2016年 01月 11日
エージングの不思議 |
例の実験機の試作二号機は、Hさんの隠れ屋で年を越えました。先週部屋を片付けて、Troubadourをメインに迎えたから、微調整に来てくれとのご要望で、いそいそと出かけて行きました。どの様な音になるか、楽しみだったからです。調整後はさすがに80の音は素晴らしく、40とは次元が違うリアリティが聴けてHさんも大喜びでした。次は本番と同じ材質、形状での塗装前の試作3号機が楽しみですね。
クリスマス前、一週間ほどエージングを兼ねて、家で40と組み合わせて鳴らしましたが、音がどんどんと昇華して行くのが解りました。キャビネットが振動されて、音が馴染んでいくのです。何回か、ユニットの増締めをしました。ユニットの振動で、少しずつ当たりがでて来るからでしょう。角度にすれば10度も回らないほどの微調整ですが、締め方によっても音は変わります。
実験機が無くなり、家もさびしいので、以前使った実験機の一号を大山さんい無理言って持って来ていただきました。ユニットやネットワークは、二号機に使っていますので、今回は、新品のユニットを聴くことになります。新品は、エージングがされていませんから繋いだばかりの音は、まだ寝ています。しばらく鳴らしていくと、目が醒めてくるのが解ります。しかし、まだまだ変わるでしょう。
二日目になりました。きょうは終日鳴らすことが出来ます。しかし、音は、昨日より悪くなっているのです。ネジの締め具合を見ると、昨日締めたばっかりなのに、まだすいすいと締まります。SPとキャビネットとの当たりがでてきたからでしょう。しばらく聴いていくと、低域がでなくなってきました。締まったと言うよりも、出なくなってきた感じです。念のため、大山さんに電話して、前の時と違った場所を確認しました。違いは、バラバラに出ていた前後のユニットの結線を一緒にしたぐらいだそうです。以前は、べつべつの入り口になっていたのをジャンパー線で繋いでいたのです。
それによる音の違いも有るのですが、今なっている音の様には違いません。ジャズヴォーカルを少し大音量でならして、SPのエージングをすすめることにしました。3〜4時間ならして、一晩おきました。
今朝は、再度、締め具合を確認します。昨日、きっちりと締めたはずのネジが、まだ数度分動きます。各場所の締め具合を統一して、鳴らして見ました。
おっ!
昨日と明らかに違います。前の時のようなホログラムが出始めました。これは微妙ですね。300Hzでのクロスですが、12db型なので、逆相に繋ぐのが論理的なのですが、300Hz以上の中高域は360度に放射されているので、普通の意味のスピーカーと違い、両方を試して見なければなりません。昨年末は、逆相でいい感じが出ていました。今回は正相の方がまとまりがよいようです。床に直置きしているからかもしれません。下に足をはいていると、前後の微妙な調整が出来ないから出来ないからです。
黒檀と同じぐらいの堅い木の足をはいてみました。底を空気が通るので、音が通気性がよくなり、床鳴りを押さえます。この場合は、正相の方が繋がりが良いようです。ここからが、微調整の本領を出すところですが、このまましばらくならして、もうすこし、エージングを進めてみましょう。きょうがまだ三日目ですから、音はよくなるでしょう。
クリスマス前、一週間ほどエージングを兼ねて、家で40と組み合わせて鳴らしましたが、音がどんどんと昇華して行くのが解りました。キャビネットが振動されて、音が馴染んでいくのです。何回か、ユニットの増締めをしました。ユニットの振動で、少しずつ当たりがでて来るからでしょう。角度にすれば10度も回らないほどの微調整ですが、締め方によっても音は変わります。
実験機が無くなり、家もさびしいので、以前使った実験機の一号を大山さんい無理言って持って来ていただきました。ユニットやネットワークは、二号機に使っていますので、今回は、新品のユニットを聴くことになります。新品は、エージングがされていませんから繋いだばかりの音は、まだ寝ています。しばらく鳴らしていくと、目が醒めてくるのが解ります。しかし、まだまだ変わるでしょう。
二日目になりました。きょうは終日鳴らすことが出来ます。しかし、音は、昨日より悪くなっているのです。ネジの締め具合を見ると、昨日締めたばっかりなのに、まだすいすいと締まります。SPとキャビネットとの当たりがでてきたからでしょう。しばらく聴いていくと、低域がでなくなってきました。締まったと言うよりも、出なくなってきた感じです。念のため、大山さんに電話して、前の時と違った場所を確認しました。違いは、バラバラに出ていた前後のユニットの結線を一緒にしたぐらいだそうです。以前は、べつべつの入り口になっていたのをジャンパー線で繋いでいたのです。
それによる音の違いも有るのですが、今なっている音の様には違いません。ジャズヴォーカルを少し大音量でならして、SPのエージングをすすめることにしました。3〜4時間ならして、一晩おきました。
今朝は、再度、締め具合を確認します。昨日、きっちりと締めたはずのネジが、まだ数度分動きます。各場所の締め具合を統一して、鳴らして見ました。
おっ!
昨日と明らかに違います。前の時のようなホログラムが出始めました。これは微妙ですね。300Hzでのクロスですが、12db型なので、逆相に繋ぐのが論理的なのですが、300Hz以上の中高域は360度に放射されているので、普通の意味のスピーカーと違い、両方を試して見なければなりません。昨年末は、逆相でいい感じが出ていました。今回は正相の方がまとまりがよいようです。床に直置きしているからかもしれません。下に足をはいていると、前後の微妙な調整が出来ないから出来ないからです。
黒檀と同じぐらいの堅い木の足をはいてみました。底を空気が通るので、音が通気性がよくなり、床鳴りを押さえます。この場合は、正相の方が繋がりが良いようです。ここからが、微調整の本領を出すところですが、このまましばらくならして、もうすこし、エージングを進めてみましょう。きょうがまだ三日目ですから、音はよくなるでしょう。
by TANNOY-GRF
| 2016-01-11 15:48
| オーディオ雑感
|
Comments(5)
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プー博士(Dr.Pooh)
at 2016-01-11 16:42
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ユニコーンの下には何か置いていますか?
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TANNOY-GRF at 2016-01-11 21:19
畳の部分は、床材の残りを敷いています。スパイク等は使っていません。
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プー博士(Dr.Pooh)
at 2016-01-11 21:31
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GRFのある広い部屋にあったときも何も敷いていなかったのでしょうか?わたしは何も使っていませんが使うことのメリットがあればと思いおうかがいしました(汗)
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TANNOY-GRF at 2016-01-11 23:18
何も敷いていませんでした。使うことのメリットは余り感じていません。だから使っていないのですね(笑)
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TANNOY-GRF at 2016-01-16 00:08
札幌から戻ってきて、5日経った音を聞いてみました。やはり変わりましたね。音を出していなくとも、自然にエージングされているようです。SPの締め具合も、しっとりとした感じで絶妙です。
明日は、じっくりと聞いてみます。この音なら誰かに聞かせたいぐらいになりました。不思議です。
明日は、じっくりと聞いてみます。この音なら誰かに聞かせたいぐらいになりました。不思議です。