂きました。
振り返れば、最初にユニコーンを聴かせていただいた時、次元を超えて聴こえてくるコンサートの生音かと我が耳を疑い、言葉を失い、帰りは足元がおぼつかなく、「大丈夫ですか、気をつけて帰ってください」と言われたことが鮮明によみがえります。
その後も何度か衝撃の体験をさせて頂き、少し衝撃に慣れてきた感がありましたが、今回は定番の一つ、シューベルトのグレートの冒頭のホルンが鳴った瞬間、その異様なほどのリアルさに今迄とは更に次元が違うことを感じさせられました。
時間の制約もありオムニバスで幅広いソースを聴かせて頂きましたが、どのソースでも見事に聴かせてくれる様は、もはや非常にハイレベルな「再生」などではなく、正に目の前で「演奏」が繰り広げられているかのようです。
それと比べてしまうと過去に聴いたどのような素晴らしい音も、まだ「再生」であったのか、と、思わざるを得ませんでした。そのような現象に巡り会えたことに心から感謝しながらも、「聴かなければ良かった」との思いも交錯する複雑な余韻を味わっております。
部屋の寸法を測ったり、チャンネルデバイダーの情報を収集したり。40年位前にマルチチャンネルを自分なりには卒業したつもりだったのですが。これから悩ましい日が続きそうです。
S
どうやら、ご常連の皆さんにも、今回の音の次元の違いを感じて頂いたようです。ようやく音のホログラムが現れてきたようです。和室では、二階席から見下ろしていた音ですが、今回の音は、実際にホールの中に座り、空間の大きさを感じることが出来てきました。三次元の音の中に入り込んだ感覚です。部屋を真っ暗にすると、自分がどこにいるか解らなくなります。定番のガーディナ−・ウィーンフィルのシューベルト第九番の冒頭のホルンの音が、演奏会で聴く生の音になっていました。そして、第一ヴァイオリンの音も、手前には張り付かず、その後のコントラバスの柔らかな音も、我ながら驚いています。
長々とホログラムの音を書いてきましたが、これも自分への備忘録なのです。同じ事を何回も言うな!とお叱りを受けそうですが、自分のなかで反復し、整理していく過程で、次のステップが見えてくるのでしょう。自分の中では、ある程度納得して人様にお聞かせしていると、またその中に至らない点が沢山見えてきます。それを解決していく次の道程がある限り、オーディオの道は、深まりはすれ終わりはないのです。
自らの夢の大きさにときどき呆れることもありますが、同じ道を歩んでくれている友人がある限り、少しづつでも前に進んでいきたいと思っています。
SPの実験でうつつを抜かしている内に、秋はドンドンと深まり、気がつけば山には雪も降り始めました。当方は相変わらず、大山さんのTroubadour用ウーファーのテストで明け暮れています。
ユニットの増締め、置く位置の微調整でウーファーは、ほぼ収まるところに来たと思い、横浜のMさんに来ていただいて現状の音を聞いて貰いました。Mさんには、私が試してきたいろいろな実験も再現して聞いて頂きました。
1. ウーファーとT-40との位相合わせ(12dbなので正相、逆相の繋がりの違い)
2. T-40の高域のレベル合わせ(0db、+2db、+4db)
3. ウェルフロートの有無の実験 (床とSPの間、SPと40の間、無しとの差)
4. アンプのインピーダンスの違い(4Ω、8Ωの違い)
5. インピーダンスの違いによるT-40のレベル合わせ
6. 最後に反射棒のあるなし
結果、相当なレヴェルまで到達しました。この装置が、大山君のところに戻したら、同じ場所に和室から運んでユニコーンを置いて実験して見ます。これらの実験は、CD34改 + サウンドパーツプリ + 6336B是枝アンプ・赤で実験しています。ぜひ、今の実験のおとを聴きに来てください。
GRF様
昨日は、ありがとうございました。昨日のトラバトール40と、低域用のスピーカーの組み合わせを聞かせていただき、写真からとても想像も出来ない音でした。私は、MBLという円形スピーカーにま、長年使って慣れており、ユニコーンもトラバトール80も所有し聴いております。しかし、そのどれとも違う音でした。人生初の音でした。オーディオをやり始めて、数十年経つのにです。人生、長生きしなくてはと思いました。
昨日、初めに「今日は、アンプやCDプレーヤーは前の装置で鳴らします。このレベルの装置で、どの様な音が出るのかを、体験してほしい」と、前置きされました。最初に聞かせていただいた音は、先日来られた時のM氏の好みのセッティングとのことで、確かに、以前、M氏宅にてトロバトール80とオーダーメイドの低域用のスピーカーのセッティングと共通する聴き覚えのある音でした。これは、これで、もう、何も言うことのない音でした。音の定位、自然な音の広がりなど、素晴らしいの一言でした。
次に、GRFさんバージョンのスピーカーのセッティングに変更して頂きました。初めは、事の成り行きが、つかめておりません。あまりの変化なのです。M氏の音は、以前にも体験しているので、音の成り行きは、把握できましたが、GRFさんバージョンの音は未体験の音で、充分に把握出来ないのです。
想像も出来ない音の広がり、上下左右、前後と、まるで、音のホログラフィーが目の前に出現したかのようでした。まるで、SF映画に出てくるホログラフィーが、目の前に現れ、見たこともない映像の中に入って行って、つかめないけど存在するかのような、そんな、感覚に陥りました。実際、SPの間を歩いて音の中に足を踏み入れた時に、オーケストラの中の一員になった気分になりました。また、端に行くと、舞台の袖で聴いているかのように、聴こえるではありませんか。私のMBLでも、このような体感はありません。
すべての楽器がまるで、美しい絹の織物の様に重なり合い融合しているのです。コンサートに行っても、このような体感は出来ないのではないかと思わせます。前に立てば、指揮者の気分になり、離れれば、2階席の最前列になります。キャサリン・バトルの声、フォン・オッターのリートのピアノ伴奏その存在感は、例えようもありません。まさに、ホログラフィーで、彼女が現れ、歌ってくれているのです。これなら、コンサートに行く必要がなくなります。
40でこれが実現できているのなら、80では、さらに期待出来るのではないかと、これから、また、楽しみが増えました。やはり、長生きはしなければ、このような体験も出来ませんね。お互い身体に気を付けて行きましょう!ありがとうございました。
H
GRF様
昨日はまた貴重な体験をさせて頂き、大変有難うございました。今回は今迄と違い、事前のお電話で「究極に迫る」と言える音なので是非聴いてほしい、とお招き頂きました。
振り返れば、最初にユニコーンを聴かせていただいた時、次元を超えて聴こえてくるコンサートの生音かと我が耳を疑い、言葉を失い、帰りは足元がおぼつかなく、「大丈夫ですか、気をつけて帰ってください」と言われたことが鮮明によみがえります。
その後も何度か衝撃の体験をさせて頂き、少し衝撃に慣れてきた感がありましたが、今回は定番の一つ、シューベルトのグレートの冒頭のホルンが鳴った瞬間、その異様なほどのリアルさに今迄とは更に次元が違うことを感じさせられました。
時間の制約もありオムニバスで幅広いソースを聴かせて頂きましたが、どのソースでも見事に聴かせてくれる様は、もはや非常にハイレベルな「再生」などではなく、正に目の前で「演奏」が繰り広げられているかのようです。
それと比べてしまうと過去に聴いたどのような素晴らしい音も、まだ「再生」であったのか、と、思わざるを得ませんでした。そのような現象に巡り会えたことに心から感謝しながらも、「聴かなければ良かった」との思いも交錯する複雑な余韻を味わっております。
部屋の寸法を測ったり、チャンネルデバイダーの情報を収集したり。40年位前にマルチチャンネルを自分なりには卒業したつもりだったのですが。これから悩ましい日が続きそうです。
S
どうやら、ご常連の皆さんにも、今回の音の次元の違いを感じて頂いたようです。ようやく音のホログラムが現れてきたようです。和室では、二階席から見下ろしていた音ですが、今回の音は、実際にホールの中に座り、空間の大きさを感じることが出来てきました。三次元の音の中に入り込んだ感覚です。部屋を真っ暗にすると、自分がどこにいるか解らなくなります。定番のガーディナ−・ウィーンフィルのシューベルト第九番の冒頭のホルンの音が、演奏会で聴く生の音になっていました。そして、第一ヴァイオリンの音も、手前には張り付かず、その後のコントラバスの柔らかな音も、我ながら驚いています。
長々とホログラムの音を書いてきましたが、これも自分への備忘録なのです。同じ事を何回も言うな!とお叱りを受けそうですが、自分のなかで反復し、整理していく過程で、次のステップが見えてくるのでしょう。自分の中では、ある程度納得して人様にお聞かせしていると、またその中に至らない点が沢山見えてきます。それを解決していく次の道程がある限り、オーディオの道は、深まりはすれ終わりはないのです。
自らの夢の大きさにときどき呆れることもありますが、同じ道を歩んでくれている友人がある限り、少しづつでも前に進んでいきたいと思っています。
by TANNOY-GRF
| 2015-11-01 21:21
| オーディオ雑感
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Comments(2)

2週間ほど前にコッソリ聞かせていただいた実験中(各種パラメータ操作)の音とかなり様相が変わってきたようですね!?
UNICORNさん どんどん進化をしていますね。でも一番大事なのは、一緒に良いオーラを出してくれる方だと思いました。オーディオ好きな方は、時として負のオーラが出ますから、同じ装置でもいい音がしないようです(爆)。