2016年 04月 29日
Consequenceを久しぶりに |
B&OのBeolab 5の音が、壁いっぱいに広がっていく様に感心して、同じような音を出してみようと、久しぶりにConsequence を出してきました。ショールームで聞きながら、どこかで聞いたことのある音だと思っていました。全面の壁全体に音が上昇して広がっていく様です。それはこの半年追求してきた三次元の音ではなく、いわば二次元の広がりなのです。左右上下に目一杯展開してホールの中で聞いているような感じを思い起こさせます。奥行きは無いのですが、正面から聞いている限り何の不足もありません。
しかし、Consequenceを出してきて、すぐそのような音が鳴る訳ではないのです。Beolab 5は自分でバランスを整え、ステレオ音響を創造するのですが、こちらは、耳を頼ってその位置調整を行なわなければなりません。1mm違っても音が全く違う世界ですから、10センチも20センチも違ったていたらカンターテドミノの教会の中には入れないのです。
神様はそう簡単にはご降臨されません。T4で鳴っていたようなバランスでは鳴ってくれません。以前置いてあった位置は、床にかすかに残っていますが、大体の位置では鳴ってくれませんから、また音を聞きながら位置調整を一からやらなければなりません。アンプもSpectralを出してきて、プリアンプもやめて、ヴォリュームボックスを出してきました。うまくなっていた頃の写真を出してきて、床の木目を頼りに、SPの位置を追い求めていきます。すると、突然、部屋が教会になるのです。それは昼間B&Oが出していた音を超えてきました。
その後も、微妙な位置調整と、5つのSPの増締めを遣り過ぎないように行って、トルク管理を行います。ConsequenceのようなマルチSPシステムは、そこが大事ですね。夜になっても追い込んでいき、何でも鳴るようになってきました。

最近、聞き比べをしている武満徹のノヴェンバー・ステップスの聞いてみました。今日は、ハイティンク・コンセルトヘボウのオリジナル盤です。もとはアナログ録音ですね。この曲は、左右に分かれて聞こえるのだそうです。この演奏は確かに分かれていますね。遅々として進まないのですが、この連休中には読み終わりたい立花隆の武満徹対談集を読み進むうちに、やはり武満の音楽を聴きたくなって、この三枚のノヴェンバー・ステップスを求めて見ました。現役盤では無くて、二枚はアメリカ、ドイツからの中古です。いずれも演奏は凄まじいもので、気合いが入っていて、尺八や琵琶の音色が風を吹かせます。

その風が吹き抜けていくたびに、SPもアンプも目覚めてきて、ホールの実在感が増していきます。琵琶も尺八も凄まじい音色ですね。追求してきた三次元のサウンドではないのですが、大型装置の迫力有る音も楽しいです。
しかし、Consequenceを出してきて、すぐそのような音が鳴る訳ではないのです。Beolab 5は自分でバランスを整え、ステレオ音響を創造するのですが、こちらは、耳を頼ってその位置調整を行なわなければなりません。1mm違っても音が全く違う世界ですから、10センチも20センチも違ったていたらカンターテドミノの教会の中には入れないのです。
神様はそう簡単にはご降臨されません。T4で鳴っていたようなバランスでは鳴ってくれません。以前置いてあった位置は、床にかすかに残っていますが、大体の位置では鳴ってくれませんから、また音を聞きながら位置調整を一からやらなければなりません。アンプもSpectralを出してきて、プリアンプもやめて、ヴォリュームボックスを出してきました。うまくなっていた頃の写真を出してきて、床の木目を頼りに、SPの位置を追い求めていきます。すると、突然、部屋が教会になるのです。それは昼間B&Oが出していた音を超えてきました。
その後も、微妙な位置調整と、5つのSPの増締めを遣り過ぎないように行って、トルク管理を行います。ConsequenceのようなマルチSPシステムは、そこが大事ですね。夜になっても追い込んでいき、何でも鳴るようになってきました。

最近、聞き比べをしている武満徹のノヴェンバー・ステップスの聞いてみました。今日は、ハイティンク・コンセルトヘボウのオリジナル盤です。もとはアナログ録音ですね。この曲は、左右に分かれて聞こえるのだそうです。この演奏は確かに分かれていますね。遅々として進まないのですが、この連休中には読み終わりたい立花隆の武満徹対談集を読み進むうちに、やはり武満の音楽を聴きたくなって、この三枚のノヴェンバー・ステップスを求めて見ました。現役盤では無くて、二枚はアメリカ、ドイツからの中古です。いずれも演奏は凄まじいもので、気合いが入っていて、尺八や琵琶の音色が風を吹かせます。

その風が吹き抜けていくたびに、SPもアンプも目覚めてきて、ホールの実在感が増していきます。琵琶も尺八も凄まじい音色ですね。追求してきた三次元のサウンドではないのですが、大型装置の迫力有る音も楽しいです。
by TANNOY-GRF
| 2016-04-29 17:55
| オーディオ雑感
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Comments(2)

武満徹の追悼番組で、最後に、立花隆が話している途中で、泣き出してしまったのを見た時には、何かこう、こちらにも、伝わるものがありました。DENON盤と小澤盤は、その時に、買いました。弦楽のためのレクイエムは、その時に、初めて聴いたと思います。
立花隆さんの武満徹に掛ける思いの強さ、深さを感じさせる対談集です。その本を読みながら、彼の音楽を聴くと、言葉の向こうにある、思いとか、力とかを感じます。また、武満の音楽は、立花のような百万言をつくすような説明も必要としていたのだと、歌詞と曲のようなコラボレーションを感じました。