2016年 03月 07日
日曜日の午後は |
日曜の午後は、HさんとSさんが、お忙しいスケジュールを縫って、実験機三号の音を聴きに来られました。Hさんのところには、私が何時も聴いているCDはほとんど揃っていますから、よほど音が良くなっていないと驚かないかもしれません。私のところとの違いは、おもに二号機と三号機のキャビネットの材質と補強の差です。それがまるで違う音がします。
実験機は、先週、Oさんが聴きに来られた後で、バスレフポートを正面に向ける形の実験を始めました。いままでは背後の方に空気が動いていたのですが、今回は前面に浸透してきます。それにより、最低域の動き方が変わって来ました。一言に言うと、楽に低音が出て来た感じです。鳴らし始めて一週間、今回は、ハードルが高くて、良い音のするポイントが、よりシビアに出て来ます。それだけ、精度の高い音が出ているからでしょう。
パワーアンプは、お二人が来られてからスイッチを入れました。音の推移を聴いていただこうかと思ったからです。最初は、最近の定番になっているMuddy Waters のFolk Songから二番目のトラックから聴いていただきました。奥行きの深い音が出ています。二号機との差が、Hさんには勿論すぐにお判りいただけたと思います。そして、先日のアバド・ウィーンフィルのブルックナーの第5番第二楽章を聴いていただき、静かに響くコントラバスのピチカート、オーボエの響き、静かに入ってくる弦楽器群、クラリネットの高音、そして低弦群のアタック!思ったような音が出て来ました。調整が上手く収まったようです。カーテンのすきまをすこし狭くして、音の集中度を高めました。
GRF様
本日は、再び強烈な、他では到底得られない刺激を経験させて頂き有難うございました。
振り返れば、最初のトラバドール40の実験機からGRFさんのオーディオは、まさに新時代のオーディオの領域に入った、あるいは次元の異なる世界に入った事を体験させて頂きましたが、今日はそれが更に完成度を高めつつある事を聴かせて頂きました。
あれ程、頂点に到達していたはずの、GRFやconsequenceの奏でる音も、「あれは頂点に違いないけれども、一つ前の世紀の出来事です」と表現しなければならない程、今始まった世界は隔たりが大きすぎて、この全く新しい次元の体験を共有していない人々には到底説明で伝えられるようなものではないことを今日もつくずく感じました。
オーディ云々を超越して、ただ演奏が目の前に物凄い実在感を伴って広がる・・・・という以外に言葉が見つかりません。全くジャンルは関係なく、なんでもOK! もしやユニコーンもこの次元の再生が出来るのでしょうか。次回お聴かせいただくのが大変楽しみです。
S
Sさん驚きが伝わってきます。二号機の実験機を使っているHさんは、音の出方や細部の表現の差に驚かれていました。でも同じ路線です。あとはシナ・アピトン製の本番を待つだけですね。きれいな仕上げになると、当然音も変わります。その差も楽しみになってきました。今日は時間が短かったので、駆け足でしたが、クラシックばかりではなく、イーグルスや45年前のフランク永井の実況盤も聴いていただき、会場の雰囲気のリアリティも聴いていただけました。これはこれで、オーディオ的にも面白いです。最後は、いつものハーディングのマーラーの10番。浸透していく音が、心に浸みていきます。
ユニコーンでも部屋の大きさがマッチすれば、近い音が出ます。最低域を支えてあげれば、スケール感が溢れた音になりますね。あの音のスケール感を更に大きく、ダイナミックレンジも深く、また楽々と出せるようにするのが、今の実験の目的です。昨日はそれが見えてきました。
GRFさま
今日は、日曜日でお休みのところ、また、お忙しいところをありがとうございました。今回のプロトタイプ3号は、なによりもあの造形が素晴らしいです。木目も綺麗に出ており、このまま、完成品と言われても納得してしまいそうな出来上がりでした。
早速、是枝アンプに火が入り、音出しが始まりました。アンプの入った直後から、聞き慣れた音像が現れてきます。しかし、まだ、十分なパワーを得ていない感じでしたが、間もなく、生き生きとした音像になってきました。自宅にあるプロトタイプ2号で、すでに、聞き慣れている、ショスタコーヴィチ15番、でも、材質の所為か広域のディテールが違います。明らかに粒が細いです。広域の細かさと同時に、まだ、エージングがされていないためなのか、少し、きつく感じました。しかし、それは、GRFさんが少し部屋のカーテンの開口を調整をするだけで、そのきつさがなくなってしまいました。
完璧ですね。もう、何も言うことがありません。ただ、音楽を聴きたいというその要求だけです。どの装置で聞かなければならないなんて、考える必要も無くなりました。今の自宅にあるプロトタイプ2号でさえも、十分満足して、音楽に没頭できるようになりました。これまでの、オーディオライフは、まさにこのSD05+トロバトール80+大山さんのウーファー+GRFさんの調整を持って、完結しましたね。これからは、心おきなく音楽に専念していけると思っております。
イーグルスのホテルカルフォルニアが鳴らされました。ライブレコーディングでした。まさに、ギターの音、シンパルの音、ドラム全てが生々しいです。このスピーカーは、このような、ライブレコーディングは、独壇場です。私の愛聴盤のパトリシアカースのエディトピアフ、パリでのコンサートライブは、日本で私は、同じものを聴きに行きましたが、その場が再現されております。オペラ座の怪人の25周年記念のパフォーマンス全て、劇場でのライブです。このライブレコーディングの再生は、このシステムでしか考えられません。いろいろ試しましたが、全てダメでした。その場の情景が出現しません。唯一、このシステムで可能となりました。
オーケストラのライブレコーディングももちろんしかりです。GRFさんは、ライブ盤でなくてもいいと言われますが、私は、何と言っても、あのオーケストラのライブ感、全ての音楽のライブ感を再現できる世界に稀なセットであると思います。ここまで実験機で鳴ると、本番品の一日も早い完成を願っています。
思えば、横浜のMさんお宅で聴かせていただき、トロバトール80を鳴らすために、ウーファーを小さくして欲しいという依頼させていただいたのが、今回の開発のきっかけでした。今日このような音楽を聴けるようになったのは、本当に、ラッキーでしたし、GRFさん、大山さんとの出会いがあったからこそと思います。その機会を作ってくださったSさんに本当に感謝しています。
この音が聴けて、いままでレコードや、テープを集めていて良かったと思いました。これから、これらのソースが、活躍する時が来ました。素晴らしい、オーディオライフ、音楽ライフを満喫させていただいております。ありがとうございました。
H
Hさんからも嬉しいお便りが、届きました。満足していただきよかったです。これで、Hさんは、大山さんの完成を安心して待てると思います。私も、この様な音が出て来て、ようやく、長い旅路のオーディオの終着駅が見えてきました。後は、いままで収集した音源をどこまで聴けるか、時間との競争になってきたようです。
実験機は、先週、Oさんが聴きに来られた後で、バスレフポートを正面に向ける形の実験を始めました。いままでは背後の方に空気が動いていたのですが、今回は前面に浸透してきます。それにより、最低域の動き方が変わって来ました。一言に言うと、楽に低音が出て来た感じです。鳴らし始めて一週間、今回は、ハードルが高くて、良い音のするポイントが、よりシビアに出て来ます。それだけ、精度の高い音が出ているからでしょう。
パワーアンプは、お二人が来られてからスイッチを入れました。音の推移を聴いていただこうかと思ったからです。最初は、最近の定番になっているMuddy Waters のFolk Songから二番目のトラックから聴いていただきました。奥行きの深い音が出ています。二号機との差が、Hさんには勿論すぐにお判りいただけたと思います。そして、先日のアバド・ウィーンフィルのブルックナーの第5番第二楽章を聴いていただき、静かに響くコントラバスのピチカート、オーボエの響き、静かに入ってくる弦楽器群、クラリネットの高音、そして低弦群のアタック!思ったような音が出て来ました。調整が上手く収まったようです。カーテンのすきまをすこし狭くして、音の集中度を高めました。
GRF様
本日は、再び強烈な、他では到底得られない刺激を経験させて頂き有難うございました。
振り返れば、最初のトラバドール40の実験機からGRFさんのオーディオは、まさに新時代のオーディオの領域に入った、あるいは次元の異なる世界に入った事を体験させて頂きましたが、今日はそれが更に完成度を高めつつある事を聴かせて頂きました。
あれ程、頂点に到達していたはずの、GRFやconsequenceの奏でる音も、「あれは頂点に違いないけれども、一つ前の世紀の出来事です」と表現しなければならない程、今始まった世界は隔たりが大きすぎて、この全く新しい次元の体験を共有していない人々には到底説明で伝えられるようなものではないことを今日もつくずく感じました。
オーディ云々を超越して、ただ演奏が目の前に物凄い実在感を伴って広がる・・・・という以外に言葉が見つかりません。全くジャンルは関係なく、なんでもOK! もしやユニコーンもこの次元の再生が出来るのでしょうか。次回お聴かせいただくのが大変楽しみです。
S
Sさん驚きが伝わってきます。二号機の実験機を使っているHさんは、音の出方や細部の表現の差に驚かれていました。でも同じ路線です。あとはシナ・アピトン製の本番を待つだけですね。きれいな仕上げになると、当然音も変わります。その差も楽しみになってきました。今日は時間が短かったので、駆け足でしたが、クラシックばかりではなく、イーグルスや45年前のフランク永井の実況盤も聴いていただき、会場の雰囲気のリアリティも聴いていただけました。これはこれで、オーディオ的にも面白いです。最後は、いつものハーディングのマーラーの10番。浸透していく音が、心に浸みていきます。
ユニコーンでも部屋の大きさがマッチすれば、近い音が出ます。最低域を支えてあげれば、スケール感が溢れた音になりますね。あの音のスケール感を更に大きく、ダイナミックレンジも深く、また楽々と出せるようにするのが、今の実験の目的です。昨日はそれが見えてきました。
GRFさま
今日は、日曜日でお休みのところ、また、お忙しいところをありがとうございました。今回のプロトタイプ3号は、なによりもあの造形が素晴らしいです。木目も綺麗に出ており、このまま、完成品と言われても納得してしまいそうな出来上がりでした。
早速、是枝アンプに火が入り、音出しが始まりました。アンプの入った直後から、聞き慣れた音像が現れてきます。しかし、まだ、十分なパワーを得ていない感じでしたが、間もなく、生き生きとした音像になってきました。自宅にあるプロトタイプ2号で、すでに、聞き慣れている、ショスタコーヴィチ15番、でも、材質の所為か広域のディテールが違います。明らかに粒が細いです。広域の細かさと同時に、まだ、エージングがされていないためなのか、少し、きつく感じました。しかし、それは、GRFさんが少し部屋のカーテンの開口を調整をするだけで、そのきつさがなくなってしまいました。
完璧ですね。もう、何も言うことがありません。ただ、音楽を聴きたいというその要求だけです。どの装置で聞かなければならないなんて、考える必要も無くなりました。今の自宅にあるプロトタイプ2号でさえも、十分満足して、音楽に没頭できるようになりました。これまでの、オーディオライフは、まさにこのSD05+トロバトール80+大山さんのウーファー+GRFさんの調整を持って、完結しましたね。これからは、心おきなく音楽に専念していけると思っております。
イーグルスのホテルカルフォルニアが鳴らされました。ライブレコーディングでした。まさに、ギターの音、シンパルの音、ドラム全てが生々しいです。このスピーカーは、このような、ライブレコーディングは、独壇場です。私の愛聴盤のパトリシアカースのエディトピアフ、パリでのコンサートライブは、日本で私は、同じものを聴きに行きましたが、その場が再現されております。オペラ座の怪人の25周年記念のパフォーマンス全て、劇場でのライブです。このライブレコーディングの再生は、このシステムでしか考えられません。いろいろ試しましたが、全てダメでした。その場の情景が出現しません。唯一、このシステムで可能となりました。
オーケストラのライブレコーディングももちろんしかりです。GRFさんは、ライブ盤でなくてもいいと言われますが、私は、何と言っても、あのオーケストラのライブ感、全ての音楽のライブ感を再現できる世界に稀なセットであると思います。ここまで実験機で鳴ると、本番品の一日も早い完成を願っています。
思えば、横浜のMさんお宅で聴かせていただき、トロバトール80を鳴らすために、ウーファーを小さくして欲しいという依頼させていただいたのが、今回の開発のきっかけでした。今日このような音楽を聴けるようになったのは、本当に、ラッキーでしたし、GRFさん、大山さんとの出会いがあったからこそと思います。その機会を作ってくださったSさんに本当に感謝しています。
この音が聴けて、いままでレコードや、テープを集めていて良かったと思いました。これから、これらのソースが、活躍する時が来ました。素晴らしい、オーディオライフ、音楽ライフを満喫させていただいております。ありがとうございました。
H
Hさんからも嬉しいお便りが、届きました。満足していただきよかったです。これで、Hさんは、大山さんの完成を安心して待てると思います。私も、この様な音が出て来て、ようやく、長い旅路のオーディオの終着駅が見えてきました。後は、いままで収集した音源をどこまで聴けるか、時間との競争になってきたようです。
by TANNOY-GRF
| 2016-03-07 15:59
| 来たり
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